蒼青の勇者と剣の勇者の姉妹とその友達達は異世界でも最強   作:ジェットプテラ

77 / 122
第七十七話が完成しました。
其れではどうぞ(^O^)/


気づいた正義の正体

難民キャンプ場の安楽死場に居る人達全員が光輝の元にゾンビの様に近づいてくる。

皆光輝に助けを求めて集まって行く。

私は光輝の方を見る。

光輝の目は焦点が合っておらず顔から冷や汗を出しながら体が震えていた。

そして限界に達するのは簡単に来る。

 

「頼む!かおr…」

 

光輝は限界に達して思わず香織に助けを呼ぼうとするが

 

「はいストップ!」

 

私は光輝の口元を抑えながら私が光輝に近づいて耳元で話す。

 

「皆治癒師の香織じゃなくて勇者である光輝君に助けてもらいたいの」

 

私は光輝の口を押さえていた手を緩めて

 

「だけど勇者で何も出来ない俺じゃなくて治癒師の香織なら…」

 

「其れは違う奈落に落ちてハイスペックになった香織でも出来ない事が有るの」

 

「出来ない事?」

 

「そう、人体の欠陥。

 幾ら治しても欠陥している部分は直せないの。

 ましてや此処は難民キャンプもとい貧民街なの。

 たとえ命が繋がってもその人の面倒を見てくれる人は居ない。

 其れゆえに死期がちょっとだけ先送りになるだけ。

 今此処に居る人達に必要な救いは勇者である光輝君が最後を死を見届ける事」

 

「死を…見届け…る」

 

「そう」

 

私は視方を変えて

 

「まさかと思うけど、逃げたいとか思っていないよね。

 彼らは魔人族に何も出来ずに苦しんで死ぬ定めだったんだよ。

 其処に光輝君が現れたからせめて自分達の不自由になった体と死を見せて魔人族がどれだけ残虐をして来たか知ってもらう為に。

 だから逃げないでよ」

 

「あ…あぁ…」

 

私は光輝の背中を押して前に押し出す。

そして光輝は流される前に一人一人に寄りそり、直ぐに勇者である光輝に見届ける嬉しさに死をする人が後を絶たず。

私達はその間に老人にここら辺で一番大きい場所は無いと聞いて老人は直ぐに案内してその広場に其処ら辺に合った薪や生ごみなど燃えるものを集めてある程度集まったら

 

『シャルル、油と花を』

 

『はいシャル』

 

私の横に空間魔法陣が現れて其処に手を入れて油と花を出して

 

「此れを集めておいた物に賭けておいて」

 

「うん」

 

私は恵里に油と花を渡して

私は安楽死場に戻り。

死んでしまった人達を四人同時に持って広場に戻って集めた物の場所に置く。

其れを繰り返して

 

「勇者様…どうか…儂より…先に…死んでしまった娘の…親子の…仇…w…」

 

安楽死場の最後の老婆もこと消えて

私は光輝の元に行きながら

 

「光輝君此処にはもう光輝君に助けを求めている人が居ないから移動するよ」

 

そう言ってこと消えた老婆をおんぶして光輝は虚ろの目で立ち上がり私が広場に向けて移動すると光輝も付いて行くように歩き移動する。

そしておんぶして居た老婆を集めていた物の所に置いて恵里が油を掛ける。

私は其処ら辺に合った木の棒をボロ布に巻きつけて

 

「恵里ちゃん、油」

 

「はい」

 

私は恵里から油を貰って其れに浸し余分の油を落として松明が完成した。

次に私は老人の元に行き

 

「すみません。

 火打石ありますか?」

 

「あぁ、もちろん」

 

老人は懐から火打石を取り出して

 

「使わせてもらいます」

 

私はそう言って老人から火打石を借りて

 

カン、カン、カン

 

火打石で火花を散らす。

松明のボロ布に油を染み込ませている為簡単に松明に火がつく。

私は火が付いた松明を持って光輝の元に行き

 

「はい」

 

松明を光輝に差し出す。

 

「え?」

 

光輝は理解して居ない。

 

「え?

 て決まって居るでしょ。

 火葬だよ。

 勇者である光輝君がやる事に意味が有るんだよ」

 

「あ…あぁ…そうだな」

 

光輝は私から松明を貰って私達が集めた物に松明の火を付ける。

火はまんべんなく広げた油を伝って燃え広がって炎になる。

悪臭が多少広がるが問題ない

 

「勇者様方。

 死に行く者の最後を見届けるだけではなく火葬をしていただいて誠に有り難う御座います」

 

「いえ、当然です。

 あと私達が来る前に死んでしまった人(『シャルル、魔人族の死体を取り出して)達の為の供養も用意しまし(男性の方だけで良いから』)た」

 

『分かったシャル』

 

私の隣に空間魔法陣が出て其処に手を入れてある物を取り出す。

 

「此れは⁉」

 

老人や周りの人達は驚きながら驚愕して居た

 

「えぇ、皆さんをこんな不衛生な場所に住む理由を作った魔人族です」

 

私が取り出したのはウルの街で清水幸利を唆した魔人族の男だ。

 

「なぜ勇者様方が此れを?!」

 

老人がそう質問すると

 

「稲作が有名の街、ウルを落とそうとした魔人族を我が勇者である光輝君が打ち倒しました」

 

私は堂々とそう言う

光輝は

 

「え、まってk…」

 

やって居ないと言ってしまう前に

私は光輝の口を押さえて黙らせる

 

「そして勇者である光輝君は魔人族を憎みながら苦しい生活を送っている皆様に少しだけでも楽になって欲しくて魔人族の死体の不敗処理を施して今日まで持って居ました。

 更に、恵里!」

 

「私の番ね」

 

恵里が魔人族に近づいて手に持って居る錫杖を魔人族の男性の死体に翳すと魔人族の男性の死体が一人でに動き

 

「動きは単調ですが恨みをぶつけるのは十分だと思います」

 

そう言うと老人は下を向いて光輝の手を握って顔を上げると泣いており

 

「あ、ありがとうございます。

 儂より早く死んでしまった孫の無念が晴らせます」

 

老人は貧民街の住人の方を向いて

 

「勇者様方が憎き魔人族の遺体を提供してくれた。

 今こそ憎き魔人族に恨みを晴らすのじゃ!」

 

と言って手にした杖で大きく振り被って魔人族の男性の死体の頭をフルスイングした。

其れを見ていた貧民街の住人は其々家に戻るなどをして

 

「恵里、焚火の方に移動させて」

 

「うん分かった

 

恵里は魔人族の男性の死体を操作して私達から離した。

その間に家に帰って行った人達が戻って来た。

手にはナイフ、ハンマーなど武器を持って来たり角材や麺棒など武器とは言えず兎に角持って来ただけの人も居る。

私は両手でメガホンを作って大声で

 

「皆さん遠慮なくやっちゃってください!」

 

叫ぶ

 

「あぁ、遠慮なくやってらるぞ!」

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「うおぉぉぉぉぉぉ!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

貧民街の住民そうで魔人族の男性の死体に殺到して

 

「オレの故郷を返せ!」

 

「私の恋人をの仇」

 

「よくも父ちゃんと母ちゃんを殺したな」

 

出るわ出るわ怨念の数々

私は光輝の顔を見ると戦争の現場を目の前で見た様な顔をして居た。

 

「此れがこの世界の人間族と魔人族の戦争だよ。

 此れを見てまだ話し合いしましょうと言える?」

 

「…そ…それは」

 

「無理でしょ。

 光輝君はそんな狂気が溢れた戦場に皆を扇動して送れる?」

 

「…で、出来る訳…」

 

「光輝君はもうしちゃったんだよ」

 

私は予め取り出して居た物を取り出す

 

「もし私があの時私がオシュトルさんにこの契約書を書かせなかったら戦場に行きたくないクラスメイトも強制的に行かせることになっていたんだよ」

 

光輝は私の言葉の意味を理解したのか

 

「あ、あぁ…お、俺は取り返しがつかない事をしたのか」

 

「聞くけど此れが光輝君の正しい正義なの?」

 

「わ、分からない、分からなくなった」

 

光輝は自分が信じていた正義に疑いを持ち始めた。

 

「なら答えを探しなさい。

 自分も周りも納得して信じられる答えを

 と言っても光輝君の正義の先入観を壊した私が言える立場じゃないけどね」

 

「……」

 

恵里が半目で私を見つめる。

そんなやり取りをして居ると老人がこっちに来て

 

「勇者様方、今回は救いのない者達の為に色々としてください。

 有り難う御座います」

 

「いえいえ、今回は勇者様が申し出た事。

 偶々、私が勇者様の要望に応える物を用意出来ましたから」

 

「左様ですか」

 

「では私達はそろそろ此処を離れなければいけません。

 貴方達の様に勇者の救いを求める人達は山ほどいますから」

 

「そうですな

 儂ら達の為に此処に居てもらるのも救える命も皆殺しをする魔人族も出来ませんかの」

 

「えぇ、その通りです」

 

「では、創造神エヒト様の加護が有らん事を」

 

「創造神エヒト様の加護が有らん事を」

 

そう言って難民キャンプ場を後にする。

その帰りに私達を行く手を遮るかの様に広がる塀に吊るされていたのは、全部に首を括られ、男性なら男性器や女性なら乳房を切り落とされた、魔人族達の遺体だった。

 

「はぁ~凄い光景だね。

 光輝君」

 

私はそう言って私は光輝の方を見ると

光輝は吊るされている魔人族を見ながら流れる様に座り込んで

 

「ハハッ……ハハハハ……ハハハハハ、アハハハハハ」

 

虚ろな目をしながら光輝は笑い始めて

 

「何が正義だ!

 何が勇者だ!

 俺はただ汚れるのが怖かった…命を奪うことで、清く正しい存在でなくなることが怖かった。

 皆から特別と呼ばれなくなることが…怖かった。

 だって皆から俺はは特別だから、他の人とは違うから、皆に勇者と選ばれた存在だと思っていた。

 でも皆が求めていたのは勇者の方なのだから、ただの普通の俺の天之河光輝に価値なんてないから…」

 

いつもなら自分のマイペースで突き進む光輝が私が用意した景色を見て止まり出した

 

「其れで聞くけど光輝君、もし過去に戻れるなら何て言う」

 

「…そうだな…俺には皆を救うことも出来なきゃ、奪うことすら…出来ないのか。

 人間も魔人もない、善も悪も関係ない、ここにあるのは生きるか死ぬか、ただそれだけで、死んでいく者たちには神も種族も国家もなくて、灼熱地獄の底で生きたまま焼かれていく苦痛と恐怖があるだけなんだ…その苦痛をただの勇者で……いいや、もう勇者ですらなくなった俺がっ!

 どうやって救ったらいいんだ!」

 

「其れが前半で感じた光輝君の感想?」

 

「そうだな。

 翼愛やハジメ達はこんな光景を見ていたんだ?」

 

「そうなるね」

 

「道理で勝てないわけだ」

 

「そう感じてもらって嬉しいよ

 其れでそろそろ昼ご飯だけど何か食べる?」

 

「いや不思議とお腹をすいて居ない」

 

「其れは極度に見たくもない物を片っ端から見せられて今ご飯を食べると吐いてしまうと無意識に感じているの。

 今は水だけにしなさい」

 

「あぁそうする」

 

私は王都の食堂に向かう




最後までお読みいただき有り難う御座います。
感想、評価、アンケート、誤字脱字を待って居ます。
次回もお楽しみに

三回目のギフトは? パート3

  • 牧カオルの魔法一式
  • キャリー・ターセルのデバイス
  • シロニンジャー
  • 北条國子の巨大なブーメラン
  • フルンティング(アサルトリリィ産)
  • LBCSムシャ
  • クレセントローズ
  • シシレッド
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。