蒼青の勇者と剣の勇者の姉妹とその友達達は異世界でも最強 作:ジェットプテラ
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其れではスタートです。(^O^)/
私達待って居ると霧の奥から、数人の新たな亜人達が現れた。
彼等の中央にいる初老の男が特に目を引く。
「ふむ、お前さん等が問題の人間族かね?名を何という?」
「人数が多いので代表だけ紹介させてもらいます。
私は鞘波・A・翼愛と」
「ハジメ、南雲ハジメだ。あんたは?」
「私は、アルフレリック・ハイピスト。
フェアベルゲンの長老の座を一つ預からせてもらっている。
さて、お前さんの要求は聞いているのだが……その前に聞かせてもらいたい。
〝解放者〟とは何処で知った?」
自己紹介を済ませるとアルフレリックが私達に質問をする。
「うん?オルクス大迷宮の奈落の底、解放者の1人、オスカー・オルクスの隠れ家だ」
目的などではなく。
解放者の単語に興味を示したアルフレリックの問いに訝しみながらハジメが返答した。
「ふむ、奈落の底か・・・・聞いたことがないが・・・それを証明できるものはなにかあるか?」
「「「「「「「「・・・・・・」」」」」」」」
「私がその場所まで飛んで運んで見せるのは?」
と私はそう言いながらワシピンクに変身した
「無理だな。
お前さんが言っている事が本当で飛んでその場所に向かっている間に帝国が攻めて来るかも知れんからな」
とあっさりと拒否された。
「……ハジメ、オルクスの遺品は?」
アレーティアが指輪の事を思い出した。
「あぁ。
オスカーさんがオレ達に託してくれたあの指輪なら証明になるんじゃ無いか?」
すっかり彼らの中では快く託してくれたことになってるらしい。
「そうだな、それなら……」
ハジメは指輪を見せた。
指輪に刻まれている紋章を見たアルフレリックは目を見開いた。
そして、気持ちを落ち付かせるようにゆっくりと息を吐いた。
「なるほど・・・確かに、お前さん等はオスカー・オルクスの隠れ家に辿り着いたようだ。
他にも色々気になるところはあるが・・・よかろう。
取り合えずフェアベルゲンに来るがいい。私の名で滞在を許そう。
ああ、勿論ハウリアも一緒にな」
アルフレリックの言葉にこの場にいる全亜人族が驚く。
かつて、フェアベルゲンに人間族が招かれた事など無かったのだから。
虎人族を筆頭に猛烈に抗議の声が上がる。
「彼等は客人として扱わねばならん。
その資格を持っているのでな。
それが、長老の座に就いた者にのみ伝えられている掟の1つなのだ」
アルフレリックが厳しい表情で周囲の亜人たちを宥める。
しかし、今度はハジメが抗議の声を上げた。
「待て。
何勝手に俺の予定を決めてるんだ? 俺は大樹に用があるのであって、フェアベルゲンに興味はない」
「いや、お前さん。それは無理だ」
アルフレリックそう言った瞬間
「あああ!」
と行き成りチロルが何か思い出した様に大声で叫んだ。
「ど、どうしたのチロルちゃん?」
全員チロルの方を見る
「大樹の周辺は特に霧が濃くて。
亜人族でも方角を見失うのですが、一定期間で、霧が弱まる日があって大樹の下へ行くにはその時でなければ行けなくて。
次に行けるようになるのは確か12日後です。」
「ふむ、そこの犬人族のゆう通り12日後で合っているぞ。
この事は亜人族なら誰でも知っているはずだが……」
チロルとアルフレリックから聞かされた事実に私達はポカンとした後、カムを見た。
見ればアルフレリックもカムをを見ていた。
そのカムはと言えば、
「あっ」
まさに、今思い出したという表情をしていた。
「カム?」
額に青筋を浮かべ自分を見るハジメに
「あ、いや、その何と言いますか・・・ほら、色々ありましたから、つい忘れていたといいますか・・・私も小さい時に行ったことがあるだけで、周期のことは意識してなかったといいますか・・・」
カムはしどろもどろになって必死に言い訳をするが、全員からのジト目に耐えられなくなり
「ええい、シア、それにお前達も! なぜ、途中で教えてくれなかったのだ! お前達も周期のことは知っているだろ!」
遂に逆ギレした。
「なっ、父様、逆ギレですかっ! 私は、父様が自信たっぷりに請け負うから、てっきりちょうど周期だったのかと思って……つまり、父様が悪いですぅ!」
「そうですよ、僕たちも、あれ? おかしいな? とは思ったけど、族長があまりに自信たっぷりだったから、僕たちの勘違いかなって……」
「族長、何かやたら張り切ってたから……」
逆ギレするカムにシア達も更に逆ギレし、他の兎人族達も目を逸らしながら、さり気なく責任を擦り付ける。
亜人族の中でも情の深さは随一の種族といわれる兎人族。
彼等は、ぎゃあぎゃあと騒ぎながら互いに責任を擦り付け合っていた。
情の深さは何処に行ったのか……流石、シアの家族である。
総じて、残念なウサギばかりだった。
「・・・・ハジメ、ヨクアイ」
このパーティーの代表である(※自然になった)ハジメと翼愛にアレーティアが声をかける。
「やっていいぞ」
「手加減してね。
其れとチロルちゃんは抜いといてね」
「アレーティアさんやるなら優しくお願いします」
「チロルちゃん!?」
何のために自分に声をかけたのか理由を察した私とハジメは許可を出す。
更にチロルも許可を出した。
シアと一部のハウリア族はは驚いていたが
許可を得たアレーティアは其れを無視しながら互いに責任を擦り付けているハウリア族に近づく。
近づくアレーティアに気が付いたカムは
「お、お前達! それでも家族か! これは、あれだ、そう! 連帯責任だ! 連帯責任! アレーティア殿、罰するなら私だけでなく一族皆にお願いします!」
「あっ、汚い! お父様汚いですよぉ! 一人でお仕置きされるのが怖いからって、道連れなんてぇ!」
「族長! 私達まで巻き込まないで下さい!」
「バカモン! 道中の、ハジメ殿達の容赦のなさを見ていただろう! 一人でバツを受けるなんて絶対に嫌だ!」
「あんた、それでも族長ですか!」
コントをやって居るハウリア族にアレーティアがスっと右手を掲げた。
それに気がついたハウリア達の表情が引き攣る。
「まっ、待ってください、アレーティアさん! やるなら父様だけを!」
「はっはっは、何時までも皆一緒だ!」
「何が一緒だぁ!」
「ユエ殿、族長だけにして下さい!」
「僕は悪くない、僕は悪くない、悪いのは族長なんだ!」
喧々囂々に騒ぐハウリア達に薄く笑い、アレーティアは静かに呟いた。
「“嵐帝”」
風魔法を発動し、
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「アッーーーー!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
ハウリア達を天高く舞いあげた。
「アルフレリックさん同胞が攻撃されていますが?」
「構わん。
お前さん達は同胞を傷つけるつもりは無いだろ」
同胞が攻撃を受けたというのに、アルフレリックを含む周囲の亜人達の表情に敵意はなかった。
むしろ、呆れた表情で天を仰いでいた。
彼等の表情が、何より雄弁にハウリア族の残念さを示していた。
「はい」
「其れに」
アルフレリックが向いている方を見ると
「はい、ほい、そこ」
「ワン」
「バウ」
チロル、ベロ、ベルが上に打ち上げたハウリア族をキャッチしている。
ハウリア族への制裁を終えた私達はギルと呼ばれる虎人族の先導で濃霧の中を進む。
行き先は亜人族が暮らす町、フェアベルゲン。
既に一時間ほど歩いている。
この行軍の速度から考えてどうやら、先のザムと呼ばれていた伝令は相当な駿足だった様だ。
暫く歩いていると、突如霧が晴れた場所に出た。
晴れたと言っても全ての霧が無くなった訳ではなく、一般の真っ直ぐな道が出来ているだけで、霧のトンネルの様な場所だ。
よく見れば道の端には誘導灯の様に青い光を放つ拳大の結晶が地面に半分埋められている。
そんな能力のアーティファクトなのか、そう言う性質の鉱石なのかは謎だが、そこを境界線に霧の侵入を防いでいる様だ。
私達がが青い結晶に注目していることに気が付いたのか、アルフレリックが解説を買って出てくれた。
「あれは、フェアドレイン水晶と言うものだ。あれの周囲には何故か霧や魔物が寄り付かない。フェアベルゲンも近辺の集落も、この水晶で囲んでいる。まぁ、魔物の方は“比較的”という程度だが」
「四六時中霧の中じゃ気も滅入るもんね」
「・・・ん」
話を聞いていた香織が納得したように頷き、アレーティアもどことなく嬉しそうにしていた。
そうこうしている内にフェアベルゲンへと入ることのできる門の前へと到着した。
ギルが門番と思しき亜人に合図を送ると、重そうな音を立てながら門が僅かに開いた。
周囲の樹の上から私達に視線が突き刺さる。
私達は其れを無視して門をくぐった先で見たのは芸術だった。直系数十メートル級の巨大な樹が乱立し、その樹の中に住居があるようで、ランプの灯りが樹の幹に空いた窓と思しき場所から溢れていた。
所々にある極大の枝が絡み合った橋や通路は空中回路のようになっており、その大きさから優に数十人規模で渡れるであろう。
さらに、樹の蔓と重なり、滑車を利用したエレベーターのような物や樹と樹と間を縫うように設置された木製の巨大な空中水路まである。
「「「「「「「「・・・・・・・」」」」」」」」
私達がポカンと口を開け、その美しい街並みに見蕩れていると、ゴホンッと咳払いが聞こえた。
どうやら、気がつかない内に立ち止まっていたらしくアルフレリックが正気に戻してくれたようだ。
「ふふ、どうやら我らの故郷、フェアベルゲンを気に入ってくれたようだな」
「・・・あぁ、元々あった樹を壊すことなく作られた街。見事というしかないな」
アルフレリックの問いに一行を代表してハジメが称賛の言葉を送った。
「あたし達の世界なら間違いなく世界遺産に入るな」
「そうですね」
「ああ、こんな綺麗な街を見たのは始めてだ。空気も美味い。自然と調和した見事な街だ」
「ん……綺麗」
「こんないい所に住んでるなんて、亜人が羨ましいな」
「ええ、とても美しい街です」
「この光景、皆に見せたい」
アテナ、雷槍、牙十郎、優花、アレーティア、黒花最後に私の順で掛け値なしのストレートな称賛に、流石に、そこまで褒められるとは思っていなかったのか少し驚いた様子の亜人達。
だが、やはり故郷を褒められたのが嬉しいのか、皆、ふんっとそっぽを向きながらもケモミミや尻尾を勢いよくふりふりしている。
ハジメ達は、フェアベルゲンの住人に好奇と忌避、あるいは困惑と憎悪といった様々な視線を向けられながら、アルフレリックが用意した場所に向かった。
最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
次回もお楽しみ下さい(^O^)/
「ハウリア族のトレーニング内容は?」
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其の一、ハジメの原作訓練
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其の二、翼愛の六式訓練
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其の三、黒花の変幻無双流訓練
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其の四、騎竜姉弟の覇気訓練