でも適当に進むと内容がごちゃごちゃに……まぁ今回は短いので……
あ、お気に入り登録、評価してくださった方々ありがとうございます。
やる気が湧いてきました。えぇ、書いてやりますとも!
―続き
2030年 7月 2日 PM 03:11
研究所内 軽井の部屋にて
季節はジメジメした梅雨を抜けて初夏に入った。今度は日差しがきつくなった気がする。
それに暑い。だから冷房はつけっぱなしだ。快適な環境で私は報告書を書きまとめる。
軽井「最近は――これだな」
そう呟いて、席を立つ。そして自身の身長よりも大きな棚から『深海棲艦用 観察メモ』と書かれたファイルを取り出して中から必要な情報を抜き出そうとする。
探しているのはヲ級の観察ページ。しかし、適当に入れていた所為か中々見つからない。
顔を顰めて探していると、無くしたと思っていた日記に目が行った。探している項はそのうち思い出すだろうと思い、内容を読んだ。
※
2028年 10月 9日 PM 01:19
軽井の部屋にて。
今日は私が配属して半年となった日だ。与えられた仕事をしっかりこなして、メモをし報告書を仕上げる。
機械のような生活をしていた。そのままだったら私は機械になっていただろう。しかし転機は訪れた。深海棲艦であるイ級の観察を任された。
魚や山羊や牛などの結果が明らかになっている生物ではなく、深海棲艦という人類の敵、そして未知の生物の観察だ。とても心が躍った。明日から、観察をしてくれと言われた。
明日が待ち遠しい。内容を詳しく聞いたら、投薬実験も行うという。普段とは変わった姿を見られるかもしれない、と思うと子どもの時と同様かそれ以上に――。
※
2028年 10月 10日 PM 06:19
研究所内 生体実験室内にて。
イ級「ギィィィィ!!!」
目の前で苦しそうな顔をして、鳴き藻掻くイ級が居た。ちなみに拘束してあるためビチビチと動く姿は打ち上げられた魚と同じだ。私はイ級の状態を詳しくメモをして書き記す。
宮部「ふむ。まぁこんなものか」
所長がそういうと、『後片付けは双子に任せて、今日は解散して。あ、軽井君は明後日出して』といい実験室を後にした。
私以外に研究員は5人ほどいたが、3人は後片付けをしていた。薬品を箱に入れ運ぶ者。処理班を呼んでくる者。そして鎖を外す者。最後の役はかなり辛そうだ。
イ級は既に死に絶え、とてつもないスピードで腐敗が進んでいた。
私と死体の距離は10㍍ほどだが物凄い臭い。至近距離で作業する者は辛そうだ、と他人行儀に振舞った。私は私でメモを纏めレポートを出さねばならなかったから、あの場を後にした。
当時を思い出しながら、日記の項を捲り思い出そうとする。今思えば、初めての観察動物だったイ級の死因は――過剰摂取だったような。
一個体が許容する量以上に投薬すれば即死する、ということはあまり知られていない様だったからあれはあれでよかったのかもしれない。
しかし、次の項の内容からはおかしかった。なんというか乱雑に筆を動かしたかのような……書き方をしてあった。しかも所々、滲んでいて読めない。
当時、自身の身に何が起きたのかすぐには思い出せなかったが、軽井は頑張って思い出そうとしながら読んだ。
※
2028年 10月 12日 PM 04:29
『■■■が……暴■した。 はやく、にげないと、■される。
目の前で 仲間が 食われ
首を 頭を■■■■■■した。 こわい、こわい、こわい
■■の悲鳴が 聞こえる。 人型の 深■■艦はただの深海棲艦ではない。
あれは正真正めいの バケモノ、、、、 我々 憎んで 荒らし殺した――』
その項の筆跡をなぞるとゾワリと鳥肌が立った。
当時の恐怖が蘇ったかのような気がしたからだ。
決して冷房の効きすぎではないが一応消しておく。
これ以上、肝も身体も冷やしたくない一心の行動だ。
思い出せないのは、何故であろうか。もしかして――あまりの怖さに記憶を忘れようとした結果が功を奏した?
でもそれほど、恐ろしかったのかと思ったが逆に好奇心を押さえられそうになくなった。
『続きを読みたい』と思った軽井はそのまま次の項を捲ろうとしたら、張り付いて何枚か同時に捲れてしまった。
『どうしたのだろう?』と思い、1枚1枚を剥がそうとするも剥がれないので少し力を入れて引っ張ったら『ばりっ!』という音が聞こえると同時に紙が破れ、中から干からびた何かが出てきた。
それは床にポトリと落ちた。干からびた何かを拾う前に軽井は気がつく。
軽井「これは……血か?」
そう。項の面にはカサカサに乾燥した血がついていた。それらが血糊となって張り付いたのだろう、と。そして中から出てきたのは袋とじのようになっていたのだろうと軽井は思った。
子供が開けようとも、大人が開けようとも開いてみたら叫ぶだろう。
床に落ちた干からびた何かを拾う前に、目視で気づく。あれは――『耳』だ。うげぇ!と声を上げるも拾う。拾ってよく観察すると蝶のピアスがついているが片耳分しかない。
切り取られ血で汚れた誰かの耳をどうして日記に挟んだのだろうか。
当時の記憶がはっきりとしないため分からないが錯乱していたのか、誰かがやったのか分からなかった。
しかしとても気味が悪い。やった犯人は悪趣味すぎる。
これはヲ級のレポートを書いてる場合じゃないと思った軽井は日記の中に耳を入れて椅子から立ち、部屋を後にする。
そして焼却炉の中にあの気味の悪い日記を入れた時、炉の中から絶叫が聞こえた。
誰かの断末魔のような叫びを聞いた軽井は歩きながら愚痴った。
『あぁなんて日だ。レポートが進まない』
―続く
はっぴーくりすます?
作者は万年ボッチなので気にしなぁい!
えぇ、気にしない
さて、やりますか。書いてて思ったけど、これ長いからどっか端折りそう。
バランス悪くなったら、番外は番外で纏めます。