蒼青の勇者と剣の勇者の姉妹とその友達達は異世界でも最強   作:ジェットプテラ

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第七十話が完成しました。
アンケートはまだ行っていますので是非参加して下さい
其れではどうぞ(^O^)/

PS、2024年の最新作の準備に入りましたので是非参加して下さいね。
下にリンクを張って置きますので
https://syosetu.org/novel/310344/


戦闘終了後

一振りの斬撃が魔人族の女の命を奪った。

その事実に、周りのクラスメイト達は沈黙する。

目の前で明確な人死を見たのだ、それも仕方ないだろうが。

何故か檜山は腰を抜かしているが。

しかし、雫を始めた大半は自分達を殺しに掛かってきた相手だと割り切ろうと努力しているように伺える。

それを殺した私を非難するのは間違っていると頭では分かっているのだろう。

それでも多少は思う所はあるようだが。

全員が変身を解除すると

 

「お疲れ様、ハジメ君」

 

ハジメを白崎さんは労わる。

 

「おう……香織もよくやった。

 ユエもありがとな。

 頼み聞いてくれて……」

 

「んっ」

 

3人の周りに桃色空間が発生する。

 

「3人とも空気読んでださい!

 ぞろぞろ集まって来ましたよ!」

 

シアが突っ込むと、メルド団長を含めたクラスメイト達が集まってきた。

 

「……翼愛、何故彼女を……」

 

天之河が私に何か言いかけた所で、

 

「香織!

 さっきも言ったけど、本当に無事だったのね!」

 

遮る様に雫が香織に駆け寄って改めて再会の感動を噛み締める。

 

「うん。

 ハジメ君と翼愛ちゃん達と一緒に戻って来たよ!」

 

その言葉に雫はハジメに向き直り、

 

「南雲君も無事でよかったわ。

 生きててくれて安心した……」

 

「……香織を悲しませるわけにはいかないからな……運の割合もデカかったとは思うが……意地で生き延びた」

 

ハジメはそう答える。

 

「優花と牙十郎君に翼愛、アテナ、黒花、雷槍君も元気そうで安心したわ」

 

「久しぶりの生徒会長だ」

 

ルーズは私に抱きついて。

 

「会長、牙十郎君もお久しぶりです」

 

「プリキュアに変身する会長があれ位で死ぬとは思えなかったです」

 

鷹音と刷庫も来た

 

「私に掛れば皆と協力して奈落から抜け出したから」

 

久しぶりの会話をして居ると

 

「なぜ、なぜ殺したんですか、殺す必要があったのか……」

 

呆然と、私へと訴えかける光輝。

 

「メルドさん」

 

「あぁ、分かって居る」

 

ここでメルドはようやく隠していた事実を伝える。

 

「この女はな、アラン達を殺したんだ…それでも許せと言いたいか?」

 

「……」

 

「ならば仕方ないと思ったのか……もしかして」

 

虚ろな光輝の瞳の中に、メルドは答えを読み取った。

 

「だったらお前の命への拘りもまたその程度だったということだ」

 

光輝の迷い、苦しみを十二分に理解していながらも、あえて突き放すメルド。

その拳が僅かに震える、光輝がメルドを兄と慕うのと同様、またメルドも光輝を

弟のように思っていたのだから……だからこそ、その甘さ、浅さをあえて衝いた、

衝かざるを得なかった。

 

「違う……違う……こんなの……」

 

しかし、そんなメルドの想いとは裏腹に、光輝は未だ優しい理想郷の中にいた、

自分の理想郷を侵す者は排除せねばならないと考えがあり…そしてその矛先は…

 

「…何故だ、何故…あんなに優しかった君が人を殺してしまったんだ!

 翼愛っ!」

 

 光輝の叫び、いや駄々など

 

「私達はこの世界の法に従いハイリヒ王国騎士団長のメルド・ロギンス団長の命令に従っただけ。

 其れ以外無い」

 

私は歯牙にも掛けない。

其れに殺さず捕虜にすれば魔人族の女がどんな悲惨な運命を辿ろうが安易に想像しやすい

何より私は好んで処刑人になるつもりもなかったし、ハジメに必要のない殺しを、させたくもなかった、そんなことをしたところで自分達の世界に帰る日が遠のくだけだ。

そのことを、光輝は果たして気が付いているのだろうか?

其れに自分がメルドに"守られた"ということに。

 

「それでもっ、クラスメイトである限りは、リーダーであるこの俺の言葉に、従うべきだっ!

 少なくとも戦闘中は」

 

「其れは違う。

 〇〇高校の生徒会長並び二年✖︎組のクラス代表は私、鞘波・A・翼愛だ

 いつから光輝君が二年✖︎組のクラス代表になったの?」

 

私は鷹音達を見る。

 

「えっと~」

 

ルーズは気まずそうに眼を泳がせており

 

「すみませんでした」_○/|_ 土下座

 

刷庫がスピーディな土下座をして

 

「大迷宮から出て最初にクラスメイトのアフターケアに奔走して居たんですが」

 

今度は鷹音が

 

「光輝君がいつの間にかリーダーになって居ました。

 止めようと動いたんですが…」

 

理由を言って

 

「えっとつまり光輝君のカリスマ高すぎて吞まれたのね」

 

「はい、すみませんでした!」

 

「別に構わないよ。

 今まで私が抑えていたから私と牙十郎が居なくなって暴走しちゃったからね」

 

私達は光輝を見る

 

「ち、違う、翼愛と牙十郎が居なくなったから代わりに俺が…」

 

「悪いけど、私達は頼んだ覚えが無い」

 

私は生徒会方を見ると全員首を横に振るった。

 

「だそうだ」

 

「そんな…」

 

と落ち込んでいると

 

「…くだらない………ハジメ、カオリ……行こう?」

 

其れを見ていたユエがバッサリと冷たい声色でそう呟いた。

 

「あー、うん、そうだな」

 

「そうだね、これ以上問答しても意味無いし」

 

ハジメも香織もその言葉で光輝から興味を失ったように視線を切る。

だが、

 

「待て!

 まだ話は終わっていない!

 南雲達の本音を聞かないと『仲間』として認められない。

 それに、君は誰なんだ? 助けてくれた事には感謝するけど、初対面の相手にくだらないなんて……失礼だろ?

 一体何がくだらないって言うんだ?」

 

「……」

 

ユエは言葉を交わす価値も無いと判断したのか顔を背けるだけで何も言わない。

だが、

 

「光輝、別にお前に仲間として認められたいなんて思ってねえよ」

 

アテナが口走ってしまう。

 

「何だと!?」

 

光輝がアテナの方に振り向く。

 

「あたし達は元より、ハジメ達が此処に来た事だって遠藤にせがまれたとか、クラスメイトがピンチだから助けに来たとかじゃない。あくまで、香織が、雫を助けに行きたいや翼愛が依頼形式でクラスメイトの救助すると言ったからここに来ただけだ。

 ハッキリ言えば、あたし達は雫が居なきゃ光輝達を助けに来る気は無かったって事だ」

 

「な、何だって……!?

 仲間を見捨てるつもりだったのか!?」

 

其れを聞いては理解しようとしない光輝に呆れてを通り越して苦笑いしか出ない

 

「……だから誰が仲間だ?」

 

「………さっきの私の話を聞いて無かったの?

 アテナがあなた達の中で助ける気があったのは、雫、後はメルド団長ぐらいよ。

 後はオマケだって言ったじゃない」

 

優花からも口を出す。

 

「園部さん!

 君はハジメ達の味方をするのか!?」

 

光輝がまだつっかて来るので

 

「そろそろ行かない?

 これ以上無駄な時間を取るとギルマスが編成を完成させて大迷宮に突入して来るかも」

 

私はバッサリを切り捨てる。

 

「そうね。

 そうしましょ」

 

皆は出口を目指して進む。

 

「ま、待て……まだ…!」

 

が懲りずに叫ぼうとした瞬間、その頬を何かが掠めて迷宮の壁に突き刺さった。

 

迷宮の壁に深々と突き刺さったのは苦無だ。

 

「いい加減にして……! 次に何か言ったら本気で当てる……!」

 

流石の優花もマジギレしれてるっぽい。

 

「ッ……………!?」

 

そのまま優花は歩いて天之河の前から離れると、

 

「天之河。

 どちらが正しいかなんて問答するつもりは無いが、少しだけ指摘させてもらう」

 

ハジメが天之河の前に立ってそう口を開いた。

 

「指摘だって?

 俺が、間違っているとでも言う気か?

 俺は、人として当たり前の事を言っているだけだ」

 

「お前は、俺があの女を殺したから怒っているんじゃない。

 人死にを見るのが嫌だっただけだ。

 殺す事に恐怖し、逃げた事で仲間を危機に陥れた自分の不甲斐なさを隠すために、無抵抗の人間を殺したというもっともらしい理由で俺を責め、覆い隠すことも含めてな」

 

「ち、違う!

 勝手なこと言うな!

 翼愛が、無抵抗の人を殺したのは事実だろうが!」

 

「其れに生き残るために敵を殺す……それの何が悪い?」

 

「なにっ!?

 人殺しだぞ!

 悪いに決まってる!」

 

「其れは不正解、魔人族の女は自ら死を望みメルド団長の命令の指示で殺した。

 これは正当な殺しなの。

 でしょメルド団長」

 

「あぁ正当な殺しだ」

 

「そ、そんな…」 

 

「俺は容赦するつもりは無い。

 敵は殺す。

 これは俺が奈落で生き残るために培った価値観だ。

 お前達に押し付けるつもりは無い。

 だからお前も、俺にお前の正義を押し付けるな。

 それでも気に食わないと言って俺の前に立ちはだかるのなら……」

 

ハジメは消えて

 

「例え元クラスメイトでも殺す!」

 

「ッ……!?」

 

一瞬で光輝の顎を銃を向けて更にハジメの『威圧』によって光輝は動けなくなって押し黙る。

 

「勘違いするなよ?

 俺達は、戻って来たわけじゃないし、まして、お前等の仲間でもない。

 アテナが言った通り香織が八重樫を助けたいと言ったから助けに来ただけ。

 ここを出たらお別れだ。

 俺達には俺達の道がある」

 

ハジメの威圧で動けなかった光輝は、威圧が解けたことで動けるようになり、まだ納得していないと言わんばかりにハジメに向かって口を開こうとして、

 

「…これ以上、ハジメ君を悪く言うの、やめてくれないかな?」

 

「か、香織……!?」

 

香織が光輝に責めるような視線を向ける。

 

「翼愛達と違ってハジメ君は必死なの。

 私達を護るために……私のお願いを叶える為に必死に行動してるだけなの………今回も私が雫ちゃんを助けてとお願いしたからハジメ君はそのお願いを叶える為に全力で行動しただけ………」

 

「何故だ!?

 最後には彼女も戦意を失ってた!

 殺さなくても捕虜にして幽閉するなりなんなり、他にも方法があったはずだ!」

 

「今は無くても何れあの人はまた立ちはだかってたと思うよ。

 だからハジメ君は敵として殺した」

 

「そ、そうならないように説得すれば………!」

 

「話し合って分かり合えるなら、そもそも1000年以上も争い合って無いよ………」

 

「ッ…………」

 

「ハジメに文句言いたいなら、ハジメと同じように奈落で2週間以上独りで過ごしてから言え」

 

「光輝先輩は爪熊辺りに殺されると思いますけど」

 

「むしろ蹴りウサギに返り討ちに遭うんじゃないでしょうか?」

 

アテナ、雷槍、黒花の順番でそう言う

 

「…戦ったのはハジメ。

 恐怖に負けて逃げ出した負け犬にとやかくいう資格はない」

 

「なっ、俺は逃げてなんて……」

 

ユエが冷たい口調で光輝を非難する。

 

その時、

 

「よせ、光輝」

 

「メルドさん!」

 

メルドが光輝を止めた。

そして、私達を見回すと、

 

「お前達…………すまなかった……!!」

 

メルド団長は土下座する勢いで頭を下げた。

 

「あの時……俺はお前達を助けられなかった………本当にすまなかった……!!」

 

ハジメ達に対しては奈落に落ちてしまった事だ。

 

「別に起こっていません。

 落ちて新たな力が沢山手に入ったので気にして居ません」

 

そして、天之河達に向き直ると同じように頭を下げた。

 

「メ、メルドさん!? どうして、メルドさんが頭を下げるんだ?」

 

「当たり前だ………俺はお前達の教育係…………戦争をする上で敵を殺すことは避けて通れない問題だ………本当ならもっと早く盗賊などをけしかけてお前達に殺す覚悟を教えるはずだった…………だが、お前達はこの世界とは関係の無い人間だ。

 俺達の世界の都合でそのような事を教えていいのかとずっと悩んでいて、自分に言い訳をしながら先延ばしにしてしまった……それが今回の結果だ。

 これは俺のミスだ。

 本当にすまなかった」

 

メルド団長もどうやら天之河達の扱いについて悩んでいたらしい。

騎士団長である自分と、メルド自身との間で葛藤していたようだ。

そんな傍ら、勇者の救助依頼はまだなのでクラスメイト達を地上まで護衛する。

私は護衛対処の後ろに付く為に最後まで見届けるまで待機して居ると

 

「光輝……皆地上に戻るってよ」

 

龍太郎に促されようやく立ち上がる光輝、その目に女魔人族の亡骸に祈りを捧げているような恵里の姿が目に入る。

 

「優しいな、恵里は」

 

いつもの調子で、あまりにもいつも通りに恵里の肩を叩き、労いの言葉を掛ける光輝、

しかしその恵里の表情までは彼は見ることはなかった、これもいつも通りに。

だから、その背中へと発せられた、歯軋りのような音にも気が付くことはなかった。

だけど私は気が付き

 

「龍太郎君、私、恵里ちゃんに合わせて行くから遅れるからハジメ君に言っておいて」

 

「うん?

 別に構わないが」

 

「お願いね」

 

龍太郎と光輝が私達にはなれると私は

 

[パチン]

 

と指を鳴らす

恵里はさっきやった祈りを又行って

 

[パチン]

 

又指を鳴らす。

恵里は同じ祈りをして

 

[パチン]

 

又指を鳴らす。

すると

 

「邪魔しないでほしんだけど」

 

恵里はそう言うが

 

「邪魔するよ。

 光輝が好きな僕っ子の恵里ちゃん」

 

と言うと

 

「いつ気がついたんだ。

 会長」

 

学校では見せない顔をして居た。




最後までお読みいただき有り難う御座います。
感想、評価、アンケート、誤字脱字を待って居ます。
其れでは次回もお楽しみに

三回目のギフトは? パート2

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