虹が咲き、白が交ざる   作:水甲

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7話……マジで良かった……栞子ちゃん可愛すぎだろ……

今回も幕間!


25 未唯の後遺症

せつ菜side

 

未唯さんがきっかけをくれて、他の学校を使っての合同フェスティバルに向けて、準備を行うことになった。頑張った未唯さんはというと、あの話し合いから起きたが、未だにボーッとしている様子で、まだ覚醒してないとか……

そんなある日のこと…………

 

「…………」

 

「あ!未唯さん、起きたんですね!」

 

「……」

 

今までは起きては直ぐに寝てしまう感じではあったが、今はそんな感じはなく、きっと目覚めたのだろうと思っていると……未唯さんは近くにいた歩夢さんに抱きついた

 

「おっと……未唯ちゃん?」

 

「お姉ちゃん……歩夢お姉ちゃん~」

 

「んん?」

 

何だか呼び方が……それに何だか甘えている感じが…………

 

「あぁ、はいはい、どうしたの?」

 

「ん~ぎゅ~」

 

「抱き締めてほしいんだね。よしよし」

 

こ、これが未唯さんが頑張った後遺症……ただ子供みたいに甘えてるようにしか……

 

「書類持ってきましたよって……未唯姉?」

 

「あーこっちだったか」

 

すると苺さんと侑さんの二人がやって来ては、直ぐに未唯さんの様子を見て、特に驚く様子を見せなかった。

 

「今回は普通だね」

 

「だね」

 

「いやいや、未唯さんのこれを放っておいていいんですか!?」

 

「前に話したけど、未唯姉が全力の集中力を見せることによって、後遺症が発生するんだよ……全力集中時は見た目は子供で頭脳は大人な探偵とかおじいちゃんの名に懸けての探偵とか二人で一人のハーフボイルドの探偵みたいな感じにあらゆる面で凄い推理力や発想力を見せるけど、その分、未唯姉は……後遺症によって甘えん坊になる!」

 

「そ、そんなことがあり得るんですか?」

 

「今回は短い時間内だったから軽いものだけどね~因みにこの時は素直だから嘘とかつけないし、何しても記憶がないからね」

 

いや、記憶がないからって何かをするとかないですからね…………

 

「未唯ちゃん、一番好きな人って誰?」

 

歩夢さんーーーーー!?何を聞いてるんですか!?

 

「えっとね~歩夢お姉ちゃんと侑お姉ちゃん~」

 

「そっか~」

 

「そこは変わらないんだね。因みにせつ菜ちゃんは?」

 

「憧れの人~」

 

侑さんも……その変なことを聞かないでください……恥ずかしいんですから……

 

「失礼します……何事ですか?」

 

すると三船さんがやって来てはこの状況を見て不思議そうな顔をしていた。

 

「えっと実は……」

 

私は状況を説明すると……

 

「なるほど、とはいえこの状態では作業に集中できませんね……私の方は一段落したのでしばらく預かります」

 

「お願いします」

 

三船さん……色々と分かってくれて助かります…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

栞子side

 

生徒会室で高柳さんを見ることになった。基本的に大人しいのだけど……

 

「栞子ちゃん~」

 

くっつかれるのはどうにかしてほしい……無理に引き剥がすと何だか泣かれそう……

 

「あの高柳さん……離れてください」

 

「え~」

 

「え~ではありません……」

 

本当に子供みたいですね……そう言えばこの状態の時は記憶が残らないらしいと聞きましたが…………

 

「高柳さん」

 

「なに?」

 

「例えば……例えばの話ですが……私がもしも……スクールアイドルをやりたいと言ったら……どうします?」

 

「応援するよ~だって栞子ちゃんはスクールアイドルになれるから」

 

「無理ですよ……そんなの……」

 

「栞子ちゃん?」

 

「私は……後悔も失敗したくない……だから自分に合った適正に従う……それしか出来ないんです……」

 

思わず隠していた事を話してしまった……けど高柳さんは寝ている?

 

「あの高柳さん?」

 

「すぅ~」

 

本当に寝てますね……仕方ありません……もしかしたら起きたら忘れてるはずですし……何かかけておきましょう……

 

「もしも……もしも私がスクールアイドルになったら……あなたの事を未唯さんと呼んでいたかもしれませんね」

 

それはきっともう叶わないことだけど……今だけは……

 

「頑張りましょう……未唯さん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

未唯side

 

目が覚めると生徒会室だった。そう言えば……寝ちゃったんだっけ?

 

「起きましたか?高柳さん」

 

「うん、何だか迷惑かけちゃった?」

 

「いえ、少し積極的だったくらいですよ」

 

「そうなんだ……そう言えば、ここ最近の記憶がうっすらなんだけど……フェスは?文化祭は?」

 

「高柳さんと会長のお陰でなんとかなりそうですよ」

 

「良かった~私も回復したから手伝わないとね!」

 

「無理はなさらないでくださいね」

 

「うん!」

 

部室に行った方がいいよね。その前に……

 

「ねぇ栞子ちゃん」

 

「はい?何ですか?」

 

「……やっぱり何でもない」

 

私は生徒会室を後にして、部室に向かいつつ……

 

『私は……後悔も失敗したくない……だから自分に合った適正に従う……それしか出来ないんです……』

 

あの時の言葉は……栞子ちゃんの言葉だよね……栞子ちゃんは…………スクールアイドルになりたかった?




7話における栞子ちゃんに対しての説得の言葉はきっとディケイドのアギト回の説教の言葉が合うと思ってしまった。
次回は栞子ちゃん回!気合い入れて書きます!

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