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―続き
芙二達の協力により、最悪は起こることがなかった。
しかしそれでも失ったものはあるのだ。
とりあえず、荒療治はまだ継続していくのだが……
芙二「何か忘れているような……」
八崎「まだ何かあるのですか?」
サラ「長門さんや叢雲さん達の事ですか?」
芙二「あ、思い出した! やべぇ赤城を寝かせたままだった!」
八崎「え? 赤城さん? うちの赤城さんですか?」
芙二「いやここの赤城。長門が来る前に戦闘になって、それで気絶させといたんだよね……」
サラ「回収しに行った方が良くないですか!?」
芙二「あーそうだよねぇ……すまない、二人共先に行っておいてくれないか?」
サラ「……提督、私もついて行ってもいいですか?」
芙二「んーそうだねぇ。ここの赤城と加賀に面識はある?」
サラ「ない、と思います。私の記憶がないので何とも言えませんが……」
芙二「そっか。じゃぁ行くよ。だけどここから少し離れてるから、ね?」
サラ「あ、はい」
八崎「分かってますよ」
医務室へ向かっていた芙二たちだったが一旦止めて赤城が寝ているであろう所へ行くのだった。
―東第三鎮守府近辺の砂浜
芙二「さて、と。お、赤城発見!!」
到着してすぐに芙二は赤城を発見する。
八崎「提督? 誰か赤城さんの傍にいるようですが?」
芙二が気づく前に八崎が何者かの存在に気がつく。
サラ「あ、本当ですね。誰でしょう……?」
八崎「月明かりが差していても分からないものですね」
芙二「まぁとりあえず近づいてみよう」
芙二達が段々近づいていくと赤城の傍にいた人影に動きがある。
それに気がつき、立ち止まると人影はこちらに一歩近づき話しかけてくる。
??「貴方達は誰ですか? ここは鎮守府の敷地内ですがお分かりですが?」
芙二「これは申し訳ない。私はここの提督に呼ばれてきたものだ。どうか、警戒を解いてほしい」
??「それは叶いません。本当の不審者かもしれませんから。そうではないとしたら証明できるものを見せてください」
芙二「私は最近東第一泊地で提督となった者です。名前は「芙二 凌也ですか?」えぇ、そうです。後ろの2人は最近うち所属になったサラトガとうちの憲兵の八崎です。以後お見知りおきを」
自己紹介が終わると芙二は一礼する。少し遅てサラトガ、八崎も一礼するのだ。
だが、それでも加賀の警戒は解けない。
さっきよりもこちらを見るものが強くなったような?(気のせいかと思いたい)
??「……はぁ。私達以上の化け物が何の用ですか?」
サラ「提督にそんな言い方しなくってもっ「サラ。大丈夫だから」提督……失礼しました」
人影の言い方が気に食わなかったサラトガは噛みつくように割り込もうとするのを芙二が言って聞かせる。
芙二「えっと、忘れ物を取りに来ただけだ。あんたの足元にあるだろう?」
??「忘れ物……?」
人影はそういって足元を見ると急に臨戦態勢に入る。それを見て、サラトガと八崎は驚く。
??「赤城さんをどうするつもりですか」
芙二「言っただろう? 治療するつもりだと。あんたも彼女も対象なんだ。大人しく
言い終えると人影は更に警戒する。暗くてよく見えないが何かを構えているようだ。
こちらが話すないし何かをするものなら、何か飛んできそうなくらいはあったがそれでも芙二は止めずに近づく。
??「動かないで! これ以上、私と赤城さんに近づくのなら貴方に向かって撃つわ。例え化け物であろうと頭を貫かれれば生きてはいないでしょう?」
??「試してみるかい?」
サラ「提督! 挑発するような事は言わないでください!」
八崎「そうです! もう何時間も動きっぱなしでしょう!! 今、致命傷を負ったら死んでしまいます!!」
??「貴方の部下もそう言ってるみたいだし、止めて引き下がったら?」
芙二「いや辞めないよ。たかがそれくらいで辞めていたら、芙二さんの名に泥がついちゃうだろ?」
??「馬鹿な人……そこまで死にたいのならどうぞ、ご勝手にください」
そういって人影は何かを撃ち放った。放たれた何かは芙二の顔面を捉える。
芙二「ッ!!」
サラ「提督!! 今すぐ手当をっ」
八崎「サラは提督を医務室へお願いします。私はこれを仕留めます」
サラトガが了解といい、動こうとする時芙二の手が前を塞ぐ。
それを見てサラは生きていると確信するもいくら芙二が
何時間にも渡る戦闘で負った傷、未知のスキルの長時間使用、そして今の致命傷。
本来ならば死んでいる。絶対に死んでいると確信されるのだ。
だがそれでも芙二は動き進むのだ。自身がどれだけ傷つこうが嘘は吐きたくない、と思い自分の限界まで動き続ける。
芙二「……2人とも近づくな」
サラ「ですが……」
??「流石化け物ですね。致命傷を貰っても生きているのですか」
芙二「まぁね。馬鹿と変態と紳士は死なないんだよ。残念な事に
??「口は達者で、なによりです。もう一撃貰いますか?」
芙二「いや貰わんよ。ダメージと言うよりかは時間が惜しい」
??「時間? これから何をするの?」
芙二「飯を作る。後、2時間ちょっとで50人前+α。その前に医務室へ行って神城提督へ報告しなくてはならないからな。だから____ちょいと前、失礼するよ。
これからの目的を話し、言い終える前に加賀の目の前に現れる。
加賀は急に目の前に現れた事よりも何故、名前がバレたのかそっちの方が理解できなかった。そして芙二は加賀の胸に触れる。
??→加賀(東第三)
加賀(東第三)「え、ちょっと!」
芙二「あ、すまん。頭を鷲掴みにした気でいたわ。まぁそうだな、柔らかいな」
加賀(東第三)「~~!!!!」////
芙二「おっと、暴れないで。確かに悪かった、でも俺もやる事やらないとならないわけで」
急に胸を触れられ恥ずかしさから芙二の手を放そうと暴れるも虚しく芙二は更に揉むのだった。
芙二「おk。そのまま魂に干渉っすっからなぁ!」
加賀(東第三)「え? 何をするって……んんっ……な、何をっ……」
芙二「お、力抜けてきたな? そのまま動くんじゃあねぇぞ」
そのまま魂から怨結晶にして取り出す。
加賀(東第三)「んぁっ……あぁっ……ん゛ん゛っ!!」ビクビク
芙二「(え、今喘いだ……? なるほどな、瑞鶴に変態って言われた理由がよくわかったわ)さて、お次は赤城っと」
心なしかもじもじしている加賀を無視し、未だに寝ている赤城の手に触れそのまま魂に干渉して怨念を結晶化して取り除く。
その際、赤城の身体も痙攣していたような気がするがきっと気のせいだろうと言い聞かせてそのまま有無を言わさずにドッグへ放り込む。
芙二「まぁきっと向こうで何とかしてくれるだろう(という希望的観測をしておこう)」
そして待機させていた2人の方へ行き一度詫び、医務室へそのまま移動する
―医務室
神城「(さっきの声は芙二提督殿だよな? なにがなんだか……だけど、もう終わったんだよな?)」
北上(東第三)「ん、くぁぁ~……ねぇ提督~? さっきの声は幻聴?」
神城「北上、目が覚めたのか。おはようと、言ってもまだ夜だけど」
北上(東第三)「え、あ、そうだね。あはは……あれ? 瑞鳳は?」
神城「瑞鳳なら今はドッグの方じゃないかな」
北上(東第三)「そっかぁ……ねぇ提督?」
神城「なに?」
北上(東第三)「戦いは終わったの……?」
神城「もちろん、だと思うよ。彼らには感謝してもしきれないな」
北上(東第三)「そうだね。あぁ~でも終わったのかぁ……これで大井っちも……」
神城「……」
島風(東第三)「そ、そうだよねっ……これで雷ちゃんも……」
神城「あぁ、そうだな。両方目を覚ますと思うよ。芙二提督殿はもうそろそろ来るんじゃないかな」
北上(東第三)「お、もう来るらしい……よ?」
神城「そうなの、か? 北。上? 芙二、提督殿? その顔の傷は……」
芙二「お、良かった。いてくれて……厨房の許可を……」
丁度、神城が居る時に医務室へ来れたようで良かったと胸をなでおろす芙二だが。
芙二の顔を見るなり、起きてきた北上もずっといた神城も芙二の顔を見て言葉を詰まらせる。
しかし芙二は気にすることなくそのまま話をしようとする時、2人の悲鳴は医務室いっぱいに響いた。
神城、北上(東第三)「「うわぁあぁあぁぁぁあ!!!」」
芙二「ちょ、目の前で大声出さないで! 普通に耳が痛いからっ」
サラ「え゛っ!! 提督、その顔の傷はどうしたのですかっ!!!」
八崎「サラ? 何を言って……!! て、提督殿!? 片側が抉れてッ」
芙二「え? あ、ほんとだ。すぐ治しちゃうから気にしないで」
八崎「治すって……普通に後に残りますよ?」
芙二「まぁまぁ、大丈夫大丈夫。本題に移ろう。かなり時間がかかってしまったけどなんとか長門達を止めれたよ」
神城「ありがとう……俺からはこれ以上ないくらい感謝してるよ」
北上(東第三)「あたしからもありがとう……これから大井っちも他の子も目を覚ますんだよね?」
芙二「……」
北上(東第三)「なんでそこで黙るのさ。まさか……」
芙二「いやそうではなくてだな。そうだ、八崎さん、サラ前言撤回する」
サラ「前言撤回……?」
芙二「そうだ。順序をは逆にする」
神城「つまり?」
芙二「先に治療を行った後に飯作って帰ることにする」
サラ「……なるほど? というか今時間は何時くらい……」
神城「今? 今は午前1時37分だな」
八崎「午前1時!? もうそんなに経ってたのですか……」
芙二「まぁそれくらいになっちゃうかも?」
北上(東第三)「芙二提督さ? 治療するって言ったってなにをどうするの?」
芙二「そうだなぁ。とりあえず、深海化が進んでる者……は殆ど全員だっけか。負傷者、深海化が進んでる者をそれぞれ別の部屋に集めて欲しい。昏睡状態に陥ってる者は部屋まで案内してくれ。「あ、あの!」なんだ、島風」
島風(東第三)「雷ちゃんが目を覚まさないの! お願い、先にやって!!」
芙二「雷……? そういえばさっきから
神城「芙二提督殿、それはッ」
島風(東第三)「え? 雷ちゃんの心臓はまだ動いている、よね?」
芙二「ん、いや
島風(東第三)「え? は……? 死んで……」
神城「芙二提督殿、雷はまだ生きている! 腐敗が進んでないじゃないか!!」
芙二「いや死んでいるかも知れないが、起こせるって……それに艦娘は陸で腐るのか? ……いやそんなことは問題じゃないか。どれ、診せてくれ」
島風(東第三)「そんな……雷ちゃんが死んでる……」ポロポロ
神城「島風!! 大丈夫! 雷は死んでない!!」
島風(東第三)「雷ちゃん……雷ちゃん……」ズズズズ
芙二「(目が虚ろになっていく……いや元々ハイライトオフだったがさらに……)とりあえず、雷を診せてくれ。そこで心配そうな顔をしてる雷……いやキレてるわ。すまん、すまんって」
サラ「え? 雷ちゃんはどこにもいませんよ?」
八崎「幽霊でも見えてるのですか?」
芙二「そうだなー……混沌としている島風の傍にいて俺に対してキレてるよ。『そんな言い方ないじゃないって!!』まぁうん。とりあえず、島風のを先に取っちゃう」
そういって混沌としている島風の元へ移動する芙二。
島風(東第三)「来ないでッ!! 今近づくと撃つよッ!!」
芙二「撃ってもいいが、その瞬間お前の腕が飛ぶぞ」
島風(東第三)「ッ!!」
神城「芙二提督殿ォォッ!!」
芙二「冗談だ。良いから、ちょいと失礼」ナデリ
島風(東第三)「さ、触らないでッ……」ビクビク
芙二は嫌がる島風の頭の上に手を置き、魂に干渉する。ぶっちゃけ、どこに触れても魂は一つなわけで。胸に触れてしまうとかいうラッキースケベはまぁ仕方ない。
慣れた手つきで魂から怨念を切り離し結晶化させ、黄昏の欠片に吸い込ませる。
何個か吸わせてみたものの少しずつだがこの器が成長しているような気さえする。
気のせいだと思うが。
芙二「良し、終わり……大丈夫か? 島風」
島風(東第三)「……大丈夫」
芙二が救魂を行うと深海化していた島風の肉体はみるみるうちに元に戻っていった。
そしてこれから雷の蘇生を行うのだが……
神城「芙二提督殿。貴方は一体何なんだ?」
芙二「俺? ただの提督ですよ?」
神城「そんなわけ……」
芙二「まぁうん。化け物並みの提督が近くにいるって思ってくれればいいかな。それだけです」
北上(東第三)「ねぇ、芙二提督は深海棲艦なの?」
芙二「ここで質問攻めかぁ……あ、雷? やっても大丈夫?」
島風(東第三)「だから雷ちゃんは見えないってば」
芙二「まぁ霊感ない人には見えない、それと同じよ」
※『』の会話は特定の人との会話と思ってください
雷(東第三)『貴方は本当に人間なの? あ、私の事は後でもいいから先に答えて』
芙二『困ったな。他言無用が利きそうにないんだよなぁ……』
雷(東第三)『そう、私は約束事を反故にはしないわ。だから教えて?』
芙二『そうだなぁ……とりあえず、人間ではないとだけ。後の質問はここの奴らを生き返らせてから』
雷(東第三)『やっぱりそうなのね。長門さんを葬った際の一撃は人智を超越していたわ。これからもここに来るという解釈でいい?』
芙二『勿論。熔けたモン直さんと……動けるようになってから島風と共に動いてみてくれ。ここ、酷いことになってるぞ』
雷(東第三)『分かったわ。私はどうすればいいのかしら?』
芙二『そうだなぁ。俺の元へ来て。とりあえずは物体にしてしまうから』
雷(東第三)『分かったわ』
神城「芙二提督殿? 言い訳を考えてるのですか?」
芙二「ん、いやーー……雷ならもう少しで目を覚ましますし。後、もう一つここでやってしまいますがいいですよね?」
島風(東第三)「ほんと!? 雷ちゃんが目を覚ますって!!」
芙二「大丈夫。まぁ見てなって(目の前の雷を結晶化。そしてそのまま肉体へ吸い込ませる……良し、成功。で、ここの建物及び付近にいる深海化してる者、昏睡状態に陥ってる者から怨念を抽出して、と。良し、これも上手くいった。後は……散乱している魂をここに集約させて……うわ、多すぎ!)」
島風と会話したのち、すぐさま救魂活動を始める。
雷の魂は肉体へ戻し、そして上記のうち一つに該当する者達から怨念のみを抽出させ、結晶化。久しぶりに使った気がするがなんとか扱えてよかった。
そしてそのまま、黄昏の欠片へ全て入れる。これで今、目の前にいる幽霊的な艦娘達以外は大丈夫の様な気がすると思い芙二は島風に告げる
芙二「島風、雷は時期に目を覚ますから傍に居てやって」
島風(東第三)「……!! うん! ありがとう、芙二提督!」ポロポロ
芙二「……泣くなって! 雷が起きてきたらアレだぞ? 心配してしまうぞ?」
島風(東第三)「だっで……ほ゛ん゛と゛う゛に゛っ゛……」ポロポロ
芙二「まぁ仕方ないか。で、今強制的に集めたあんたたちだけど……」
神城「? 今この場には俺達しかいなく……あぁ、雷の場合と同じか」
芙二「まぁそんな感じ。大丈夫、すぐに肉体へ戻すから」
サラ「あ、あの提督? 提督だけ話しているとなんだか怖いです……」
北上(東第三)「そ、そうだよぉ……本当にそこに大井っちが居るの……?」
芙二「勿論、居るぞ。あー仕方ねぇな。
そういうと芙二は幽霊達から許可を得て干渉して見えるようにする、まぁ一時的だが。
神城「うわぁ!!」
大淀(東第三)「て、提督!? ど、どうしたんですか!!」
芙二が見えるようにした途端、神城は驚いたようで尻もちを突く。
そして寝ていた大淀も目を覚ましたようで尻もちをついている神城を心配するように声を掛ける。
北上(東第三)「……ぅわぁ……この白い? 黒い? もやもやが幽霊? いや大井っち達?」
芙二「そうだ。白いのは救魂されたもので黒いのはまだ救魂されてないもの」
北上(東第三)「そうなんだぁ……で? これらをどうするのさ」
芙二「これをこうする」
そういって目の前の白色の幽霊達を魂晶に変える。黒いものは怨念のみを抽出し結晶化させる。芙二の行った事は彼らにとって、異次元である為理解しがたい事ではあった。
それでも神城達は信じるしか外なかった。
そして元あった場所に魂を返していくのだが、神城達の前にあった四角い塊が一斉になくなることにまた驚いてしまう。
神城、北上「「……?! き、消えたっ」」
サラ「提督は本当に……」
芙二「まぁそうなるよね」
雷(東第三)「んッ……あれ、ここは……」
芙二「おーおー……目が覚めたか。どうだい、動けそうかい」
雷(東第三)「んん、今は……いやどうなっ……たのかし……ら?」
芙二「まぁなんとかなった。普通に、な。雷もよく頑張ったな」
雷(東第三)「そう、、なの。もう……少し……寝るわ」
芙二「あぁおやすみ。良い夢を……っと大体終わったな。後で他の者も見てやってくれ。次第に目を覚ますはず、だから。でも、目を覚まさないとか様子が変だったら俺を呼んでくれ。すぐに駆け付ける」
神城「了解。芙二提督殿は本当に何者……?」
芙二「あ、これ俺の連絡先ね」
神城「あ、はい「俺? 俺はただの紳士だよ?」……本当の事を話してくださいっ」
芙二「うぉっと! まぁそうだなぁ……夢の叶った人間かな。いるじゃん? 超能力使える人間って。あーいうのと同じ類いなのさ。幽霊が見えるのも坊さんの修業と同じなのさ」
大淀(東第三)「つまり、明かす気はないのですね?」
芙二「いや明かしてるじゃん? とりあえずは今後を話そうよ、この先関わっていくんだから知れるかもよ?」
神城「納得したくないけども。今後は……今後、このまま艦隊運営をする事は……」
芙二「止めた方がいい。まだ傷が癒えてない状態だから、本当に失いかねない」
大淀(東第三)「ではどうしたらいいのでしょうか?」
芙二「そこはまぁ。そうだねぇ……救護班の在中申請を出すとか、艦隊運営出来ない事情を話してそっちも申請するのかな……あ、後これは一番大事なやつね」
大淀(東第三)「救護班……心療内科の方でしょうか? それとも精神科医?」
芙二「そっちはよくわかんねぇから任せるよ。あ、そういえば明石さんや間宮、伊良湖さんもここに戻ってもらうといいと思うよ」
大淀(東第三)「分かりました。後日、伺ってみます」
北上(東第三)「一番大事なやつって何さ?」
芙二「過去を掘り起こすな。喪った者は喪った者だ。冥福を祈るのは構わないが、難しいかも知れないが恨むな。今回、姫となった者も生者を殺そうとした者も。普段通りとはいかないだろうが、そこは頼むッ」
一番大事な事を話し終えると芙二は神城達に頭を下げる。
神城達は芙二が言わんとしている事は理解できるが、実際に険悪なムードになってしまったらどうしようもないのでは、と思っていた。
大淀(東第三)「芙二提督、顔を上げてください。少なくとも私は彼女らを恨む、嫌う事はしません。って顔、消毒しましょうか? 見ていて痛々しいです」
芙二「大淀さん。ありがとうございます。ですが、大丈夫です」
北上(東第三)「あたしも出来ないかな。大淀さんと提督を殺そうとしたからね……あ、その件もあるし罰を受けないとならないしさ」
神城「罰か。罰は俺も受けねばならないな……自主しようかな」
大淀(東第三)「提督っ!! それは……」
芙二「いや神城さんよぉ。自主してどうするのさ、ここの
神城「芙二提督殿……俺はこの場に居てもいいのでしょうか」
芙二「知らんよ。視察の目を誤魔化せていたんでしょ? なら、大丈夫じゃない? でも一応、話をつけてみなって事。閣下もそこまで鬼じゃないと思うから」
神城「分かりました……」
芙二「後、非情派の事も言っときな。閣下達探ってるから、巣を。もう一つあったわ、大事な事」
神城「なんですか?」
芙二「長門達が自決なんてするわけないと思うけど、独房かどっかに突っ込んどきな……まぁ謹んで受けると思うけど」
神城「……分かりました。後で手配してみます」
芙二「良し、大体片付いたな。さて、これから2時間で飯作るけど食材使うけどいい?」
大淀(東第三)「え!? その傷で動こうとしないでください!!」
芙二「いや大丈夫。全然動けるよ!
大淀(東第三)「いやいや芙二提督たちの分しか作らないわけではないですよね!?」
芙二「違うよ(便乗)」
サラ「提督はここの艦娘達の分と私達の分まで作ろうとしてます……あ、私達はもう済ませたので大丈夫ですから……」
八崎「芙二提督殿もとりあえず、ドッグへ行って来たらどうなのですか? いつまでも上裸でいないでください」
神城「え?! あ、ほんとだ。芙二提督殿は露出癖でもあるんですか?」
芙二「いや長門との決戦で上半身の服ははじけ飛びました。そういえば心なしか冷えるような」
くしゃみをする芙二を見て、俺ので良ければと上着を着せようとする時不意に扉が開かれ外から入ってくる人物がいた。その人物は入ってくるも神城達を無視して、芙二だけをじっと見つめ、こういったのだ。
瑞鶴(東第三)「ねぇ、翔鶴姉ぇは帰ってくるの?」
芙二「瑞鶴か。調子はどうだ?」
瑞鶴(東第三)「少しだけ、だるいわ。それで翔鶴姉ぇは帰ってくるの?」
芙二「俺が質問に答えたら、そのまま長門達のいるドッグに直行してほしい。いやなんなら俺と混浴し「提督? サラとしますか?」いえ、冗談です」
神城「そうだ、芙二提督殿。そのことも聞いておかないと……今後は亡くなった者の為の慰霊碑を作ろうかと思っているんだが……」
芙二「それはいいかも知れないが……」
瑞鶴(東第三)、神城「「が?」」
芙二「一種の賭けなんだが……サルベージを図ろうと思う」
北上(東第三)「サルベージ?」
芙二「ドロップ艦を狙うともいえるかな」
瑞鶴(東第三)「それじゃ、記憶はないんじゃないの」
芙二「ないかもしれない。ただそれでいいのでは? 亡くなった者が帰ってくるのだ」
瑞鶴(東第三)「それは、なんかやだよ」
サラ「……」
瑞鶴(東第三)「だって、私を覚えてないんでしょ? あんなに、必死だったのに、必死に生きたことを忘れちゃうなんて……」
芙二「……十中八九、深海棲艦となっている。元々そういう性質で生まれた深海棲艦に酷似しているかもしれない。その中から自分たちの知る者をサルベージするのは至難の業だし、何十年もかかるかも知れないがいいのか」
瑞鶴(東第三)「私は、大丈夫」
北上(東第三)「あたしも大丈夫」
瑞鶴(東第三)「北上さん……」
大淀(東第三)「私も大丈夫です。何十年かかろうとも元に戻してみます」
神城「俺も大丈夫だ。退役するその時までには元に戻してやる」
芙二「まぁそんな重い覚悟があるなら大丈夫でしょう。だけど、地獄はこれからだぜ?」
神城「それは__」
芙二「お前達の
大淀(東第三)「どこで沈んだか、特定する為ですか?」
芙二「大淀さん、ビンゴ。そうだ、適当に現れる深海棲艦を沈めてればサルベージに成功するわけはない」
瑞鶴(東第三)「ッ! それでも翔鶴姉ぇが帰ってくるのなら……やる! 私はやる!」
芙二「だそうだ。まぁそこは皆で相談してくれ……さて、瑞鶴? とっとと行って」
瑞鶴(東第三)「分かった。提督さん? 後で話があるから」
神城「お、おぉう」
―瑞鶴が離脱しました―
芙二「さて、ちょっとシャワー借りるね。その時までに作ってほしいの決めといて。俺はとりあえず、50人分というか100人分のデザートを考えとく。あ、妖精さんにはコレ渡しておいて」
神城達に作ってほしい物を考えとけといいつつ、ズボンのぽっけを弄ると羊羹を4本取り出し渡す。
神城「え? これ大丈夫です? 衛生面……」
芙二「大丈夫、大丈夫。まぁなんならもう一本上げるから、ここでかぶりつきなぁ」
ゴソゴソともう一本取り出し、神城に渡す。
神城はもらった羊羹を袋から取り出し、そのまま噛みつく
神城「~~~!!!!」パァァァ
北上(東第三)「え、提督!? どうしたの!?」
神城「美味い……この羊羹めっちゃ美味い……これ大丈夫なやつだ」ポロポロ
芙二「泣くな、泣くな。これで大丈夫という事が分かったな。シャワー借ります~「いや、芙二提督殿、ドッグに小さいけど男用があるからそこに行くといい。施設にいる者に伝達しておこう」あ、ありがとうございます。んじゃ、風呂いただきますね」
サラ「あ、あの提督、私も一緒に行ってもいいですか?」
八崎「え? さ、サラ!? 一体何を……」
サラ「あ、いや混浴? ではなく、一緒に行くだけですっ」////
八崎「あっえっ……そ、そうですよね」////
芙二「まぁうん。ラッキースケベはないと思うから大丈夫」
神城「後で食堂に向かうからその時に、お願いします。俺も手伝いした方が……」
芙二「あーいや大丈夫。飯食ってとっとと寝てもらうために……」
神城「あっはい。分かりました。了解です。俺は被害状況を確認しに行きますので……」
芙二「了解です。では、サラ、八崎さん。行こうか」
サラ「はい。了解です」
八崎「では、神城提督殿。失礼します」
―芙二、サラトガ、八崎が離脱しました―
神城「大淀さん……俺達は夢でも見てるのかな」
大淀(東第三)「現実です。それでも信じがたいですよね」
北上(東第三)「まぁそうだよねー……あたしもこうなるなんて思わなかったから、さ」
武蔵(東第三)「ん……んん……あれ、私は____(気絶前がフラッシュバック)ッ!!!」
神城「む、武蔵っ……」オロオロ
武蔵(東第三)「……ハァッ……ハァッハァッ」ガクガク
大淀(東第三)「武蔵さん?」
武蔵(東第三)「……」シッシン
大淀(東第三)「気絶したみたいですね」
神城「芙二提督殿はどこまでしたのだろうか……」
北上(東第三)「まぁ……そのうち分かるでしょ」
――――――――――
―――――――
――
―入渠施設前
芙二「てことで、さらばっ」
八崎「そうですね……こんな時間に入ることになるなんて……」
八崎「まぁ私達はお風呂入った方がいいレベルでしょうし」
芙二「特に俺なんかそうだろうな。艦娘の腹突き破ってるし。血とかついてるだろうしな」
サラ、八崎「「え?」」
芙二「まぁというわけだから__行くわ」
―芙二が離脱しました―
サラ「不穏な単語が聞こえたような」
八崎「まぁ仕方ないんじゃないですか?」
――――
――
ー
―男湯
芙二「まぁうん。服は脱衣場で脱ぎ捨てて……とっとと疲れを取りますかぁ」ガララ
叢雲達「「えっ」」
芙二「えっ……ここ男湯じゃ……」チラ
叢雲達「「キャアアアアアアア!!」」
芙二「(男湯のはずなのにどうしてここにいるんだ……?)あ、もしかしてラッキースケベのフラグ立ってた??」
―続く
よぉやく終わりそう()
へんな設定盛りすぎた。これ設定集作る時、すごい面倒な奴だ。
次回もよろしくお願いします