虹が咲き、白が交ざる 作:水甲
「では改めて!」
『スクールアイドル同好会へようこそ!』
今日は栞子ちゃん、ランジュさん、ミアちゃんの正式な同好会入部日、私たちは三人を盛大に歓迎した。
「こんなに歓迎されてるなんてなんか変な気分だわ」
「ランジュ緊張してるわけ?」
「な、慣れてないだけよ」
「同好会の皆さんまだまだ分からないことばかりですがどうぞよろしくお願いいたします」
栞子ちゃん、堅いな~
「栞子ちゃん、堅いよ~」
「す、すみません。未唯さん」
「まぁ未唯の言う通り、そんなに堅くなくてもいいと思う」
「そういうミアチは前から同好会にいるみたいだけどね!」
「ってミアチはやめろよ」
「だってミアチっぽいじゃ~ん」
「随分賑やかになったなぁ」
「全員揃うと部室もちょっぴり狭く感じるしね」
すると栞子ちゃんは入部届けをせつ菜さんに渡そうとしたけど……
「あの部長 入部届を提出したいのですが」
「いえ私は部長じゃないですよ」
せつ菜さんは言うなれば元部長だよね。それにしても……
「侑さんこちらをお願いします」
「あぁ部長は私じゃなくて…」
「ん、んん!この同好会の部長はこの中で一番人気があって実力があってとびきり可愛い子ですよ!」
「えっ?ランジュ?」
「んなわけないだろう」
「あ、では……未唯さんですか?」
「いや、私じゃないけど……」
「あの…人気と実力は皆さんお持ちですけど……しっかりした人を考え、せつ菜さんでも侑さんでもなければ、その次にしっかりしている未唯さんかと……」
前にミアちゃんと話したけど……客観的に見たら私はしっかりしているイメージなんだ
「同好会の部長はかすかすだよ」
「かすかすじゃありません!っていうか部長はかすみんですけど!かすかすって呼ばないでください!」
「キャンキャンうるさいなぁ。子犬みたいだ」
「こ、子犬!?かすみんはかすみんは子犬でもありません!ガルルルル…!」
「ミアちゃん、学年は上だけど年下なんだから年上の人にそんなこといったらダメだよ」
「OK。分かったよ」
「何でみい子には素直なの!」
「まぁまぁ かすみさん」
「もうこんな状態じゃ先が思いやられます。あ、そうだ。ねぇしず子んちって広いよね?みんなで泊まれる?」
「あ、うん。大丈夫だよ」
「みなさ~ん!」
「ん?」
「今度の連休は同好会のみんなで親睦を深めるためにお泊まり会を開いちゃいましょう!」
「お泊まり会……!」
「いいねぇお泊まり」
「せっかくだし色んな所に行きましょうよ」
「楽しみ」
お泊まり会か……同好会みんなとするのは夏以来だな~その前はユニット関係でお泊まりしたり、かすみちゃんの思い付きで一年生でやったりしたな~
フッとかすみちゃんの方を見ると何か企んでる?もしかして……(このお泊まり会でかすみんが同好会の部長であることを全員にきっちり教え込んでやります)なんて思ってそうだな~
かすみside
親睦会当日、私は小さな旗を持ち、あることを考えていた。
(かすみん部長化計画。それは部員の尊敬を一身に集め 新の部長となる壮大な計画)
「すごいですこれ。かすみさん全部予定を立ててきたんですね」
「気合い入ってるね」
「ま、部長として当然です」
「えっと…まずはショッピングして交流を深めるんだね」
(と見せかけてかすみん部長がみんなをバッチリ引率しリーダーシップを示してやります)
とは言えみい子にはかすみんの考えを読まれてそうですね……前の日に連絡が来て……
『予定表手伝う?』
なんて来たくらいですし……
まぁ今は何も言ってこないから大丈夫かな?
早速みんなで横浜を回ることに……なるのだけど……
「早速レッツゴー!」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
「ほらかすみちゃんも行こ行こ」
「うわぁぁ!ちょっと彼方先輩!」
未唯side
かすみちゃん、きっと完璧な引率をすると考えていたのかもしれないけど……多分難しいだろうな~同好会のみんなの事を考えると……
そんなことを思っていると璃奈ちゃんが果林さんにあるものを渡していた
「これを私に?」
「今日一日つけててほしい」
小さな猫のぬいぐるみだけど……あれってもしかして前に…………
「果林ちゃん似合いそう」
「ありがとう璃奈ちゃん」
果林さんは気づいてないけど……まぁそんなに悪いものではないし、いいか
未唯の察しが良すぎる
感想待ってます!