エピローグとか言ったな(多分)
あれは嘘だ。
こんかいもカオスな文章ですがよろしくお願いします
誤字脱字だらけですが…国語出来てないから仕方ないね
―続き
さて、夕立。約束の時間だ。俺を約束の一つも守れねぇ男にするんじゃねぇよ。なぁ? 時雨
芙二はそういうとデッキから海上へ降り、泣く夕立の元へ歩き出す。その光景に夕立以外の者は目を疑う。何人か見間違いではないか、と目をこするほどだ。しかしそれは事実として印象に残ったのだった
芙二「夕立、約束を果たしに来たぞ。時雨に触れてもいいか?」
夕立「うぅ~てーとくさん~」ウワァァン
芙二は夕立に問うが夕立は泣きっぱなしだった。芙二はそのまま続ける。
芙二「夕立、しっかり聞いてくれ。時雨はまだ助かる。それがお前との約束だからだ。俺は果たす男にしちゃくれねぇか?」
夕立に向けて芙二の“助かる”という言葉は鮮烈に響く。
夕立「本当…?」グス
涙を拭いながら芙二の顔を見つめる。
芙二「本当だ。だから少しの間だけ、時雨に触れてもいいか?」
夕立は芙二の問いに対してコクンと頷き、時雨から少しだけ離れる。芙二は時雨を抱えの能力を発動したのだった
芙二「(干渉して魂を取り出し、魂晶として保管できるのなら…逆も可能なはずだ…まずは時雨の魂を…っと。夕立の後ろに居たのか…)」チラ
夕立の後ろにいる時雨(魂)にアイコンタクトを取る。
(以下、時雨)
その時、時雨は芙二が行ったアイコンタクトに驚き感じ、目をパチクリさせ芙二の頭上まで近づく
時雨「えっと、僕の事が見えるの?」
芙二「見えるぞ。夕立の事が心配なのか?
」
時雨「そりゃあね。こんな別れ方をしたらいつか絶対に後悔するからね。微力ながら憑こうと思っててね」
芙二「なるほどな…でもそのままだったら地縛霊として成るからおすすめはしない」
時雨「でも仕方ないじゃないか。もう、僕は死んでいるんだから。こうでもしないと共に行けない」
芙二「それは見て触って分かる。その肉体は徐々に沈んで海底に着くまでには光の粒になって消えるだろうな」
淡々と芙二は時雨と話をする。
そして時雨は少し考え芙二に問う。
時雨「…で、僕になんのようだい」
それはだな…と芙二が言いかけた時に時雨は思い出したかのように質問をする
時雨「君の名前はなんていうんだい? そしてどうして人間が海上を歩けるんだ…??」
芙二「待て。先に名前からいうわ。俺は芙二という。二つ目の質問は俺の話を聞いてからにしてくれ」
時雨「なるほどね…芙二というんだね、分かった。話を聞こう」
時雨は芙二の名前を聞き出すとうんうんと頷いていた
芙二「ぶっちゃけ言うと時雨、君はまだ助かる」
時雨「はぇ…?」
時雨は先ほど死んだのに目下にいる男はまだ助かるという。つい、素っ頓狂な声を上げる時雨。そんな声を無視して芙二は続ける
芙二「どうして、助かるのかって知りたいよな。それは俺が夕立と約束をしたからだ」
時雨「約束?」
時雨は約束とはなんだろう、と思い聞く。
芙二「それは時雨。お前と再会させるという事。俺はそれをこれから果たす」
時雨はそれを聞くと“ははは”と乾いた笑いを零す。続けざまにこう言い放つ
時雨「再会ならもう、済んだだろ?…ただ海上に立つことができる男が僕に何ができるっていうのさ…!」
芙二「それは別れだ。再会とは言わん。そうだな、ただの
時雨「……造作もないって……本当に僕は助かるの? …それに生き返らせるって妄言でも信じちゃうよ? ……そんな事」
芙二のいう言葉は時雨の夕立と会いたいという思いに火を灯す。頭上にいた時雨が芙二の目の前まで降りてきてジッと見つめる。
芙二「時間がないからとっととやるぞ」
時雨「え、ちょ、ま…」
芙二「なんて嘘だ…」
芙二が変に急かす所為で時雨は冷め白けた顔をする
時雨「…」
芙二「そんな顔をするなって」
時雨「…はぁ」
気を取り直して芙二は告げる。
芙二「時雨、俺達の所の艦娘になるか?」
時雨「…うん。なるよ、芙二の…ううん。提督達の艦娘にっ」
芙二「おーけー。言質はもらった。裏切ったら新開発の触手層につき落とそう」
時雨「えっ…なにそれ」
さらっと恐ろしい事をいいそれに時雨が反応するが無視をして話す
芙二「泊地に戻ってから忙しいぞ。お前の知っている事を全て話してもらうからな」
時雨「僕の覚えている事…?でもあんまり覚えていないよ?」
芙二「大丈夫、後で(干渉して盗み)聞けるから」
時雨「…そう、か…僕は…」
芙二「なんだ?」
時雨「僕は皆から責められるんじゃないかな」
芙二「まぁ、あまり覚えていないで…まぁいけんだろ。時雨、これからやる事は時が来るまで他言無用だ」
時雨「!…うん。分かったよ」
芙二「ありがたい。さて、やるぞ」
芙二は
―その時魂失われた肉体に
―そして時雨の目がゆっくりと開く。夕立が再度泣く。それは悲しみの涙ではなく嬉しさからの涙であった。夕立の声を聞いて時雨も涙を流す。芙二は心の中で“よかったな。夕立”と言い船へ戻る。しばらく二人はお互いに泣きながら抱きしめあっていたのだった
死者蘇生。本来ではありえない
芙二が何かをしたのは分かるが今は詮索せず、夕立と時雨を黙って見守っていた。
川内達も貰い泣きをされたようで涙を流していた
※
―船内―
叢雲「ん…」パチ
船の中で叢雲は目を覚ます。起き上がろうとするも激痛で起き上がる事が出来ずにいた。その時、付き添っていた大淀が声を上げる
大淀「提督!叢雲ちゃんが目を覚ましました!」
芙二「お、そうか!良かった…本当に良かった」
叢雲が目覚めたと聞いて心の中で渦巻いていた何かが消えたのを感じた。疑問を感じさせるが今は叢雲が寝てる部屋へ行く。そこは大淀が待っていて叢雲は痛みに耐えつつも芙二問うのだ
叢雲「時雨は助かったの…?」
芙二「あぁ、助かった。無事、戦いは終わった…大淀さん。夕立達を見てきてはくれないか?まだ、深海棲艦がいるかも知れないからさ」
時雨の安否を案ずるものだったので正直に答えた。そしてそのまま大淀に指示を出し大淀が一言
大淀「…! そうですね。確かにまだ、残党がいるかも知れません。冷葉補佐に指示を煽りに行ってきます」
―大淀が離脱しました―
叢雲「…司令官、わざとね?」イツツ
芙二「だな、わざとだ。叢雲、鎮痛剤をやろう。少しはましになるかもしれん」
芙二は手持ちの
叢雲「用意周到ね。こうなることも分かっていたのかしら?」
ごくり、と鎮痛剤を飲み込んだ後ににがいわと言い嫌な表情を見せる。
芙二「決戦だからこうなることも分かっていた…良薬は口に苦し、だ。我慢しろ」
叢雲「これ飲み始めたらどれぐらいで効くのかしら?」
芙二「即効性だからもう効き始める…どうだ?痛みはあるか」
叢雲「…えぇ…?あら、痛みがなくなっているわ?」
芙二「歩けそうか?」
叢雲「えぇ、歩けるわ。何処か向かうの?」
芙二「これから撤退の指示を出す。俺は八崎さんにもう一度頼む予定だ」
叢雲「私もお供してもいいかしら?」
叢雲が聞いてきたので“構わない”と返しデッキへ出る
芙二と叢雲がデッキに出た所で皆の視線がこちらへ行く。そして芙二が口を開く。
芙二「目的は達した。これにて撤退とする。第一艦隊旗艦夕立、以下随伴艦。ありがとう。よく頑張ったな。泊地に戻りドッグへ行ってくれ。手配はもうしてある。時雨も夕立達と帰投してくれ。これからの予定は後だ。今は帰って傷を癒してくれ」
第一艦隊's「「了解です!」」
―第一艦隊(叢雲、青葉除く)+時雨が離脱しました―
冷葉「終わったな、芙二」
芙二「そうだな。冷葉」
芙二と冷葉は互いを労いあう。二人の顔は疲労が見えたがそれでも二人は達成感に満たされ笑いあっていた。そんな中大淀が声を掛ける
大淀「提督、冷葉補佐お疲れ様です。泊地に戻り次第、大本営への書類は私がまとめておくので今は休憩なさってください」
芙二「だそうだ、冷葉。船内に戻ろう。叢雲、青葉来てくれ」
青葉「了解です!」
叢雲「分かったわ」
芙二「冷葉、先に戻る」
冷葉「おーぅ……俺は一時間くらい寝てるわ」
芙二「泊地についたら起こしてやるよ」
冷葉「…くあぁ…ねっむ…」ノシ
大淀「では、私も少しだけ仮眠を…いいですか?」
冷葉に釣られて大淀も仮眠を取りたいと言ってきたので快諾した。二人はそのまま船内の部屋へ吸い込まれていった
芙二「大丈夫、大淀さん。ありがとうね」
大淀「いえいえ…では失礼します」
―冷葉と大淀が離脱しました―
芙二「さてと、青葉。写真はあるか?」
青葉「はい!こちらに!」
芙二が青葉に聞くと青葉は自分のカメラを取り出し笑みを浮かべて渡す。芙二は確認して返す。
芙二「おーけー…後で青葉も叢雲もドッグへ行ってくれよな?」
叢雲「了解よ」
青葉「分かりました!」
芙二「よし、俺は八崎さんに無線飛ばすわ」ピピ
八崎「はい、こちら八崎」
芙二「八崎さん。戦いは無事終わりました」
八崎「おぉ!それは良かったです…第一艦隊の皆さんはもうこちらへ?」
芙二「えぇ、撤退の命令を出したので第二艦隊と同じ様にお願いします」
八崎「了解であります。芙二提督殿も今夜は早めにお休みなさってはどうでしょうか?」
芙二「ははは。俺は大丈夫です。これから大鳳さんに連絡せねばならないので…」
八崎「それは大変です…では、失礼します。帰りを待っていますね」
芙二「ありがとうございます…では失礼します」ピッ
芙二「…ふぅ…少し疲れた」
八崎との会話が終わり、少しだけ溜息をもらす。叢雲はふと気がついた事をそのまま芙二に問う。
叢雲「司令官、この船は誰が動かしてるの?」
芙二はすこし考え、とある存在を呼ぶ
芙二「あー…妖精さんいる?」
羅針盤妖精「なんでしょうか?…すっごい顔してますよ。大丈夫ですか?」
芙二「いや、まだ大丈夫。この船を泊地の母港まで頼んだ」
羅針盤妖精「了解です」
そのやりとりを見て叢雲は妖精が操縦しているのかと納得する。
芙二「まぁ、そんな事だ。少しは横になってもいいぞ」
叢雲「司令官が横になりなさいよ」
芙二「俺はまだ大丈夫」ゴソゴソ
懐からいにしえの秘薬を取り出し飲む。
芙二「…ふぅ。これでまだ行けるな…アビス~いる?」
アビス「なんですか?芙二」
芙二「帰ったら
アビス「了解です。芙二、休まなくて大丈夫ですか?」
芙二「大丈夫、大丈夫」
呵々と笑って見せる芙二を呆れた顔を覗かせるアビスであった
―そうして芙二一行らは泊地へ戻ったのである
―泊地 母港―
母港前にて、第一艦隊を待つ第二艦隊の娘ら。
第一艦隊の帰投が見えたので那珂はいの一番に走り出す。それに続いて第二艦隊も続く。
第二艦隊の
那珂「あ、川内ちゃん達が帰って来たみたいだよ!」
那珂は第一艦隊に向かって手を振る。川内達もその声に気がつき手を振り返す
那珂「川内ちゃん達が帰って来たのなら無事に済んだみたい…ね、ねぇ。時雨ちゃんはどうなったの?」
那珂はおそるおそる聞いてみた。神通が一言。
神通「時雨さん、なら大丈夫ですよ」
皐月「え?!本当に?」
如月「皐月ちゃん神通さん達を見て?どこか悲しい雰囲気はないでしょ?」
びっくりして言葉を返す皐月に如月は声を掛ける
それを聞いて“そうだねぇ~!如月ちゃん!”と明るく返すのだった
朝潮「榛名さん。司令官達はどこでしょう?」
朝潮が榛名に司令官の居場所を問う。榛名は“もうすぐ帰って来ますよ”と笑って返す。そこに来て霞が口を開く。
霞「榛名さん、憲兵の八崎さんが第一艦隊の皆に伝えてって。もう入れますよって」
そう伝えそれに続けて言った。
霞「時雨と夕立は後で執務室へ来て欲しいって」
というと、第二艦隊の皆の視線が夕立と時雨に移る。皆が一斉にこちらを見るので夕立も時雨もおどろいた顔をした
秋雲「第一艦隊の皆はボロボロじゃん!あれ?夕立ちゃん?姿が違ってる!」
夕立の見た目に驚いた秋雲はそういい、夕立の元へ行く。
磯波「あ、叢雲ちゃんは…? まさか沈んじゃった…?」
はっと気づいた磯波が言葉を漏らす。それを聞いて龍驤は答える
龍驤「そうやなぁ…大破してもうてな~司令官達ともうそろそろ帰ってくると思うから大丈夫やと思うわ…でも、すぐにドッグへ連れてかないとな」
磯波「そ、そんな…!私、すぐに迎えに行きます!」
龍驤「待ちぃや。磯波。ちゃんと帰ってくるからここで待ちな」
磯波「りゅ、龍驤さん…」
磯波に声を掛ける龍驤。磯波は大人しく聞き、芙二たちの帰りを待つのだった
夕立「時雨…?大丈夫っぽい?」
先ほどから無言の時雨に話しかける。
時雨「はは…こんなに艦娘がいるとは…あ、夕立。誰か来てるよ」
時雨は艦娘の多さに驚きつつ…秋雲の接近を伝える。
夕立「あ、秋雲ちゃんっぽい!」
秋雲「おぉ…夕立ちゃんはオッドアイなんだね…! いいわぁ…後でスケッチしてもいい?」
夕立の姿が気に入ったのか秋雲はスケッチしてもいいか聞いていた
夕立「夕立は大丈夫っぽい!」
秋雲「言質もらったかんね!約束!」
“わかったっぽい!”といい夕立と秋雲は笑って指切りをしたのだった。そこへ明石がやってくる
明石「あ!やっぱり、ここにいたんですね…たむろしてないでとっとと艤装を渡してドッグへ行ってください!」
第一艦隊の皆は返事をして明石が指を指した箱へ艤装を入れてドッグへいく。そして夕立の番になった時明石は驚く。
明石「え、夕立ちゃん!?な、なんで改二になってるんですか?!…それに、時雨ちゃん…なの?」
夕立「明石さん。詳しい事は後で話すっぽい!提督さんからも聞いてほしいかな」
時雨「えっと、明石さんこ、こんにちは…」
明石「えぇ、こんにちは。時雨ちゃんはもとに戻れたのね。おかえりなさい…いいえ。ようこそ」
時雨「えっと…うん、これからよろしくお願いします」
明石は芙二がやったと分かっていたので時雨にようこそ、といい迎える。時雨は照れながら挨拶をして夕立に連れられるがままドッグへ行くのだった。最後に磯波と明石が芙二達の帰投を待っていた
―第一艦隊+時雨と第二艦隊(磯波除く)が離脱しました―
母港前に芙二達が乗るボートが見えた。明石と磯波は待つ、それぞれ用があるのだ。
冷葉「あ゛ぁ゛~…着いた。っつかれた…芙二、俺は少し仮眠を取るからよろしく…何時に食堂行けばいい?」
冷葉が船から降りて一言。確かに疲労が顔に現れており、休みを取るというのは納得がいく。デッキにいる芙二は冷葉に時間を聞いていた。船内から出たばかりの大淀が時刻を伝える
芙二「16:55かぁ…冷葉2時間くらい寝ててもいいぞ」
芙二がそういうと“ありがてぇ…シャワー行ってから仮眠を取るわ…”とフラフラしながら私室へ向かっていった。その後を大淀がついて行こうとするが芙二が止めた
芙二「大淀さん? 冷葉に用があるんです?」
大淀「えっと…忘れ物です。渡そうと思ったのですが…」
芙二「あ~…大丈夫。俺が後で渡しておくよ」
大淀「了解です。あの、提督?提督も休まれた方が…」
芙二「俺は大丈夫だからさ、叢雲を連れて一緒にドッグへ行ってくれないか? 磯波もお願いだ」
芙二は叢雲をドッグへ行かせようと大淀と磯波に声を掛ける
磯波「し、司令官! 叢雲ちゃんはどこですかっ」
芙二「叢雲はまだ、船内だ…「叢雲ちゃん!」っとと」
芙二が言う前に磯波は船内へ駆け込む。そして起き上がったばかりの叢雲を発見して涙を流す。
磯波「叢雲ちゃん、よかった。意識はあるんだね」グス
叢雲「…磯波?あぁ、泊地に戻ってきたのね…ドッグまで肩を貸してくれないかしら?」
磯波「うん、いいよ!…んしょっと」ゴシゴシ
叢雲「悪いわね」
磯波は涙を拭い叢雲に肩を貸しゆっくりと船外へ行き大淀と共にドッグへ向かったのだった
―冷葉、磯波と叢雲、大淀が離脱しました―
しばらく無言になる芙二と明石。
その間に妖精さんがボートを工廠まで送ってくれたのだ
そして先に明石が口を開く
明石「提督、お疲れ様です。無事、作戦を完遂できましたね」
芙二「あぁ、ありがとう。これ、妖精さんから預かった叢雲の艤装だ」
そういうと懐から叢雲のボロボロになった艤装を取り出し明石に渡した。明石はそれを無言で受けとる。
明石「かなり酷いですね…あの時雨ちゃんはここまでやったんですか」
芙二「そうだ。夕立が死にそうだったのを庇って大破した」
明石「これは私が直しても再度使う事は難しいと思うので資材に変えときますね」
芙二「ありがとう。で、単刀直入に聞くが明石さんはどうしてここに?艤装の回収はおわったでしょ?」
明石「そうですね。気になったのですが、
芙二「そうだ、使わないとアレは助けられないからな」
明石「力は見せたんですか?」
芙二「時雨にだけ。冷葉や川内達にはフィルターをかけ正しく認識できないようにしました。今夜時雨を執務室へ呼ぶ予定だが明石さんも来ますか?」
明石「そうですね…時間は何時ごろですか?」
芙二「深夜帯ですかね…夜、海に出ます」
明石「どうしてですか?」
芙二「第二艦隊が倒せなかった戦艦を倒しに行きます」
明石「提督が出るほどなのですか?」
芙二「そうです。泊地近海にflagshipクラスがいていいはずがない……そうでしょ?」
明石「それもそうですね…それと提督、一ついいですか?」
芙二「どうぞ」
明石「話すときは呼び捨てで構いませんよ。それとため口でも構わないです、変に敬語を混ぜないください…多分大淀もそう思ってそうですけど」
芙二「あ……了解でs…分かった。大淀さんにも聞いてみまs…みるわ」
明石「では、夕飯を食べ終わった後、部屋に伺いましょうか?」
芙二「そうだな…あんまり遅くならないように帰ってくるけど…23時超えたらかえっていいぞ。また、明日声を掛ける」
明石「分かりました…あ、提督?」
芙二「なんだ?」
明石「着任して7日、姫級の撃破おめでとうございます。これから何日かやかましいかも知れませんが頑張って下さい」
芙二「え?どゆこと?」
明石「マスコミやら不審者やらが一人は来るかもですよ」
芙二「八崎さんに頑張ってもらうからいいかな…」
明石「でも、書類関係は大量に増えそうですけど」
芙二「…まぁ行ける行ける。俺は執務室へ戻るよ」
明石「了解です。夕飯の時刻になったら呼び掛けてください」
芙二「おk」
―明石が離脱しました―
明石と別れた芙二は執務室へ向かうのだった。
改めて思い直すとこの7日間濃すぎやしないか?…人間だった頃は容量というか疲労というかそういうので一日一日に余裕なかったからなぁ…俺は人間辞めるぞ、ジ○ジ○~!!っていうセリフいつか冷葉に言ってみよう。伝わるか分からんけど。
いや艦これの世界に入って来れたんだぜ…?まぁ転生、転移みたいなもんだけどさ…絶対に居そうだわ。いやよそう。お、執務室へ着ゐたっぽいな。さて大鳳さんへ連絡して資材の確認、時雨の処遇について…ふぅ。いにしえの秘薬飲んでてよかったわ。普通に過労死ラインオーバーですわ。ありがとうございました。え?容量が悪いって?冷葉と一緒にやっても死ぬから大丈夫
そう思うと芙二は執務室へ足を踏みいれるのだった
※
―入渠施設内―
夕立「ふぅ…気持ちいいっぽい…」
湯船につかりだらしのない顔をする夕立。高速修復材が混ぜられているようでみるみるうちに傷が癒えていく。
時雨「そうだね…夕立、大丈夫?」
時雨は夕立にふと問う
夕立「なにがっぽい?」
時雨「ほら僕夕立に酷い事をしたみたい、じゃないか」
夕立は聞き返し、時雨は具体的にいう。そしたら夕立が口を開く
夕立「大丈夫っぽい!アレは時雨の様なナニカであって時雨じゃないっぽい」
にこにこと夕立は笑って言う。時雨はその言葉に罪悪感を覚える。
時雨は深海棲艦時の記憶はないようにふるまっているが事実は違う全て、時雨の意思だ。意思に基づいて行動したのだ。怨念に苛まれていたとしても、だ。
苦痛には抗えても快感や幸福感には抗えない
最初は嫌だった。でも、次第に殺すのが快感に変わっていた。それが今回の出来事だ
夕立が欲しいのは建前だった。確かに欲しいが血に酔った快感をまた感じたい。それが本心であった。
榛名「時雨ちゃん?時雨ちゃんはどうして深海棲艦に成ったのですか?」
榛名が時雨に聞く。時雨にはあの忌々しい出来事が脳裏に蘇り質問に対して言葉を濁して答える
時雨「僕は人間に裏切られたんだ。深海棲艦への囮にされたという事が覚えてる最後のシーンだね」
榛名「そんな…」
囮にされた、その言葉が榛名の心に刺さる。そして龍驤も時雨に質問を投げる
龍驤「それで沈んだんか…それは可哀そうな話やなぁ。でも、どうして夕立にあそこまで拘ったんか?」
時雨「それは沈む時にどこかに所属している夕立を見つけたんだ。それで、会いたくなったんだろうね」
龍驤「そうなんやな…うちらも沈んだらあぁなるっちゅう事か」
時雨「どうだろう…」
全てウソだ。それを疑う事もせずに聞く彼女らはいい艦娘なんだろう、な。と時雨は思った。
そして、また一つ罪悪感が時雨の心に食い込む
時雨「(でも、この話はきっと明るい所から暗い所まで伝わる筈…夕立や榛名さん達には指一本触らせてやるもんか…!)」
龍驤「(…半分くらい嘘やろなぁ。まぁ司令官に相談してみよか)」
夕立「時雨は私と同室ね!」
時雨「えっとそうなるのかい?」
榛名「そうですね」
神通「そういうことでもいいですかね…?」
川内「いいと思うんだけどなぁ…」
―ガラガラとドッグの扉が開く。叢雲と大淀、青葉が入って来たのだった
川内「叢雲ちゃん、大丈夫?」
いの一番に川内が声を掛ける。
叢雲「大丈夫よ。大淀さん、ありがとうございます」
大淀「いえいえ、私は大丈夫ですので」
川内に返答してシャワーで汗を流す。隣に大淀が座って同じく汗を流していた
川内「あ、大淀さん。明日からどうするって?」
大淀「川内さん、まだ予定は聞いてませんよ。それに一日、二日は休んでもいい気がしますし」
神通「川内姉さん…私達も休息日を設けた方がいいと思いますよ…?姫級を撃破したのですから…夜戦は控えてください」
川内「えぇ!なにさ、神通…後で提督に聞いてみよっと!」
そういうと浴槽に入り直していたのだった。大淀の言葉を聞きながら皆、思い思いの事を考えていたのだった
―執務室―
芙二「やべぇ…夕飯の支度しないと間に合わなくね…? 先に済ませるか」
慌てて芙二は食堂へ向かう。その際、朝潮と霞に出会う
朝潮「司令官、お疲れ様です!」
霞「司令官、お疲れ様。勝てたみたいで安心したわ。まぁ私達の方は散々だったけどね」
朝潮が元気よく挨拶する、霞は少しだけ自虐気味で言う。芙二は二人に“お疲れ様。二人がいた第二艦隊も十分な成果を上げてくれたと思うよ”というと
霞「ふ、ふん!どうせ、嫌味でしょう?」
朝潮「司令官、私に罰を!」
芙二「え?どうしてだい?」
朝潮「私は敵を殲滅させることが出来なかったので罰を与えてください!」
芙二「霞、俺は嫌味だと思ってないよ。flagshipの戦艦クラスだからね。仕方ない。どこに誰がいたと分かっただけでもかなりの儲けもんだと思うぞ。あ、朝潮?罰は与えないけど一ついう事を聞いてほしい」
霞「でも私が油断しなければ…」
芙二「いやいや。酷いようだけど、今の練度じゃぁ第一艦隊レベルでも無理だよ。霞達なら尚更。勝てたとしても誰かが犠牲になってたかも知れないからさ?それは俺が望む勝利じゃないんだ」
朝潮「司令官!この朝潮になんなりと!なんでも実行します!」
芙二「んーじゃあ今日の夕飯のレシピ…いや何を食べたいか皆に聞いてきてくれないか?その中で作れそうなものを作る」
朝潮「了解です!霞、行きますよ!」
芙二「あ、朝潮。少しだけ待ってくれ。霞にも朝潮にも耳に入れて欲しいんだ」
芙二「今回は失敗を知れたって事で勘弁してほしい。誰だって失敗くらいはある。霞の油断が今回の失敗なら次は繰り返さないようにすればいいと思うんだわ」
霞「司令官…」
芙二「てことで、行ってきてほしい。あ、紙とペンはいるか?」
芙二は懐から紙とペンを取り出すと朝潮に向けて渡そうとする。
芙二「まぁ、最初はこんなもんだと思うぞ」ナデナデ
霞「ちょ…!」///
芙二から急に頭を撫でられた霞は頬を赤く染める。
朝潮はにこにこしながら“司令官!この朝潮にもお願いします!”というが時間がおしていたので“朝潮が聞いてきてくれたらやってあげるよ”というと、にぱっと笑い芙二から朝潮は受け取り霞と共に聞きまわるのだった。
芙二は食堂へ更に厨房へ入ると手際良く米を研ぎタイマーをセットして米を炊く。今回は25合だ…これくらいあれば明日の朝も持つかな、なんて考えながら食堂を後にする
ー再び執務室へ
芙二は大鳳に連絡を取る。大鳳につながると早々に大声で何か言われた
大鳳「遅いです!!」
芙二「おわっ…」キーン
遅いと言われた。大声で。芙二は鼓膜が破れるのでは?などと思いながらも連絡が遅れた事を謝罪する
大鳳「全く…もう夕方ではないですか!芙二提督!」
芙二「連絡が遅くなりすみません。ほんの一時間…半前に終わったものですから…皆に指示を出しておりました」
大鳳「はぁ…報告を聞きます」
芙二「噂の姫級の討滅に成功しました。こちらに被害はありましたが誰も轟沈することなく終わりました…ですが」
大鳳「ふむふむ…被害が出る前に姫級を撃滅できた事と指揮能力は素晴らしいと称賛します。よく着任7日、それも損害はありつつも損失はないと。ですが…?なにかあったのですか?」
芙二「二点。一つ目は泊地近海にflagshipクラスの戦艦が旗艦な艦隊が現れた事。第二艦隊から聞かされました。場所と敵編成は教えてもらったので明日にでも撃破しに参ります」
大鳳「flagshipクラス…!!おかしいです!普通は現れない…姫級に呼ばれたのでしょうか?」
芙二「恐らくはそうだと思います。決戦後ですが第一艦隊のメンバーに声を掛ける予定です」
大鳳「ふむ、すぐにとりかかってください。二つ目はなんでしょうか?」
芙二「二つ目は姫級を撃滅後、白露型駆逐艦である時雨がドロップしました。彼女は
大鳳「それは確かですか?姫級からドロップ艦…なんてあまり聞かないので判断材料が不足してますが、今は仮としておいてください。正式なモノは提督が帰ってからまた連絡します」
芙二「了解です。では失礼します」
大鳳「…少しだけ、待ってください」
あらかた報告が終わり芙二は通信を切ろうとすると大鳳が待ってほしいと一言。なんだろ、と大鳳に聞こうとするも大鳳が続ける
大鳳「…芙二提督、いえこれは個人的な話です。提督という敬称は取り消さしてください」
芙二「えぇ、構いませんが」
大鳳「芙二さんの所に迎えて欲しい艦娘が一人いまして…」
芙二「! …それは異動ですか? いやそれはダメだったはず。つまりはドロップ艦ですか?」
大鳳「はい。そうです。元々、その場所にはとある艦娘が居たのです。この世界のバグ…なんていったら失礼かもしれないのですが同じ場所に同じ艦娘が居る事が最近分かって…しかもその艦娘は時折り深海棲艦の様な姿になる、と報告されており今は私の部屋で軟禁状態ですが暮らしてもらっています」
芙二「その艦娘名は…?」
大鳳「その方の名は■■■■と言います。艦種は航空母艦です」
芙二「航空母艦…ですか。どんな、状態でなるんでしょうか」
大鳳「深海棲艦に、ですか?」
芙二「えぇそうです…感情が昂った時なのか。そうでないのか」
大鳳「それはパターンが分からないので何とも言えません」
芙二「そうですか…言い方が悪いですけどいいですか?」
大鳳「…どうぞ」
芙二「他の鎮守府や泊地の提督達はこの件を知っているのですか?…うちはまだ姫級をぎりぎり倒せるからよかったのですがそんないつ爆発するか分からない、危険物をうちには置きたくないです」
大鳳「…ですよね。残念ながらうちにもいるんですよ。その方。私と同じ装甲空母ですけど…他の泊地や鎮守府の提督達はうちと同じ反応か拒絶です…芙二さんと同じ事言ってました」
芙二「…原因が分かればいいんですけど…」
大鳳「ですね…提督も調べてはいるのですが…分からなくて」
芙二「このままだとどうなりますか?」
大鳳「深海棲艦へとなる前に射殺します。悪くて処刑です。解体なんてできません」
芙二「そうなりますよね…はぁ、仕方ない…いや失礼。一言いいです?」
大鳳「構いません」
芙二「その航空母艦うちで迎えましょう、いいですとも」
大鳳「え!?いいのですか」
芙二「えぇいいですとも…戦力が欲しいので。ただもしも深海棲艦へなってしまったら射殺してもいいでしょうか(しないけど)」
大鳳「そこは任せます」
芙二「分かりました。大本営へ向かう時にでもお迎えに行きます」
大鳳「あぁ…良かった。本当に良かった」
大鳳はただただそう、言っていた。除け者がいなくなった時にでる雰囲気ではなく心からのこの人なら大丈夫。といった感じの雰囲気を出していた。
芙二「大鳳さん。閣下はいつ頃お戻りになられますか?」
大鳳「後二日後ですね…それまではいつも通りの執務をお願いします」
芙二「了解です。では失礼します」ピッ
芙二はとんでもないモノを呼ぶことになったのでは?…とそんな気がしてならなかったのである
冷葉や皆に伝えないと、と思いメモ帳に書き込む。
すると執務室の扉がノックされる。誰か来たようだ。芙二は“どうぞー”と入室を促す
朝潮「失礼します!駆逐艦朝潮、聞いてきましたので報告します!」
勢いよく入り大声で喋りだす。その声にかき消されながらも霞も入室する
朝潮「司令官!皆さんがなんでもいいと言っていたのですがそれでも何かないかと聞いたらカレーがいいなと言ってました。という事で今日はカレーがいいです!」
あ、初日もカレーだった気がする…まぁいいか。
芙二「おk。朝潮、霞手伝ってくれるか?」
朝潮「了解です!」
霞「分かったわ」
そういうと芙二達は食堂へ向かうのだった。
―続く
はぁ…第一章完!
カレーに始まり(?)カレーで終わる(?)…
ssモドキ書くの難しいけどくっそ楽しいわ。書くのはむずいけど(大事なことなので(((
では次回もよろしくお願いします
あぁ…艦娘増やしたい病が…やっちゃうかぁ(ニチャア