虹が咲き、白が交ざる   作:水甲

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10話……エモエモでした!


37 しっかりもの?

未唯side

 

ある日の学校にて、シニエを連れてはんぺんに会いに行くと……

 

「あれ?ミアちゃん」

 

「ん?あぁ未唯か。シニエを連れてきたのかい?」

 

「うん、今日もシニエ、はんぺんの所じゃなく私の所に来たから」

 

シニエはどうにもお散歩委員の活動が終わる私の所に来るようになった。一体なんでだろうって思ったけど……

 

「なつかれている……と言うより親みたいなものだからじゃない?」

 

「あはは、それなら嬉しいな~」

 

シニエにこんなになつかれるの嬉しいな~

 

「にしても……本当に同じ血筋なのか?」

 

「へっ?何が?」

 

「君とうら。君の方がしっかりしてるよ」

 

「そ、そうかな?」

 

「うらは自由と言うより自由すぎるから……」

 

『まちなさーーーい!!』

 

『生徒会の人ですね!私は追われるようなことはしてないですよ!』

 

『あなたが科学部入ってから問題が……と言うより科学部部長もだけど、自由に行動しすぎです!』

 

『虹ヶ咲は自由が校風だよ!その自由を縛るのはどうなんですか!』

 

何か校舎からうらちゃんの声が聞こえてきたけど……うん、ミアちゃんが言いたいことが良く分かる

 

「止めなくていいのかい?」

 

「あーせつ菜さんには一応自由でも自由すぎるのは良くないから止めてねとは言ったけど……」

 

「なるほどね……まぁそういうことでうらを見ていると君はしっかりしてる感じがするよ」

 

「いやいや、私はそんなにしっかりは……」

 

「双子の妹は?どんな感じ?」

 

「えっと……まぁ苺ちゃんはしっかりしてるかな?頼りになるときだってあるし、あーでもたまに甘えてくるかな?」

 

あれ?良く考えると……私はミアちゃんの言う通りしっかりしてるのかな?

 

「それに君の場合は、色々と同好会のメンバーを助けてるし……しっかりものであってるよ」

 

「うーん、まぁ……小さい頃に比べたらそうかもしれないね」

 

うん、本当に小さい頃に比べたら、私は成長してる。

 

「小さい頃?」

 

「うん、小さい頃。お姉ちゃんたちの後ろに隠れてたりしてたし……」

 

「ふーん」

 

でもこうして誰かにしっかりものって言われるのは嬉しいな~

 

「それじゃシニエ。はんぺんの言うこと聞くんだよ」

 

「みー」

 

「ニャー」

 

はんぺん、任せろって言ってるみたいで可愛いな~

 

「あ、いたわ。未唯!」

 

するとランジュさんが駆け寄ってきた。あれ?何か約束あったっけ?

 

「貴方に許可を貰いたいの!」

 

「許可?」

 

「えぇ、侑や歩夢から話を聞いてどうしたらいいか悩んだけど……ちゃんと言わないといけないから……未唯!私とミア!栞子とユニット組んでもいいかしら?」

 

「へ?」

 

「貴方と栞子がユニットを組んでるけど……私も栞子と組みたい!だから許可を……」

 

「いや、許可いるの?」

 

「へ?」

 

「あーもしかして未唯が嫉妬するとか思ってた?」

 

「そうなの?」

 

「ほら、未唯と栞子は仲が良いし、変に二人の関係を崩すようなことをしたくないって、ランジュは遠慮してるんだと思うよ」

 

「あぁ、そうだったんだ……私は気にしないし……ランジュさんたちとのユニットも見てみたいって思ってるし……それに栞子ちゃんは誰のものでもないから……私は気にしてたのは練習時間とかちゃんと分けるようにした方がいいかなって思っていたくらいだし」

 

「あ、そうなの?なーんだ。侑と歩夢が気にしてたから」

 

「お姉ちゃんたちが?」

 

「えぇ、嫉妬してたらどうしようとか……大事になるかもしれないとか……」

 

「へー」

 

そっか~お姉ちゃんたちが……ちょっと「それ、まずは自分達が言われてることだよね?」ってお説教してこないと……

 

「それじゃミアちゃん、後でね。ランジュさんも」

 

 

 

 

 

 

 

ミアside

 

未唯を見送るけど……何となくわかった気がする。未唯がしっかりしている理由が……幼馴染みのために色々と頑張った結果なんだろうな……

 

 




幕間でした!
何気にこちらではミアは呼び捨てにしてると言う……
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