まぁカオスな文章はおおくりしますけども
良かった。モンハンのアプデ情報解禁前に出せて
誤字脱字だらけですがよろしくお願いします
―続き
―商店街―
祇園「斉田さんや…こりゃ一雨来そうじゃないかい?」
斉田「…そうだな…一雨きそうだな…」
祇園「さっきまで晴れてたのになぁ…」
斉田「…今日は終日晴れじゃなかったっけ…」
祇園「にしても…」
斉田「どうかしましたか?」
祇園「…芙二さん達は大丈夫なのでしょうか…」
斉田「芙二さんやら冷葉さん達なら大丈夫かとも思いますけどね…」
祇園「また元気な姿を見せて欲しいものですね」
斉田「…そうですな」
※
しばらくして芙二たちは安全圏まで退く。その頃には諦めたのか旧駆逐棲姫は動かず言葉を発さずにニヤニヤしていた
旧駆逐棲姫「…(さぁ、どう出る? 夕立。君のお友達は呆気なく死んでしまったけども(笑))」
夕立「…」
夕立の思考は怒り一色。そして増大した殺意を旧駆逐棲姫に向けたまま叢雲の言葉を咀嚼しながら考える。
“叢雲ちゃんの最後の言葉…やっぱり感情のまま殺すのはダメってこと? でも、この
夕立は結局感情のまま旧駆逐棲姫の元に突撃をする。
旧駆逐棲姫は待ちわびたような顔をしながら嬉々として“嬉しいなぁ!こんな事って一生に一度だからね…!!”と言い旧駆逐棲姫はわざと隙を与える。夕立はその隙を逃さずに接近を辞めない。
旧駆逐棲姫はニヤニヤと笑っている。川内達はそれを罠と知るがボロボロの艤装の状態では庇う事もままならなかった。それでも大声を上げて夕立に静止を呼びかけるが感情的になってしまった夕立に言葉は届かない
とうとう、目と鼻の先になった時旧駆逐棲姫が仕掛ける。それはほとんど零距離で行われる攻撃だ。当たれば夕立は良くて中破、悪くて一撃大破で戦闘不能だ
旧駆逐棲姫「…勝った。夕立、残念だけど君の時間に付き合う事は出来ないんだ。これで終わりにしよう」
そういうと旧駆逐棲姫は攻撃を繰り出す。瞬間、大きな水柱が上がる音と爆発音が海上にこだまする。川内達は息をのみやがて絶望したかの様な顔をして“夕立ちゃん!!”と叫ぶ
安全圏にて叢雲を必死に介抱している芙二たちにもその音は聞こえ、芙二がいの一番に船外へ飛び出す
芙二「…!!」
芙二が見る頃には水柱も爆発音も消えかけておりそこで見たのは艤装が中破ともいえる状態の旧駆逐棲姫の姿であった。
旧駆逐棲姫は顔を苦痛に歪めており何かを言っている様な素振りをしていたが如何せん遠すぎて聞こえないので一度船内へ無線機を取ろうと戻る。
自室へ行き、誰かしらの無線機から音声を拾う。たまたま旧駆逐棲姫と夕立の音声が拾えたのであった
旧駆逐棲姫「…まさか、砲撃する瞬間にしゃがみ込んで殴ってくるなんてね…………しかし痛いなぁ」
夕立「………」
旧駆逐棲姫「…だんまりなのかい?その動いたら殺すぞっていう視線…そうそう、それを持ったまま轟沈させてあげるよ!」
中破していても旧駆逐棲姫は余裕のようであった。しかし夕立には余裕がないのかそれともすぐでも殺したくて隙を伺っているのか終始黙ったままであった。
夕立「…」
旧駆逐棲姫「それじゃあ…僕も肉弾戦と行こうかなっ!」
まるで今を楽しんでいるかのように旧駆逐棲姫が夕立に仕掛けた。
夕立は対応し捌いたり避けたりしているが姫級と第一改装を終えたばかりの艦娘とでは力の差は歴然であった。徐々に捌けなくなり回避もできなくなって被弾し始める
夕立「…っ! …っ!」
しかし夕立の目は何処かまだ諦めておらず必死に隙を探していた時、川内達から援助の砲撃を行い旧駆逐棲姫に隙が出来る。その隙をついて夕立は砲撃を行うも避けられる、夕立との時間を邪魔された旧駆逐棲姫は怒り凄まじい殺意を放つ。
その殺意に川内達は戦意を削がれてしまったのであった
旧駆逐棲姫「…はぁ。邪魔ばかりされるな…夕立、君との
夕立「…? …うぐぅ!?」ドン
呆れた顔をした旧駆逐棲姫はそういうと夕立に接近し腹を思いきり殴り飛ばす。
夕立は対応できずに後方へ飛ばされる。バシャン、バシャン、バシャンと三回程海上を跳ねる。その一撃だけで夕立は中破してしまった。しかし後少しだけ攻撃がかすりもしたら大破となってしまいそうな程ボロボロであった
ゆっくり起き上がる。ぴちゃん…ぴちゃん…と海上に血が滴り落ちる。笑顔の旧駆逐棲姫がゆっくりと歩いてくる。それは勝利を確信したからであった。戦意を削がれた川内達でも分かる程、死が夕立の目の前まで来ていた。
夕立の中でこの状況は最悪であった。庇ってくれる仲間すらいない。逃げることも闘う事も出来ない…いや厳密には戦えても時雨を助けることは出来ない…ある意味極限状態の中で夕立の意識は不思議と澄まされていく
夕立「(確かに絶望的だけど…夕立はまだしっかりと伝えてないっぽい!)」キッ
確定している死が近づいてくる中、夕立は決める。最後まで諦めないという事を。
しかし天気はとうとう崩れ出す。空からぽつりと雫が海上へ落ちるとざぁざぁと雨が降り始める
旧駆逐棲姫も夕立も海上に居る者すべてを濡らす。やがて海は荒れ始めるが気にせず距離を詰める。夕立と旧駆逐棲姫の距離はおよそ3メートル。
ボロボロの夕立には逃れられぬ距離だ。そこで旧駆逐棲姫は最後の質問をする。
旧駆逐棲姫「最後の質問だよ。夕立、もう分かり切っただろう?夕立じゃ僕は倒せない。そんな状態になってまでも闘うのかい?…お願いだから諦めてくれ。頼むから」
笑って近づいた時とはうって変わって懇願するような顔をしていう旧駆逐棲姫。しかし夕立の答えは変わらずだった
夕立「夕立は最後まで諦めないで戦うっぽい…! まだ時雨にしっかりと気持ちを伝えてないっぽい!!」
それを聞いて旧駆逐棲姫は告げる。
旧駆逐棲姫「夕立がここまで頑固だとは思ってもいなかったよ。さようなら。夕立」
そう言って旧駆逐棲姫は別れの砲撃を行う。その瞬間、運がいいのか悪いのか。
空からは雷が夕立のいる場所目掛けて落ちた
川内達はその光景を目の当たりにして驚く。夕立はとことんついてないのかと。…………というか海上にいる私達も危ないんじゃないかと
ざぁざぁと雨が降る中、雷の音と爆発音だけが海上に響き渡る。夕立の居る所からは白煙が上がり生命が生存していないように思えた。
それは旧駆逐棲姫も同じことを思った。夕立は諦めないと言い最後まで抵抗すると。だから旧駆逐棲姫は慈悲を与えようと思い一撃で沈めようとしたのだ。だが、天候に恵まれなく雷まで落ちてくるという始末。
しかし不幸中の幸いであろうか燃える艤装は今も振り続ける雨で鎮火されるであろうと思い込む旧駆逐棲姫。
時間にしておよそ15分。白煙は出続け夕立の生存は絶望かと思われた。先ほどまで降っていた雨は止みそうな雰囲気であり勢いが弱まっていった。
旧駆逐棲姫が夕立の死体を拾いに近づく。徐々に白煙が晴れ、夕立がいた場所の状態が露わになる。雨は完全に止むもまだ空は暗く曇っていた。そんな中神通は気がつく。白煙の中で赤い点と緑色の点が動くのを。
そして白煙の中から旧駆逐棲姫に向かって行く者の姿がー
旧駆逐棲姫「…!? …………なっ…………生きていたのかっ!?」
まさかの事態に旧駆逐棲姫は驚き、すぐさま砲を向けるがー
??「遅いっぽい!!」
向かう者がそういうと旧駆逐棲に向かって主砲を放つ。放つ。二連撃行う。油断していたこともあり直撃する。
旧駆逐棲姫「ぐぅ!? …いつつ…………まだやるというのかっ! ……そ、その姿はッ」
流石に苦悶の顔をする。そして砲撃した者の姿を見て驚く
夕立「…時雨、ううん。深海棲艦!最後のパーティーをしましょ?」ニコ
にっと夕立は笑って誘う。その姿は先ほどの姿とは全く異なるものであったため旧駆逐棲姫は信じられない、と言った顔をしていた。
だが、これは奥の手を出すしかないと思い即行動する旧駆逐棲姫。
夕立(改)→夕立(改二)
旧駆逐棲姫「…ふっ…ふふ…あはははは!」
大笑いする旧駆逐棲姫。夕立はきょとんとする。他の者は気でも狂ったのかと思い更に警戒する。
旧駆逐棲姫「あー…うん。夕立。僕も最後の力を振り絞ろうと思う」
そういうと、旧駆逐棲姫の艤装が崩れ始める。それは消滅ではなく
その姿はまるで
そして最低限の艤装を身に纏い、殺意を孕みながら告げる。
―さぁ、最終局面だ。準備は…いらないね?―
旧駆逐棲姫→旧駆逐棲姫 壊
手負いの虎が如く、荒々しい雰囲気が海上に放たれる。
※
時はほんの少しだけ遡る。芙二は無線機を片手に船外に居た
雷が落ち、砲撃も出され芙二は絶望を感じこそしたが何か別の感覚に悩まされていた
それは夕立の様子がおかしい事。練度的にはもうすぐ改二到達であった事を思い出しまさかな~なんて苦笑いしつつ僅かな希望に縋る。
最悪は能力を以てしても止めるつもりだったが…なんて思いつつもサポートのつもりで能力を発動する…これで無線機越しでなくとも会話は可能になった
―再び、視点は
その言葉の後から繰り出せれる攻撃を躱す夕立。すぐさま反撃に出た。しかし攻撃は的を得ることなく空振りに終わる。そして夕立は旧駆逐棲姫と距離を取り、息を整える
夕立「…ふぅ…まだまだやれるっぽい…!」
そう呟くと次は夕立から攻める。狙うは脚、一点のみ。機動力を失えば勝てるとそう判断したからである。しかし、夕立が動くと同時に旧駆逐棲姫も動く。旧駆逐棲姫は砲撃を行う。
至近弾を夕立は紙一重で躱す。そのまま脚目掛けて右足で払う。旧駆逐棲姫は避ける間もなく足払いが直撃。転倒しかけるもせずにそのまま回避し体勢を整える。しかし夕立はその隙も逃さない。
夕立「もう一撃っぽい!」
砲撃を行う。旧駆逐棲姫は避ける事も出来ずに直撃する。
旧駆逐棲姫「ぐぁっ…」
衝撃でそのまま後ろへ飛ぶ。息も絶え絶えでそろそろ、終わりそうだがまだ悪足掻きをしようと画策する
夕立「…もう、やめようっ!? これ以上はもう……無理っぽいよ? だからっ」
泣きそうな顔をしながら夕立は旧駆逐棲姫に言う。しかし旧駆逐棲姫は舌打ちをして言葉の続きを待つことなく怒鳴り声をあげる
旧駆逐棲姫「夕立!! それ以上の事は言わせない!! 今、僕と君は敵対関係なんだ!! その顔と言葉は僕にとって屈辱そのものだ!!」
そういい、旧駆逐棲姫は砲撃を行う。ところがもうボロボロで狙いを定める能力がないのか砲弾は夕立に直撃することはなかった
時雨がそういうのは分かっていた、だけども…と己の手で“姉妹を殺す”という
夕立「そうよね…なら、提督さん。夜戦に行ってもいいっぽい?」
芙二に許可を求める。しかし、それは誰にも聞こえない程の小さな声で呟かれたものだったがー…芙二には関係ない
芙二「おぅ! いいぞ、夕立! お前の気持ちを伝えてやれ! そしてその夜戦を以て姉に手向けとして聞かせてやれ!」
突然、夕立の頭上から芙二の声が響く。呟いた夕立も旧駆逐棲姫、川内達も皆、驚いていた
どこから話してるんだと。だが、夕立はクスリと笑い、心の中で“提督さん、ありがとう”と思うと“我、夜戦に突入す”と宣言した
旧駆逐棲姫は動揺する。目前に居る夕立の瞳が輝いているのだ。それはeliteやflagshipの放つ強者の眼みたいなモノで目が離せなくなるのであった。故にそれが命取りになった
旧駆逐棲姫「…なんだその目はッ…っ!? か、身体が動かないっ…!」
夜戦に突入すると宣言をして10秒間、旧駆逐棲姫は夕立の威圧によって拘束される。たった10秒と侮るなかれ。一秒先も読めない戦場においては10秒も、とそう捉えた方がいいであろう。拘束が解け自身の身体が動くことを確認する旧駆逐棲姫。
夕立「時雨、この一撃を以て終わらせてやるっぽい。その後はー…」
そう、宣告する。何か言いたげであったが最後まで言わず、正真正銘、最後の攻撃である。
夕立は旧駆逐棲姫に対して魚雷カットインを繰り出す。放たれたそれは
全力を出し切った夕立はへたり込み、そこに川内達が駆け寄る
川内「夕立ちゃん!やったね!」
神通「あ、ちょっ…川内姉さん…」
龍驤「やるなぁ…まだ時雨は生きとるんか?だとしたらかなりやばいで」
榛名「ですね…相手の姿が確認できない今、私達でも警戒する必要がありそうですね」
皆、ひとまずは安心したようで胸を撫でる。先ほど旧駆逐棲姫がいた場所はまだ黒煙と炎が消えずにいた。例え生きていてもこれでは戦えないのだろうという状態は火を見るよりも明らかであった…実際燃えれてるが
夕立「…はぁ、はぁ…川内さん」
息を切らしながら夕立は川内に質問を投げる
川内「なに? 夕立ちゃん」
夕立「時雨は、どうして…あぁなっちゃったのか、な…」グス
涙声になりながらいう。戦闘が終わったのに喜ぶ事なく夕立は泣いていた
川内はなんて声を掛けていいのか分からなくなっていた
空は夜戦状態が解除され、晴れてくる。雲の切れ目からは暖かな光が差す。次第に炎は消え黒煙は晴れ、形が露わになる。そこにいたのは深海棲艦へ堕ちる前の時雨だった。
起き上がれないのか仰向けに倒れたまま動かなかった。そこへ真っ先に夕立が向かう。龍驤や榛名は“待って!“と手を伸ばすが川内と神通がそれを遮る。
龍驤と榛名はむっとするが川内が”今は黙って、見てて“というので二人は指示に従う。どうやら、時雨には敵意はないようだと見て分かったので黙って見守る。そこへゆっくりと芙二たちが来る。
夕立は時雨を抱きしめて泣いていた。消滅する前に時雨の意識が戻った様で夕立の方を向いて、呟く。
夕立「…うぅ…うぁ…時雨ぇ…しぐれぇ~」グスグス
時雨「…ゆ、うだち?」
その声に夕立は反応する。その顔は涙と鼻水でぐっしょりだった。それを見て時雨は察する。
時雨「あはは…僕、もう、死ぬん…だね」
夕立「ダメ! ようやく、再会したのに…! 時雨はこれから一緒に生きるの! 提督さん…達と共に…戦う…の…ヒッグ…グス…うぅ」グス
時雨「はは…そう、だね。僕も、もう少し、生きたか…った、かな。ゆう…だち、君と再会できて、良かっ……た……」
そういうと時雨の身体から力と温かさがなくなっていく。夕立はすぐに感じ取り泣きながら大声で名前を呼び強く抱きしめる
※
川内達の居る所へ着いた芙二達。芙二と冷葉は船外へ出る。大声で時雨の名前を呼ぶ姿を見た冷葉は居た堪れなく船内へ戻ろうとするのを芙二が阻止する。
冷葉「なんだよ、芙二。あんなに頑張ってた夕立ちゃんが報われないのを黙ってみてろってか? それは趣味が悪いんじゃあねぇか?」
芙二は冷葉に“黙ってみていろ。この俺がこんな結末を望むと思うか?“と一言。
冷葉は“しかしよぉ”と何か言いたげだったが口を閉じる
芙二「さて、夕立。約束の時間だ。俺を約束の一つも守れねぇ男にするんじゃねぇよ。なぁ? ……時雨」
―続く
いやぁ…戦闘シーンとか諸々のシーンって難しいですねぇ
今回もこんなssモドキを読んでくださりありがとうございました
次はエピローグ(?)です