テスト、テスト
進路、面接、進学
忙しい
気が狂いそう
それでも気分転換での執筆はちょっと楽しい
私たちは仮拠点にしているとある一軒家にいました
……未成年がどうやって家を入手したかって?
そこ気になるところですか?
と言うか、私は200歳をゆうに超えています
確定的な年齢ではありませんが
私の元々の年齢と星王(黒の剣士)の年齢を足したものです
私の身体に星王と暴虐の魔王の記憶と力が入った時点で
私の身体の成長は止まって
そのまま二人の年齢が足されました
暴虐の魔王の分が足されていないのは
私が暴虐の魔王としてどれだけ生きていたかを
覚えていないからです
だから、確定的な私の元々の年齢と星王(黒の剣士)の
年齢を足したものが一応の私の年齢という訳です
未成年ではありません
契約?
それは、成長《クルスト》を使って見た目年齢を変えました
戸籍?そんなの適当に用意しました
お金?それは、創造魔法で金を魔力で作って換金してます
そんなことはどうでもいいです
あの戦いから数日経ったある日の事です
私たちの元に大赦の人間が訪ねてきました
用件は『神樹様の遣いの香風智乃様にお会いに参りました』
との事です
その言葉を聞いた瞬間、
私は胃の方から何かがこみ上がるような感じになりました
チノ「ふざけないで下さい
私はあんな唐変木の遣いなんかではありません
私は助けて欲しいと頼まれたからここにいるんです
その上、私が本契約をしたのは
初代勇者の友奈さんだけであって、神樹はついでです
裏切られるのが面倒だったので
そんなことも把握していないなら、今すぐ帰って下さい」
私はそう言うと、玄関を思い切り閉めました
すると、大赦の人間はドアが閉まる直前
足を挟み閉まるのを阻止した
チノ「鬱陶しいですね
立ち話もなんですから上がって下さい」
私は大赦の人間を家にあげ、客間に案内する
チノ「シホさん、お茶と茶菓子を出して下さい」
シホ「コーヒーじゃなくて?」
チノ「出したいのは山々ですが、そんな時間ありません
お茶ならすぐ出せるので
面倒なら2Lのペットボトルのお茶を温めて下さい」
シホ「了解!」
私は、客間に戻りました
そして、私は大赦の人間から話を聞きました
チノ「話して下さい」
玄関先では気にしませんでしたが、
ここに来た大赦の人間は女性の様でした
話によると彼女は
勇者達の通うクラスの担任もしているようでした
そして、彼女からの提案で勇者達が通う
小学校に来ないかと言われました
チノ「……私、小学生に見えますか?」
すると、彼女は恐る恐る首を縦に振る
チノ「はぁ、いつかにリゼさんに
言われたことを思い出しました
私は小学生ではないです
身体の成長が止まったのは中学三年生で
実年齢は200歳を軽く超えてます」
そう言った瞬間、彼女のくちが口があんぐり開いた(気がした)
仮面で見えませんが、見えている筋肉の動きから
多分、空いているでしょう
チノ「ここで私から提案なんですが
勇者の指南役というのはどうですか?」
すると、彼女は驚いたように私を見ました
チノ「仮面なのに表情豊かですね
でも、普通は人と話す時は外した方がいいですよ」
彼女は一瞬仮面に手を付けましたが少し躊躇って
手を離しました
チノ「しょうがないですね」
私は椅子から立ち上がり、彼女の前に立つ
そして、彼女の仮面に手をかけて外す
チノ「結構いい顔してますね」
???「や、やめてください……」
チノ「やっと、事務的な話し方から本心が出ましたね
さて、提案なんですが……どうしますか?」
???「分かりました、受け入れます
ですが、それは大赦での立場です
表面上の立場はどうしますか?」
チノ「そうですね……副担任ってどうですか?」
???「幼すぎませんか?」
チノ「……しばきますよ」
???「申し訳ございません」
チノ「と言うか、名前聞いてませんでしたね」
???「えっ?」
チノ「名前ですよ」
???「……安芸と申します」
チノ「安芸さんですね、よろしくお願いします」
安芸「えっと、副担任という事ですが
どうにか手配しておきます」
チノ「ありがとうございます」
シホ「お茶、持ってきたよ」
チノ「遅すぎます、何してたんですか?」
シホ「えーとね、お茶探してたんだけど
キッチンの冷蔵庫になかったから
地下の冷蔵庫から持ってきたら時間かかっちゃった」
チノ「……この家、地下ってありました?」
シホ「えっ、なかったの?」
♡♡♡「しーちゃん、地下の冷蔵庫開けた?」
○○○「死亡フラグよ、わしのお茶知らんか?」
チノ「えっ?」
シホ「えっ?」
安芸「?」
シホ「なんで、二人がいるの!」
チノ「誰ですか?」
私たちの前に謎の人物が現れました
一人は白い包帯のようなもので全身を巻いたような見た目で
背中には天使のような羽が生えていて
肌も色白、髪や瞳も全体的に白い女性
もう一人は全体的にハートやピンクなどで
可愛らしい感じの少女が立っていた
♡♡♡「私の説明、雑すぎない?」
チノ「心を読まないでください
と言うか、シホさん
知ってるなら、教えて下さい」
シホ「ごめんね
えっと、包帯を巻いたの
大人な感じの人が生存フラグさんで
ピンクの可愛い感じの娘が恋愛フラグさん」
生存「おぬし、見ない間に話し方が変わったな?」
恋愛「なんか〜、シホって呼ばれてるし」
チノ「名前から察しましたが、シホさんの仲間ですね
私は、香風智乃と言います
よろしくお願いします」
生存「ああ、よろしく頼む」
恋愛「よろしく!」
チノ「シホさん」
シホ「なに?」
チノ「名前付けますか?」
シホ「任せるよ」
私は少し思案しました
チノ「生存フラグさんは『天使翼』
恋愛フラグさんは『愛澤恋華』でどうですか?」
シホ「……『天使』は却下、なんかA○女優っぽい」
チノ「はっ?誰ですか?」
シホ「怖い怖い、ごめんて
あー、なら……『白羽聖良』はどうかな?」
チノ「良いですね、お二人はいかがですか?」
生存「ま、まあ、良いだろう
『白羽聖良』か、気に入った」
恋愛「『愛澤恋華』……うん、気に入った!ありがとう!」
チノ「……というか、皆さん」
シホ「なに?」
聖良「なんじゃ?」
恋華「どうしたの?」
チノ「服が個性的ですね
シホさんはあのTシャツですし
聖良さんは包帯ですし
恋華さんは……普通ですが派手です」
シホ「えー、気に入ってるんだよ」
聖良「わしも、これはこれで気に入っておる」
恋華「私もかなー?」
チノ「私が嫌です、勝手に地下室作ったのは
聖良さんと恋華さんですよね?
家主の言うことを聞いて下さい」
シホ「だとしたら、私、関係なくない?」
チノ「はあ」
そう言って私は、収納魔法の魔法陣を開いて
三人のサイズに合った、黒い制服を取り出す
チノ「隣の部屋で着替えて下さい」
私は三人に制服を渡しました
そして、三人は隣の空き部屋に向かいました
チノ「それはそうと、安芸さん」
安芸「はい」
チノ「話は以上ですか?」
安芸「そうですね、特にはありませんね」
チノ「それでは、よろしくお願いします」
安芸「了解しました、それでは失礼します」
安芸は玄関に向かい、外に出ました
すると、入れ替わるように三人が戻って来ました
シホ「あれ?安芸さんは?」
チノ「さっき、帰りましたよ」
シホ「そうなんだ」
チノ「で、どうですか、着心地は?」
シホ「すごく良い……」
聖良「良い生地じゃな」
恋華「こんな服、着たことない」
チノ「当たり前じゃないですか
魔王学院の制服ですよ
私は白い方を着てましたが
白だと汚れが目立つので、これにしました」
シホ「チノも着ようよー」
チノ「いいです、私服で十分です」
シホ「えー」
チノ「うるさいですよ
それは良いので、聖良さんと恋華さん」
聖良「なんじゃ、チノよ」
恋華「どうしたの?」
チノ「なんでいるのか気になります」
聖良「それはのー……」
恋華「私たちにも分からないんだよね〜」
シホ「チノがフラグを立てたんじゃない?」
チノ「ないですね」
聖良「それはわしらも思ったんじゃがな」
恋華「目が覚めたら、あの部屋でさー」
チノ「謎ですね……まあ、いいです
部屋空いてるので使っていいですよ」
恋華「地下は?」
チノ「要らないので、破壊します」
聖良「分かったのじゃ」
チノ「それでは、荷物を空き部屋に移動してください
一時間後に破壊します
急いで下さい」
そして、二人は地下に急いで行って、移動を始めました
シホ「ところでチノ」
チノ「なんですか?」
シホ「生存フ……聖良ちゃんの制服なんだけど」
チノ「それがどうしましたか?」
シホ「羽根のところ出てたけど
さっき後ろ見たら穴っぽくなかったけど、なんで?」
チノ「あー、あれは……
恐らく、形状変化だと思います
ですが、魔力を操れるか、
身体と一体化してないと出来ないですね」
シホ「って、ことは?」
チノ「魔力を高精度で扱えるという事です
どこでその技術を習得したかは不明ですが……」
シホ「私たちがいた所にはそんなものは
なかったけどな……」
チノ「まあ、その内、分かることでしょう」
シホ「その時はその時だね」
そして、一時間後
恋華「終わったよー」
聖良「チノ、あとはオヌシに任せる」
チノ「それでは、破壊しますね」
私は地下室へ繋がる階段まで降りました
一番下の段まで降りて、地下室のドアを開けました
しかしそこには……
チノ「これは、どういうことですか?」
私の眼前には何も無い空間がありました
部屋とか、そんな概念ではなく空間が目の前にありました
チノ「幻覚魔法の類いでしょうか?
しかし、魔力の痕跡は感じられません
異界にしては限定すぎる空間です」
私は少し思案し
チノ「ここに魔王城を置きましょう」
これにより、地下室問題が一瞬で片付きました
そして、置き場所に困っていた
魔王城についても解決したので一石二鳥です
私は地下室のドアを閉めて、階段を昇りました
チノ「謎が多いですが、特に問題はないので
放って置きましょう」
今、問題なのは敵の背後にある謎の組織についてです
“あの方”って言うのはずっと気になっていましたが
今回で少しは近付くことが出来るでしょうか
今後のことも大切ですが、
今は目の前のことに重きを置きましょう
私は、『暴虐の星王』です
目の前に悲しき運命があるのならば
この力で滅ぼすだけです
そして、私は、決意を新たに前を向きました
二人の名前はホントに適当です
一応、二人の能力は考えましたが
次か、その次に出す予定です
白羽聖良(??)
元生存フラグの恐らく天使
プライドは高いが
チノの力を瞬時に見抜いて
付き従ってくれる(予定)
何やら隠している事がありそう
愛澤恋華(??)
元恋愛フラグの少女
チノの性格を瞬時に理解して
その性格にベタ惚れしている
何やら隠している事がありそうだが
聖良より深い事情があるかもしれない
聖良ちゃんの口調が迷子になって
どこぞの農相の魔族になりそう
というかなってるかも