とある泊地に着任した提督のお話   作:ふじこれ

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どうしてこうなった?


経過報告 ⑤旆v袖詔Kzマ宙ツ*a怛懦

―続き

 

 

 

 

 

 試薬を投与されたリ級は前回とは異なる反応を示した。

 打ってからというもの全く動く気配はなかったので小突くや顔に水をかけてみたが全く反応をかえさなかった。

 

 死んでしまったのではないか、と思ったが脈は正常な動きをしていた。拒絶反応を示すと思っていたが全くかえさなかったので目覚める前に先ほどのB班を手配して隔離部屋へ寝かせておいた。

 

 四隅に監視カメラを設置して24時間監視体制を取ったのだ。

 

 

 が、同日深夜、突然隔離部屋より奇声が響いた。

 

 管制室の職員はその声を耳にした途端、酷い不安に駆られ逃げだそうとしていた。

 

 だが逃げること叶わずに職員は全うしようとしたが……それでもあの奇声は管制室に響き続けた。その末に職員の数名はその場から離れ警備員に助けを求めに動いた。

 

 職員らの表情を見て何事だと驚き警備員はさきに数名を送らせた。

 そしてそのあとに職員と共に管制室に向かった。部屋の中に入ると内部はたった数分で阿鼻叫喚の地獄と化していた。

 

()()()に怯える職員と白目を剥いて泡を吹く職員。そしてさきに送り込んだ仲間が全員の身に何か起こった様だった。

 

 ある警備員は壁に向かって怒鳴り声を上げながら暴れていた。また別の警備員は大笑いしてデスクを叩いていた。別の警備員は途轍もない表情をしながら壁に向かって奇声を発しながら走っていた。

 

 気が狂ってしまっていた警備員に声を掛けるも言葉に応じることはなかったらしい。

 職員と共にきた警備員は進まない状況にしびれを切らしその【奇声】について問おうとした時だった。

 

 怯えていた職員がひとり、金切り声を上げた。その声に驚いた警備員は肩を上げる。

 

 そして怒鳴り込みそうになるのを抑えながら金切り声を上げた職員の方へ向かった。

 怯えていた職員は泣き出して震えていた。警備員は乱暴に胸ぐらをつかみ上げて怒鳴ろうとする時、また別の職員が断末魔のような悲鳴を上げた。

 

警備員「なんだ!? 何が起こって――……」

 

 他の職員も警備員も段々と心が恐怖に侵されていった。金切り声を上げた職員も断末魔のような悲鳴を上げた職員も大人しくなった。

 

警備員「……なぁ、おい! どうしたんだ!!」

 

 大人しくなった職員に大声で呼びかけるも反応はなかった。

 

職員A「あ、あぁぁぁぁああああああ!!!!」

 

 警備員の隣に居た職員が急に叫んだ。声を聞いて肩を震わせる警備員。叫び声を上げた職員が膝から崩れ落ち、そのまま気絶したようだった。

 

 未知の出来事に警備員の心は次第に蝕まれていく。その時、別の職員が警備員の肩を叩いてディスプレイを指差した。そこに原因があると確信した警備員は恐る恐る首を向ける。

 

 他の職員はディスプレイを見たようで固まって動かなくなっていた。

 そこで見たモノは――明るい部屋の中でカメラへ目線を向けていたリ級だった。しかし、どこか様子がおかしい。

 

 力で無理矢理、鎖を引き千切ったのか手足には鎖がついていた。

 表情は笑みを浮かべていたが、目や口からは黒い液体がどろどろと溢れておりとても不気味だった。

 

 

 

リ級?『f? ア・-随ヅイ]トT齠ク2綱)・l0/%恆bャム黝」ソァナ怨,? ・礰f\Z迥・?6・Yエ_痂彎A・ ――××UP×!!  ▽I! PK ■欝PCYE遠(''ク' !! ル?』

 

 

 警備員は見ているだけで途轍もない恐怖に冷や汗が流れ、その場に居ても立っても居られなくなるが逃げられないことに気がつく。

 

 音は聞こえないが、リ級の鼻からも黒い液体が流れだした。が、それはスライムのように粘性があるようにも見えた。

 

 釘付けになっている足をどうにかして動かそうとするも、ぴたりと張り付けられたかのようになって動かない。このころになってくると警備員は自分だけでも逃げたい気持ちと見えない恐怖、見えてる恐怖に心が染まっていく。

 

職員C「なんだよ、あれ……なんだよ、あれはよぉぁあああああ!!」

 

 また一人の職員が発狂したのか、頭から前のめり倒れた。なにか変化があったのかと思い、恐怖に染まった警備員がディスプレイへ視線をやった。

 

警備員「なっ!? ……あれは深海棲艦、なのか……?」

 

 恐怖と絶望に染まった声色でディスプレイに映るものを指差した。

 

 そこに居たのはさきほどの不気味なリ級だが、変化は周囲に及んでいた。

 リ級の足元には目や鼻、口から流れ出ていた黒い液体が水溜りを作っていたのだが様子がおかしい。人の上半身のような物が、何体か湧き出ている様だった。

 

 警備員は金縛りから解放され、ディスプレイに映るおぞましいリ級(生物)から逃げるようとした。

 そんなとき後ろから『……あれは、祟りだ』という声が聞こえたような気がした。

 

警備員「……ッ」

 

 だが振り返ることなく、そのまま職員を置いて外へ出て行った。バタバタと走る音だけが記録されていた。

 

 

 =======

 

 

 

 管制室の職員たちと数名の警備員は翌日に処分されたそうだ。

 目の焦点は合わないし、言葉らしい言葉も話せなくなっていたそう。

 

 あの双子が喜んで解体作業をしていたと別の職員が話していた。

 

 

 

 =====

 

 

 

 2031年 2月 22日

 

 

 ……残された映像を見ながら軽井は経過報告書を纏めようとしていた。

 恐怖、絶望に染まった人間の声は軽井の耳の奥に残っていた。珍しく髪をいじりながら、溜息を吐く。

 

 まさかあのリ級がああいう変化を辿るとは思わなかった。艦娘の血を混ぜた所為か元々あぁいう個体だったのかは分からないが頭を抱えるには十分すぎる問題だ。

 

軽井「祟り、ね。我々もそんな事やってるといつかは祟られることは分かっていたし今更って感じだがね。祟りと言うかこれは呪いなんじゃないか? どう作用したのか分からないが、やつを見続けたら発狂するらしいし」

 

 とりあえず、問題を書きだして例の隔離部屋へヲ級たちを連れて行こうと思った。

 

軽井「……問題は、あれが制御できるかだが……無理だったら処刑するか。B班でもC班でもその辺に任せて近くの海域に流してもらおう」

 

 自室を出ようとしたとき、扉がノックされる。『誰だ?』と思い、ドアノブを捻るとそこには藤尾美玖が立っていた。

 

藤尾「あ、軽井さん! これから例の隔離部屋へ行くんですよね! 私もついて行っていいですか!」

 

軽井「どこから聞いたんですか……?」

 

 

 

藤尾「え? 聞いてないですよ。ただ、私の直感が告げています。軽井さん、あなた死にますよ」

 

 

 

―続く

 

 




新キャラクター

 特異個体名 リ級?

 概要:f?ア・-随ヅイ]トT齠ク2綱)・l0/%恆bャ
  ム黝」ソァナ怨, 磔チ贔。
 ・礰f\Z迥・?6・Yエ_痂彎A・  PK ! ル


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