蒼青の勇者と剣の勇者の姉妹とその友達達は異世界でも最強   作:ジェットプテラ

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第百十六話が完成しました
まだアンケートをやって居ますので是非参加して下さい
其れではどうぞ


会議

王都を魔人族が襲撃した翌日。

魔人族の侵攻を食い止めたユエ達とクラスメイトを救助した私達はハジメに案内されて竜化したティオの背に乗って向かっている。

神山にある神代魔法を手に入れるためだ。

あと、軽くだけど恵里の力を使って檜山の魂を呼び寄せて取り調べをした

結論から言うと檜山を脱獄させたのはエヒトの神の使徒 ノイントだったようで檜山が使っていた鎧はノイントが用意したもので何も考えずに着たようだ

檜山はハジメを嫉妬から奈落の底へと突き落としたから如何にも胡散臭い話だって乗ってしまう

其れに檜山はメルドも殺した様で、私は倫理観が壊れた檜山をこれ以上放っておくわけにはいかなかっただろう

気を取り直して私達は神山の大迷宮の跡地に付いた

如何して跡地になったと言うと愛子が自身のスキル作農師スキル発酵操作でメタン発酵させて其れを竜化したティオをブレスで火をつけると大爆発して神山の大迷宮=聖教教会の総本山が跡形も無く吹き飛ばした

此れを聞いた私達は驚く

ハジメ曰く、ここにある神代魔法は〝魂魄魔法〟で、魔法陣に認められる条件は、2つ以上の大迷宮攻略の証を所持している事と、神に靡かない確固たる意志を有することらしい。

この世界の人間にとっては厳しい条件かもしれないが、私達にとっては簡単な条件だ。

因みに愛子も攻略者と認められて、既に魂魄魔法を所持しているらしい。

それで現在、竜化したティオの背に乗って向かっているわけだが、その途中で先生を助ける際に、ハジメとアテナがエヒトのノイントと劣化版の神の使徒を名乗る女性と戦ったらしい。

ノイントは物質を分解する力を持ち、ハジメが劣化版の神の使徒、アテナがノイントとバトルをして勝利した。

でハジメはちゃっかりノイントの死体を回収している

そうこうして居る内に神山の頂上にある聖教教会総本山が見えてくるはずだったのだが

 

「………………何だこりゃ?」

 

「あぁ、結構派手に言ったね」 

 

牙十郎と私は思わずそう漏らした。

ハジメが言ったように教会総本山があるはずの神山の頂上は、まるで強力な爆弾が爆発したかのように根こそぎ吹き飛ばされていた

聞いてみると実際見てみるとは大きく違ってくる

 

「あ~……其れが、ティオと先生がした後だ」

 

「ティオはともかく愛子先生も!?」

 

ハジメの言葉にルーズが驚く。

 

『正確には火種は妾じゃが、ここまでの威力になったのは先生殿の力じゃな』

 

「でも、愛ちゃんの天職って作農師でしょ? どうやったらこんな真似が出来る訳?」

 

ティオの言葉に優花が言い返すと、

 

「簡単に言うとだ、作物が発酵する時にはメタン………可燃性のガスが発生するだろ?

 で、先生の技能の中には〝発酵操作〟つー技能があったんだわ」

 

「…………もしかしてそれを結界の周りで可燃性ガスを充満させてティオのブレスで引火させたんですか?」

 

刷庫がそう聞くと、

 

「そう言う事だ。

 まあ、先生達にとってもここまでの威力は予想外らしくてな………爆発の瞬間なんてキノコ雲が出来てたぞ」

 

ハジメの言葉に顔を引きつらせながら俺は改めて爆心地を見る。

 

「………その……先生は大丈夫だったの?」

 

鷹音がそう口にして、私達はハッとなった。

総本山が無人という事はまずないだろう。

ハジメとアテナの話では真の神の使徒を援護するためのイシュタルをハジメとした多くの信徒が状態異常魔法を唱え続けていたらしい。

それを阻止するためにティオと愛子先生が奮闘したらしいのだが、その結果がこれだ。

少なくとも、総本山に居た者達は一緒に消し飛んだだろう。

 

『流石に動揺はしておられたが、何とか割り切っておるよ。

 まあ、ご主人が抱きしめて慰めたのが大きかったのかもしれんがの』

 

そう言うティオは少し楽しそうだった。

 

「ハジメ君………? もしかして先生にまで………?」

 

香織がハジメにジト目を向ける。

ハジメはその視線に気付かない振りを続けた。

やがて、その聖教教会跡地へ降りると、半透明の禿げ頭の男性が現れた。

 

「………あれは?」

 

ユエが尋ねると、

 

「神山の大迷宮の創設者、ラウス・バーンだ。あいつに付いて行くと転移魔法陣がある」

 

ハジメの言葉通り先へ進むと転移魔法陣があり、それに踏み込むと光沢のある黒塗りの部屋に転移した。

その部屋の中央には神代魔法の魔法陣がある。

その中に足を進めると、いつもよりも深い所まで入り込んでくる感覚がして皆が呻き声を上げる。

まあ、直ぐに収まったが。

そして手に入れたのはハジメの言った通り魂魄魔法だった。

魂に干渉できる魔法の様だ。

魔法適性は相変わらずユエが抜群である。

その後私達は転送陣で元の場所に戻り神山を降りる


神山を降りた私達は其々別れた

ユエ、シア、ティオ、チロル、雷槍はギルドを通して魔人族の侵攻で破壊された王都の復興作業の依頼を受けて居る

ユエ、ティオは魔法を駆使してチロルと雷槍は特典で退かしてシアが仮面ライダーシーカーのパワードビルダーフォームの能力を最大に生かして建物を植物が生れるようにぽんぽんと創る

王都の人達はハジメ作のアーティファクトの〔ヒュベリオン〕を見てエヒトが用意したものだと思っており

 

「勇者様がエヒト様にお祈りになられ、あの断罪の光を現世に顕現させた!!」

 

「勇者様ばんざい!」

 

「王国ばんざい!」

 

「エヒト様ばんざい!」

 

プチおまつり状態になって居る

そして現在私達は王宮の一室の大きな長方形の机が設置されている会議室に私達は集まっていた。

因みに雷槍はお使いを頼んでいる

私達の仲間とクラスメイト以外にリリアーナとメルドの様に死んでいたと思われていたがデビットは生きており此処に居る

で如何して私達が此処に居る理由としては

 

「では、これから第一回勇者会議を始める」

 

ハジメ君が手を上げて宣言した。

理由としては私達が集めた情報をクラスメイト達に情報共有をする為だ

 

「司会進行は私が務めるよ」

 

と、私が続ける。

別にハジメ君が司会進行役をしてもいいけど、今回のような会議は私の方が慣れているし、何より私から幾つか皆に伝えたいことがあるので、それを説明する状況を造りやすくするためにも私が司会進行役を買って出ることにした。

 

「さて、まずは――」

 

私が会議を始めようとすると

 

Meister, die Blitzlanze ist bei Milady angekommen(マスター、雷槍がミレディの下へ到着しまし).()

 

「そう繫げて」

 

Verstanden(了解)

 

私達を囲んでいる大きな長方形の机の中心に空中ディスプレイが投影されて

 

『ちょあーーー! 絶妙なタイミングで現れるぅ、美少女戦士、ミレディ・ライセンたん☆ ここに参上!』

 

子供位の背丈のゴーレムが空中ディスプレイ映し出される

 

「「「「「「「「「……………………」」」」」」」」

 

会議室に居る全員が唖然としている。

 

「お久しぶりです

 ミレディ・ライセンさん」 

 

『なんだよぉ~、せっかく雷槍君が急に来て参加して欲しいと言われていざ参加してみれば~、ノーリアクションかよぉ~。ミレディちゃん泣いちゃうぞ! シクシク、チラチラッてしちゃうぞぉ?』

 

「…うぜぇ」

 

「確かにミレディさんだね……」

 

「すいません

 ですが今回雷槍に頼んだのはクラスメイト達と私が信頼できるこの世界の人に私達が集めた情報の提供と私と黒花の両親、鞘波・A・氷水と鞘波・A・錬から聞いた情報を基にこの世界で神と呼ばれているエヒトの正体の推測を言う為にです」

 

其れを聞いたミレディは目つきを細めて

 

『…ふ~ん、話して』

 

「分かりました

 ではまずは――」

 

「待って下さい」

 

愛子は慌てながらが手を上げて発言する。

 

「どうぞ」

 

「えっと…今空中ディスプレイに映っているそちらの方について聞きたいのですが。

 行き成り現れて其れに翼愛さん達の事も知っているようで…一体、何者なんですか?」

 

 と、愛子先生が見ているのは空中ディスプレイに映るミレディだ。

 まあ、ミレディさんについては私、黒花、アテナ、雷槍、牙十郎、ハジメ、ユエ、シア、チロルの、ライセン大迷宮を攻略したメンバーしか知らないから当然の疑問だとは思う。

ミレディは自身に視線が集まっているのに気付くとニヤリとした笑みを浮かべ、両手を大きく広げるとウザい口調でふざけた挨拶をした。

 

『私のことが気になっちゃう感じ~? や~ん、ミレディさんってば人気者~!』

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「……うぜぇ」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

「遊んでないで真面目にやれ」

 

ハジメ君が青筋を立てながらミレディにファックサインを送る

其れを見たミレディを咳払いしてから自己紹介を促した。

 

『はじめましての人ははじめまして~

 私こそが“解放者”のリーダー、ミレディ・ライセンだよぉ~

 以後よろしく~』

 

「……ご主人様、これが本当にあの解放者のリーダーなのかの?」

 

「信じたくない気持ちは分かるが……コイツは本物のミレディ・ライセンだ」

 

「…俄には信じられぬ話じゃの」

 

ティオさんは目の前の空中ディスプレイに映る子供位の背丈のゴーレムがミレディ・ライセンであることに疑惑の表情を浮かべている。

他の面々も大体似たような表情を浮かべている中、ただ一人、リリアーナだけがミレディ・ライセンという名前に大きな反応を見せた。

 

「ミレディ・ライセン?

 まさか、あのミレディ・ライセンですか!?」

 

「リリアーナ、知ってるんですか?」

 

「あ、はい

 王宮に保管されている禁書で読んだ事が有ります

 世界数多の聖人達を悪に堕とし、世界を滅ぼそうとした反逆者の首魁。

 元々は処刑場として使われていたライセン大峡谷とそこの監獄施設を管理するライセン伯爵家の令嬢だったんですけど、ある日、突如としてライセン伯爵家を滅ぼして活動を開始したと記されていました」

 

『あらら~、ミレディちゃんも随分と有名になったものだね~』

 

遠藤の質問にリリアーナは静かな口調で自身の知る情報を説明する。

どうやら、王都の図書館で解放者の情報を見つけることが出来なかったのは、記録が残されていなかったからではなく、禁書として隠されていたからみたいだ。

ミレディさんの様子からしてリリアーナさんの説明は大体合っているんだろうけど……個人的に、どうにも納得が行かない部分がある。

 

「ミレディが……」

 

「……伯爵令嬢ですか!?」

 

信じられないと、顔全体を使って表現しているユエさんとシアさん。

気持ちは分かる。

私達だって、ミレディさんが元貴族とか信じられない。

 

「ですが神の実態を知った今となっては貴女を反逆者と呼ぶのは失礼に当たりますね。

 …申し訳ございません、ミレディさん

 今まで、私は貴女達のことを誤解していた」

 

『いやいや、そんなに気にしないでよ

 世間一般から見れば私達が反逆者なのは確かだし、神への反逆を企てたという意味では反逆者なのも事実だしさ』

 

深く頭を下げるリリアーナに、ミレディさんはあたふたと慰めに入る。

ミレディさんについての話を聞いていた優花さんが、真剣な眼差しをミレディさんへと向けると、ミレディさんへと質問を投げかける。

 

「そんなに凄い人ならどうしてこれまで出てこなかったのよ?

 ウルの町の時とか、今回の王都襲撃とか、ダンジョンに出したゴーレムを出す事出来たんじゃない?」

 

「…それは俺も気になるな。ミレディ、その辺りはどうなんだ?」

 

『あのねぇ~、私だって好きで引き籠ってるわけじゃないんだよ。今回だって、雷槍が来て雷槍からエヒトの正体を話すと聞いたからわざわざ参加したんだよ

 本当だったらライセン大迷宮の奥で穴蔵を決め込んでいるところだったんだからね?』

 

実にイラッとする話し方で優花さんとハジメ君の質問にミレディさんは答える。

その『やれやれだぜ』と言うように肩を竦める仕草にイラッとしつつ、ミレディさんに事情の説明を促すと、驚愕の理由をミレディさんは話してくれた。

 

『私が何百年……ううん、何千年この体で生きていると思うの? 私の魂魄も魔力ももう限界ギリギリなんだよ。

 それこそ、もう二度と戦うことが出来ない程度には尽きちゃってるの

 あの時君達が来た時に戦える分をもう使いきっちゃったんだよ』

 

「な――」

 

 そのミレディさんの告白に私達の誰もが絶句した。

 

『でもあの時、何も出来ずに負けて、皆バラバラになって、それでもって大迷宮なんて作って……ずっと、この時を待ってた。

 今、この時代、人々に力を与えて真実を話す事が出来て運命を抗う意志を託せる

 ここまで私が生き長らえた理由なんだもん』

 

「…………………………」

 

『仲間との、私の大切な人達との約束――“悪い神を倒して世界を救おう!”な~んて御伽噺みたいな、馬鹿げてるけど本気で交わし合った約束を果たすためには、今回の会議に参加したんだよ

 この時代を逃したら二度とチャンスは訪れないかもしれない。……だったら、この残り滓みたいな命を君達の為に使う価値は十分にある。

 君達は私の――私達の最後の希望なんだから』

 

ミレディさんの言葉を私達は黙って聞いていた。

 分達など想像もつかないほど昔から胸に秘め続けた想いを、今この時代、果たすために私達に力を貸してくれたのだと理解したから。

 

『…だから、お願いします。

 私達の悲願を叶えるために力を貸してください』

 

そのミレディさんの真剣な言葉に私達は――

 

「…当然だ。

 元々、俺達が元の世界に帰るにはエヒトの野郎は邪魔だからな」

 

「そういうこと。

 きっちりあの世の彼方まで消し飛ばして上げるよ」

 

「わ、私も微力ながらお手伝いします!

 生徒達をこんなことに巻き込んだ邪神なんて許しておけません!」

 

「分かった……俺も力を貸す」

 

強い意志を込めた言葉で返した。

それは、私達だけじゃない。

私達の仲間も同じ考えの様だ

 

『ありがとうね、みんな』

 

きっと、生身ならばミレディさんの目尻には光るものが溢れていただろう。

そう思わせるほど、ミレディさんの声は震えていた。

 

『さぁ、皆。

 私の話は此処までだよん。

 そろそろ会議の本題に入らないとね☆』

 

 真剣な雰囲気が幻のように霧散してウザい雰囲気に戻ったのを感じ、なんだか妙に安心したような気分になってしまう。

 さて、ミレディさんの話が終わったところで次は私の話をするとしようかな。

 

「さて、それじゃあ本題に……と、行きたいところだけど、その前にも私からも話しておきたいことがあるんだよね」

 

「何を話すのかしら?」

 

「私達、家族の正体について」

 

「アイアイの家族の正体?」

 

「うん。此処にいるメンバーには私の秘密について話しておこうと思ってね

 私の両親、鞘波・A・氷水と鞘波・A・錬は嘗てこの世界とは別の異世界に召喚された。

 そこで波と呼ばれる世界を破滅へと導く厄災を起こしていた黒幕――神を殺して世界を救った勇者の一人なんだよ」

 

『アイちゃんのご両親が神殺しを成し遂げた勇者……?』

 

 私の説明にミレディさんが心底驚いたというような表情を浮かべる。

 

「そう。私のお父さんは剣の勇者、お母さんは蒼青の勇者として異世界に召喚された。

 そこで、世界を救った後に二人は結婚したの」

 

 私の衝撃的な告白に誰もが――特に地球組の面々が固まっている。

 当然だろう。何せ、こんな身近にファンタジー極まる存在がいたのだから。

 

「まあ、私の話はどうでもいいことだよ。私がこの姿を公開した理由は、私の知る神を僭称する者の正体について話しておきたいと思ったからなの」

 

「…神の正体だと?」

 

「うん。神の正体は――異世界人だよ」

 

「は?」

 

 その言葉に全員が口をポカンと開いた。

 気にせず、私は神を僭称する者の正体について説明する。

 

「私達の元々いた世界やこの世界とは異なる、高度に発展した異世界で神に等しい領域まで至った者――それが神を僭称する者の正体だよ」

 

「神に等しい領域って……」

 

 香織さんがやや呆れと怒りの混じった口調で尋ねてくる。

 

「延命、不老不死なんかの類が錬金術の目的に掲げられるのは分かるよね?

 そういった死なない研究を始める世界があるんだよ

 やがてその研究が完成し、人々は不死になる

 体を切り裂かれても死なない体、何万年経っても衰えない精神」

 

それは最早、創作物の物語とかを超越している先の話。

不死を題材とした物語はそれほど珍しくないけど、不死故に周りの人が死んでいく苦しみだったり、不死者が過酷な道を歩むというのがよくある展開だよ。

だけど、衰えない精神のおかげで耐えられる。

耐えられるようになってしまう。

ましてや自分だけが不死になる訳ではなく、ある種、文明の完成型と言っても過言ではないかもしれない。

 

「その過程で様々な力を得た結果……神と名乗れる程の文明を築いた。

 例えば、文明の入っていない秘境にいる原始人のような生活をしている人達の集落に行って……アーティファクトみたいな品々を見せれば、その集落の住人を持ってきた相手をどんな目で見ると思う?」

 

「……魔法使いとかその程度ならまだマシかもしれないわね」

 

「そうだな……神様が来たと思うかもしれないぜ」

 

「じゃあ、そんな連中が異世界を観測する術を発見したらどうかな?」

 

 答えは凄く単純だ。

 

「異世界を支配しようと侵略を始めるのか」

 

「それはまだマシな方だよ。

 交流とか侵略を考えるだろうけど、そうする意味のないほど発展した世界だったら……もはや異世界なんて玩具にしてもいいと考えても不思議じゃない。

 丁度、この世界の神様みたいにね」

 

ギリッ、と、歯を食い縛る音が聞こえた。

視線を向ければ、そこには憤怒の表情を浮かべるミレディさんの姿があった。

 

「それが……クソ野郎共の正体なの?」

 

「あくまでこれは一例だよ。

 神を僭称する者が世界を玩ぶ理由なんて幾らでもある。

 例えば、私の両親を召喚した世界を侵略した女神メディア・ピデス・マーキナーはLv上げの経験値稼ぎの為だけに幾つもの世界を滅ぼしてきた」

 

「…け、経験値稼ぎの為に世界を滅ぼした?」

 

「うん。

 世界から魔法要素や命を吸い取り、自らの力にするんだよ。

 そうなったら吸われた世界は消えるしかない。

 その分、力に出来る世界は限られているけど」

 

 私の説明にその場の誰もが唖然としていた。

 

「大方、エヒトは世界を玩具にして遊ぶ類のありふれた神の一柱だろうけどね

 ゲームみたいに世界の国々を戦わせてどちらかが勝つまで戦わせる

 自分達の国が勝っても、相手の国が勝っても、次のゲームの為にリセットする

 自分を信じた者、戦争に勝利して喜んだ者が絶望する瞬間を見て笑うために

 其れに自分が思い通りに進まなくなる人物が現れるとと神の使徒を直接送り込んで其の人を操る

 アレイスト王の様に」

 

「まさかアレイスト王も!?」

 

「うん」

 

話して居ると

 

ドンッ!

 

「ふざけるな! 私は、私達は神の玩具なんかじゃない……!」

 

ミレディが自分の部屋にある机に拳を叩きつける。

この場にいる誰もが――特にこの世界の者は強い怒りを露わにしていた。

 

「そのとおり

 私達は神の玩具なんかじゃない

 だからこそ、私達は神に対抗するために強さを貪欲に求める必要がある

 その第一歩として、神に対抗する為の会議だよ

 さあ、会議の本題を始めるよ」




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五回目のギフトは? パート7

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