アークは平和を望む   作:Dark

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リバイス面白そうです

バイスのノリがとても好き


第13話 たった1人の大きな悪意

柄木弔たちとの決戦の翌日

 

戦線幹部

 

リ・デストロ、本名 四ツ橋力也

 

トランペット、本名 花畑孔腔

 

外典

 

その他1万7122人を確保

 

その場にいた謎の部隊により、ヒーローたちの被害は最小限に抑えられた

 

そしてトゥワイス  本名 分倍河原 仁

 

異能解放戦線・総統  死柄木 弔の死亡が確認

 

そして逃走したのは

 

ギガントマキア

 

Mr.コンプレス、本名 迫圧紘

 

渡我被身子

 

荼毘 本名 轟  燈矢

 

スケプティック、本名 近属友保

 

以上5名

 

荼毘によるエンデヴァーの過去について発表

 

死柄木の崩壊による行方不明者

 

ヒーロー殉職者多数

 

これらの情報により日本はかつてないほどの混乱していた

 

 

 

そして元凶である死柄木弔を殺害後、姿をくらましたアークワン

 

彼の本名、箱舟零一 "無個性"   享年25

 

上記の通り、彼は自分の研究所での実験中の不幸によりこの世を去っている

 

はずだった

 

 

 

 

深夜、徐々に灯りが消えていく時間帯

 

「はぁ…はぁ…死柄木弔を殺した…これでやつは…タルタロスから出ることが出来ない…タルタロスから死刑囚たちが出ることも無い…光が…緑谷出久が…黒く染ることも無い…!!!」

 

あかりの消えたビルの中、自分の手の上で赤く輝くベルトを眺めながら男は微笑む

 

「滅も…亡も迅も雷も!俺についてきたみんな…救われる…」

 

男は立ち上がり、口から垂れる赤い液体を拭い立ち上がる

 

「…あとは……ヒーロー協会…!!」

 

ベルトを装着し、ベルトの放っていた赤い光と同じ光が彼の目を染める

 

「人類に幻想の世界を見せ続け…ヒーローたちの清き心を汚す…悪…」

 

彼は窓の外に見える神々しく輝く月に手を伸ばし…拳を握った

 

ーー3週間後ーー

 

「くそっ…どこに行ったんだよ、先輩」

 

ビルの上で周りを見回すミルコ

 

その目には濃いクマができていた

 

あの日、アークワンの正体を知った日

 

それ以来彼女はろくに睡眠せず、アークワンを探している

 

だが彼に関する手がかりは一切見つかっていない

 

「あんたは…そんなやつじゃなかっただろうが!!」

 

夜月に向けてはなったその声は誰にも届くことなく闇へ消えていく

 

「…くそっ」

 

彼女が再び移動を開始しようとすると突然スマホが震え出す

 

「なんだ?私は今なにもしたくね」

 

『ミルコ、亡です』

 

「…何の用だ」

 

『アークワンが見つかりました。場所は…』

 

亡がアークワンの居場所を伝えるとミルコは驚きスマホを落としてしまう

 

「そこって……」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ミルコは亡に言われた場所にすぐさま向かう

 

場所は広島

 

その日は豪雨で、ありとあらゆる音を雨音なかき消していた

 

そしてたどり着いたその場所はラビットヒーローミルコになる前、兎山ルミが通ったヒーロー高校

 

そこの図書室に彼はいた

 

「おー来たか、ルミ。時間もピッタリだな」

 

雷がなり、一瞬だけ彼の姿が見える

 

「…随分白髪が増えたな。それに顔色も悪いぞ、零一先輩」

 

死柄木を殺したあの日よりも髪の毛は白く染まり、目の下にはクマができていた

 

「はは、年取ったからかな?まぁいいや、ここに来たのは久しぶりに母校を見たくなってな。それにここは思い出の場所でもあるし…まぁ、なんだ?積もる話もあ」

 

ミルコは話している最中だった零一の襟を掴んで壁に押し付ける

 

「てめぇ…自分が何したか、してきたかわかってんのか!」

 

「わかってるさ、だがそれはこの世界を救うため」

 

「ふざけたこと言ってんじゃねぇぞ!」

 

「俺は見たんだ。他の人間ではどうすることも出来ない未来をな」

 

零一は押さえつけているミルコの腕を掴み、逆に壁に押さえつける

 

「がっ!」

 

「…あの頃はお前にボコボコにされたよな、ルミ」

 

「何年前の話してんだ…よっ!!」

 

壁を蹴り、零一と一緒に窓を突破ってグラウンドへ落ちる

 

2人にぬかるんだ土がまとわりつき、来ていた服を茶色に染める

 

「あんたは私にこう言った!!"みんなを救うサポートアイテムを作る"、"ヒーローを守るサポートアイテムを作る"って!!それがなんでこんなことになってんだ!!」

 

「……懐かしいな、そんなことも言ってたっけ」

 

「答えろよ!!」

 

「…簡潔に言わせてもらう、この世界に絶望した」

 

アークワンはベルトを巻き、プログライズキーを見せながら話を続ける

 

「最初は復讐心、俺の事を裏切った奴らを殺すことが目標だった。でもそんなことは滅たちと出会ってからどうでも良くなったんだ」

 

アークワン!

 

箱舟零一はキーのボタンを押しこみ、ベルトに勢いよく差し込んだ

 

「俺の…いや、私のような存在を、滅たちのような者をもう生まないために。私はこの世界の絶対的な悪そのものになる」

 

シンギュライズ

 

破壊…破滅…絶望…滅亡せよ…

 

コンクルージョン・ワン

 

「以上だ、ラビットヒーロー・ミルコ」

 

「…あんたを止める!」

 

ミルコの足とアークワンの拳がぶつかり合う

 

「お前は知っているか?ヒーロー社会の闇を」

 

「あぁ!?」

 

学校の壁を使ってミルコはアークワンに思いっきり飛び蹴りをするがアークワンには攻撃が当たらない

 

(ちっ…これが亡の言ってた"予測"!!)

 

ミルコの攻撃を避けながらアークワンは淡々と話を続ける

 

「ヒーロー協会は昔、あるヒーローを使って自分たちの邪魔になる存在を、または邪魔になる可能性のある存在を始末してきた」

 

「…誰の話だ?」

 

「お前が表のヒーローなら、彼女は裏のヒーロー…この偽りの世界を維持する役目を1人で背負った。彼女の名はレディ・ナガン」

 

「なっ…!!ナガンは言い争いでヒーローを殺したやつだ!!」

 

「違う、ヒーロー協会の長官を殺したのだ」

 

次第にミルコの顔は曇っていく

 

「ヒーロー協会の異常さがわかったか?そうまでしてこの偽りの世界を守りたかったのだ。だから裏から動く悪意の動きを完璧に把握した気になって死柄木弔やAFOの行動に遅れを取った」

 

アークワンは動きの鈍ったミルコの首を掴み、地面に叩きつけた

 

「がはっ!!」

 

「"正義"では"悪"を救えはしない。今ここからだ、私という大きな悪意をもってこの世界を救ってみせる」

 

「零一…先ぱ…」

 

必死に抵抗するが彼の力は一切弱まることはなく、彼女の意識を奪おうとする

 

「アークワン!!」

 

ミルコの意識が消える寸前、後ろから突如ホークスが現れ、アークワンの腕に攻撃を集中させ、ミルコを翼を使ってミルコとアークワンを引き離した

 

「行け!剛翼!!!」

 

残りの翼全てを使い、アークワンに攻撃するも全てアークワンの体に当たることはなかった

 

「お前が来ることは知っていた…今からすることもな」

 

ホークスは羽を剣のようにし、アークワンに切りかかる

 

「すまないが…お前()()に時間を割く訳には行かない」

 

アークワンは衝撃波を放ち、ホークスを弾き飛ばす

 

「ぐっ!!」

 

吹き飛ばされるホークスの後ろに回りこみ、アークワンは背中を思いっきり蹴る

 

「がはっ!!」

 

(動きが全く見えない!!)

 

「さらばだヒーロー。私は…次のステージへと向かう」

 

アークワンは再び体から煙を放ちながら闇へと消えていく

 

それと同時にパトカーのサイレンの音が遠くから聞こえ始める

 

「サイレン…まさかここにヒーローが来る事を予測してたのか!!」

 

「早く…追わないと…」

 

「無茶です!!その怪我で!!」

 

「止めなきゃ…!!」

 

ミルコは地を這い、涙を流しながらアークワンが先程いた場所へ向かう

 

「くそっ…くそっ!!」

 

降り注ぐ雨は彼女の嗚咽をかき消した




ホークスは滅亡迅雷達のおかげでそれほど怪我しておらず、日本全国の空を飛び回ってます

滅亡迅雷たちはそれぞれ日本各地へ行き、人を助けています

亡はあの後半無理やりミルコに連絡先を教え、アークワンについての情報を流しています

彼女いわく、ミルコは信頼することが出来るから
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