アークは平和を望む 作:Dark
「一体どうなってるんだッ!?!?」
スケプティックは自身のパソコンを壊す勢いでタイピングする
しかし何度やっても画面には大きく"ERROR"の文字
「何故……衛星に接続出来ない!!?!?」
スケプティックはハッとする
こんなことをできるのは一人しかいない
「アークゼロォオオオオ………!!」
今にも発狂しそうな表情は解放戦士たちを寄せ付けなくなっていた
「殺してやる……!!!!」
泥花市での戦いから2ヶ月
新たな年が始まり、とても気持ちのいい空にとてつもない大声が響く
「く、来んなぁあぁぁぁぁ!!」
バイクの速度を最高速度にまで引き上げ、メラメラと燃え上がる炎から逃げる
「ふんっ!!!」
しかし、炎はバイクを捕まえ犯人を捕らえた
「うげぇ!!!」
その炎の正体は現NO.1ヒーローのエンデヴァー
エンデヴァーは大通りでスピードを出し、女性をひいた犯人である男を捕らえるために追いかけていたのだ
そしてエンデヴァーが男を取り押さえている後ろから3人が追いかけてくる
「デク、ショート、バクゴー!動きが遅い!」
「っはい!!」
「チッ…!!」
「あぁ」
雄英高校ヒーロー科1年A組に所属している緑谷出久、轟焦凍、爆豪勝己の3人
彼らはヒーローインターンでエンデヴァーの元で経験を積んでいる真っ最中だ
「うぐっ…あぁあ!!」
捕らえられた男はエンデヴァーに抑えられながらも暴れ続ける
「離せ!!離せよ!!」
「ならひき逃げなどするな!!」
「今逃げなきゃやばいんだ!あいつが……来る!!」
「来る…?一体誰が」
エンデヴァーが男に問いかけようとした瞬間、空から何かが降ってくる
「くっ…貴様か」
砂煙の中から輝く赤い左目が見え、デクは降ってきたものの正体が何かわかった
「アークゼロ!」
エンデヴァーが捕まえた男をデク達に渡し、アークゼロを攻撃する
「…その男は、悪意ある人間だ」
「お前が裁く権利はないッ!!!!」
エンデヴァーは炎の火力を上げる
しかしアークゼロは炎に怯むことなく歩き続ける
「なっ…」
エンデヴァーは炎を手に纏わせ、アークゼロに殴り掛かる
「エンデヴァー、邪魔をするな」
アークゼロはその拳を受止め、エンデヴァーの足を蹴って膝を付かせる
「うぐっ…!!」
「エンデヴァー…貴様も罪がある…だが今はその過ちに気づき…貴様は変わりつつある」
エンデヴァーを突き放し、波動を周囲に流した
「うおぉおお!!?」
エンデヴァー達が吹き飛ばされ、それぞれバラバラに倒れ込む
そして、アークゼロはすぐさま狙っていた男の首を掴み、4人から距離を取る
「く、来るな!やめろ!!助けてぇぇぇぇぇ」
アークゼロは男を赤い瞳で睨みつけ、問いかけた
「貴様…何故あの子供たちを見捨てた」
「子供たち…まさかお前…借金を返すためだよ!仕方ないだろ!!あのままじゃ俺が殺されてたんだ!」
男は必死にアークゼロから逃れようと蹴りを入れたり、殴ったりするがアークゼロはビクともしない
「そうか、ならば…滅びよ」
「させない!!!」
アークゼロの顔を緑谷が思いっきり殴り、掴まれていた男を助ける
「…邪魔をするな」
「どけやデク!!!こいつは俺が…」
緑谷の上を爆破し飛びながら、爆豪が一点集中させた爆発をアークゼロに向けて放った
「ぶっ殺す!!!」
「口が悪いな、ヒーロー」
しかし、アークゼロには全く効いておらず、爆豪は掴まれて地面に叩きつけられる
「がっ…クソが!!」
爆豪は地面に叩きつけられでもすぐさま立ち上がり、手のひらを発光させ、アークゼロから距離をとる
「凍ってろ!!」
爆豪が離れたタイミングで轟が熱の一点放出で距離を詰め、アークゼロを凍結させた
「エンデヴァー!!」
轟の声を聞いたエンデヴァーは拳に炎を溜め込み、アークゼロに叩き込んだ
アークゼロは氷塊ごと吹き飛ばされ、道路の真ん中で倒れ込むが、すぐに立ち上がり4人を見つめる
「…ラーニング完了。デク、バクゴー、ショート…君たちは素晴らしい力を持っているな…それはこの世界を救えるほどの力だ」
「なっ…」
「いきなり何言ってんだてめぇ!!!」
「おい、話に乗るな!」
アークゼロはそう言い残し、体を液体に包み込んでどこかへと消え去って行った
「近隣をパトロール中のヒーローに伝えろ!!アークゼロが現れ、逃走中!やつはまだ近くにいるはずだ!!」
エンデヴァーが後ろからやってきた相棒のキドウ達にそう言い、空に浮び上がる
「エンデヴァー!!」
「お前たちは残って安全確認をしろ!!」
エンデヴァーはビルの隙間をぬいながら、アークゼロの後を追う
(どこだ…!やつはどこに…)
そして大通りに出ようとした瞬間、目の前に紫色に輝く光の矢が刺さる
「!!?」
すぐさま飛んできた方向を睨むエンデヴァー
その先には4人の影
「何者だ!!!」
「…アークゼロに救われた者だ」
「恩を返すために手伝ってるんだよねー」
真ん中にいた男はそう言い、4人とも別方向に逃げ出す
「仲間…だと…!?」
エンデヴァーは地面におり、バーニンに連絡をした
「……バーニン、エンデヴァーだ。今すぐヒーロー全員に伝えろ、アークゼロには仲間が4名いる。更なる注意を呼びかけよ…と」
電話越しでも分かるバーニンの驚く声
エンデヴァーの事務所から瞬く間に伝わる情報
ヒーローたちのパトロールにより力が入り、アークゼロはに対する警戒がさらに強まった
早速参戦、滅亡迅雷
次回は彼らとの出会いを書こうと思います
次回 彼らとアークゼロ