とある泊地に着任した提督のお話   作:ふじこれ

49 / 387
んーこれ書いてると日付を越えてしまう…そして留年はしたくないのでペース減らします

過去のを読み返しててあー言葉足りてないなーとか色んなの見つけたんでちょいちょい修正加えます

ではよろしくお願いいたします。

内容は今回もカオスです

R4 1/8 サブタイトルの一部を変更


二章 12話『歓迎会 後編』

―続き

 

 執務室へ案内されたサラトガはノックをして入室する

 中には大淀がいたようだがまだ執務中の様で万年筆を動かし書いていた

 そんな中、案内してくれた妖精が大淀の頭をぺちぺちと叩く。大淀は鬱陶しそうにするも妖精が止めないので妖精の方を見ると視界にサラトガが映った様で驚きのあまり慌てて椅子から落ちた

 

 サラトガが慌てて駆け寄るも“いてて…”と声を漏らし机の端に手をかけ立ち上がった。

 

大淀「すみません…えっとあなたが本日よりここに着任する艦娘のサラトガさん?」

サラ「え、あ、はい」

 

 大淀はコホンと咳払いをして聞いてきた。サラトガは急に聞かれ、動揺しつつ返事をした

 

大淀「私はここ、東第一泊地所属軽巡洋艦の大淀と申します。本日は提督、冷葉補佐からここの案内を任されています。何か質問はありますか…?なければ、これより寮へ行きあなたの部屋まで案内させていただきますが…」

 

サラ「あ、はい。よろしくお願いします…あ、えっと質問なのですがいいでしょうか?」

大淀「はい」

 

サラ「私は事情があってしばらくは芙二…いえ提督の部屋で寝泊まりしないといけなくって」

大淀「それを提督は知ってますか?」

サラ「いえ、話すのを忘れてしまって…」

 

大淀「ふむ…提督は今…あぁ、食堂ですね…後で向かいましょうか」

サラ「はい」

大淀「あぁ、でも一応案内しておきますね。どうぞ、着いてきてください」

サラ「はい」

 

 そういうと二人は寮へ向かうのだった。ふとした時に気がつく。妖精がいないと。ちらりと目をやると手をぶんぶん振っている妖精がいたのでサラトガは小さく手を振り返したのだった

 

 

 

 

 

 ―食堂

 

 現在の時刻は17:15。一部の艦娘は食堂へ集まり装飾品を持ってきていた。その中を芙二と冷葉は調理を始めていく。しかし今だけ厨房はライブキッチンと化している。

 その多くは部屋の装飾をしようとする艦娘が香りや音につられて厨房前まで来るのだ。二人は手際よく調理をするので、食材はまるで魔法にかかったかのように次々と別の料理へ変わっていく。その工程は目を引き、やがて作業が中断されかける

 その都度、妖精やら他の艦娘が引っ張っていく。

 

 しかし二人は集中しているため気がつかない。そうして、歓迎会用の料理は1時間足らずで殆ど完成してしまったのだった。後はデザートだけ…なのだが…困った顔をする二人

 

芙二「ここまでお疲れ様。冷葉、デザートはなに作る?」

冷葉「そうだなぁ…うーん…アイスとか?固める時間あるけど…後一時間くらいあるか?いや二時間くらいは持つか?」

芙二「おーいいなぁ…間宮さん達が来るまでの間だけどいいかな?」

 

冷葉「それどういう…あぁ間宮アイスね。俺らも食べてみたいなぁ…っとと。それにしちゃうか…何味?」

芙二「シンプルイズベスト…おk?」

 

冷葉「おk」

芙二「じゃぁ、作り始めましょ」

 

 ―二人はデザート作り中―

 

 

 

 

 

 

 

 

―詰所付近

 

 詰所付近で執務に当たっていた八崎は妖精から今日の夕飯を聞かされる。妖精はウキウキでほわほわさせてきたので八崎も癒されていた。

 

八崎「ふむ…本日は歓迎会があるのですか。私も少しくらい参加しますかね…?」

 

 そういうと八崎が私も参加すると伝えてくれというと妖精はビシっと敬礼し去って行ったのだった。

 

 しかし八崎や芙二はまだ知らない。魔の手が着実に迫ってきていることを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 時間は流れ、とうとう歓迎会の時間を迎える。今回のゲスト達は別の部屋に呼ばれており芙二と冷葉が食堂へ連れていくというものだった。

 今回のゲスト達で中赤城、磯波だけは食事の方へ意識が行っていたのは内緒ということで。

 

 芙二と冷葉が部屋を訪れ、赤城たちを連れていく。

 食堂の扉が開かれるとパンとクラッカーを鳴らされ拍手が始まる。

 赤城たちが席につくと司会を大淀が務め、マイクを手渡し各自の自己紹介が始まっていくのだった。

 

 最後の一人の番になると、周囲はより一層ざわつくのだった。

 理由は明白。サラトガの登場だった。彼女だけ海外艦ということもあったためだ

 

 しかしサラトガは初め英語で話し途中から日本語で話始める。自己紹介が終わるとサラトガは少し恥ずかしそうにしていたが皆は温かい拍手を送るのだった。

 

 マイクが大淀に戻ったところで“これより始めます!皆さん、今日は提督と補佐が振いに振るってくれました!たくさん食べてください!では歓迎会を始めます!“といい賑やかな会が始まったのであった。

 料理は妖精たちが運んでいく。各テーブルに置かれると艦娘達は自分の知らない料理(もの)に目を引からせて皿へ移していくのだった。

 

 芙二達も席について自分たちが作った物を食べながら交流を深めていく。そんな中近づいてくる艦娘がちらほらいた。

 

足柄「提督…?お酒はないのかしら…?」

芙二「酒…?うーん、駆逐艦もいるしなぁ…冷葉どうする?」

冷葉「そうだなぁ…少しだけならいいか?」

 

芙二「明日に響かない程度でならいいよ」

足柄「やった!じゃあ、ビールあるかしら?」

芙二「おk、じゃあ取ってくるわ」

 

 そういうと芙二はビールを取りに戻るのだった

 

足柄「揚げ物は…あるわね」

冷葉「そらな、カキフライとか唐揚げとか色んなのつくったからな」

 

芙二「それ、どうぞ。足柄さん」

足柄「ひゃっ…冷たいわね…って何驚かせるのよ!」

 

芙二「ははは、すまんすまん…冷葉も酒飲む?」

冷葉「俺もじゃあ頂こうかな…」<カシュッ

足柄「あ~!ずるい!」<カシュッ

 

冷葉、足柄「「ごくっ…ごくっ…」」<ぷはーぁ!!

 

 ここにきて初飲酒をした冷葉…そしてつられて飲む足柄。全く二人はいい飲みっぷりである。冷葉は見つけた唐揚げをつまむ

 

冷葉「んーそこに唐揚げを食べてまた、飲む!」<ゴクゴク

足柄「じゃあ、私も!」<ゴクゴク

 

冷葉「美味い!!」キラキラ

足柄「美味しいわ!」キラキラ

 

 二人は二人で戦意高揚…していた。触らぬ酔っ払いに煽りなし、だと思い席を立つ芙二

 

芙二「それはよかった。つぅことで俺はちょいちょい回ってくからな~」

冷葉、足柄「「はーい!」」ノシ

 

時雨「あっ…いっちゃった」

夕立「ぽい…」

 

 ―とある席では…

 

 

磯波「あー!叢雲ちゃん食べたね!?」

叢雲「なによ、いいじゃない。まだあるんだから」

 

磯波「いや、ダメだって!それになんでお酒飲んでるの!」

叢雲「冷葉補佐も足柄さんも飲んでるじゃない」<ゴクゴク

 

響「叢雲…?ここにウォッカはないのかい?」

叢雲「知らないわよ…このお刺身は美味しいわね」

 

陸奥「あら…?お酒は解禁されているの…?じゃあ、お姉さんも頼んじゃおうかな?」

赤城「今は食べたいので、まだ大丈夫です!あ、提督お代わりください!」

 

芙二「わぁ…カオスだわ…えぇなんで叢雲は酒飲んでるのよ…」

叢雲「細かいことは気にしない!」

 

芙二「うわ!酒臭い!まだ始まったばっかりなのに!」

叢雲「うるっさいわねぇ…あ、司令官も飲みなさいよ」<ガバッ

 

芙二「え、がぼぼぼぼ…!!(窒息する、窒息する!)」<ゴクゴク

叢雲「アハハ!いい飲みっぷりじゃない!」

芙二「…」チーン

 

叢雲「あ、寝てしまったのかしら…?少し寝かしておきましょう。きっと疲れているのね…」ナデナデ

 

周囲「「(いや、お前がやったんやろ!!)」」

芙二「(アカン…生前だったら即死だった…隙を見て逃げよ)」タヌキネイリ

 

赤城「妖精さん!おかわり持ってきてくださいませんか!」

妖精さん「はい!」

 

 待機していた妖精は赤城の掛け声に反応してどんどん、料理を持ってくるのだった。

 

 

 ある席では

 

皐月「如月ちゃん!如月ちゃん!」

如月「なぁに?皐月ちゃん」

 

皐月「今日も料理、美味しいね!」

如月「そうねぇ…あ、司令。今日も美味しいものを…ってどうしました?」

 

芙二「うぅ…水くれ」

如月「え、あ、はい。今取って来ます…!」バタバタ

 

皐月「どうしたの?司令官…?顔赤いよ…?」

芙二「なぜか酒飲んでた叢雲にイッキさせられた…頭ゐてぇ」ズキズキ

 

如月「あらら…大丈夫ですかっ…あっ」ツルッ

芙二「え」バシャッ

 

 足を滑らせた如月はコップに入っていた水を芙二にお見舞いする

 

如月「きゃっ」ドシン

芙二「いてて…如月大丈…夫か?あ?」アタマオサエ

 

 水を被った芙二が頭を擦りながら辺りを見渡すと芙二の上に如月が馬乗り状態という図になっていた。

 

芙二「あーえっと、大丈夫?」

如月「あ、は、はい」///

 

 芙二が声をかけるも如月は真っ赤になっていた。

 それもそのはず男性経験が皆無で少しマセている如月にとって上着が濡れており鍛えられた筋肉が透けて見えごつごつとした触感というものは中々官能的(えっち)な気分にさせるには十分だった

 

芙二「…如月…?」

如月「////」<プシュー

 

 初めての体験に混乱し固まっていた。芙二が声を掛けるも心ここに非ずと言った感じであり反応を返さなかった。そんな芙二が心配したのトドメを加える

 

 馬乗りになったまま、片手で如月の頬を擦りながら声を掛ける。

 

芙二「本当に大丈夫か…?てか、あれかこの場合だと俺がセクハラしてる扱いか」スリスリ

如月「ぴ…ぴゃっ」<グルグル

芙二「ぴゃ…?」<キガツク

 

 ふと芙二の衣服に赤い液体がぽつりと落ち、滲みていく。

 

如月「/////」<ポタポタ

芙二「ちょ、如月大丈夫か!?」ガバッ

 

 如月はキャパオーバーしてしまいその雰囲気に耐えられず鼻から血を垂れ流してしまう。芙二は気がつき咄嗟に身体を起こし如月を抱き寄せる形になると流石の如月も我に返り顔を真っ赤に染め、謝罪した

 

如月「司令、そのごめんなさい」///

芙二「本当に大丈夫…か?顔赤いぞ」

如月「それよりも、司令…その染みになってしまうので早くお脱ぎください…」///

 

芙二「えっ…ここで脱ぐのか?大胆だな…」

如月「あっいや、その…うぅ~…皐月ちゃん助けてぇ」

 

皐月「えっと、司令官…?如月ちゃん悪気はないんだよ…?」

芙二「大丈夫…ちょっと離脱するわ…」ヌギヌギ

 

霞「ちょ、ちょっとなんで脱いで…!!」メオサエ

朝潮「司令官!?どうして肌着になる必要…が」ガンミ

 

 皐月が如月をフォローすると芙二はおもむろに上着を脱ぎ始める。その光景を今見た霞と朝潮は個人個人の反応をする。上着を肩にかけ上半身はタンクトップ一枚になった芙二が立ち上がり一言。

 

芙二「ん?服が濡れちまったしよ、それに血がついちまったんだわ。部屋まですぐだからちょいと行ってくる…けど、まだ料理はあるから妖精さんに言えば持ってきてくれるぞ」

 

 そういうと冷葉の方へ行くのだった

 

朝潮「司令官の裸(?)初めて見ました…なんだか、逞しかったです」///

霞「私も…そう思うわ。でも身体は傷だらけだったわね…大丈夫かしら?」

 

 

如月「皐月…ちゃん」

皐月「なに?如月ちゃん!」

 

如月「私、後悔はないわ…」パタ

皐月「き、如月ちゃあぁぁぁん!!」

 

 如月はキャパオーバーの為眠りについたのであった。眠りにつく姉を皐月は抱いたまま名を呼んだという…

 

 一部始終をみていた秋雲と青葉は…

 

青葉「ここは退屈しなさそうだね、秋雲ちゃん」

秋雲「そうですね。青葉さん」

 

秋雲、青葉「「ここはネタが尽きない予感がする(します)からっ!!」」ニヤリ

 

 

 

 ―芙二は冷葉を探して歩く途中…

 

芙二「うえぇ…じとじとするぅ…冷葉を探さないとなぁ」

川内「えっ!て、提督!?上なんで脱いでんの??」

 

 冷葉を探している途中、後ろから川内に声を掛けられる

 

芙二「お、川内。皆と交流できてる?」

川内「勿論!重巡の足柄さんとかと意気投合しちゃってさ~…ってそうじゃない!」

芙二「ど、どうしたよ…?急に声を荒げて…」

 

川内「なんで脱いでんのさ?」

芙二「あー酒とか水とか諸々が頭からバシャーってな」

 

川内「あ~…それでシャワーに行くの?」

芙二「そそ…あ、八崎さーん!ん?なんで小刀構えてんの…?」

 

川内「あ、じゃあ冷葉補佐のところ行ってくるね」

芙二「川内てめぇ…任せるわ!…でも、後で覚えとけ??」

川内「いやいや、流石に〆られるなんて事はないと思うから…多分」

 

芙二「いやそうだけども「じゃあね~」あ、ちょまっ「芙二提督殿?今、お時間いいです?」あっはい」

 

 小刀を喉元に突きつけられた芙二はとうとう死ぬんかと悟りかける

 

八崎「…この雰囲気を壊したくないので…廊下までお願いします」

芙二「…なるほど…?(雰囲気を壊す??って事は戦闘系??)」

 

 

時雨「あれ?提督は?」

夕立「あ、夕立はご飯食べてくるっぽい~!」

 

時雨「ゆ、夕立!!…行っちゃったか…それにしてもなんで二人して抜けていくんだい…?気になるからついていってみよう」

 

 八崎は芙二を廊下まで誘導すると小刀を収める。

 真剣な眼差しを芙二に向け話し始めた

 

八崎「…先ほどの無礼をお許しください…こうでもしないと食堂(あそこ)を抜けられない気がしたので…」

芙二「ははは、大丈夫。で、なんだい。俺はシャワーに行きたいのだが?」

 

八崎「二人程ここに侵入した者がいます。一人は艦娘と思われる反応、もう一人は人間です…いかがなさいますか」

 

芙二「どうすっかなぁ…俺もこの雰囲気を壊して臨戦態勢にしたくないんだよなぁ」

八崎「その考えは分かります。しかし、私の立場上何が何でも実行しなくてはなりません」

 

芙二「そうだよなぁ…俺も行くわ…あ、でもこれだけはやらせて」

八崎「なんです?」

 

 待ったをかける芙二、なんだろうと首を傾げる八崎

 

芙二「防音と耐衝撃…お楽しみを邪魔しちゃあ悪いでしょ?」

八崎「芙二提督殿がいらっしゃらなかったらここは地獄となっていたでしょう…感謝します」

 

 

芙二「では、行きましょうか。ちなみに誰がどこにいるか分かります?」

八崎「艦娘と思われる反応はこちらに向かってきてます…人間と思われる反応は…?工廠へ向かってますね」

 

芙二「おけ。俺は艦娘を拘束してくる…そっちは任せてもいいです?」

八崎「えぇ…構いません。ただの艦娘であればいいですね」

 

芙二「なんか引っ掛かりますね。その言い方」

八崎「ほら、時雨さんの件があるでしょう?」

芙二「(察し)…まぁとっとと行きましょうかね。ご武運を」

 

八崎「そちらこそ」

 

 二人で捕縛対象を決め、現場へ向かったのだった。

 

時雨「…あ、提督達行っちゃった…えっと、工廠だっけ?提督が向かったの…僕も行こう」

 

 ―場面が変わり__

 

 

艦娘「…シグレ…シグレ…シグレ」ブツブツ

 

 侵入者(艦娘)は時雨を探して泊地敷地内を彷徨っている。今日は新月の日。月明かりが照らすことなく艦娘はただただ、彷徨っていた。目は死んだ魚のような眼差しをしており、艦娘の周囲をどす黒いオーラが湧いてでていた。

 

 そこへ芙二が到着する。目の前の侵入者(艦娘)と思われる存在からはどす黒いオーラを感じ取り警戒する。

 

芙二「おい、そこで何をしている?」

艦娘「シグレ…シグレ…シグレ…シグレ…シグレ…」ブツブツ

 

 芙二が話しかけるも何かを小声でぶつぶつと言いながらこちらへ向かってくるので静止を呼びかける

 

芙二「おい、誰だか分からねぇが止まれ!これ以上近づくな…!」

艦娘「…シグレ…シグレ…シグレ…シグレ…」

 

 しかし静止を呼びかけるも虚しく、侵入者(艦娘)は依然として呪言を吐くかのように何かを呟くだけだったのでとうとう芙二は実力行使にでる

 

芙二「誰だか、分からねぇけど…すまねぇな!」ブン

 

 拳を握り締め走り出す。その間、侵入者(艦娘)は動かずにいるのでこれは容易いと思う芙二。しかし、突如として砲撃が繰り出され、間一髪で避ける

 

芙二「…っぶな!マジかよ、砲撃してきやがった…」

 

 冷や汗をかく芙二だが、次の瞬間ガコンという音を聞きリロードを終えたかと思い更に警戒する。そしてまだ“シグレ…シグレ…シグレ”と呟くのでいい加減飽きてきて時雨を探しているのか、と考え挑発する。

 

 

芙二「おい!誰だか分からねぇけどよ!時雨を探してんならこっちにこい!俺を倒したら教えてやる!」

艦娘「…!!」ビク

 

 分かり易く反応をする目の前の存在。芙二はその隙を見逃さず、海へ誘導する

 

芙二「こっちだ!こっちにこい!」ギソウテンカイ

艦娘「…待って…!!待てぇ!!」サケブ

 

芙二「…しっかり日本語(コトバ)話せてんじゃあねぇかよ…って言ってもよ…見えなくちゃあ分からねぇよなぁ」ダッシュ

 

艦娘「時雨ちゃんを…カエセ!!!」サケブ

 

 叫びながら時雨を返せという。

 そこで芙二は首をかしげる。時雨を返せ?なんだか、こちらが取ったような言い方だなぁ…

 等と考えながらも海上へでる。

 

艦娘「…はぁ、はぁ…タカガ人間がこのウミの上では無力…!!早く、時雨ちゃんを返せェ!!」

 

 侵入者(艦娘)は息切れしており、何処か疲労が隠せない様子。

 

芙二「おーおー、シャウトすんなよ…ったく。全然見えねぇから月明かりが恋しいところだぜっとあぶねーな」

 

 セリフを言い終える前にドボンと目の前で水柱が上がる。艦娘は闇の中からでも分かる程睨み付けており、次の弾をリロードしていた。

 

艦娘「…ドウシテ…私がコンナことをォォォぉ!!」ドォンドォン

芙二「…(どうして、時雨をそんなに?)」ボゴンボゴン

 

 巨大な盾を構え艦娘の砲撃を受け、防御しつつ思考を加速させる

 

艦娘「アァ!どうして、もう!!早く沈んでよォォォォ!!!!」ドォンドォン

芙二「…(となると…こいつの正体は…)」ボゴンボゴン

 

艦娘「アァ…ッ…なんで、弾切れ…?」カチン…カチン

芙二「…もう終わりか?」

 

艦娘「ッ!いいや、まだこの程度じゃあ…!!」キッ

 

 そういい、睨みつける侵入者(艦娘)。まだ何かしてくるようだが、さっさとみんなの元へ行きたいのにいけない事を腹立たしく思い、とっとと憶測を披露するのだった

 

芙二「…飽きた。うん、飽きた。結局、俺にも勝ててないしさ…?何のために来たん?」

艦娘「飽きたってなにさ!!私は時雨ちゃんを返してもらいに…」

 

芙二「取ってない。うちの時雨は()()が探してるのとは違うかも知れないんだが??」

清霜「な、なんで私の名前を…私の事を知ってるって事はあいつらの仲間だな!」

 

艦娘→清霜

 

芙二「いや知らんし」

清霜「嘘だ!人間(おまえ)らはいつも、そうだ…!」

 

芙二「いつもそうなのかは分からんが、飽きたのだ…とっとと死ぬか沈め。()の気は短いんだが??」ジロ

清霜「…!!」ビク

 

芙二「10秒やる。10秒以内に選択しろ。死ぬか沈むか、どちらかのな…はい、スタート」

清霜「え?!(ちょ、ちょ、急に雰囲気変わって…こ、怖い…)」ブルブル

 

芙二「…3~2~…「ちょっとまって!!」あん?なんだよ」

 

清霜「…どっちも死ぬしかないじゃん…か?」

芙二「お、そうだな。気がついちまったか」ニタニタ

 

清霜「え、分かってて…?」

芙二「勿論。侵入者には手厚い礼をする事が決まってんだ…さてと、行くか」

 

清霜「え、待って!」

芙二「うるせぇ、黙って死んでロ」ボグ

 

清霜「痛ッ…」ガクン

芙二「さて、回収回収っと」カカエアゲ

 

 気絶させた清霜を抱え上げると急に無線が入る

 

八崎「キィ…ガガガ…こちら、八崎…芙二提…殿、どうなりました…こちらは侵入者…え…ガガガ…応…反…します」

芙二「おーおー…敵さんは仕留めにきてんの??いくか、『こちら芙二。侵入者を一名捉えた。これより、最速で現場へ急行する』…さて、能力全開で行きますか」

 

 そういうと二人は海上から忽然と消えた

 

 

ー続く

 

 

 




酒飲めない&ぼっちにこういうシーンはきついね
ハハハ!!皆も友達を作ろう!!

ムズイわ。うん、ムズイ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。