蒼青の勇者と剣の勇者の姉妹とその友達達は異世界でも最強   作:ジェットプテラ

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第三十五話が完成しました。
アンケートはまだやって居ますので是非とも参加して下さい
其れではスタートです。(^O^)/


話し合い

フェアベルゲンに招待された私達は、アルフレリックの案内でとある一部屋に案内され、そこで【オルクス大迷宮】の奈落で知ったことを話した。

 

「なるほど………この世界は神の遊戯の盤であったと………」

 

アルフレリックは溜息を吐きながらそう呟く。

 

「驚かないんだな?」

 

ハジメは気になった事を聞いた。

 

「この世界は亜人族(われわれ)に優しくない。

 今更だ」

 

神の事を聞かされたのに顔色一つ変えなかったアルフレリックは呆れるように言う。

聖教協会の権威もないこの場所では信仰心などあるわけがなく、あるとすれば自然への感謝の念のみだとのこと。

 

「あんたらは『解放者』について知っていたのか?」

 

アテナがアルフレリックに質問した。

 

「では、私が知っている限り話そう。

 古くから伝わる長老のの座に就いた者への言い伝えだ。

 『七大迷宮は“解放者”という者達によって創られた』。

 曰く、『迷宮の紋章を持つ者に敵対しない事』『その者を気に入ったのなら望む場所へ連れて行く事』。

 お前さんの持っていた指輪はその紋章の一つだった。

 故に敵対せず案内したのだが…………全ての亜人族がこれを知っているわけでは無い。

 それに、知っていてもそれを守らない者もいる…………」

 

アルフレリックのセリフにタイミングよくドアが蹴り飛ばされた

 

「アルフレリック!! 貴様………どういうつもりだ? 人間と忌み子を招き入れるなど…………!」

 

ドアを蹴破って来たのは大柄の熊人族で見て分かるほどに額に青筋が浮かび上がっている。

 

「なに、口伝に従ったまでだ。お前達も各種族の長老の座にあるのだ。事情は理解できるはずだが?」

 

アルフレリックは冷静にそう言い返すが、

 

「こんな人間族の小僧共が資格を持つというのか!? 敵対してはならない強者だと!?」

 

熊人族の男はわなわなと拳を握ると、

 

「ふざけるなっ!! ならばこの場で試してやろう!!」

 

一番扉に近かったからか、雷槍に向かって殴りかかってきた。

あまりに突然のことで周囲は反応できていない。

アルフレリックも、まさかいきなり襲いかかるとは思っていなかったのか、驚愕に目を見開いている。

一瞬で間合いを詰め、亜人族の中でも、熊人族は特に耐久力と腕力に優れた種族だ。

その豪腕は、一撃で野太い樹をへし折る程で、種族代表ともなれば他と一線を画す破壊力を持っている。

それが雷槍に向かって振り下ろされた。

そしてアテナ以外の私達は心の中で

 

〝あの熊人族死んだな〟

 

 

「ッ……………!」

 

「なっ!?」

 

その拳が雷槍に当たる直前にその熊人族の男の拳があっさりとアテナが掲げたて左の平手に止められていた。

 

「なにっ!?貴様、どうやt⋯「おい⋯!」!!!」

 

と熊人族の男が言い切る前にアテナが口を挟んだ。

アテナの言葉にどす黒く赤い殺気が漏れていた。

アテナの顔は暗くて見れないが間違いないく怒っているのが分かる

 

「お前、何をろうとした?」

 

アテナはその拳を握り、どんどん力を強めていく。

骨からはなってはいけない類の音が鳴り始め

 

「ぐぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

熊人族の男は悲鳴を上げた。

その異様な光景を見ていたほかの亜人族は驚きを隠せずにいた。

中には手で顔を抑えていたものもいた。

そしてアテナの顔が見えると目元は黒くなり目が赤く光り完全に【ネプテューヌ】のブランの怒り方をしていた

そして右腕が黒く染まり黒が右手に集まって桜色の靄になりその靄が龍の形になって

 

「姉さん、それ以上h⋯」

 

雷槍が静止させようとするが

 

桜龍一閃(おうりゅういっせん)

 

アテナは熊人族を殴った。

殴られた熊人族の男は悲鳴を挙げずに吹っ飛び向こうの大木を貫通してその向こうの大木の幹まで減り込んだ。

 

「ふぅ、スッキリした」

 

とアテナはやり切った感があるが

 

「ふぅ、スッキリした、じゃないですよ」

 

と雷槍は迷いもなくアテナにドロップキックした。

 

「何するんじゃ、雷槍」

 

「姉さん、僕あれ位で殴られて傷一つ付かないの知って居ますよね」

 

「しょうがないだろう

 あたしのたった一人だけの弟が殴られのを目にして黙って居られるか」

 

と行き成り姉弟喧嘩を始めて

私は

 

「すみませんアルフレリックさん

 私達の仲間が」

 

アルフレリックに頭を下げた

 

「いや構わん。

 あ奴も少し血が引いたはずだが

 出来れば治療してくれば嬉しいんじゃか」

 

「香織ちゃん、お願い出来る?」

 

「⋯本当はやらないけど流石にアレはやり過ぎと思うわ」

 

と香織は部屋から出た。

 

「……………で? 俺の仲間を攻撃したって事は、アンタらは敵って事でいいのか?」

 

ハジメは蹴破られたドアの外にいた者達に声を掛けた。

アテナに吹っ飛ばされた熊人族は骨も内臓も香織でしか直せないぐらいに致命傷を負って居て香織のお陰でを取り留める事に成功した。

亜人族達は近い種族ごとに長老が居るようで、虎人族のゼル、翼人族のマオ、狐人族のルア、土人族のグゼ、犬人族のドッグ、そして森人族のアルフレリックが俺達と向かい合うように座っていた。

因みにさっき殴りかかってきた男はジンと言って、戦闘力では亜人たちの中で一,二を争う程の手練だったらしい。

 

「ん~、確かにオルクスの紋章だねぇ。実力もさっき見た通り。

 僕は彼を資格者と認めるよ」

 

「俺は認めんぞ!」

 

狐人族のルアがそう発言する。

 

「で? あんた達は俺等をどうしたいんだ?

 俺は大樹の下へ行きたいだけで、邪魔しなければ敵対することもないんだが……亜人族としての意思を統一してくれないと、いざって時、何処までやっていいかわからないのは不味いだろう?

 あんた達的に、殺し合いの最中、敵味方の区別に配慮する程、俺はお人好しじゃないぞ」

 

相変わらずのハジメの過激な物言いに私は内心苦笑する。

 

「こちらの仲間を昏倒させておいて、第一声がそれか……それで友好的になれるとでも?」

 

その物言いには私が文句を付ける。

 

「殴ったのあくまで自衛でして。

 普通ならあのまま雷槍くらいの子がジンさんのパンチを喰らってたら良くて大怪我。

 悪ければ殺されていました。

 で、それを止めるためにアテナがその拳を止めて、無力化の為に昏倒させた。

 しかも私達は熊人族に何もしてないのに出会い頭に拳を振るおうとしてきました」

 

「貴様! ジンはな! ジンは、いつも国のことを思って!」

 

「国を思っているは分かりますがファストコンタクトがあれだと殺されても文句は言えません」

 

「そうだな」

 

ハジメが追撃する様にそう言う。

 

「そ、それは! しかし!」

 

「勘違いするなよ? こっちが被害者で、あの熊野郎が加害者。

 長老ってのは罪科の判断も下すんだろ?

 なら、そこのところ、長老のあんたがはき違えるなよ?」

 

ハジメの言葉にグゼは悔しそうに歯を噛み締める。

 

「グゼ、気持ちはわかるが、そのくらいにしておけ。彼の言い分は正論だ」

 

アルフレリックがグゼを諫めると、グゼはドスンと音を立てて座り込んだ。

その後翼人族のマオ、土人族のグゼも、渋々と言った感じで認める発言をする。

しかし、

 

「俺は認めんぞ!」

 

「俺も認めん」

 

虎人族のゼルと犬人族のドッグが拒否の意を示した。

 

「口伝には気に入った相手を案内するとあるんだろう?

 俺はコイツらが気に入らん!

 大樹への案内は拒否させてもらう。

 ハウリア族に案内してもらえるとは思わない事だな。

 そいつらは忌み子を匿った罪人たち。すでに長老会議で処刑が決まっている」

 

「其れに其処の黒髪の忌み子もとうの昔から処分が決まっている」 

 

それを聞いた瞬間、

 

「そんな! どうか………どうか一族の命だけはお助けください!」

 

「そうです私とハウリア族は関係は無いです」 

 

シアとチロルが必死に懇願する。

 

「やめなさいシア、チロル。

 皆、覚悟は出来ている」

 

それを止めたのはカムだ。

 

「でも………でも………!!」

 

「お前には何の落ち度もない。

 そんな家族を見捨ててまで生きたいとは思わん。

 我らハウリア族はどんな時も一緒だ」

 

カムの言葉に泣き崩れるシア。

 

「大樹に行く方法が無くなった訳だが、どうする? 運よく辿り着く可能性に賭けてみるか?」

 

それが嫌なら、こちらの要求を飲めと言外に伝えてくるゼル。

他の長老衆も異論はないようだ。

しかし、私達は特に焦りを浮かべることも苦い表情を見せることもなく、何でもない様に軽く返した。

 

「その場合、私達はその発言した虎人族と犬人族の一族を皆殺しします」

 

私は音を立てずにゼルとドックの後ろを取りゼルの首元にハジメが作った小刀、ドッグの首元に〔音銃剣錫音〕の刀身をピッタリと付けた。

 

「いつの間に」

 

「クソ⋯」

 

と二人は後ろを振りもこうとするが

 

「はい、動かないでね」

 

と二人の首元に少し刀身を入れた。

すると二人は動けなくなった。

 

「バッカじゃないの?」

 

「ああ、バカだな」

 

良く通る声で優花とハジメが言った。

 

「俺らはお前らの事情なんて関係ないんだよ。

 このままコイツらを処刑するって事は、俺達の邪魔をするって事だろうが」

 

ハジメはそう言いながらシアの頭に手を乗せ、

 

「俺達の行く道を拒もうって言うのなら、覚悟を決めてもらおうか?」

 

ハジメは微塵の揺らぎも見せずにそう言い切る。

 

「本気かね?」

 

アルフレリックの問いかけに、

 

「当然だ」

 

即答するハジメ。

 

「フェアベルゲンから案内を出すと言っても?」

 

「何度も言わせるな。

 俺達の案内人はハウリアだ」

 

「なぜ、彼等にこだわる。

 大樹に行きたいだけなら案内人は誰でもよかろう。

 案内人を変えるだけで我々と争わずに済むのだ。

 問題無かろう」

 

「それに案内するまで助けてやるって約束したんだ。途中でいい条件が出てきたから鞍替えなんざ

 ………格好悪いだろ?」

 

「其れにこうゆう仕事は信頼第一ですからね」

 

「そうだな」

 

「…………何を言っても無駄か………」

 

アルフレリックはそう言って深いため息を吐いた。

 

「ならば、お前さん達の奴隷ということにでもしておこう。

 フェアベルゲンの掟では、樹海の外に出て帰ってこなかった者、奴隷として捕まったことが確定した者は、死んだものとして扱う。

 樹海の深い霧の中なら我らにも勝機はあるが、外では魔法を扱う者に勝機はほぼない。

 故に、無闇に後を追って被害が拡大せぬように死亡と見なして後追いを禁じているのだ。

 ……既に死亡と見なしたものを処刑はできまい」

 

「アルフレリック! それでは!」

 

完全に屁理屈であるが、それは彼等の側にしてみれば脅しに屈した様なものだ。

当然、他の長老衆がギョッとした表情を向ける。

ゼルに到っては思わず身を乗り出して抗議の声を上げた。

 

「ゼル。

 わかっているだろう。

 この少年達が引かないことも、その力の大きさも。

 ハウリア族を処刑すれば、確実に敵対することになる。

 その場合、どれだけの犠牲が出るか……長老の一人として、そのような危険は断じて犯せん」

 

「しかし、それでは示しがつかん!

  力に屈して、化物の子やそれに与するものを野放しにしたと噂が広まれば、長老会議の威信は地に落ちるぞ!」

 

「だが……」

 

ゼルとアルフレリックが議論を交わし、他の長老衆も加わって、場は喧々囂々の有様となった。

やはり、危険因子とそれに与するものを見逃すということが、既になされた処断と相まって簡単にはできないようだ。

悪しき前例の成立や長老会議の威信失墜など様々な思惑があるのだろう。

そんな長老達を見ながら京矢は空気を読んで言うべきか迷っているが、そんな中、ハジメが敢えて空気を読まずに発言する。

 

「ああ~、盛り上がっているところ悪いが、シアを見逃すことについては今更だと思うぞ?」

 

ハジメの言葉に、ピタリと議論が止まり、どういうことだと長老衆がハジメに視線を転じる。

ハジメはおもむろに右腕の袖を捲ると魔力の直接操作を行った。

すると、右腕の皮膚の内側に薄らと赤い線が浮かび上がる。さらに、〝纏雷〟を使用して右手にスパークが走る。

長老衆は、ハジメのその異様に目を見開いた。

そして、詠唱も魔法陣もなく魔法を発動したことに驚愕を表にする。

 

「俺、はシア、チロルと同じように、魔力の直接操作ができるし、固有魔法も使える。

 次いでに言えばこっちのアレーティア、黒花、優花、牙十郎もな。

 あんた達のいう化物ってことだ。

 だが、口伝では〝それがどのような者であれ敵対するな〟ってあるんだろ?

 掟に従うなら、いずれにしろあんた達は化物を見逃さなくちゃならないんだ。

 シア一人見逃すくらい今更だと思うけどな」

 

しばらく硬直していた長老衆だが、やがて顔を見合わせヒソヒソと話し始めた。

そして結論が出たのか、代表してアルフレリックが、それはもう深々と溜息を吐きながら長老会議の決定を告げる。

 

「はぁ~、ハウリア族は忌み子シア・ハウリアとチロル・ハウンドを筆頭に、同じく忌み子である南雲ハジメの身内と見なす。

 そして、資格者南雲ハジメに対しては、敵対はしないが、フェアベルゲンや周辺の集落への立ち入りを禁ずる。

 以降、南雲ハジメの一族に手を出した場合は全て自己責任とする……以上だ。

 何かあるか?」

 

「いや、何度も言うが俺は大樹に行ければいいんだ。こいつらの案内でな。文句はねぇよ」

 

「……そうか。

 ならば、早々に立ち去ってくれるか。

 ようやく現れた口伝の資格者を歓迎できないのは心苦しいが……」

 

「気にしないでくれ。

 全部譲れないこととは言え、相当無茶言ってる自覚はあるんだ。むしろ理性的な判断をしてくれて有り難いくらいだよ」

 

「そうですね、教会の相手だと、こうは行きませんので理性的な判断、感謝します。

 次回ここに来た時は手土産に帝国に攫われた亜人族でどうでしょう?」

 

「確かに同誌の開放は私も願っている」

 

と私達は部屋から出る。

 

しかし、シア達ハウリア族は、未だ現実を認識しきれていないのか呆然としたまま立ち上がる気配がない。ついさっきまで死を覚悟していたのに、気がつけば追放で済んでいるという不思議。「えっ、このまま本当に行っちゃっていいの?」という感じで内心動揺しまくっていた。

 

「おい、何時まで呆けているんだ? さっさと行くぞ」

 

ハジメの言葉に、ようやく我を取り戻したのかあたふたと立ち上がり、さっさと出て行くハジメの後を追うシア達。

アルフレリック達も、私達を門まで送るようだ。

シアが、オロオロしながらハジメに尋ねた。

 

「あ、あの、私達……死ななくていいんですか?」

 

「? さっきの話聞いてなかったのか?」

 

「い、いえ、聞いてはいましたが

 ……その、何だかトントン拍子で窮地を脱してしまったので実感が湧かないといいますか

 ……信じられない状況といいますか……」

 

周りのハウリア族も同様なのか困惑したような表情だ。

それだけ、長老会議の決定というのは亜人にとって絶対的なものなのだろう。

どう処理していいのか分からず困惑するシアにユエが呟くように話しかけた。

 

「……素直に喜べばいい」

 

「そうだね。

 此処は喜ぶ場面だね」

 

「アレーティアさんにカオリさん?」

 

「……ハジメ達に救われた。

 それが事実。

 受け入れて喜べばいい」

 

「うんうん」

 

「……」

 

アレーティアと香織の言葉に、シアはそっと隣を歩くハジメに視線をやった。

ハジメは前を向いたまま肩を竦める。

 

「まぁ、約束だからな」

 

「ッ……」

 

シアは、肩を震わせる。

樹海の案内と引き換えにシアと彼女の家族の命を守る。

シアが必死に取り付けたハジメとの約束だ。

元々、〝未来視〟でハジメ達が守ってくれる未来は見えていた。

しかし、それで見える未来は絶対ではない。

シアの選択次第で、いくらでも変わるものなのだ。だからこそ、シアはハジメの協力を取り付けるのに〝必死〟だった。

相手は、亜人族に差別的な人間で、シア自身は何も持たない身の上だ。交渉の材料など、自分の〝女〟か〝固有能力〟しかない。

それすら、あっさり無視された時は、本当にどうしようかと泣きそうになった。

それでもどうにか約束を取り付けて、道中話している内に何となく、ハジメなら約束を違えることはないだろうと感じていた。

それは、自分が亜人族であるにもかかわらず、差別的な視線が一度もなかったことも要因の一つだろう。

だが、それはあくまで〝何となく〟であり、確信があったわけではない。

だから、内心の不安に負けて、〝約束は守る人だ〟と口に出してみたり〝人間相手でも戦う〟などという言葉を引き出してみたりした。

実際に、何の躊躇いもなく帝国兵と戦ってくれた時、どれほど安堵したことか。

だが、今回はいくらハジメでも見捨てるのではという思いがシアにはあった。

帝国兵の時とはわけが違う。

言ってみれば、帝国の皇帝陛下の前で宣戦布告するに等しいのだ。

にもかかわらず一歩も引かずに約束を守り通してくれた。

例えそれが、ハジメ達自身の為であっても、アレーティアと香織の言う通り、シアと大切な家族は確かに守られたのだ。

先程、一度高鳴った心臓が再び跳ねた気がした。

顔が熱を持ち、居ても立ってもいられない正体不明の衝動が込み上げてくる。

それは家族が生き残った事への喜びか、それとも……

シアは、アレーティアと香織の言う通り素直に喜び、今の気持ちを衝動に任せて全力で表してみることにした。

すなわち、ハジメに全力で抱きつく!

 

「ハジメさ~ん! ありがどうございまずぅ~!」

 

「どわっ!? いきなり何だ!?」

 

「むっ……」

 

泣きべそを掻きながら絶対に離しません! とでも言う様にヒシッとしがみつき顔をグリグリとハジメの肩に押し付けるシア。

その表情は緩みに緩んでいて、頬はバラ色に染め上げられている。

それを見たアレーティアと香織が不機嫌そうに唸るものの、何か思うところがあるのか、ハジメの反対の手を取るだけで特に何もしなかった。

喜びを爆発させハジメにじゃれつくシアの姿に、ハウリア族の皆もようやく命拾いしたことを実感したのか、隣同士で喜びを分かち合っている。

 

「あんな嬉しそうなシアちゃん久しぶりに見たな」

 

とチロルが嬉しそうに見ていた。




最後までお読みいただき有り難う御座います。m(__)m
次回もお楽しみ下さい(^O^)/

「ハウリア族のトレーニング内容は?」

  • 其の一、ハジメの原作訓練
  • 其の二、翼愛の六式訓練
  • 其の三、黒花の変幻無双流訓練
  • 其の四、騎竜姉弟の覇気訓練
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