歓迎会の途中…不穏な影が…!!
今回もカオスですがよろしくお願いします
―続き
―芙二と清霜が海上へ行った辺りから…工廠前
なんとか芙二へ連絡することができた八崎だがすぐさま戦闘に巻き込まれていた。
無線を起こすがなんだかつながらない。芙二からの連絡も途切れ途切れだったのだ。
最初は良かった、1人しかいなかったから。だが、油断していた、連中は物陰から次々と現れ、最終的には15人とそれなりの数が集まっていた。
13名は峰打ちで済ませたが、残り2人は銃器と刀剣を構えていた。そして今に至る
八崎「ちぃッ…!!数が、数が多い!!」ガキン
金髪の男「なぁなぁ?今どんな気持ち?DNKDNK?」
相手は金髪の男と、いかつい顔をした男だけだったが如何せん数が多くてそれなりに消耗していた。
一度体勢を整える時、怒鳴り声が辺りに響き渡る
いかつい顔の男「おい、貴様ァ!とっとと殺せと言ってるだろう!!」
金髪の男「なんすか、リーダー?折角の美人だし?殺すのは後でもいいじゃない?」
いかつい顔の男→リーダー
リーダーと呼ばれた男は金髪の男を怒鳴り散らしてた。そんなカッカしなくてもいいじゃんと金髪の男は不貞腐れていた。
その隙の間に八崎は考える。目的を知っておこうと思い問う。
八崎「(油断しました…敵が潜んでいるとは…能力を過信しすぎました)…あなた方の目的はなんですか?」
リーダー「我らの目的…?話す訳ないだろう…なぁ?
八崎「なっ!?」フリカエル
研究員、とそういかつい顔の男は言った。八崎はしまった、と振り返るが…
研究員「そうです。…貴方にはここで退場してもらいます」
八崎「あがっ…」グサ
右脇腹を刺された。かなり深くまで刺さったようで、血が止まらない。意識が朦朧とする中八崎は立ち上がろうとすると声が聞こえる
金髪の男「…おーいおいおいおい…まだ生きてる?生きてるよなぁ?」
研究員「そりゃぁまだ生きてますよ…これだけで死ぬはずがない」
八崎「あ、たりまえです…」フゥフゥ…
金髪の男「おーっ!まだ、生きてる!生きてる!なぁなぁ!リーダー!俺が殺してもいい??」
リーダー「構わん、やってもいいぞ…しかし、研究員殿?例の艦娘が帰って来ませんね…つかまりました?」
研究員「…いや、それはないでしょう…やつは実質不死身だ。何が起ころうとくたばることはない」
八崎「…もしかして、あなた方の目的は…あぐぅ!」ゲシ
金髪の男「ほら、俺と楽しくお話しよ?」ケ
言いかけた時、八崎は蹴られて地面に転がる。金髪の男はにたにたしながら声を掛ける
リーダー「始まったか…まぁ、貴方はもう直にくたばるのだからな。目的を教えてやってもいいだろう」
八崎「…」ゴポ
金髪の男「あーあ!ほら、深くやるから話さなくなったじゃん!もぉー!!こんなに血が出て…」
八崎「…」ゲホゲホ
研究員「まだ息があるようで、なにより。我々の目的はここの時雨とサラトガをいただくのだよ。その為にならなんでもやろう。ここが深海棲艦の襲撃により消えたことにする予定だが…まぁ構わんよな?」ククク
八崎「…下衆…めぇ…!!」ジロ
金髪の男「おー!怖!怖すぎてチビっちまうよなぁ!!」ゲシ
八崎の男「ぐぅ…!」ゴロゴロ
金髪の男に蹴られて転がる八崎。
研究員「…あと、そうだなぁ…リーダーさんや。そこに伸びてる部下を叩き起こして商店街も荒らしておきましょう。さて金髪の人、そこの憲兵は殺しても犯しても構いませんよ」
研究員と呼ばれた男は悪逆の限りを尽くさんとしていた。リーダーと呼ばれた男は気絶している仲間を次々に起こす中、金髪が騒ぐ。ボロボロにされ八崎は虫の息であり、抗うことも出来ない程になっていた
金髪の男「俺、両方してもいいよな!?女っていいぞぉ!?最高の玩具だよ!!ぎゃはははは!!」
八崎「(…芙二提督殿、申し訳ない…少し、油断しました…せめて、そこの金髪の糞野郎だけでも…)」
―話は聞かせてもらった、八崎よ。しばし目を瞑れ。永遠に光を失いたくないのなら、な
八崎「…!芙二、、提…殿…?」メヲトジル
言い終わって数秒後、工廠を…いや泊地近海を眩い光が包んだ。がしかし、歓迎会を行っている者には、見えないよう細工をしたうえでの行動だ。光は周囲の雑魚にも作用していた
チンピラ1「なんだ!?声が増えっ?!」
チンピラ2「ぐっ…目が焼ける…焼けっ…!?」
研究員「おっと、危ない危ない…おや、ボスの登場ですか…随分と遅いようでそこの憲兵がもう死にか「黙れ」っ…!」タジログ
ニコニコと上機嫌だった研究員だが芙二の一言と共に飛ばされる眼圧によりたじろぐ
そしてぼそぼそと呟き始めた
芙二「…すまん、清霜を黙らせるのに時間がかかった」
金髪の男「…おいおい、なんだ…?小僧が現れ…あぁ、なんだ。整備員かなんかだろ?早く、消えてくれよ」
金髪の男が騒ぐも芙二は無視して八崎に能力を使用…するもセーブ状態なので秘薬を一粒渡し、飲ませ傷が癒え先ほどの戦闘で疲労した分をカバーしたのを確認したのだった
八崎「…芙二提督殿、ありがとうございます…すみません、油断しました…」
芙二「大丈夫、俺の命令にしたがってくれ…多分冷葉が俺の不在に疑問を持ち始めているかも知れないから、会場へいって伝えて欲しい」
八崎「何をですか?」
金髪の男「おいおい、俺と美人さんの
リーダー「…な、貴様ァ!!!!」
金髪が殴り飛び、それを見ていたリーダーと呼ばれていた男が激昂し突進してくる
それを見て、冷静に告げる芙二
芙二「そろそろ、佳境だ。デザートを振舞っていいぞ…そして時間になったら〆てもいいし…あ、演習のメンバー決めといてって」
八崎「芙二提督殿が居ない理由は…?」
芙二「俺が居ない理由は…「呑気に会話か!?随分余裕だな!!」お前も寝とけ」ヨケル
リーダー「はっ!避けるだけか!!このチキン野郎!!」
芙二「うるせぇ、吠えるな。負け犬が」ケリアゲル
リーダー「んぎぃい!?」マッシロニ
芙二「…汚ねぇ喘ぎ声出しやがって…あ、俺がいない理由は演習相手が電話掛けてきてたってことで。こいつら、ぼこぼこにしてもいい?」
八崎「了解です。あー…生かせといてください」
芙二「了解…さて、起きろよ。クソ野郎共。第二ラウンド行こうぜぇ?」ククク
八崎が離脱し、芙二は最高に悪い顔をして残りの面々と戦闘していくのだった
リーダー「ちぃッ…金的かぁ…痛ってぇな!!!」ゲキコウ
金髪の男「油断したな…っつぅ…ぺっ」ビチャ
いかつい顔の男は激昂し金髪は口内の血を吐き出す。芙二は最速で仕留めるべく初めから全開で飛ばす
芙二「まずは…一枚」
リーダー「何が一枚だttべきゅっ!!」メキメキ
いかつい顔の男の顔面目掛けて殴り飛ばすもすぐさま捕まえて殴る。めきめきと骨が砕ける音が聞こえたが気にせずにもう一撃殴り飛ばす。いかつい顔の男は意識がないようで、廃材置き場へ飛ばされても動く気配はなかった
金髪の男「り、リーダー!よくも、リーダーを!」
芙二「あー犯そうとした奴ってあんた?」
金髪の男「俺があの美人ちゃんをどうこうしようと、整備員のあんたには関係ないだろ!?」
芙二「…話は聞こうぜ?なぁ!!」
まだ整備員と抜かす金髪に対して目にも止まらぬ速さで懐へ入り込み鳩尾へ重い一撃を与えると前のめりに崩れ去る。
残りは研究員殿と言われた男だけと思うも、後ろから多数の気配を察知して振り向くと
八崎が気絶させた雑魚がこちらへきていた
芙二「狂獄龍忌呪を使うか…いや拳一つで事足りるか」
そう呟き、一人、一人蹴散らしていく。時間にしておよそ5分、八崎が闘っていた相手は五分で全員再起不能に近い状態になったのだった
研究員は驚いていた。こんな化け物がいるのか、とそして逆に欲しいとも。実験材料にしたい、とそう考えていた。そして研究員にとって最高のチャンスが訪れる。
目的の一人である、時雨が物陰にいたのだ。研究員はそっと近づくと口元を抑える。
時雨は必死に抵抗するも虚しく、酸素を奪われてどんどん抗えなくなっていく
時雨「(しまった!…この、この!)」ジタバタ
研究員「(こいつだ…間違いない…こいつだ…!!)」クチモトヲオサエル
時雨の意識がどんどん遠ざかっていく。まずい、と思い舌を噛み切ろうとするも噛み切る体力が残っておらず…
―時間にして1分。時雨の意識がなくなろうとしていた時、研究員と時雨の背後に一閃の赤き雷が落ちる。衝撃と大きな音で研究員も時雨も目を瞑り、耳を塞ぐ。
しかし聞きなれたはずの声は今、もっとも本能を揺さぶる音へと変化していた
芙二「よぉ…
悪鬼にも勝るとも劣らずといった顔つきの芙二が研究員や時雨の方を睨みつけていた
研究員「な、こ、こいつがどどどどうなってもいいのか!!!」ブルブル
芙二「…時雨。何故、 こ こ に い る ?」ギロ
時雨「…そ、それは…」ガクガクガクガク
芙二「はぁ…後で説教だな」チッ
時雨「…(舌打ち!?こ、怖いよ)」ビク
芙二「…おい、吾の気が変わらぬうちに消えろ」
研究員「ひぃいいいい…わ、わかった」
芙二脅され尻尾丸めて逃げるかと思いきや何故か立っていた清霜に対して命令をする。
研究員「おい、清霜ぉぉ!!いますぐこいつらを消さないと姉を実験材料にするぞ!!!!」
清霜「…シグレ…シグレ…シグレ…シグレ…シグレ」
時雨「き、清霜なのかい?!!芙二!早く、早くぅ!!
死んだはずの清霜が生きていた、その事実を知り嬉しさに振える時雨。駆けつけて伝えたいとその思いだけが時雨をコントロールしていた。芙二の力は知っているので頼むが芙二の顔は眉間に皺が寄っていた。そして重苦しい口調で話始める
芙二「時雨、酷な事を伝えるが無理だ…あれはもう
時雨「どうしてさ、芙二なら治せるだろう?!」
芙二「…無理だ、あれだともう直せん」
芙二に告げられて嘘だ嘘だと頭の中で必死に否定をする時雨。清霜と呼ばれた艦娘は時雨の姿を視認するとこちらに向けて笑みを浮かべながら走ってくる。
清霜「時雨…?逢いたかった…!!」ボソ
何か言っていたようだが聞き取れなかった。
時雨「清霜!!僕も逢いたかったよ…」タッタッタ
それに反応した時雨は同じく笑顔で駆けつけていく。
清霜と時雨はお互い向かい合うように走っていた。普通の感動シーンであれば、良しとするのだが芙二は清霜の異変を拭うことは出来ず、清霜の口角が上がった時、芙二は時雨の制服の襟を掴んで引く。
急に襟を引かれた時雨は噎せ、芙二を睨み付け怒鳴ろうとするもそれは出来なくなる。
―ドォン!!!
襟を引かれる前の走るべきだった地面が爆発しコンクリートに穴が開いていた…その事実に驚き時雨はペタンと尻餅をつき顔を青くし清霜に話しかける。芙二は“ちぃッ“と舌打ちをした
時雨「…嘘だよね?清霜…?」
清霜に問うも帰ってくる返事はなかった。
それを見てショックを受ける時雨。芙二が口を開き伝える
芙二「時雨。今のあいつにはなにも届かない」
時雨「…嘘だ!なんで、清霜…うそでしょ?」
芙二の言葉を嘘だと否定しまた問いかける。
何かの冗談だと思いながら…しかし現実は残酷だった。
清霜「キヒヒ…時雨ェ…ヤァっと見つけたよォォ」ニタニタ
二度も時雨を無視した清霜だったがやがて震えだし狂ったような表情を浮かべ奇妙な笑い方をしていた。それを見て芙二はやはりなと思うも時雨には堪えられないようだった
時雨「清霜…ねぇ、どうしたのさ…」
三度目の投げかけを無視する清霜。
そして時雨に取って耳を疑うようなことを言われる
清霜「…なんで死んでくれなかったんですか…?時雨ちゃんがあそこから逃げなければ…姉さんたちは…姉さんたちは…!!!」
時雨「え?」
清霜「時雨ちゃん貴方が死ねば姉さんたちは助かるんです!!だから…!!」
時雨「なにを…言って」
清霜「だから…死んでください」
言い切ると同時に砲弾がこちらへ飛んでくる。芙二にはある程度予想が出来ていたので懐へ潜り込み足を切り落とした。砲弾は海へ落下し清霜の上半身は支えるものがなくなったのでドスンと音を立てて倒れる…
その光景をみた時雨はこちらに怒りの眼差しを向けてくるが清霜の方を見るようにと促す
時雨は清霜を見ると声を上げて驚く。切り落としたはずの足が目の前で再生しているのだ
清霜「…アァ…堪らない…でも、姉さんたちの為…!」ピピ
焦る清霜。ふむと考える芙二は時雨に諭す。
芙二「…時雨は歓迎会に戻りなさい…吾はクソ野郎共を縛り上げる」
時雨「なんで…!」
芙二「あいつも、帰るからだ」
研究員「おや、どうしてバレたのかは分かりませんが…まぁいいです。次は確実に殺すので気をつけてくださいね」
そういうと研究員と清霜は海へ落ちていったのだった
…どうして、清霜…やっと会えたのに…そう考え立ち尽くす時雨に芙二は声を掛けずに気絶しているクソ野郎共を縛っていく。縛り上げる際、縄がミチミチと音を立て同時に呻き声が聞こえるが無視をしていく。先ほどとは打って変わって連中は凄い静かであったが念のため、麻袋を被せ、転がしておく。手慣れた手つきではないが、7分ほどで終わり振り返るとまだ時雨が立ち尽くしていたので、そっと近づき声を掛ける。
芙二「…時雨、どうしたい」
時雨「…提督、清霜…はどうしてあぁ、なっちゃってるのかな」ポロポロ
芙二「…分からんな、姉がどうとか言ってたから人質に取られてるだろうさ…しかし、まぁ…」
時雨「…?」フリムキ
芙二「
先ほどまで臨戦態勢であったが解除し“つぅ“と涙を流す時雨の頭を撫でる
時雨「今はいいや。ありがとう、提督」ゴシゴシ
芙二「そうかい、じゃあとっとと会に戻ろうかねぇ…あ、先に帰っててもいいぞ…もうしばらくしたら八崎さんが帰ってくるだろうし」
時雨「いや僕もまだ残るよ、一緒に行こう?提督」
芙二「…おk。少し電話を掛ける」
時雨「いいよ…どこに掛けるんだい?」
芙二「んー大鳳さんとこ」<prr
大鳳「もしもし?」
芙二「あ、もしもし。夜分遅くに失礼いたします。東第一泊地の芙二です。今お時間は大丈夫でしょうか?」
大鳳「芙二提督…?なにかありました?」
芙二「えっと、今歓迎会を行ってるのですが…侵入者を捕縛しました」
大鳳「侵入者…?わざわざそこに?」
芙二「はい。数は15人ほど…うちの憲兵が知らせてくれました。ま、殲滅しましたけど」
大鳳「その侵入者は今何処に…?」
芙二「今は普通に(ぼこぼこにされて)寝てますね」
大鳳「寝てる!?なにもしてないんですかっ!?」
芙二「いや全員殴り伏せました、縛って麻袋かぶせてます。後でうちの憲兵と共に運んでいきます…この時間でも起きてるんでしょうか…?」
大鳳「多分、起きてますよ。きっと…「それと」ん?なんです?」
会話を被せる芙二、大鳳にこれだけは伝えておきたかったのだ
芙二「研究員と呼ばれる者と一人の艦娘を取り逃しました」
大鳳「…!?」ガタ
電話口の大鳳が動揺し、何かを落とす音が聞こえた。そして、大鳳の頭の中で何かが合致したようで声が震えだしていた。それでも冷静を保ちつつ芙二に問う。
大鳳「そ、その研究員はもしかして…」
芙二「もしかして…?」
大鳳「サラトガさんが深海化する原因ですか…?」
芙二「いや違います。彼女は元々深海化していたそうです。ですが、拍車をかけたのは取り逃がした研究員と言われていた男が鍵を握ってます」
大鳳「…そ、うなのですか…」
芙二「それと、共に逃がした艦娘ですが」
大鳳「なんでしょう?」
芙二「そいつも実験材料にされた艦娘ですね、名は清霜。夕雲型の艦娘だった気がします」
大鳳「…そんな、そんな事が…」ワナワナ
芙二「そして、彼女は時雨を殺しに来てました。時雨を殺せば、姉が助かると___そういってました…」
大鳳「…」
芙二「…(本当は閣下に掛けた方が良かったのかもな)」
大鳳は黙ってしまう。そうして芙二は後悔するがまだ、肝心な事を伝えてないと思ったので話そうとするも電話口から重苦しい空気が漂いこちらにも伝わってくるほどだ
すぐ近くにいた時雨も黙りこくってしまう。しかし、大鳳はただ黙っているのではなく侵入者の目的を考えていた。なぜ、このタイミングで訪れたのか、ということ。それを芙二に問う。
大鳳「連中はなぜ、このタイミングで仕掛けたのでしょう?そして目的は…」
芙二「これはまだ憶測なのですが…サラトガに発信機が取り付けられている可能性があります。大本営だと警備の強さが桁違いでしょう?ここだと、ザルまで行かなくともそれなりに穴がありますからね…」
大鳳「そこを突かれたのですか…憲兵の数を増やしますか?こちらから意見具申した方がいいならしますけど」
芙二「んー、次侵入されたらお願いします。俺も出来る限り妖精さんに頼みますし」
大鳳「了解です。それで目的は…」
芙二「奴らの目的は時雨とサラトガの回収でした」
大鳳「…サンプル回収ですか」
芙二「そうだと思います。時雨は深海化が進行したのちに出たとその時、彼女…清霜の遺体を見てからの記憶がないと聞いてます。おそらく暴走したのでしょう」
大鳳「では、サラトガさんは何故?」
芙二「んー…なんらかで逃げだしたか…あ、大本営に保護される前は誰が保護していたのですか?」
大鳳「…私にはわかりかねます。ただ提督から聞いてる話なのですがとある隊員が南西諸島海域の孤島にて意識不明の重体の娘を発見しましたとだけ…まさかそれがサラトガさんだなんて…」
芙二「なるほど…その隊員に話を聞きたいな…どこかで機会を伺うか」
大鳳「私からも提督に話してその隊員の行方を聞いてみます」
芙二「了解です。では、失礼します」
ピッと電話を切る。かれこれ20分ほど話していたので少しずつ気絶していた連中が目を覚まし始めていたようだ。しかし、麻袋を掛けられている所為かやたら煩いので殺意を飛ばす
殺意に当てられたのか分からないが麻袋を被った連中は静かになる。時雨はその光景を見て寒気がしたようで肩を少しだけ上げてブルっと震えた。
※
八崎「芙二提督殿~遅くなりました!冷葉補佐には伝えましたが一度戻られた方がいいかもです。連中は…拘束して麻袋まで…感無量です。会が終わった後には連中は連行出来ると思います」
芙二「んー、任せてもいい?あ、一応大鳳さんには伝えておいたから上は知ってると思うよ」
八崎「早い対応ですね…後は仲間へ連絡しておきますので」
芙二「りょーかい…さて、時雨戻ろう」
時雨「提督…?タンクトップのまま行くの?」
芙二「あー海水も被ってるからシャワー行ってからでもいい?このままついて来る?」
時雨「いいの?」
芙二「5分で出てくるから大丈夫」
時雨「そ、そうなんだ」
芙二「では、また後で」
八崎「えぇ。楽しんできてくださいね」
―そうして、芙二と時雨は私室へ行ったのだった。
到着してすぐに脱衣所へ行き洗濯籠へ濡れた上着やら下着を放り投げてシャワーへ行く。
芙二がシャワーを浴びている間、時雨はソワソワしていた。
脱ぎたてほやほやのモノが洗濯籠へ入っているのだ。時雨は、悶々としていたが何もせずに出るまで待っていた。(この段階だとまだセーフティが発動しているのだ…
椅子に座っていた時雨だが移動してベッドの上に座り込んでいた。一分もしないうちにベッドへ転がり込み足をバタバタさせる。
時雨「~♪~♪」ニコニコ
どうやら機嫌が良くなってきたようだった。先ほど殺されかけたにも関わらずに、だ
切り替えが早いというかなんというか。やがて、クッションに手を伸ばすと抱きしめる。
時雨「…?」スンスン
クッションから何かの匂いがするので鼻を近づけて直接嗅いでみる時雨。
洗濯されているのか清潔にされているのか分からないが…甘い匂いが時雨の鼻腔を抜ける。何故だろうと思いながらもスンスンと鼻を鳴らし嗅ぎ続けると後ろから声がかかる
芙二「…時雨…さん?何してるんです?」ソ~ッ
時雨「!?!!??」ビク
芙二が声を掛けつつ覗き込む。時雨は肩を大きく震わせ、顔を赤くしだす。
それは熟した苺のような赤さであった。芙二はタイミングミスったな…と一言。
時雨「…い、いつから…?」プルプル
芙二「…クッションを抱いて顔を埋めた辺りから」
顔を赤くして涙目になる時雨。プルプルと震えているようで…あーこれは紅葉が飛んでくるなと悟り目をつむる。が、しかしいつになっても衝撃は飛んでこず。
不思議に思うと時雨が顔を赤くしたまま立ち尽くしていた。
時雨「…(絶対に変態って思われた…何か口封じしないと)」プルプル
芙二「時雨?(絶対に何か考えてる…って時間押してきてるわ…もういかんと)」チョイチョイ
肩を叩かれた時雨は振り向くも芙二に懇願する
時雨「…提督!このことは誰にも言わないで!」
芙二「言わんよ。多分」
時雨「えっ」
芙二「…もともと
時雨の肩に手を置き、反応を見ずにそのまま手を引いて食堂へ向かった。
部屋を出て道中、終始静かであったので横目で見ると顔を赤くしたまま涙を流していた
芙二は驚き声を掛けるも意外な返答がきたのだった
時雨「…嫌うよね。軽蔑するよね…絶対にするって…」グス
芙二「しないぞ、大丈夫…俺もそういうことするし(猫吸い…だけど)」
時雨「え?(提督も大概じゃないか…人のこと言えないよ)」
芙二「ま、まぁ俺のだったら大丈夫…!大丈夫だから!ほら、涙拭けよ」
そういってハンカチを差し出す。時雨は素直に受け取るも怪しむ目で見てくるので疑いを晴らすべく一言
芙二「…海水に濡れたのではないぞ。さっき新しいのを下ろしてきた」
時雨「…ありがたく使わせてもらうよ」
涙を拭うと芙二に対して一言“…提督も大概じゃん“と聞こえないくらいの声量で呟くと芙二の腕をつつきハンカチを返そうとしていた。芙二は気がつき受けとる。
芙二「ん、あぁハンカチね。どーも」ウケトリ
何が大概なのか聞きたかったがまぁいいかと思い食堂へ歩いて行くのだった
ー続く
ふゎ…眠くなりそうだ。あ、最近睡眠不足で眠いげすめがねです
話しを書くのって難しいわ。これはシナリオ掛ける人すげぇな純粋に尊敬しますわ
ということでありがとうございました。