初めて仕えた神様は 作:メイドさん大好き
うむ、続けるとしたらこれはプロローグですな。
砕けた。
物理的にではなく心の壁が砕けた。
何によってか、は目の前にいる幼女にある。
小さい身体に特注のメイド服、本人はメイドさんを目指しているらしい。
まだまだ未熟だと言うが家事の慣れは凄まじいものである。
えっさほいさと洗濯物を運ぶ姿や足場を用意しての料理は鼻血を吹き出すかと思うくらいには可愛い。
てか、心配されるくらいには既に吹き出している。
「かみさま!」
「うーん?なんだい?」
「おりょうりできました!」
可愛い。
可愛すぎて昇天する。
料理も美味しそうだ、鼻腔をくすぐる香りは実にお腹を刺激する。
グラタン、それも基本的なマカロニグラタン。
ホワイトソースの匂いとチーズの匂いがこれまた良い。
そんな好い料理と共に膝の上にはメイドさんロリがいる。
最高ではないか、ロキに知られたらブチ切れられそう。
まあ、そんなことは関係ないのだ。
「どうですか!?」
「うん、いい‥‥‥!」
なんだ、これは言葉にできないぞ。
超美味い、超好き。
店のものには及ばない?
こういうのでいいんだよこういうので。
健気に子供が作ってくれた、元々美味しいのにそれが合わさると最強に繰り上がる。
お酒は、この子を襲ってしまいそうだから飲まないことにしよう。
「最高っ!キミは凄いよ!」
「えへへ、そんなに褒めないでくださいよぅ」
「おお、ここが
この子の為ならばボクはなんでもできると思う。
いくらでも働こう、ヘファイストスに掛け持ち頼みに行こうかな。
あ、でも寂しがらないかな。
ああ、子持ちの気持ちがよくわかるゥ!
ロキはこんな思いをしていたのか、畜生め。
「ご馳走様!美味しかったよ!」
「たべきってくれた!ありがとうございます!」
「お礼を言うのはボクの方なんだよなぁ」
ぴょこぴょこと食べきったグラタンのお皿を持って台所に駆けていく。
何度でも言うけど、超可愛い。
常に鼻血ダラダラ流れるけれどよろしいかな?
木箱に乗って?
必死に手を伸ばしてる、可愛い。
あ、蛇口に届いて水出た。
良かったねぇ、怪我してたらその蛇口をぶっ壊すところだったよ。
うむうむ、速い!
家事の熟練度が半端ないねぇ、ものすごく豆知識もあるし。
彼女は何者なのだろうか。
「せんたくものします!」
「ボクも手伝うよ」
「それには、およびません!おふろにどうぞ!」
「むぅ、心配だなぁ」
「だいじょぶです!」
え、尊死する。
ムフー、って胸を張ってるところなんてものすごく可愛いんですけど。
取り敢えずなるはやでお風呂に入ろう。
入ってきました。
愛の力があれば数分で済ませるなんて簡単なことよ。
ここ数日で鍛えた隠密技術であの子のことを見守る。
「━━━♪」
鼻歌歌ってる。
え、最強かな?
いやいやいや、あれ見て鼻血吹き出さない人がいたらボクはその人を殴るよ。
「できた!」
超可愛い。
満面の笑みが可愛い。
あれ以外の表情も全部かわいいんだよなぁ。
倒れてる時の顔はそんな顔にした奴をぶん殴りたくなる気分になったけどね。
教会内で倒れてたのを見つけたのが始まりだった。
あの子は安らかな表情で倒れていたんだ。
服装はメイド服、メイド服はあまり汚れていなかったがそれ以外が酷いものだった。
髪は元々の綺麗な赤い髪が台無しになっていて、身体は痣だらけだった。
死んでいるかと思ったけどそれでも見捨てられなかったから雨の中を走ったっけかな。
命に別状はなくて、その後にファミリアに入ったんだよね。
親もいない、記憶もない、記憶がないのは半分嘘だとわかったけどそれでも頼る伝手はないのは本当だった。
それ以上に可愛い、という一点に押されたからだったな。
「かみさま!」
「なんだい?」
「ねましょう!」
「一緒に寝ようね」
可愛い、超可愛い。
抱き合って寝よう、この子と一緒に寝よう。
明日も生きて帰ってきてくれることを願おう。
ものすごく目の前に二つの丘がある。
大きい、苦しい、でもなんだか安心できる。
ああ、これが母性なのかと理解すると同時に眠気が差し迫ってくる。
もう朝なのだから早く起きなければ。
それにヘスティアを起こさないように起きなければならない。
ものすごくいい場所なのだがこんな所が欠点だろう。
この程度ならば甘んじて受け入れよう。
何とか抜け出すとまっすぐ向かうのは台所。
洗濯物は諸事情で室内干しにするしかないのはこまったところだ。
「んーっ!」
キツイ。
いつやっても蛇口に手を届かせるのが難しい。
ヘスティア様に手伝ってもらうのもいいが、それはメイドさんとしてもプライドが許さない。
「よしっ」
冷蔵庫を確認したが、今日の朝ごはんは日本食にするとしよう。
白米にお味噌汁に漬物に焼き魚。
魚はないから適当にご飯に合うものにしよう。
足場あっても台所が高い。
どうしたらええんやこれは。
食べ歩きをしてオラリオの食文化を調べることは必要だ。
じゃが丸くんを始めとして様々な食べ物があることは分かっている。
日本のように生食はないようだが美味しいものは無数にあった。
なんとかして調べていきたいが、私の収入では思ったように調べられない。
それよりももう少し足場を高くしたいので工作もしたい。
やりたいことが多くて困ったものだ。
「うまくできてるかな?」
ファミリアとしての繋がりで極東の人達とのつながりはできている。
だから、極東の調味料や食べ物の仕入れは完璧なのである。
味見をしてみると結構美味しかった。
良かった。
詳細はほとんど書きませんでした。
だってほとんど考えてないもの。
ロリで赤毛以外は分からないね。
続けるとしたら、考えます。
なので感想ください、評価ください。