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「くそー。なんであの時グー出したんだよ。チョキにしとけば俺の1人勝ちだったのによ~」
ジャンケンに負けた一夏は、自分の部屋にトボトボと歩いていた。
「はぁ、できたら同室の人、クラスメイトだったらいーなー」
その手には、さっき千冬からもらった荷物が入った段ボールを持っていた。やがて、持ってる鍵と同じナンバーの扉を見つけた。
「俺の部屋は、ここになるってことか?」
クラスメイトでありますようにと祈ってから、部屋に入った。
「どもー。この部屋に住むことになった織斑一夏です。…ってだれもいないな」
扉を開けて挨拶したが、出かけていたのか誰もいなかったのでそのまま部屋の周りを見ていた。
「てかここ本当に学校の寮か?もはや高級ホテルの一室っていうくらい豪華なんだけど」
思っていた以上の豪華な部屋に驚いてた一夏だったが、ベットを見つけるとすぐに寝てしまった。
まぁ、電話帳サイズの参考書を1ページを見ただけで脳内が爆発した
それから少し経った。
「んー。寝たからちょっとスッキリし「ガチャ」ん?」
「すまない、さきほどまでシャワーを浴びてたんだ。私は篠ノ之「えっ、箒?」い、一夏!?」
一夏が起きた瞬間、なんとそこにはバスタオル一枚しかつけてない箒がいたのだ!当然のことだが2人とも顔を真っ赤にしてパニックになった。
「なんで一夏がこの部屋にいてるのだ!!///」
「俺もこの部屋に住むことになったんだよ!///」
「ほ、本当なのか!?///」
「そんなことより、早く服を着てくれ!///」
「あ、ああ。み、見るなよ!!///」
「見ないから!後ろの方見とくから!!///」
まるでラブコメによくあるワンシーンのように、一夏は窓の方に向き、箒はシャワールームへと駆け出した。
しばらくすると、騒動自体は終わり箒も着替え終わったが、やはり影響は残っているのか、2人ともまだ顔は少し赤くなっていた。
「改めて聞くが、お前が同居人になるということか?//」
「そういうことになるのか?//」
「ば、ばかもの!男女七歳にして席を同じゅうせずという言葉を聞かなかったのか!//」
「そ、そんなに怒るなよ。小学生の時にも何回か泊まりに行ったし、そっちも来てただろ?//」
因みに他の4人は1人部屋で、現在、颯也はお気に入りの小説を読んでおり、拓巳は早速オンラインで友達とゲームを満喫中で、零滋は釣り用具のメンテナンスを、悠冱は同じ孤児園にいてる子供達が書いた手紙を読んで、涙ぐんでた。
その日の夜、箒は夢を見た。それは箒にとっては忘れられない昔の出来事だったのだ。
〜回想〜
昔、箒は男勝りな性格と剣道をやっていたせいなのか、よくいじめをうけていたのだ。
「よっ、男女!今日は木刀持ってないのか?」
「木刀じゃない、竹刀だ」
「どっちだっていいだろ?それよりなんでリボンつけてるんだよ?」
「お前達には関係ないだろ」
この時箒をいじめていたのは、当時近所ではそれなりに有名な悪ガキの集団だったので、誰も助けてくれないと思っていたが、
「うるさいなー、お前らいい加減帰れよ!」
一夏が箒を、いじめっ子軍団から庇っていた。
「なんだ一夏、お前そいつのこと庇うのか?」
「おう。だったらなんだよ?」
「あーわかったー。お前、男女のことすきだな」
「少なくとも、お前らみたいな奴らに比べたら好きだね」
最初は一夏をからかうだけだったが、思わぬ返答にいじめっ子達はむかついたようだ。
「てめー。調子こいてんのか?」
「そっちは1人だけど、こっちは5人もいてるんだぜ。敵うわけねーだろ!」
一夏の周りを5人が囲んできたので、誰もが一夏がやられると思ったその時、
「「「「正義の味方参上!!」」」」
一夏の様子を見に来た颯也ら4人が、助けに来たのだ。
「なんだこいつら、正義のみ「この場合、どう見たってお前らが悪者だろ?」「まっ、女の子をいじめるのって、基本悪者のやることだしね」俺たちが悪者だと!?」
ボス格がバカにしようとしたが、悠冱と拓巳の台詞を聞いた瞬間、激昂した。
「まったく、本当に一夏は考えなしに突っ込むよね」
「あいつらを潰せばいいの?」
颯也は呆れながら言い、零滋はストレッチをしながら尋ねた。最高の助っ人に一夏は内心感謝していた。
「これで5対5だぜ。どうする?」
挑発する一夏。
『なめんな!5人まとめて片付けてやる!』
『上等だ!この野郎!!』
喧嘩は一夏達5人が圧勝し、一夏はボス格の襟元を掴んでいた。
「2度と箒をいじめないと言えよ。」
「わっ、わかった。もう2度としないから!!」
この時から、箒は一夏に意識し始めた。
「…ん、夢か。「お、おはよう箒」あ、あぁ。おはよう」
箒が起きた瞬間、一夏がトレーニングから帰ってきたので、ちょっと焦ってしまった。
「ちょうどよかった。シャワー浴びたら朝飯食いに行こうと思っていたんだ。一緒に行こうぜ」
「わ、わかった」
箒の慌てる態度に、一夏は違和感を覚えた。
「どうしたんだ?顔赤くなって「だ、だだ大丈夫だ!!!」ならいいけどよ」
一夏は心配そうに聞いたが、箒の勢いに若干引きながらも大丈夫だとわかり、安心した。
(そうか。あの時のように、私は一夏と一緒にいてるのか)
この時、箒は一夏が隣にいてることを改めて実感し、本人も知らぬ間に口角が少し上がっていた。
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