インフィニット・ストラトス 交差する閃光   作:飴玉ベジット

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どーも。スラムダンクのOPは前期より後期の方が好きな飴玉ベジットです。

5ヶ月近くも待たせてしまい、申し訳ありませんでした。

そして今更ではありますが、お気に入りの数も50人突破しました。とってもありがたいです。


episode19 怒り爆発

 

「先生。仙道君がいません」

 

「ああ、仙道は企業での仕事があるから暫く学校を休むそうだ」

 

 拓巳が暫く学校を休むと聞いた女子生徒のほとんどがショックを受けた。一夏達4人も知らなかったのか、かなり驚いていた表情になっていた。

 

 そんな中、唯一事情を知っているシャルは、少し俯いきながら、拓巳の無事を祈っていた。

 

(拓巳……無事に帰ってきてね……)

 

 

 

 

 翌日、アリーナで訓練しようと思って来たセシリアはばったり鈴と出くわした。

 

「あら? 鈴さん。どうされたのですか?」

 

「なにって、見ての通りトーナメントに向けての特訓よ。あんたは?」

 

「わたくしもですわ。………鈴さん。よろしければ、わたくしと合同練習しませんか?」

 

「良いわね。その話、乗らせてもらおうかしら」

 

 2人で特訓しようとした矢先、そこに横やりを入れる者がいた。

 

「「!?」」

 

 2人は、砲弾が飛んで来た所を見ると、そこには漆黒の機体を纏ったラウラの姿が見受けられた。

 

「あっぶないわね。ちょっとあんた!いきなり何すんのよ!」

 

「あなたは確か…ラウラ・ボーデヴィッヒさんですよね?何かご用ですか?」

 

 ラウラの姿を見た鈴とセシリアは、いきなりの攻撃に怒りを覚えていた。

 

「中国の甲龍にイギリスのブルー・ティアーズか……ふん、データで見た方が強そうだな」

 

「あら? あの方、何言ってますのでしょうか?」

 

「ほっとこほっとこ。あんな奴、相手するだけ無駄だし」

 

 ラウラの挑発に鈴とセシリアは乗らずにスルーしようとした。

 

「織斑一夏や、あいつの側にある奴らも大層なことはなさそうだしな」

 

 それを聞いた瞬間、2人はピクッとした。それを見たラウラは、ニヤリと嗤う

 

「今なんておっしゃいましたか? まるで颯也さんが弱いといった感じに聞こえましたわよ」

 

「あんたも? あたしは零滋のこと馬鹿にされたように聞こえたんだんですけど?」

 

「ああ。言ったさ。それがどうした?」

 

 この言葉に、鈴とセシリアの怒りは爆発寸前まで来た。

 

「そうなの?……あんた、相当スクラップにされたいらしいわね」

 

「鈴さん、じゃんけんで先にやる方を決めせん事?」

 

「2人掛りで来い。所詮、雑魚が増えた所で、私が有利なのには変わらんからな」

 

 完全に舐められている鈴とセシリアは、ラウラの明らかな挑発にとうとう2人の堪忍袋の緒が切れた。

 

「舐められたものね………死なない程度に殺してあげる」

 

「寛容であるわたくしも流石に…これには怒りましたわ……」

 

「戯言はいい。とっとと来い」

 

「「上等!!」」

 

 

 

 

 

 その後、一夏達はクラスの女子たちが第三アリーナで代表候補生が模擬戦をしていると聞き、急いで4人は全力で第三アリーナを目指し、途中で箒とシャルルとも合流した。そして到着すると、そこにはセシリアと鈴がラウラに2対1で押されていた。

 

 

 

「喰らえ!」

 

「無駄だ。このシュヴァルツェア・レーゲンの停止結界の前にはな!」

 

 鈴はセシリアと共に吹き飛ばされて壁にぶつかかるがすぐに体制を直し、甲龍の龍咆をラウラに放つ。しかし、ラウラが右手を前に出すと結界のバリアのような物が生まれ、龍咆の攻撃がラウラに当たる前に爆発する。

 

「なっ!?」

 

「龍咆を止めやがった!?」

 

「AICだ!」

 

「そうか。あれを装備していたから龍咆を避け様としなかったんだ」

 

「A…I…C…? なんだそれ?」

 

 聞きなれない単語に一夏は首を傾げた。それに気づいたシャルルが、一夏に解説した。 

 

「シュヴァルツェア・レーゲンの第三世代型兵器で、Active Inertial Cancellerの略だよ」

 

「慣性停止能力とも言う」

 

「なるほど、だからか」

 

 箒も解説に回ってくれた。それを聞いた悠冱はなぜ龍砲を受け止めることができたのか納得したようだ。

 

「ふ~ん」

 

「一夏、本当に分かっているのか?」

 

 一夏が理解できたのか不安を覚えた颯也は確認した。

 

「今見た。それだけで十分だ」

 

 一夏の反応を見た悠冱は思わずため息を吐いた。

 

「お前のそれは一番信用できん」

 

「うっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 鈴は再び龍咆でラウラを狙うが地上を滑るように龍咆を回避していく。またはAICで無力化していく。

 

「まさかここまで相性が悪いなんて……!」

 

 ラウラはシュヴァルツェア・レーゲンから無数のワイヤーブレードを射出して鈴を攻め立てる。そして、ワイヤーブレードは鈴の足に巻き付く。

 

「わあっ!!」

 

「この程度の完成度で第三世代型兵器とは笑わせる」

 

 ラウラが笑っているが、すぐに今まで攻撃していなかった。セシリアがビット兵器で攻撃し、ラウラの隙を狙う。これにより、ラウラはAICを使うために隙ができた。それをセシリアは見逃さずにスターライトmkⅡで狙う。

 

「動きが止まりましたわね?」

 

「貴様もな」

 

 セシリアはスターライトmkⅡをラウラはレールカノンをお互いに放ち、爆発した。

 

「相殺!?でも次は……」

 

「フンッ!」

 

 再びスターライトMkⅢをラウラに標準を合わせようとしたが、その前にラウラはワイヤーブレードを巻き付けている鈴を引っ張り、セシリアに向けて投げた。

 

「「きゃああああああ!!」」

 

 鈴とセシリアは勢いよく、ぶつかり合い地面に向けて落下した。倒れがらも鈴はお返しとばかりに龍咆を撃とうするが……

 

「あまいな。この状況でウェイトのある空間圧力兵器を使うとは」

 

 ラウラはつまらないと言った顔をしながら鈴にレールカノンを放つ。それと同時にセシリアが至近距離でミサイルをラウラに向けて発射した。

 

「させませんわ!!」

 

「なっ!?」

 

 ミサイルがラウラに命中し、爆煙があがる。その内に鈴たちは一度距離を取り、ラウラの出方を見る。

 

「この至近距離でミサイルだなんて、無茶するわね」

 

「申し訳ございません。けれど、この距離での直撃なら確実にダメージが……」

 

「この程度なのか?」

 

 ミサイルが直撃したのにも関わらず、大した外傷が見当たらなかったことに驚くセシリアと鈴をよそに、レーゲンに搭載されているワイヤーブレードが、2人の首を締めていた。

 

 もうすぐ2人の意識が暗闇に落ちると思われたとしたその時、ラウラの方に何かが飛んできたので、それを飛んで回避したが、それは2人の首を締めていたワイヤーを切り裂いた。

 

 それとは、ツインエッジモードのGNカタールだった。

 

「そ…颯也…さん?」

 

 セシリア達は、GNカタールが投げられたであろう場所を見ると、そこには静かに、だが確かに怒っている颯也の姿があった。

 

「あれはアメリカのダブルオー。ちぃ、織斑一夏ではないか」

 

 一方、ラウラは颯也が乱入したことに驚くことはなく、むしろ一夏ではないことに舌打ちをうつ。

 

「なんでセシリア達を襲った?」

 

「簡単だ。織斑一夏をおびきだす為の餌といったところだ。しかし、どうやら当てが外れたようだな」

 

「なんだと?」

 

 ラウラの口から発せられた言葉に颯也は、怒りしか覚えなかった。

 

「そんなくだらない理由の為に、ここまでする必要はないはずだ!」

 

 くだらない。その単語はこれまで他人を見下さすような表情しかしてこなかったラウラに、IS学園(ここ)に来てから初めて怒りの感情が生まれた。

 

「くだらない?くだらないなど言わせない!!私には織斑一夏を倒す理由がある!!貴様らのようにただのうのうと生きている奴らと一緒に…「あのさ、さっきからごちゃごちゃうるさいんだよ!!」!?くっ!」

 

 油断していたラウラの横から突進してきたのは、激情状態の零滋だった。突然の強襲に驚くラウラをよそに、零滋はソードメイスを叩きつけて、ぶっ飛ばした。

 

「今度はマレーシアのバルバトスか」

 

「あんたは鈴ちゃんを傷つけた。あんたにとってはどうでもいいと思うかも知れないけど、それだけでも俺はあんたを許さない!」

 

 怒りを爆発させた零滋を見た颯也は冷静さを取り戻すが、それでも彼の怒りは治まらなかった。

 

「まったく。短気な奴だな。だが、今回ばかりは流石に俺も同意見だ」

 

 2人はそれぞれ大切な人を傷つけられたのだ。少なくとも無傷で帰らすわけにはいかないようだ。

 

「ここからは俺たちが相手だ!自分の行い、その身で償え!!」

 

「覚悟しろよ……ドイツのチビ助!!!」

 

 颯也はGNバスターソードⅡを引き抜くと、ダブルオーのバーニアから緑色に輝く粒子が噴出し、ラウラの方に加速した。同時にバルバトスもソードメイスをしっかり構えて超スピードでラウラの方に特攻した。

 

 ラウラもまた返り討ちにしようとプラズマ手刀を展開した、3人が激突するかと思われたその時。

 

「まったく。これだから子供の相手は疲れるんだ」

 

 生身で千冬が乱入したことにより、3人は驚いた。

 

「模擬戦をするのは構わん。だが、これだけの大事は見過ごせん。決着を着けたければ学年別トーナメントで決めろ」

 

「分かりました」

 

「教官が仰るのならば」

 

「……うん」

 

 零滋だけは渋々と言った感じだがうなずいた。他の2人も特に異論はなさそうだ。

 

「では学年別トーナメントまでの一切の私闘を禁止する。解散!」

 

 

 

 




今回遅れた理由を少し、

まず1つめは微調整に手間取ってしまったこと。

2つめは私がもう一つ書いてる作品、「魔法少女とサイヤ人」のほうを優先させてしまったので、こっちにあまり手をつけていなかったこと。

本当に申し訳ありませんでした。
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