蒼青の勇者と剣の勇者の姉妹とその友達達は異世界でも最強 作:ジェットプテラ
其れではどうぞ
帝都に侵入したシアの父親であるカム達の救助をする為に私達はヘルシャー帝国の帝都に侵入した私達はハジメの提案で帝都の冒険者ギルドに行き、冒険者ギルド内の酒場のマスターに声を駆けて
「お前が聞きたいのは兎人族の事か?」
初手から有力の情報を引き出せて
「情報があるようだな。詳しく頼む」
「数日前に大捕り物があってな
それが兎人族の仕業だったそうだ
しかもそいつ等兎人族でありながらとんでもない強さだったらしい
結局百人以上の帝国兵で完全包囲してようやく捕まえたんだと
その後は全員城に連行されたようだが…
兎人族の常識を覆す程に強かったから帝都では結構な話題になっていたな」
「城か…」
ハジメは何か心当たりがある様で
「なぁマスター
言い値を払うといったら、帝城の情報どこまで出せる?」
「!?」
より深く入り込んだ質問をする
「……冗談でしていい質問じゃないが…
その様子を見る限り冗談という訳じゃなさそうだな…」
ハジメの顔を見て本気だという事を悟ったマスターは、あらゆる考えを巡らせて、出来た答えは、
「警邏隊の第四隊にネディルという男がいる
元牢番だった奴だ」
「ネディルね…訪ねてみよう
「”だった„てどうゆう事?
何かあったの?」
今度は私が質問するが
「さぁ、其処まで分からん」
「そう、分かった」
「世話になったな」
私達は冒険者ギルド内の酒場を後にした
冒険者ギルド内の酒場からメインストリートに辿り着いた私達は
「今から、俺と香織とユエで情報を仕入れてくるから、お前等は適当な場所で飯でも食っててくれ。二、三時間で戻る」
ハジメがそう指示するとシアは。
「?
どうして三人だけなんですか?
皆で行けば…」
疑問顔を浮かべて
「!!!」
何か思いついたのか頬を赤くしながら
「まさか、三人でしっぽりねっとりする気ですか!?
いつもみたいに!」
シアは顔を赤くしながらも皆が聞こえる程に言い放って
「いつもみたいにっ!!」
鷹音が過剰に反応して
「な…南雲君!?
あんたって言う人は!
こんな状況で何考えてるの!?
雫も顔を赤くしながら
「二人ばかりずるいのじゃ
ご主人様よ。妾も参戦してよいかの?」
更にティオも悪乗りして
「……」
ハジメはティオにチョップする
「ありがとうございます」
シアの邪推に、それに敏感に反応する雫、そして自分もとお尻に手をやりモジモジしながら複数プレイを要求するティオに、
「そんな事するか!
往来で何喚き出してんだよ
ていうか俺って、どんだけ空気読めない奴だと思われてんだ」
ハジメは思わずツッコミを入れる
それに対して私は
「ハジメ君がどう思われてるか? そんなの簡単だよ」
ニッコリとした笑みを浮かべた。
「なろう系主人公」
「チーレム野郎」
「フラグメイカー」
「多分二代目オスカーです」
上から私、アテナ、雷槍、黒花の感想だ。
あまりにあまりな感想にハジメが溜息を吐いていると、ユエと香織クイクイと袖を引っ張られる。
そちらを見れば、頬を染めたユエと香織が上目遣いで俺を見ている。
「…お外でするの?」
「私はいつでも…」
「いや、しないから」
「じゃあ、何処かに入る?」
「場所の問題じゃねぇから!
そこから離れてくれ」
「むぅ…分かった。夜戦に備える」
「私も夜戦に備えるから!」
「二人共、その夜戦は、帝城への侵入のことを言ってるんだよな?
そういう意味だよな?」
ユエと香織の多分冗談が冴え渡る
例え、妖艶な雰囲気で舌舐めずりをしていたとしても、その瞳が獲物を狙う野生の狼を彷彿とさせる鋭さを持っていたとしても、それは演技に違いない。
一方で、俺とユエのやり取りを見て
「光輝君、ヤロウ、今すぐヤロウ」
光輝の衣服を引っ張って近くの路地裏に連れ込もうとしている恵里と
「ま、待ってくれ
流石にこの時間帯でそれは…」
正気で恵里を止めている光輝の一方
「牙十郎」
「優花」
甘々空間を出している牙十郎と優花が居て、三組のそれぞれ異なるやり取りを見て雫達はかなり狼狽えていた。
「シズシズ…どうしよう
すぐ隣でなんだか凄く大人な会話しているよ!」
「…やっぱりそういう事してるのね
…そう言えば、香織も一緒にヤッてるとか言っていたような…どうしましょう?
ここは私も混ざるべき?
それともまだ早いと諌めるべき?
…分からないわ。私には会話のレベルが高すぎる!」
顔を真っ赤にして雫の影に隠れる鈴と、とんでもないことをブツブツと呟いている雫。
そして
「クソ…なんかクソッ」
なんか負けた感を出している竜太郎が居る一方で
「おお!
筆が進む」
何故かメモと万年筆を手に取って何かを書いている刷庫が居た
「お前らいい加減にしとけ!!
香織とユエと三人なのは、ネディルとやらが素直でない場合、より丁寧な“お話”が必要になるだろうから」
ハジメのそのセリフを聞いた雫はとんでもないことをブツブツと呟いているを辞めて真面目な顔になって
「ようするに拷問…でしょ?」
雫の言う通りネディルとやらが帝国兵である以上、帝城内の構造を教えてくれと言っても素直に教えてくれる訳がない。つまり、“無理矢理”聞き出す必要がある
「そう言う事だ
だから荒事には慣れている二人がいいってことだよ。
再生魔法も使えるし……」
そして、再生魔法が有用というのは、幾らでも“無理矢理”が出来るということでこの人のようだ
「じゃあ行くわ
夜までには戻る」
ハジメはそう言ってユエと香織と一緒にネディルの元へ向かった
で、私達も雑踏へと消えようとしたところで
「ハジメさん!
ユエさん!
香織さん!」
シアが声をかけてきてハジメ達が振り返り
シアは
「えっと、その……」
言いたいことはあるのだが上手く言葉にできない。
結局、シアは上手い言葉を見つけることが出来なかったのか、俺と同じく困ったような笑みを浮かべながら一言だけ言葉を届けた。
「エッチはほどほどに!」
「台無しだよっ! この残念ウサギ!」
ハジメが怒鳴り返すが
『……』
私達は何も聞こえないふりをしながら雑踏の中に消えて行く
ヘルシャー帝国の帝都の一角にある宿屋で
「む~…」
シアが唸って居ると思ったら
「夜までには戻るって言ったのに…ハジメさん達遅いですぅ」
如何やらハジメ達の帰りが遅い事にイラついていた
「……
あの三人なら心配ないと思うけど…
まぁでももしもって可能性もあるし…心配よね」
雫はシアが万が一のことを心配して居ると思ってそう言うが
「何の話ですぅ?」
シアの何のことかサッパリわかって居なかった
此れには
「え…?
南雲君の帰りが遅いから心配してるんじゃ…」
雫は唖然していた
「其れはそうですけどそうじゃないんですぅ
あの三人が誰かにやられるなんて微塵も思っていませんよ
問題は時間まで三人で何をやって居るのかって事ですぅ!
やっぱり何処かでエッチな事をしてやがるに決まっているです」
ちょっとテンバてエッチな発言して
「えっと…シアちゃん後ろ」
チロルがそう言った瞬間
「おい」
「へ?」
シアが振り返ると青筋を浮かべながら笑みを浮かべていたハジメが居て
その後
「ギャ——」
シアの悲鳴が響き渡った
「…ったく
俺達が何をしてたと思っているんだ」
ハジメがそう言うがシアと雫は
「「じ~…」」
ハジメを見つめていた
「な…なんだよ?」
ハジメがそう言うと
「やっぱり怪しいですぅ」
「随分とお楽しみだったのね
南雲君」
「なっ…
俺達は別に」
「じゃあ説明して!」
「どうしてユエがこんなにツヤツヤなの!?」
雫の言う通りユエにキラキラのオトマトぺが付いて居るようにツヤツヤだった
「はぁ?
それはだな…」
ハジメが説明する前にユエが
「ハジメ美味しかった…
ご馳走様♡」
誤解を招くような言い回しをしてしまい
「やっぱり、ユエに美味しく頂かれてたのね」
雫達はしっかりと誤解してハジメを暴走気味に問い詰める
「違う!
其れは俺の血を吸ったからで…」
ハジメは弁明をするが雫達は其れで止まらず、其の上
「情報収集に出かけておきながら三人っきりなのをいい事に…」
私も火に油を注ぐ様に発言するが
「ああ!!
もうその話は終わり!!
兎に角欲しい情報は得られた。
今晩カム達がいる可能性の高い場所に潜入する
警備は厳重そうだが、まぁ問題ないだろう
潜入するのは俺、香織、ユエ、シア、チロル、翼愛、黒花だけだ
万一に備えて、気配遮断や転移が使える方がいいし
アテナ達は帝都の外にいるパル達のところにいてくれ。
直接転移するから」
「おう、あんまり侵入は得意じゃないからな」
余裕綽々で会話していると
「なぁ、南雲」
光輝に呼ばれて全員光輝の方を向く
「今更だがシアさんの家族が帝城に捕まっているんなら、普通に返してくれって頼めばいいんじゃないか?
今ならリリィもいるはずだし、俺は勇者だし…話せば何とかなると思うんだが……」
「確かに勇者の言葉なら帝国も無下には出来ないだろうし姫さんも口添えしてくれるだろうさ」
「だけど、…それはちょっと考えが甘いね」
「ああ、カム達は不法侵入者な上に、帝国兵を殺したんだぞ?
そんな奴等を頼んだからってタダで引き渡してくれると思うか?」
「…多分無理だと思う」
「正解!」
「帝国にだって面子はあるタダで済ますことは出来ないだろう
対価を要求するに決まってるさ
それも思いっきり足元を見た、ドでかい対価をな
姫さんの交渉にも影響が出るかも知れないぞ?
それでもいいのか?」
「リリィに迷惑かけるのは…よくない
…だからハジメのやり方でシアさんの家族を救ってくれ」
光輝はそう言ってハジメに頭を下げた
其れを見たハジメは頭を掻いて
「お前が俺に頭を下げるのは調子が狂うな
…なぁ、天之河。一つお前に頼みがあるんだが…」
「なんだ?」
「いやな、帝城に侵入するといっても警備は厳重すぎるくらい厳重だ。だから、少しでも成功率を上げるために陽動役をやって欲しかったんだよ」
「其れは構わないが」
「よし、そうとなれば協力の対価を渡さないとな
正義感溢れる勇者チームにはこれを贈呈しよう」
そう言ってハジメは〝宝物庫〟から鉱石をいくつか取り出すとパパッと錬成して四つの仮面を作り出した。
その仮面はそれぞれ赤、青、黄、ピンクに分かれており、よくある戦隊もののヒーローのフルフェイスマスクを思わせた。
「これは…?」
「見ての通り仮面だ」
「……なぜ?」
「なぜってお前、勇者が帝都で脈絡なく暴れるとか不味いだろ?
正体は隠さないと
そして、正体を隠すと言えば仮面だ
古今東西、ヒーローとは仮面を被るもの
ヒーローとは仮面を被る物
ちゃんと区別がつくように色分けもしてあるだろ?」
「いや…いきなり、そんな力説されても
確かに正体は隠しておいた方がいいというのはわかる
でも何故仮面だけ生成した?
せめて仮面にあった専用のスーツもセットで生成する物じゃ?」
光輝の指摘にハジメは
「あ~それは盲点だったは」
頭を抱えながら〝宝物庫〟から先程使った鉱石を取り出し始めた
私はそれに対してハリセンを取り出して
「なに、しれっとスーツまで作ろうとしているの」
ハリセンでハジメの頭を叩く
「いくら陽動でも、これは悪目立ちして逆に怪しまれるよ」
「じゃあどうすればいいんだ」
ハジメがそう言うと
「其れなら僕に任せて下さい」
雷槍が手を挙げた
「如何するんだ?」
光輝の質問に雷槍は
「こうします」
そう言った瞬間雷槍の姿が変わってロードバロンになった
「なぁ!?
何だその姿?」
「この姿は僕と姉さんはトータス以外の異世界に転移した事がありまして、敵対していたマッドサイエンティストに拉致されて改造されまして、この姿は改造された後です」
雷槍のあっさりとした説明に
『……』
光輝達をはじめオルクス大迷宮に居なかったシアとティオも唖然していた
「まぁ!
兎に角行くぞ!」
ハジメが無理矢理そう言って私達は動いた
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