とある泊地に着任した提督のお話   作:ふじこれ

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久々の投稿になりました。

相変わらず、戦闘描写って難しいなぁって思います。艦これのACのみならずもっと勉強しつつ遊ぼうかなぁって思ってる今日この頃です。

最近は書いてるときに”猛り爆ぜる剛き紺藍”って曲をループさせてます。飽きたら、赴くままにしてますが。最終的には1時間耐久が連発して終わりますが。

さて、さて、誤字脱字だらけですがよろしくお願いします。

R4 1/8 サブタイトルの一部を変更


vs東第三鎮守府編
二章 18話『vs東第三鎮守府 前編』


※今回は【】で囲う会話は特殊なものと捉えてください

 

―続き

 

 

 現在の時刻 午前4時55分。昨日とは違い、()()()も完全に消して起き上がり身支度を整え部屋をでる。

 廊下の窓を覗くとまだ空には雲があるも段々と青白くなってきているのを見るとそろそろ日の出なのだろう

 

 毎日の日課である散歩したいのを抑え、芙二は食堂へ朝食を作りに向かうのであった。

 

 

―場面が変わり……東第三鎮守府 朝

 

長門「提督よ、朝だ。今日は東第一泊地の芙二提督と演習だぞ。とっとと起きて支度をしないとな」

 

陸翔「……長門」

 

長門「なんだ、起きているではないか。ならとっとと朝食を食べよう、私が特別に作ってやろう」

陸翔「……ありがとう、こんな状態になってまでも付き合ってくれて」

 

長門「どうしたんだ?提督。ほら、()()も気になって顔を顰めているぞ?」

陸翔「(陸奥はもういない、それは奴らが教えてくれた情報だ。長門には見えているらしい)」

 

長門「ほら、提督。とっとと起きて支度を済ませないか」

陸翔「っ……あぁ。ありがとう、長門、()()

 

長門「うむ、そうだ。それでいい。では私はもう行くからな」

 

 そういって長門は長門にしか見えていない陸奥に対して談話を繰り出していきながら食堂へ向かったのだった。

 

 陸翔は思う。

 このままだといずれ祖父や憲兵にもバレてしまうと。

 それはなんとかして阻止したかった。

 

 祖父や憲兵にもバレてはならないのだ。

 だから今日の演習は勝たせてもらう気持ちで皆に指示を出す。

 もし、負けてしまえば……

 

陸翔「(深海棲艦の様になってしまった艦娘(なかま)はどうなる? 実験の材料にはもってこいだよな……?)はっ、俺は何を考えているんだ」

 

 ぶんぶんと頭を振る。

 これ以上、仲間を失うのは陸翔の精神上も艦娘達の精神上にもよろしくない。

 人間である陸翔はまだしも艦娘達が深海棲艦となってしまい陸を、海を、といい暴れだしたらとてもじゃないが抑えるのは困難だ。

 

 そんな起こってほしくはない事を考えつつもゆっくりと食堂へ向かう。

 4年前はいや実際には3年前、長く使われてきた形跡がはっきりと分かる廊下も血と何かで汚れ、所々穴が空き始めている。

 

 そんな状態の廊下は修繕されずに放置されていた。本来ならば妖精さんなるものがいるはずだが皆が狂った際、ぱったりと消えてしまった。

 明石も間宮も伊良湖も皆、ここを去ってしまった。なので前述のように誰かが代わりにやっている。

 

陸翔「(泊地の連中は鎮守府内(ここ)には入れないぞ、決して)」

 

 そう思うのは上記で述べた通りなのだが、もう一つある。

 それは寮だ。寮内はかつての賑わいはなく、廃墟の様になってしまっている。

 そして寮内は何部屋か死体の安置所となっている。現在、この鎮守府には50名の艦娘がいる。

 

 うち、30名は正常であり今回の演習に参加させるつもりだ。

 しかし後の20名は長門含めて狂ってしまっている。提督である俺を含めれば21名だが。

 さらにその中で約半数は深海化が深刻であり最近売り払ったサラトガよりも酷い状態だ。

 

 普段は廃人の様に何か呟いていたり仲間の死体に噛みついていたりしているのだが、ときおり元に戻るようでその時自分の姿を見ては金切り声を上げ、失神を繰り返すうちに元に戻っていた。

 その時に正常な艦娘は黙ってソレが終わるのを待っているしかなかった。

 

 陸翔は理由を詳しくは話してなかった。

 全て打ち明けるには勇気がいる。法に触れているのならば猶更、覚悟が必要だった

 

 

 そうしているうちに食堂へ着いた。

 食堂も酷い有様だ。壁は血で汚れて所々染みになっている。

 窓にも血や水垢がついており酷い状態だった。

 

 そんな中、長門が楽しそうに話しておりいい匂いが食堂内を満たす。

 そうして出てきたものはとても美味しそうであった。

 

 しかし朝食の入ったトレーは三つある。その場には二人しかいないのに。

 

長門「陸奥よ、食べないのか? このままでは餓死してしまうぞ」

 

※陸奥は長門にしか見えてないので会話文を【】で囲います

 

陸奥【長門? 私なら大丈夫よ。そんな事よりも今日は演習なんでしょ? 頑張ってね】

長門「あぁ。陸奥よ、頑張るから見ててくれ!」

 

 誰もいない所へ向かい話し続ける長門。陸翔はいよいよもって長門も……かと思いつつ出された朝食を食べ始めるのだった。

 

 

 

 

―視点は東第一泊地へ

 

 

 芙二と冷葉が朝食を作る。が、今日は白米、焼き鮭、ポテトサラダ、味噌汁とシンプルイズベストと言うようにいつものような感じに仕上げていた。

 演習メンバーが先行組なので量も少ないので楽だった。

 

 ある程度、終わらせ後は米が炊けるのを待つのみという所で食堂の扉が開く。

 演習メンバーがぞろぞろと入って来て芙二と冷葉に朝の挨拶をする。

 それは眠たそうな感じではなくやる気に満ち溢れていた。

 

その声に刺激され芙二も冷葉も元気にふるまう。

 

冷葉「おはよう、皆。いつにも増してやる気すげぇじゃん……? いいな、俺らも負けてねぇよな! 芙二!」

 

芙二「そうだな、良く寝れたか? 今日を終えればいいことがあるからな。是非頑張っていこう」

 

川内達「「はい!」」

 

 皆、揃って返事をする。

 あと十分ほどで米が炊けそうなので近くにいた川内にお茶の入ったピッチャーを渡し、コップも渡す。

 

 川内は受け取るとみんなの所に置き、お茶を入れていく。その所作に神通は口をぽかんと開けていた。

 それを見て龍驤が“川内がやっとる……? こりゃ明日は雨だな”と声を出して笑っていた。

 

 川内は“いやいや、私がやったんだから雨から(みぞれ)に変わるよ”と言っていた

 すると龍驤は“いや霙って寒くならんとならんちゃう? (ひょう)も振るんか?”と首を傾げていた。

 

 そして冷葉と芙二は皆を呼び集め朝食を渡していく。皆米だけいつもの二倍食べる。そのせいで冷葉は炊き直しの線を疑う。

 

 疑いは現実になる。川内と叢雲が3杯目を頼みだした。その状況を見て芙二は3杯までだと言い聞かせる。川内と叢雲は“ちぇ”などと呟いていた。

 冷葉はそれでも米の炊き直しは免れないと思い、少し涙目になるのであった。

 

 

そして皆が食べ終わる頃、芙二は改めて挨拶をし今日の予定を伝えるのだった。

 

芙二「みんな、改めておはよう。今日はこの泊地を運営し始めて初の他鎮守府との演習だ。先輩である、神城提督の胸を大いに借りて行こう。今日が終われば、3日間休日とする、さて各自準備を整えて玄関へ集まってくれ」

 

神通「提督、了解です」 

川内「ねぇねぇ! 今日は夜戦してもいいんだよね!?」

 

芙二「構わんが……そこまで残るか?」

榛名「どうでしょう……? 私達もまだ練度が低いので。というか本当に勝てますか?」

 

龍驤「榛名? この司令官が無謀な事をすると思うか?」

榛名「いえ、ただ心配なだけです。相手は4年も先に海域攻略してる方ですよ。まぁ変な要求してるとしてもこちらを負かす気でいるのではないでしょう?」

 

 榛名の思いは最もだ。

 負かすつもりで来るだろうということはこちらも同じことだ。

 ただこちらは負ければ変な要求が通ってしまうので猶更負けられないが。

 しかし龍驤は榛名にこう返す。

 

龍驤「それはうちらかて同じ事やろ? 変な要求を避けるためにも負かそうや」

 

 そういうと龍驤は榛名に向かって笑っていた。

 榛名は龍驤の顔に釣られて笑みを零していた。

 

 龍驤の言葉にあてられた叢雲と夕立も話しだす。

 

叢雲「そうよ、榛名さん。私達は勝つために挑むのよ? 運営初日に挑まれたらそれは勝てないかも知れないわ。でも私達は時雨を救うために姫級を撃滅したじゃない。だから経験と練度の差はあまりないと思っているわ。そうでしょ? 夕立」

 

夕立「そうっぽい! いざとなったら提督(てぇとく)さんに丸投げすればいいっぽい!」

叢雲「そうね、いざとなったら司令官に投げましょ? 敵を翻弄する策でも即興で講じてくれるかもしれないわね」クスクス

 

 夕立と叢雲の発言により、芙二は“やっぱりそうなるよなぁ……”と納得していたのだった。

 

芙二「まぁ、うん。そういう時が来たらおいおいね。榛名も不安があったらなるべく吐いてしまう方がいい。その方が囚われなくていいし、コンディションが違うからな……っと、時間が迫ってきてる。各自支度を整えて、玄関へ集合してくれ」

 

川内達「了解です!」」

 

 皆が食堂を出ていく。

 冷葉は涙目になりつつも釜を洗っていた。そんな中芙二は“しかし叢雲よ。敵を翻弄させる策を即興で作るなんて厳しいぞ……“と思っていたのだった。

 

 

 

 

 

 

―泊地 玄関

 

 

 芙二は外へ出る。

 空は雲1つない快晴であり、とても気持ちのいい朝であった。

 

 芙二は自身の能力を応用して得た黒塗りのハイ○ースに乗り、玄関まで持ってくる。 

 その黒塗りのハイ○ースに驚く、冷葉と明石。車から降りて気がつく。明石が居る事を。

 

芙二「あ、明石。おはよう~……ど、どうしたのさ? 目を丸くして……あ、冷葉もさ?」

冷葉「えっと、芙二。お前さ車持ってたの?」

 

芙二「持ってたよ(大嘘) まぁいいじゃないか。犯罪は侵してないぞ」

冷葉「いやまだ何も言ってないのだが……」

 

明石「提督は誰かを拉致するのですか?」

芙二「いや……それは……するかも」

 

冷葉「いやするのかよ!」ビシ

 びしっと突っ込みが入る。

 

芙二「冗談……冗談よ」ハハハ

 冷葉の目を見ずに呟く。

 

冷葉「絶対に違うだろ……」

 

芙二「……まぁいいとして。明石はどうして?」

冷葉「いやよくねぇよ! ってそういえば」

 

明石「私はただの見送りですよ。皆が無事に帰ってこられるように、と祈りつつですが」

芙二「なるほどね。ありがとう、明石」

 

明石「いえいえ。礼には及びませんから。それに今日は……いや()()()()()は火力調整を外してもいいですよね」

 

冷葉「ん? 明石さん今何て?」

 どこか不穏な文章が聞こえた為聞き返す冷葉。

 

明石「あ、いえいえ。皆の艤装もしっかりとメンテしましたと言っただけです」

 

 “なんでもありません“というような顔をする明石。

 しかし芙二には聞こえていたし意味もある程度は理解していたが問う時間もないので無事、事を終えてからにしようと思うのだった。

 

川内「うわぁ……なんかすごい車があるよ……」ドンビキ

神通「そうですね……もしかしてこれに乗るんですか?」

 

叢雲「あら、広そうな乗り物ね。どんな乗り心地なのか気になるわね」

夕立「黒い車……? 夕立達、元々は船だったから初めてっぽい!」

 

龍驤「うひゃぁ……なんかあれやねぇ。センスを疑うっちゅうか……」

榛名「え? 意外と好きですよ?」

 

龍驤「マジ? 榛名……まぁええと思う」

 

 

 皆、これから乗る黒塗りのハ○エースを見て思った事を口々にいう。

 芙二はこれからこれに乗って演習場所へ向かうと告げる。

 “はい“と声を揃えて返事をすると車へ乗る

 

 

 

 そんな爽やかな朝とは違い、今日の出来事を通して次第に芙二たちの雲行きが怪しくなっていくのをまだ知らない____。

 

 

―車内

 

 芙二はナビを起動し“目的地を入力してください”と画面に出たので“東第三鎮守府”と検索を掛ける。

 すると、ルートが表示されたのでそのルートに沿っていく。

 

芙二「うむ。東第三鎮守府までは一時間と少しか……」

アビス【芙二~……いま大丈夫です?】

 

 

芙二「え? どこから話しかけてんの?」

アビス【えっと、芙二の脳内に直接ですが?】

 

芙二「いやそんなことしなくても俺が干渉して繋げてやるよ」

アビス【そうでしたね。次からお願いします】

 

芙二「おk。で、用事?」

アビス【そうです。悪いことは言わないので演習後速やかに撤退してください】

 

芙二「あー質問を聞く時間はある?」

アビス【ないです。どうせ、長いのでしょう?】

 

芙二「否定しない」

アビス【なら、後日としてください】

 

芙二「んー考えとく」

アビス【……では、切ります】

 

 ブツッと音が聞こえ、アビスとの会話は終了する。エンジンを掛けて皆にトイレなどは大丈夫か聞こうとすると不意に肩を叩かれる。

 

芙二「?」

叢雲「……えっと、司令官大丈夫?」

 

 心配といった表情をこちらに向ける叢雲の姿が目に入った。

 もしやと芙二は思いそのまま口にした。

 

芙二「あ、えっと会話筒抜けだった?」

叢雲「えぇ……誰か居たのかしら?」

 

芙二「あーうん、気にしないでくれ」

叢雲「そう?」

 

芙二「えっと、これから出るけどお手洗いとか大丈夫?」

 

龍驤「司令官? 東第三鎮守府まではどんぐらいかかるん?」

芙二「1時間とちょっと」

 

龍驤「そうかぁ……まぁうちは少し寝とくわ」

芙二「おーけー」

 

川内「ねぇねぇ! 提督!」

芙二「なんだ?」

 

川内「やせ「川内姉さん、どうせそこまで行きますよ」ねぇ! 神通セリフ被せないで!」

榛名「神通さんの言う通り夜戦まで行くと思うような気がしますよ」

 

芙二「そういうこった。神通に榛名、ありがとな」

神通「いえいえ……」

 

榛名「私は少しだけ車から見える景色を……あ、榛名は大丈夫です(お手洗いとか)」

芙二「おk」

 

叢雲「司令官、私は大丈夫よ」

夕立「夕立も大丈夫っぽい!」

 

芙二「二人共ありがと。じゃあ出発するからシートベルトをつけてくれ」

夕立「シートベルト? それはなにっぽい?」

 

神通「シートベルトはこれですよ」

叢雲「そうよ、夕立。司令官夕立が準備出来たら大丈夫よ」

 

芙二「報告ありがとう」

夕立「提督(てぇとく)さん! 夕立、準備出来たっぽい!」

 

芙二「おーけー。では、行くぞー」

 

 

 ・・

 

 

 ―東第三鎮守府 門前

 

 芙二たちは無事、東第三鎮守府(もくてきち)へ到着することが出来た。そして門前には艦娘が一人だけ居りこちらをじっと見ている。芙二は窓を開けゆっくりと艦娘に近づく時違和感に気づいた。その違和感とはその艦娘が艤装を纏っているという事とその砲先がこちらを捉えている事。

 

 そしてその艦娘の表情は悲哀に満ちていた。

 だが、もごもごと口を動かすと()()()()()()のを芙二は確認した。

 その時だった。艦娘は何の躊躇いもなく砲撃し、主砲が“ドン“と火を噴きこちらに弾が飛んでくる。

 

 芙二は干渉したおかげで砲弾が車に直撃することはなくすり抜けて後ろの道路を爆破させる。

 

 起きておりわくわくと言った表情をしている者は啞然としており急な砲撃音に気付き寝ていた龍驤は“バッ“と目覚め不機嫌な顔つきで芙二に問う。

 

龍驤「なんや……? 深海棲艦でも現れおったんか?」

芙二「いや向こうなりの挨拶らしい」

 

龍驤「ほぉ……? それはアレか? うちらを殺しに来てるん?」

芙二「俺は車止めてくるけど……よしそのままついてきてくれ」

 

川内達「「了解です」」

 

龍驤「……うち、今機嫌悪いんよね」

芙二「奇遇だ。俺も悪いんだが……ふぅ。割り切ろ、な? 龍驤」

 

龍驤「……司令官がそういうんなら仕方ない。帰ったら寝させてもらうわ」

芙二「いいと思う。そうだ、駐車場……駐車場っと。あった」

 

 芙二たちが門をくぐる時先ほど砲撃してきた艦娘の姿は見渡らなかった。

“失敗したから神城(あいつ)にいいに行ったんかな? ”などと考えつつ駐車する。

 

 

 皆、車から降りるのを確認すると芙二はロックして東第三鎮守府(ここの)演習場を探そうとするもその必要はなくなる。

 

 なぜなら、芙二とあの日の夜に出会った長門がこちらに向かって歩いてきているのだ。

 芙二たちと目と鼻の先になると“にこり“と笑い軽く一礼をしてきたのでこちらも一礼する。そして話し始めた。

 

長門「おはようございます。東第一泊地の皆さま。東第三鎮守府の秘書兼第一艦隊旗艦を務めております。戦艦 長門です。本日は皆さまを演習場へ案内いたします。では、こちらへ」

 

 

 あの夜とは違って様子がおかしく感じた。あの時とはまるで何かがおかしい。性格というかなんだろう、と疑問に思うも皆と共に長門について行く。

 

 その際、芙二は目にする。長門の身体に妙なモザイクのような何かが掛かっていること。そしてそのモザイクが晴れるとその部分は死人のように(青白く)変わっていることを。

 

 またモザイクが掛かり生者(もと)の色に変わっているという事を見て目を疑い、見間違いかと擦る。少し距離が離れた所で長門から声が掛かったため“すまない、早く向かう”といいついて行った。

 

 

 

 

 ―東第三鎮守府 演習場

 

 

 芙二たちは長門に案内されるまま、演習場へ到着した。

 神城がニタニタと変に笑みを零している。芙二らはそれを見てゾッと背筋を凍らせ顔を引きつらせる。

 

 長門が“提督、芙二提督一行らをお連れしました”とそういうと変な笑みからすっと真顔になり“長門、ご苦労。控えに行ってくれ”といい長門を下げる。

 “では、失礼します”と一礼して下がっていった。急に真顔になったかと思うと急にイライラし始めて神城は話始める。

 

 

神城「よぉ、よく来たな。時間通りに……ったく。来なかったら良かったのによ」

 

 チッと舌打ちをする神城。そんな神城に噛みつこうとする者がいた。

 

榛名「そんな言い方ないのではないでしょうか?」

龍驤「そうや、さっきうちらを殺そうとして謝罪とかないんか?」

 

神城「殺す……? 何を言ってるんだ? はぁ、芙二君? 君の艦娘は君と似て()()()()()()なのかな?」クスクス

 

 まるでそんな事実はないといい神通らの目の前で提督を侮辱し、神通らはさらに噛みつく。

 

叢雲「被害妄想……? 実際にあんたの差し金じゃないの?」

神城「俺はそんな命令出してないぞ。艦娘どもが勝手にやったことじゃないのか? どうして、俺が動かねば……いや、いいか。おい、姿まで見ているか」

 

芙二「いや見ていない。あーでもあの背丈は駆逐艦だった」

神城「ほぉ。駆逐艦か……見つかり次第……(決めた次の海域攻略で肉壁(たて)として扱ってやろう)」ククク

 

叢雲「見つかり次第何する気なのよ」

神城「君たちには関係ないだろ? あぁでも、どうせ負けるから関係あるのか」ハハハ

 

芙二「(ろくなこと考えてねぇな。こいつ)」

夕立「夕立達は負けないっぽい!」

 

神城「夕立……か。うちにも夕立は居たな。まぁ()()()()()が」

 

川内達「「!!」」

 

神城「っと、無駄話をしすぎるのも問題か。さて、君たちの控えは____」

叢雲「そんなもんはいらないわよね? みんな支度してきてるもの」

 

神通「そうですね。すぐに演習を始めれますか?」

榛名「榛名! 気合い! 入れて! 行きます!」

 

神城「なんだ、後悔する時間を与えてやると言っておるのに分からないのか。ふっ、まぁいい。すぐに始めてやる」

 

川内「望むところだよ!」フンス

龍驤「そうや! うちらの本気見せたげる!」

 

神城「演習場の作りは変わってないからな、当然分かるよな?」

叢雲「当たり前よ、行くわ!」

 

夕立「行くっぽい!」

 

 そうして、東第三鎮守府との演習が始まろうとしていた。

 しかしまだ、芙二たちは気がつかない。ゆっくりとゆっくりと魔が忍び寄っている事に。

 

 

 ・・

 

 

 

 

 

 ―演習場 内 

 

 芙二たちは観客席からこれから行われる演習を見るべく移動していた。

 その間、神城は思い通りに行かせないぞと心の中では悪い顔をしていた。

 

 しかし東第三鎮守府(そこの艦娘)はその最も触れてはいけない逆鱗に触れる事になろうとは――――。

 

 

 

 

 

 

 

―続く

 




ここんところ、忙しくて笑えちまうよなぁ……
妖精騎士ランスロット欲しさにめっちゃ周回しまくって報われないふじこれです

では、では、次回もよろしくお願いします
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