虹が咲き、白が交ざる 作:水甲
今回も幕間回!
未唯side
遊園地の一件から次の日の夕方、私は生徒会室で三船さんを待っていた。どうにも書類を持ってくるのを忘れたとか……ただ待つのも暇だし、私はぽむお姉ちゃんから貰った衣装の候補を見ていた。すると書類を取りに来た三船さんが戻ってきた。
「お待たせしました。何を見ているんですか?」
「あ、これ?今度お姉ちゃん……歩夢ちゃんとしずくちゃんとせつ菜さんと一緒にゲストとしてユニット組むからその衣装を見てたの」
サーカスをイメージにした衣装。私は白を基調にし、スカートには三人のメンバーカラーが入っている。
「高柳さんに似合いますね」
「えへへ、ありがとう」
褒められると素直に嬉しいな~ってあれ?三船さん?
「何かあった?」
「何がですか?」
「いや、何だか『まさかあの人が?いやいや、そんなことは……』って顔をしてるけど……」
「高柳さんはそう言うことに直ぐ気がつきますね。まだ確証を得ていないのですが……」
「うんうん」
「高柳さんは優木せつ菜さんの正体を知っていますか?」
んん?何だかものすごいことを聞いてきたな…………基本的にせつ菜さんの正体については全校生徒知らない。せつ菜さんはまだ話したくないって言ってたし……
「まぁ知ってるけど……何で?」
「いえ……ただ気になったので」
これ、その内バレたりしないよね?だとしたら……まぁその時はその時で……
「とりあえず作業を進めちゃおう」
「そうですね……とはいえ、高柳さんが大体進めてくれているじゃないですか」
「あはは、まぁね」
「貴方はこういう仕事に適正がありますね……ただ」
「ただ?」
「高柳さんのステージを見ましたが、魅了されました」
「へ?」
「以前向いてないとかそういうことを言いましたが……高柳さんは本当に凄い人です」
三船さん……誉めすぎだよ……
「それで思ったのですが……高柳さんは自分自身のユニットを組まないのですか?」
「あー、ランジュさんにもみんなにも言われてるけど……私は本当に心の底から組みたいって人と組んでみたいって思ってるの」
「心の底から……」
「うん……そうしたいって思ってる……三船さんがスクールアイドルだったら、一緒に組めたんだけど……」
冗談みたくと言うか半分本気で言ってみると、三船さんは少し暗い顔をしていた
「私は……なれないですよ」
「え?」
「脱線しましたね。下校時間が近いので進めましょう」
「う、うん」
何かあるのかな?踏み込んでみたいけど……嫌がりそうだし……うーん……
「所で三船さん」
「はい?」
「私の事、未唯って呼んでいいよ。折角仲良くなったんだから」
「……それなら私の事を栞子と呼ぶんですか?」
「うん、栞子ちゃん!」
「……遠慮しておきます」
「えぇ~」
「高柳さんが呼ぶのは良いですが、私にはまだ……」
うーん、一応は距離が縮まったのかな?
そんな放課後の出来事であった。
次回からは6話の話をやります……
早く来週の栞子ちゃん回を見たい。書きたい!
感想待ってます!