蒼青の勇者と剣の勇者の姉妹とその友達達は異世界でも最強   作:ジェットプテラ

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配信設定を間違えました。
すみませんでしたm(_ _)m
其れでは第4話配信します。
ではスタートです。(^O^)/


ステータス

行き成りですが貴方に質問です。

Q.私、黒花、アテナ、雷槍以外の元々平和な国の高校生だった生徒がある日突然戦場に放り出されたらどうなりますか?

A.私達を残して死にます。

ということで翌日から私達一行は早速訓練と座学を受けることになる。

 

「勇者御一行、協力感謝する!私はハイリヒ王国騎士団長を務めるメルド・ロギンスだ!」

 

神の使いの教育係を半端な者には任せられないという理由で選ばれたみたいで、当の本人は「むしろ面倒な雑事を副長に押し付ける理由ができて助かった!」と豪快に笑っていた

私から見てメルドさんは机で書類作業より戦闘が得意な気がする。

でも其の事は言わない約束ですよ

と考え事をしているとメルドさんが

 

「早速だが全員にこの『ステータスプレート』を配布する!」

 

と言ってメルドさんの部下の騎士達が12センチ×7センチ位の銀色のプレートを貰い、不思議そうに配られたプレートを見る私達にを生徒達に配り終えたのを見計らってメルドさんが説明を始めた。

 

「よし、全員に配り終えたな。

 このプレートはステータスプレートと呼ばれていてな、文字通り自分の客観的なステータスを数値化して、示してくれる物だ。

 また最も信頼のある身分証明書にもなる。

 これがあれば迷子になっても平気だからな、失くすなよ?」

 

と昨日の士官達が向けていた畏敬の念からは想像もつかない程気楽な口調で話した。

本人曰く「これから戦友になろうってのに何時までも他人行儀に話せるか!」と、他の騎士達にも普通に接する様に忠告したそうだ。

生徒達も遥か年上の偉い人から慇懃な態度を取られては居心地が悪くてしょうがなかったので、その方が良かった。

 

「プレートの一面に魔法陣が刻まれているだろう。

 そこに、一緒に渡した針で指に傷を作って魔法陣に血を一滴垂らしてくれ。

 それで所持者が登録される。

〝ステータスオープン〟と言えば表に自分のステータスが表示されるはずだ。

 ああ、原理とか聞くなよ? そんなもん知らないからな。

 神代のアーティファクトの類だ」

 

成程ねこの世界はステータスの魔法は無いのね

 

「アーティファクト?」

 

アーティファクトという聞き慣れない単語に天之河が質問をする。

 

「アーティファクトって言うのはな、現代じゃ再現できない強力な力を持った魔法の道具のことだ。

 まだ神やその眷属達が地上にいた神代に創られたと言われている。

 そのステータスプレートもその一つでな、複製するアーティファクトと一緒に、昔からこの世界に普及しているものとしては唯一のアーティファクトだ。

 普通は、アーティファクトと言えば国宝になるもんなんだが、これは一般市民にも流通している。

 身分証に便利だからな」

 

なるほど、と頷きクラスメイトは、それぞれが針を指に刺し、血を垂らしていく。

私も同じくして指先に針をチョンと刺し、プクと浮き上がった血を魔法陣に擦りつけた。

すると、魔法陣が一瞬淡く輝いた。

そして私のステータスプレートの表面に文字が浮かび上がり見ると

 

========================================

鞘波・A・翼愛

17歳、 女

レベル1

天職:弓士

筋力:25

体力:50

耐性:25

敏捷:100

魔力:50

魔耐:50

技能:弓術、先読、狙撃、乱撃、縮地、剣術、格闘術、槍術、斧道、光魔法適正、

風魔法適正、気配感知、気配遮断、闇魔法完全無効、短剣術、言語理解、

========================================

 

此れも見て思った事

やっぱりレベルが下がっている。

しかも

私は隣に居る黒花に

 

「黒花」

 

「お姉ちゃん」

 

「ステータス如何なっている?」

 

「やっぱりレベルが下がっている」

 

「見せて」

 

と黒花のステータスプレートを見ると

 

=========================================

鞘波・A・黒花

17歳、 女

レベル1

天職:魔導士

筋力:10

体力:10

耐性:10

敏捷:10

魔力:10

魔耐:10

技能:双銃、先読、乱撃、縮地、格闘術、闇魔法適正、気配感知、重複詠唱、気配遮断、

見稽古、言語理解

=========================================

 

確かにレベルもステータスも低下している。

と言っても弱体化してもこれは酷いと思っていると

と黒花のステータスを見ていると肩を捕まえて振り返ると落ち込んでいるアテナと苦笑いしている雷槍が居た。

 

「どうしたのアテナ?」

 

すると

 

「ステ・・・」

 

「捨て?」

 

「あたしのステイタスが低下していた」

 

とアテナは自分のステータスプレートを出した

私は見ると

========================================

騎竜 アテナ

17歳、 女

レベル1

天職:ヴァルキュリ

筋力:100

体力:100

耐性:100

敏捷:50

魔力:100

魔耐:100

技能:槍術、剣銃術、先読、狙撃、炎魔法適正、気配感知、部隊強化、誇負のドッペル

覇気、威圧、気配遮断、覇王竜の加護、不死鳥の加護、言語理解

========================================

 

アテナは異世界召喚経験者だけど、別の異世界は経験なしだから

 

「アテナ、大丈夫だよ。

 元のステータスは健在だから」

 

と言いながらアテナのステータスプレートを返した。

 

「どうゆうこと?」

 

「母さんが言うにはその異世界でレベル上げっても別の異世界に行けば一からやり直しで元のステータスはその異世界にあるの」

 

「つまり?」

 

「ニューゲーム」

 

「なら良かった」

 

とアテナはホッとしていると

 

「翼愛先輩、僕のステータスを隠蔽出来ませんか」

 

と雷槍はステータスプレートを出して来た

のあの事か

と雷槍のステータスプレートを受け取り見ると

========================================

騎竜 雷槍

16歳、 男

レベル1

天職:オーバーロードナイト

筋力:500

体力:500

耐性:500

敏捷:500

魔力:500

魔耐:500

技能:槍術、全属性耐性、物理耐性、剛力、縮地、先読、剣術、高速魔力回復、

限界突破、電気魔法適正、魔力操作、気配感知、魔力感知、気配遮断、毒耐性、

麻痺体制、石化耐性、雷帝、ロード・バロン、クラック、言語理解

========================================

 

「弱体してもあいからずだね」

 

「はい」

 

「分かったよ」

 

と魔法で雷槍のステータスプレートの隠蔽しようとしたら

 

「力の根源t「全員見れたか?」後でね」

 

「はい」

 

「説明するぞ?まず、最初にレベルがあるだろう?それは各ステータスの上昇と共に上がる。

上限は100でそれがその人間の限界を示す。

つまりレベルは、その人間が到達できる領域の現在値を示していると思ってくれ。

レベル100ということは、人間としての潜在能力を全て発揮した極地ということだからな。

そんな奴はそうそういない」

 

つまりレベルが上がるからステータスが上がるわけじゃなくて、ステータスの上限値のどの位置にいるかがレベルで表されるという事か。

根本的に母さん達が活動していた世界と違うね

と考えていると

 

「ステータスは日々の鍛錬で当然上昇するし、魔法や魔法道具で上昇させる事も出来る。

 また、魔力の高い者は自然と他のステータスも高くなる。

 詳しい事は分かっていないが、魔力が身体スペックを無意識に補助しているのではないかと考えられる。

 それと後で、お前達用に装備を選んで貰うから楽しみにしておけ。

 何せ救国の勇者御一行だからな、国の宝物庫大開放だぞ!」

 

なるほどねこの世界は腕前重視なのね

と更に考えていると

 

「次に〝天職〟ってのがあるだろう? それは言うなれば〝才能〟だ。

 末尾にある〝技能〟と連動していて、その天職の領分においては無類の才能を発揮する。

 天職持ちは少ない。

 戦闘系天職と非戦系天職に分類されるんだが、戦闘系は千人に一人、ものによっちゃあ万人に一人の割合だ。

 非戦系も少ないと言えば少ないが……百人に一人はいるな。

 十人に一人という珍しくないものも結構ある。

 生産職は持っている奴が多いな」

 

成程ね魔人族に負けそうな理由の一つね。

と思い浮かべていると

 

「後は……各ステータスは見たままだ。

 大体レベル1の平均は10くらいだな。

 まぁ、お前達ならその数倍から数十倍は高いだろうがな! 全く羨ましい限りだ! あ、ステータスプレートの内容は報告してくれ。

 訓練内容の参考にしなきゃならんからな」

 

やはり異世界あるあるの一つ大抵異世界に行く人間のステータスはバグり気味

急いで雷槍君のステータスを隠蔽しないと

 

「力の根源たる蒼青の娘が命ずる、理を今一度読み解き真実を幻想に隠せツヴァイト、ファントム」

 

と少し雷槍のステータスプレートが光、再度、雷槍のステータスプレートを見ると

 

========================================

騎竜 雷槍

16歳、 男

レベル1

天職:騎士

筋力:50

体力:50

耐性:50

敏捷:50

魔力:50

魔耐:50

技能:槍術、全属性耐性、物理耐性、剛力、縮地、先読、剣術、高速魔力回復、限界突破、

電気魔法適正、気配感知、魔力感知、気配遮断、毒耐性、麻痺体制、石化耐性、言語理解

========================================

 

よし、こんなものかしら

 

「雷槍君出来たよ」

 

雷槍のステータスプレートを返した。

少しして

 

「ありがとうございます。

 翼愛先輩」

 

と雷槍にお礼を貰っていると

 

「天之河光輝

 転職・勇者

 ステータスは全て100

 技能は⋯なんかたくさんあります!」

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「おおおお」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

と皆歓喜の声を挙げた。

光輝君のステータスは

 

=========================================

天之河光輝

17歳 男

レベル:1

天職:勇者

筋力:100

体力:100

耐性:100

敏捷:100

魔力:100

魔耐:100

技能:全属性適性、全属性耐性、物理耐性、複合魔法、剣術、剛力、縮地、先読、

高速魔力回復、気配感知、魔力感知、限界突破、言語理解

=========================================

 

如何にもザ・主人公だねとそして、他の生徒達は次々に報告していき、ついには、私、黒花、アテナ、雷槍、ハジメ、それと畑山先生だけになった。

そういえば、さっきから気になったのだけどハジメ君は、なぜあんなにも青い顔をしているのかな?

私は疑問に思ったのだがその答えはすぐにわかった。

規格外のステータスばかり確認してきたメルド団長の顔はホクホクしている。

多くの強力無比な戦友の誕生に喜んでいるのだろう。

メルドさんがハジメ君のステータスプレートをみるとメルださんの顔が「うん?」と笑顔のまま固まり、ついでに「見間違えか?」というようにプレートをコツコツと叩いたり光にかざしたりする。

そして、ジッと凝視していた。

私も気になりプレートを確認すると

 

=========================================

南雲ハジメ

17歳 男 

レベル:1

天職:錬成師

筋力:10

体力:10

耐性:10

敏捷:10

魔力:10

魔耐:10

技能:錬成・言語理解

=========================================

 

ステータスの数値が平均のオール10に加え、技能はたったの2つしかなかった。

ザ・凡人、確かに顔が青くなるのも頷けるものだ。

だが、私はハジメの天職に注目した。

“錬成師,,…多分鍛冶師の職業。

正にハジメのためにあるような天職じゃないの!

なにせハジメの親はゲーム会社の社長、その手伝いをしていたハジメの頭の中には様々な知識が詰め込まれている。

もしかしたら、この世界にあの武器も造ることが可能かも。

メルド団長はもの凄く微妙な表情でプレートを返した。

 

「ああ、その、なんだ、錬成師というのは、まぁ、言ってみれば、鍛冶職のことだ。

 鍛冶をする時に便利なんだが……」

 

歯切れ悪くハジメの天職を説明するメルド団長。

今まで戦闘中心の天職なのに最後当たりで非戦系天職が来るとフォローしにくいからね

その様子を日頃から(特に香織関係で)ハジメを目の敵にしている男子達が食いつかないはずがない。

その筆頭である檜山大介がニヤニヤしながら声を張り上げる。

 

「何だよ南雲。お前非戦闘系の鍛冶職か?そんなんでどうやって戦うんだよ?」

 

「ちょっとステータス見してみ!…ぶっはははっ~、なんだこれ!完全に一般人じゃねぇか!」

 

「ぎゃははは~、むしろ平均が10なんだから、場合によっちゃその辺の子供よりも弱いかもな~」

 

「ヒャハハハ~、無理無理!直ぐ死ぬってコイツ!肉壁にもならねぇよ!」

 

馴れ馴れしくハジメと肩を組む檜山だが、ほとんどの生徒はそれを止めることすらせず一部の男子はハジメを嘲笑っている。

その光景を香織や雫、そして一部の生徒達が不快そうな目で見ており、私は内心ため息をついた。

ハジメ君の凄さを知らなくてステータスで判断するのはダメだな

と思っていると

 

「笑うな!!!」

 

と覇気がある声がして全員声がする方を見るとアテナがご立腹だった。

 

「あ、あのアテナさん」

 

檜山が声を掛ける。

 

「人を見ずにステータスだけで判断するの馬鹿がやることだ!」

 

「で、でも」

 

「そう言うお前は何なんだ?檜山。

 ハジメをバカにする権利がお前にあるのか。

 お前達もだ。

 ハジメを笑う理由がどこにある?全員言ってみろ。」

 

アテナが覇気が効いた声を発しながら嗤っていた生徒達をアテナが睨むと一部の生徒は一斉に視線を逸らす。

 

「ああ?南雲の天職とステータスが余りにもショボ過ぎて、嗤いしか出ねぇだろう」

 

檜山は開き直るかのように意見をする

私は援護射撃する為

 

「分かっていないね、檜山君

 さっきメルドさんが言っていたはずだよ。

 天職とは才能だ。

 すなわちハジメ君には錬成師の才能があるという事、そうですよね?メルドさん」

 

「無論だ」

 

私の質問にメルドさんは肯定してくれた。

 

「で、でもそんなショボいステータスじゃ、南雲に強い武器なんて創れるわけねぇよ!」

 

檜山はそれでもハジメをバカにする。

 

「確かに、今のままでは強い武器なんて創れない。

 だけど、成長次第によっては城の宝物庫にある物よりも強い武器が創れるはすだよ。

 何せゲーム会社でデザインなどをやっているからね。

 ハジメ君」

 

「う、うん」

 

「そうなのか?よく考えてみれば確かにな。

 なんたって勇者御一行の一人だからな。

 成長すればアーティファクトも創れるかもしれん!」

 

メルド団長が全力で賛同すると先ほどまで嗤っていた生徒達はバツが悪そうな顔をする。

そしてアテナは

 

「檜山、斎藤、中野、近藤」

 

「「「「あっはっはい」」」」

 

《xbig》「声が小さい」

 

「はひぃ」

 

「クラス代表でハジメに謝れ」

 

「でも」

 

「あやまれ!!」

 

と覇気の他にも覇王竜の加護に殺気と威圧も混ぜている為、アテナの後ろにデカい赤い竜が居る様に錯覚してしまう。

私、黒花、雷槍以外のクラスメイト達はビビっている。

そして

 

「「「「ハジメさん、さっき程馬鹿にして誠にすみませんでした!!!」」」」

 

と檜山とその取り巻きはアテナの威圧にびびって直ぐにハジメ君に誤った

 

「べ、別に良いよ気にしていないし」

 

「その通りですよ

 南雲君、気にすることはありませんよ!先生だって非戦系?とかいう天職ですし、ステータスだってほとんど平均です。

 南雲君は一人じゃありませんよ!」

 

そう言って「ほらっ」と畑山先生はハジメに自分のステータスプレートを見せる。

私達はハジメ君の後ろから見た

 

=========================================

畑山愛子 

25歳 女 

レベル:1

天職:作農師

筋力:5

体力:10

耐性:10

敏捷:5

魔力:100

魔耐:10

技能:土壌管理、土壌回復、範囲耕作、成長促進、品種改良、植物系鑑定、肥料生成、

混在育成、、自動収穫、発酵操作、範囲温度調整、農場結界、豊穣天雨、言語理解

=========================================

 

先生も十分チートです

案の定ハジメ君の目は死んだ魚のような目をしながら遠くを見だした。

私はハジメ君から畑山先生のステータスプレートを取り、

その後

 

「あれっ、南雲君!どうしたんですか!」

 

とハジメを揺さぶる畑山先生、でメルドさんは

 

「作農氏だと⁉

 まさか実在したとは

 急いで協会に連絡を‼

 この世界の食料関係が一変するかもしれん!!」

 

と大声で部下に指示をした。

 

「畑山先生すみません」

 

「翼愛さん、南雲君が南雲君が」

 

「先生落ち着いて下さい今から説明しますから」

 

と畑山先生の天職と技能を説明して終わったら

 

「南雲君すみませんすみません」

 

謝り倒し状態になった

 

「メルドさん」

 

「何だ?」

 

「少し移動しましょ」

 

「どうゆうことだ?」

 

「ハジメ君の心に追い打ちを掛けたくないので」

 

とハジメ君を指した。

 

「そうだな」

 

と少し移動して私達は移動してステータスプレートを見せた。

私と雷槍は他のクラスメイトと同じ反応で、黒花は天職と技能が噛み合っていなくて更にステータスが南雲君と同じ数値なのでさっきと同じ微妙な反応して、アテナは部隊強化などを見てホクホクしていた。




最後までお読みいただきありがとうございます。
次回もお楽しみにして下さい。チャオ―

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