蒼青の勇者と剣の勇者の姉妹とその友達達は異世界でも最強   作:ジェットプテラ

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第八十七話が完成しました。
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其れではどうぞ


暴かれる記憶

光輝改心プログラムの疑似タイムループを繰り返して数十回目で

 

「どうか恵里を助ける為に俺も手伝わせて下さい」

 

光輝はプライドを捨てて土下座でお願いして来た。

 

私は光輝に近づいて

 

「顔を上げて下さい」

 

光輝は顔を上げて

 

「今回の騒動を起こしたと自首して、プライドを捨てて土下座をする事は中々できません。」

 

「其れって……」

 

私は手を差し出して

 

「はい、本来なら弱い人は遠ざけて居ましたが今回特別に手伝って下さい」

 

「はい!

 お願いします」

 

光輝は私の手を取り立ち上がる。

 

「其れでは彼女を助ける方法は教えます」

 

「はい!」

 

「先程、私は彼女の記憶を覗き悪霊になった原因が貴方にあると判明しました」

 

「だが俺には覚えてないんだが

 恵里の間違いとかないのか?」

 

「えぇそうかもしれません。

 だから今から貴方の記憶を今から覗きます」

 

「覗く!?」

 

「魔法で覗きます」

 

そう話していると

 

『ちょっと翼愛』

 

恵里が念話で会話して来た。

 

『どうしたの?』

 

『そんな魔法有るの?』

 

『あるよ』

 

『あるならさっさと使って光輝君を落とす算段が立てられたのに』

 

『確かにそうだね。

 だけど自己中は治らないよ』

 

『まぁそうなるね』

 

恵里と念話して居ると

 

「どうかしましたか?」

 

光輝が心配して声を掛けて来た

 

『此れ以上の念話は光輝君にバレる可能性があるから』

 

『分かった』

 

私は恵里の念話を切って

 

「いえ、記憶を覗く魔法を使う為に精神統一して居ました」

 

「そ、そうですか」

 

「では、先ずは彼女の記憶から行きましょう」

 

私は恵里の方に向いて槍の刃先を向けて

 

イキュラス エルラン(記憶再生)

 

そう唱えると恵里と私達の間に光のディスプレイのようなものが出現した

此れは異世界おじさんの代名詞魔法のイキュラス エルラン(記憶再生)で私は使えるアニメ魔法の一つでもある。

私は光のディスプレイのようなものを操作して昔の恵里が橋から飛び降り自殺しようとした所に光輝が偶然現れて自殺を止めた瞬間を投影して更に光輝が

 

『俺が恵里を守ってやる』

 

のセリフもバッチリ移って居た。

私は光のディスプレイのようなものを閉じて

 

「此れが彼女の記憶に残っている記憶です」

 

此れを見た光輝は

 

「ちょっと待ってくれ…俺は本気で覚えていなのに…恵里の記憶に残って居たのか?」

 

「はい」

 

「改ざんとかじゃなくて」

 

「されていません」

 

「つまり本物」

 

「はいそうなります」

 

「マジか…」

 

と光輝は絶句して居た

 

「今度は勇者様の番ですよ」

 

「あ!あぁ、そ、そうだな」

 

「では行きますよ。

 イキュラス エルラン(記憶再生)

 

今度は光輝と私の前に光のディスプレイのようなものが現れた

映像の内容は先程の昔の恵里が橋から飛び降り自殺しようとした所に光輝が偶然現れて自殺を止めた瞬間の光輝側の光景が映し出されて駄目押しばかりに

 

『俺が恵里を守ってやる』

 

同じセリフが出て来た。

私は否定できないように先程の恵里のイキュラス エルラン(記憶再生)と今流れて居る光輝のイキュラス エルラン(記憶再生)を同時に再生する。

其れを見た光輝は

 

「…………」

 

光輝は絶句して居た

 

「勇者様どうですか?」

 

「マジか!

 俺と恵里が初めて会ったのは鈴に紹介された時じゃなくてこの時に助けた時なのか」

 

「そうなりますね」

 

「でもどうしてこんな大切な記憶を忘れていたんだ?」

 

「いえ、勇者様其れは違います」

 

「違う」

 

「はい、忘れていたのではなく如何でもいい記憶と無意識に判断されて忘れていたんです」

 

「其れってどうゆう意味だ?」

 

「はい、人間の脳にある記憶は無数にあります。

 のでその人にとって大切な記憶は何時でも思い出す様に意識の本棚、長期記憶に保存されて、その反対の如何でもいい記憶は数秒から数時間しか覚えられない無意識の本棚、短期記憶に保存されます」

 

「そ、それじゃあ俺にとって恵里を助けた事は如何でもいい記憶に分類されたのか」

 

「はい、そうなります」

 

「いくら何でも無責任すぎるぞ、俺」

 

「えぇ、無責任すぎる勇者様の思いが彼女の中では積もり積もった状態で死んでしまい悪霊になる条件を揃えてしまいました。

 更に本来悪霊になった者は明確な意思が無ければただ厄災と呪いを撒くだけの存在に成り下がるんですか、彼女は勇者様に対しての恋の思いと天職は降霊術師が合わさり勇者様にピンポイントで勇者様に取り付く悪霊になって居ます」

 

「ど、如何したらいいんだ?」

 

「彼女が悪霊になった原因を取り除く必要が有ります。

 勇者様、彼女が死ぬ前に何かありましたか?」

 

「何かって……俺に告白した事しかないが」

 

光輝は右手を首の後ろを撫でる

 

「其れで其の告白は如何したんですか?」

 

私は内容は知って居るが敢えて知らない振りをする

 

「…断ったが」

 

「其れです!」

 

私は光輝に指さす

 

「告白の事か?」

 

「はい、彼女は勇者様に一途なに恋をして居たんです。

 けして他の男を見向きもっせずに常にただ一つ、勇者様だけ見ていて勇気を振り絞って告白したんです。

 其れなのに勇者様は其の告白を断ったのです。

 断られたら彼女の生きる意味は無くなってしまい反動で死にたい気持ちが彼女の心に充満して行き最終的には最悪今回の様に自殺になります。

 今目の前で起きています」

 

「そ、そうだな」

 

「そして死んだ大抵の魂はエヒト神に行きますが、自我が強い魂は目的を果たせず未練を残してこの世に留まり地縛霊になります。

 で、長くこの世に留まり続けると未練の原因になった目的を一向に果たせない事に自我は悪い方に傾き悪霊になってしまいます」

 

「ま、待ってくれ、恵里が死んだのはついさっきだ。

 君の話では死んでも悪霊になるには長年の年月が必要じゃないのか」

 

「はい、必要ですが例外が有るんです」

 

「例外?」

 

光輝は不思議そうに顔をする

 

「はい、生きているうちに悪霊化してしまう原因の行動すれば死んだ直後でも悪霊化してしまいます」

 

「其れって…」

 

「はい、他人を恨む怨念や私念

 悪い事に対しての罪悪感を持たない犯罪者

 それから実らない愛は呪いの類に変わってしまいます」

 

「つまり恵里が悪霊になった原因は…」

 

光輝は顔を青くして

私は腕を組んで

 

「完全に勇者様が原因です」

 

「もしこのまま復活させたら」

 

「其れですと

 今までブレーキがかかって居たんですが死んだ事によってブレーキが壊れてしまい復活させたら目的を果たす為に動きますね。

 ブレーキがかからない状態で」

 

私がそう言うと光輝は座り込んで頭を抱えて

 

「お、俺は如何すればよかったんだ。

 俺には好きな人が居るのに」

 

「其れに付いてなのですが。

 彼女、勇者様に恋人がいないと思って告白したんだと思います」

 

私がそう言うと

 

「なぁ!

 俺には好きな女性が居るんだぞ。

 其れも二人」

 

「其れじゃあ聞きますけど

 その二人は?」

 

「一人は香織で俺といつも一緒に居る幼なじみでもう一人は雫で俺が幼い事から通っている道場の一人娘の子だ」

 

「では最初に一番最初に言った勇者様といつも一緒に居る幼なじみの香織にはいつ好きだと告白したんですが?」

 

「其れは勿論…」

 

勇者様は自信満々に答えようとするが

 

「……」

 

なかなか言葉が出ず

 

「あれ?

 いつ告白したんだ?」

 

頭を抱えだした

 

「其れも覚えていないんですか?

 なら私の記憶再生魔法で思い出させますか?」

 

「あ、あぁ、た、頼む」

 

「ではイキュラス エルラン(記憶再生)

 

私はイキュラス エルラン(記憶再生)で香織を告白した時の記憶を探るが

 

「何処にも無いですね。

 その記憶」

 

「俺は香織に告白して居ないのか」

 

「して居ませんね。

 昔の勇者様て、もしかして香織と言う女性から告白を貰えると思っていましたか?」

 

「…多分…そう思う」

 

「そうなると多分ですか

 その香織っていう女性はいつも勇者様と一緒に居た為、勇者様に好きと言う感情が湧かずにいたんだと思います」

 

「湧かなかった?」

 

「はい、短い期間なら勇者様の大切な物になりたいという気持ち、好きと言う感情は湧くんですが、幼い頃から付き合っていると大切から普通に変わり好きと言う感情湧きにくいんです」

 

「つまり香織にとって俺は普通の幼馴染としか見られていない」

 

「はいそうなります。

 そして勇者様は彼女が好きと勘違いして勇者様から告白せずにいつか彼女の方から告白して来ると思い放置した。

 その一方で香織と言う彼女は特別になりたい男性と出会ったんです」

 

「特別になりたい男性……まさか!?」

 

「如何やら思い当たる節があるみたいですね」

 

「そんなわけがない!?

 香織があいつに好きになる様事はして居ない筈」

 

「私は詳し事を言えないんですが。

 勇者様が言うあいつの些細なことが彼女にとって特別な出来事になりますから。

 詳しい事は彼女に出合った時に話した方が良いですよ」

 

「なら雫、雫は初めて出会った時に告白したぞ」

 

「確認します。

 イキュラス エルラン(記憶再生)

 

私はイキュラス エルラン(記憶再生)で光輝が言う雫を告白した時の記憶を探る。

結果は

 

『雫ちゃんも、俺が守ってあげるよ!』

 

「確かに告白して居ますね」

 

私は光輝に見られないように気を付けながら遠い目をして

 

「よっしゃー!」

 

光輝はガッツポーズをする。

そんで

 

『そんな嘘だ嘘だ嘘だうそだうそだうそだウソだウソだウソだウソダウソダウソダ』

 

恵里は光輝の死角になる物陰で発狂して居た

 

『恵里落ち着いて!?』

 

『殺してやる

 僕が光輝君を殺してその後で僕は自殺する』

 

『此処でそんな事をすれば今までの計画がパ―になるよ』

 

『そんな事知るか。

 僕の光輝君がもう他の女に告白して居た事に絶望して居るんだ』

 

『それ、恵里が飛び降り自殺する前に言って居た筈だけど』

 

『あれは僕を引き留める為に咄嗟に着いた嘘だと思ったのに』

 

『兎に角まだ重要そうな記憶があるから其れを見てからにしろうか。

 現に恵里ちゃんは雫ちゃんと光輝君が付き合って居ないと判断して居るんでしょ』

 

『うん』

 

『なら大丈夫』

 

『もしそうなら光輝君を殺して僕も死んでやる』

 

『兎に角、記憶を見て見るね』

 

私はイキュラス エルラン(記憶再生)を操作して直ぐに

 

「あれ?

 勇者様この記憶は?」

 

有る記憶を見つけて

 

「どれだ」

 

光輝が此方にのぞき込んで来て私はその記憶を再生した。

内容は小学生の時の雫がいじめのことで光輝に相談している記憶が流れる。

 

「あぁ、その記憶か

 雫が虐められているて相談して来たけど、きっと悪気はないしみんないい子達なんだ。

 だから話せばわかるてアドバイスしたんだよ」

 

「…そうですか、では…」

 

私はイキュラス エルラン(記憶再生)を操作して小学生の時の雫の顔をアップした

 

「なんで雫と言う女性は眼から涙を流しているんですか?」

 

私はそう言いながら小学生の時の雫の顔に流れて居る事を指摘する。

 

「確かに流れて居るが助けるまで…」

 

私は平行線になる前に

 

「!」

 

光輝の顔面に回し蹴りを

 

「!?」

 

叩き込んで其のまま地面に叩きつけた

そして

 

「行き成り何をするんd…」

 

私は光輝の胸倉を掴んで

 

「何が『雫ちゃんも、俺が守ってあげるよ!』ですか!!

 何も守れていないじゃないですか」

 

「な、何を言っているんだ!?」

 

「貴方は此れを見て理由を知ったら同じことを言えるんですか?」

 

「何を!?」

 

「彼女は涙を流して貴方に助けを求めて来たんですよ。

 なのに貴方は『きっと悪気はないしみんないい子達なんだ。

 だから話せばわかる』て言っただけ

彼女を見捨てたんですよ。

 そんな事をしたら愛想が尽きますよ」

 

「そんな事は無い!」

 

「なら何で彼女は貴方に助けを求めて来たんですか?

 貴方が言うきっと悪気はないしみんないい子達ならこんな記憶が残るんですか?」

 

「そ、其れは…」

 

「そもそもあなたが雫と言う人と恋人関係になって居るなら…」

 

私は光輝を放り投げてイキュラス エルラン(記憶再生)を操作して今まで光輝君に告白して来た女性の記憶を全て展開する

 

「何で彼女達は勇者様に告白して来たんですか」

 

覇気を乗せて言う




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