虹が咲き、白が交ざる   作:水甲

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やはりゆうぽむは偉大


18 お願いと未唯のユニット

未唯side

 

三船さんと打ち合わせをした結果、前夜祭を行うことが決まり、そのことを演劇部にお願いをしに来た私たち。

 

「前夜祭ですか?」

 

「はい、文化祭とスクールアイドルフェスティバルの前日に行うのですが、その総合演出を演劇部の皆さんに是非御願いしたいと思いまして」

 

「それってどんな企画をやるかってことも私たちが決めていいのかな?」

 

「勿論です」

 

「企画などは演劇部の皆さんの方がいいものを思い浮かべると思ってます」

 

「分かりました。三船さん、未唯さん。今回のお話引き受けます」

 

無事演劇部の了解も得た。特に揉めることなく進められてよかった。

 

「あ、しずく、そろそろ時間じゃない?」

 

「あ、そうでした。未唯さん、同好会に行きましょう」

 

「うん、三船さん。あとは任せても大丈夫かな?」

 

「えぇ頑張ってください」

 

私としずくちゃんは二人に挨拶をして、部室へと行くのであった。その途中……

 

「あの未唯さん」

 

「ん?何?」

 

「今回のお話なんですが…私、やってみたいことがあるんです」

 

「やってみたいこと?」

 

「ユニットを組みたいと思います」

 

ユニットか……でも珍しいな

 

「しずくちゃんから言いだすのって珍しいね」

 

「そうでしょうか?」

 

「うん、何というか……一年生ってかすみちゃん以外は基本的に積極的じゃないというか……しずくちゃんは自分からこれをやってみたいって感じじゃなく、誰かの意見を聞いて賛同するというか……」

 

「あはは、確かに未唯さんの言う通りですね……かすみさんだけじゃなく、璃奈さんとも違い、私にはあまり自分からやりたいと言い出すことはないですけど……でも」

 

「やりたいんだよね」

 

「はい!」

 

「いいと思うよ。それで誰と組むのって……決まってるか」

 

「歩夢さんとせつ菜さんとです…出来れば未唯さんとも…」

 

「私と?」

 

「はい、未唯さんとなら…今書いているものにピッタリなんです」

 

書いてるものって何だろう?歌詞とか?

 

「とりあえず一回お姉ちゃんに相談してからの方がいいよ」

 

「そうですね。出来れば未唯さんにも……」

 

「うん、付き合うよ」

 

それにしてもしくずちゃんとぽむお姉ちゃんとせつ菜さんのユニットか~どんな感じになるんだろうな?

というか私もユニット組むべきなんだろうけど……あんまりイメージができないんだよな~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部室にてフェスについてある話が出ていた

 

「そろそろフェスでやる曲を決めないとですね」

 

「ソロステージはやるとして~それとは別にユニット曲もやったりする~?」

 

「うん、いいかもそれ」

 

「私もやってみたい」

 

「次は愛さんとカリンでとっておきのダジャレMCやっちゃうよ~」

 

「そんなのお断りよ」

 

「え?」

 

「ダジャレは禁止」

 

「え~カリンにそんなことを言われたら……愛さんがっかりん」

 

「あははははは」

 

侑お姉ちゃん……ツボにはまってる。しずくちゃんはタイミングを見てこっそりとお姉ちゃんに頼みごとをするのが聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方、部室でお姉ちゃんに私としずくちゃんでユニットを組むことを話した

 

「そっか……うん、いいと思うよ」

 

「はい…それで少し……悩んでいることがあって」

 

「悩み?」

 

「はい、どうにも煮詰まっていて……」

 

「うーん、それだったらいいところがあるよ。今度の休み一緒に行かない?」

 

「いいところですか?」

 

「うん、いいところ。きっと閃くかもしれない。それに未唯も一緒にどうかな?」

 

「私も?」

 

「そうですね。未唯さんならきっといい答えを見つけてくれるはずです」

 

「そうかな……」

 

こうして今度の休み、三人で出かけることになった

 

「ところで未唯は誰かとユニット組まないの?」

 

「私?私は……」

 

「今回は未唯さんにピッタリですが…今後のことを思うと未唯さんは誰かと本格的に組んだ方が……」

 

「うーん、あまり思い浮かばないんだよね。誰かと組んでも私はきっと足を引っ張らないようにするのが精いっぱいな気がして……それに……」

 

「「それに?」」

 

「一緒に組みたいって心から思える人と組んでみたいなって……他校の人でも誰でも……」

 

「そっか、未唯らしいね」

 

笑顔で言うお姉ちゃんだけど、何というか私のわがままみたいなものだよね。これ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは明らかに私のミスだった。少し安心していた。だけど気づくべきことだった

 

「どうしたの?未唯」

 

「調子悪いんですか?」

 

「ううん、大丈夫だよ」

 

お姉ちゃんはいつも通りの私服で、しずくちゃんは少し気合が入ってる。いやそんなことよりも気にするべきことがある。それは……

 

「………」

 

離れたところの物陰で見覚えのあるものを見つけた。うん、あれはぽむお姉ちゃんの……だよね。

きっと朝辺り遊びに行かない?って誘ったぽむお姉ちゃんだけど、侑お姉ちゃんは断った。

そして私たちの待ち合わせ場所に向かうお姉ちゃんを見かけ、付いてきたのか……これ、素直に教えた方がいいのかな?はぁ……

 

 




未唯の場合は本当に心から望んでいる人と組みたいと思っています

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