書いてて気がついたんですけど、まだ着任して2週間かそこらなんだよね。多分。
もうちょっとサクサク書いてこうと思いますた。まる。
2日目は前後半に分かれてます。
ではよろしくお願いいたします。
二章 33話『いないいないばぁっ!!(迫真)』
―続き
芙二「ん、んん……今は何時だ?」
布団の中から片手を出して自分の端末を探す。
右往左往して、ようやく端末を手に取り起動させる。端末の画面が出した時間は08:00。
芙二「もうそんな時間か……あ、でも……」
いつもよりも3時間ほど遅い。それもそのはずだ。昨日の夕方からほんの4時間前まで動きっぱなしだったのだ。
しかし今日は午後からだったような気がしたのでまた2度寝をしようとする時、突然扉がノックされる。
冷葉「芙二……? いるか?」
芙二「(冷葉か……動くか)」ノソノソ
扉をノックしてきた相手は冷葉だった。
昨晩についてだろう。
そう思った芙二は隣で寝ているサラトガを起こさないようにゆっくりと動き、扉の方へ向かう。
そして扉を開けて冷葉に挨拶する。
芙二「おはよう、冷葉。昨晩は任せてしまってすまないな」
冷葉「おはよう、芙二。もう帰って来てたんか? いつぐらいに帰って来たんだ?」
芙二「ほんの4時間前に、ね。そのことについて少し話をしたいんだが大丈夫か?」
冷葉「あぁいいぞ。だが、ここだとサラトガちゃんが寝てるから俺の部屋にこいよ」
芙二「分かったがちょっと待って。今さっき起きたばっかりだから支度を済ませたい。そっからお前の部屋に向かうわ。だから、先に行っててくれるか?」
冷葉「了解。分かった」
そういって冷葉は自室へ戻り、芙二は洗面台へ向かい朝の支度を整える。
15分ほどで完了したのでこれから冷葉の部屋に向かおうとする時、今寝ているサラトガに置手紙をしておこうと思いとりあえず“冷葉の部屋にいる”そう書いてテーブルに置いておく
部屋を出た途端、どこからか視線を感じたので見渡すもどこにもいない。
芙二「(誰かに見られている?)」
片手を顎に当てつつ冷葉の部屋を目指して歩くのだがまだ見られている気がしてならない。しかし廊下を見渡してもそれらしい影は見えず。窓を開け、外を見ても見当たらない
芙二「(いよいよもって幻覚が見えてきたか?)」
そう思うも1度冷葉の部屋へは行かずに玄関へ向かった。
“廊下は走ってはいけません!“とそう教わったのではないか、と見た人は叱るかもしれない。だが、一種の賭けを行う。もしも、不審者だったら不味い状態にあるからだ。
寝る前にある意味でセンサーを起動していたが今に至るまで誰も引っかかってはいない。
それを踏まえて考えてみると見られている感じが続いているというのはかなり厄介だ。しかも何者かが追ってきている気さえする。
お願いだ、気のせいであってくれと思うも叶わない
芙二「……はぁッ……はぁッ……なんで起きて早々走んないと行けないんだよ。しかもぴったりマークされてるし。音を消して移動してくるってなんかの達人か? 八崎さんはできそうだが」
玄関にたどり着くも、まだ見られてる感覚は消えない。
しかし追う方も疲れているのか
芙二「……2体か、2匹か……ククク……吾に不快な気分を味わわせ続けるとは……全く、一つ懲らしめてやる必要があるようだ」
黒い笑いを零すと早速能力を使って音を消す。といっても昨日は大技を連発したせいで思うように使う事は出来ないが簡単な連絡だったら5分持てばいい。
芙二は部屋で待機しているであろう、冷葉の端末に電話を掛ける。
冷葉「芙二か? もう20分経つがどうした? 腹でも壊したか?」
芙二「あぁ? そんなに経ってた? 腹は毀してねぇ。だけど聞いてくれ。誰かが俺を監視してる」
冷葉「は? 妖精さん? てか監視って」
芙二「ずっと後をつけられてる。今玄関までダッシュしたんだけど、そこでセンサーに引っ掛かった。数は2匹。不審者かも知れない。だから、大事になる前に吾が引きずり出すが構わんよな?」
冷葉「不審者? その不審者は音を消して走ってんの?」
芙二「そうだ。気配も消してる、妖精さん印のセンサーに引っ掛からないのは凄いと思わんかい? まぁでも仕留めるから、ちょっと服がはだけてるかもしれないが許してな」
冷葉「分かった。終わり次第、すぐに俺の部屋まで引っ張ってきてくれ。もし不審者だったら八崎さんを叩き起こして連行だな」
芙二「おーけー。流石吾の補佐だ。今日のスイーツは吾が作ってやるわ。さってと、10分で仕留める。相手が交戦しようだなんて思わないことを祈ってるわ」
冷葉「おーらい。俺もお前には色々聞きたいことあるからよ、まぁそうだな。早く来てくれ」
そうしてブツンと雑に通話を終了する。昨晩使用した忌呪は使わず、本来の力をそのまま行使する。芙二は濃密な殺意を辺りに振りまきつつ、玄関から演習場付近まで移動する。
敢えて前しか見ないようにする。相手が手練れであろうがなかろうが関係はない。
付近まで移動してみるもまだ、追ってきている。その気配がする。
しかし芙二が怒っているのを察知してか分からないがさっきよりも遠い位置から芙二を見ているように思えた。
正確な場所を割りだし“ほぉ……“と短い溜息を吐く。
追ってきている者達は建物の窓付近から見ているようだった。
芙二「出てこないか。なら、位置は把握した。こちらから参ろうか」シュバッ
??「「……」」
芙二は残像ができる程の速度で詰める。
相手はまだ微動だにしない芙二を眺めているようで本物が迫っていることに気づいていなかった。
窓からずっと芙二の事を見ている2人の後ろに音も気配も消してノータイムで忍び込み正体を確認する。
芙二「(あーこいつらだったのか……本物の忍者みたいだナ。俺以外だったら……いや八崎さんと同等くらいか?)」
息を潜めて考えていると、目の前に見える自分が影も形もなく崩れ始めるのを確認すると2人は大慌てで駆け寄る。
その後ろをニコニコしながらついていく。時計を確認する、後6分ある。
2人が残像の場所にたどり着いたらすべて解除してさっき振りまいた殺意よりも強い殺意を向けようと決心する。相変わらず、性格が死んでいる。
??「ね、ねぇ。じ、神通……提督、死んじゃった……?」ブルブル
??「い、いえ、分からないです。せっ川内姉さん……これは、もしやゆ、幽霊というのでは……?」アオザメル
芙二「……(そろそろか。全部、解除!!)」ズズズズ
2人が青ざめて震えてる中、その背後にいた芙二は全てを解除して襲い掛かる
川内、神通「「!!!!」」ビクゥ
芙二が解除した瞬間、何かを感じた2人は大きく肩を震わせるもさっき感じた殺意よりもずっと強い殺意が自分たちの背後から向けられていると思うと振り返ることも出来ないようだった。
芙二「……(あ! 顔を変えてみよう! 確か、いい感じの仮面があったかと思うんだけどなぁ……)」ゴソゴソ
川内「……じ、神通……」
神通「な、なんですか?」
川内「全力で逃げよう……振り返ったら、ダメ……だよ」
神通「そうですね……」
2人して顔を合わせて相談して決める。
そして顔を前に向けるとそこには“左右の目が明後日の方向を向き口元をニヤけさせた男”が目の前にいた。
奇妙な男「Aaaaaa……Ahaaaaa!!!!!!」
勿論、正体は芙二である。
イラついていた腹いせにおぞましい仮面を被り殺意を振りまいて驚かせに来たのだ。
川内、神通「「いやぁあぁあぁぁぁぁぁああ!!!!!」」
それを知らない少女らは絶叫を上げてその場に座り込む。
断末魔とも聞けるような悲鳴に目の前にいる芙二はやりすぎたなと思いつつも殺意を解除し仮面も外して正体を明かすのだがどうも反応がない。
芙二「いやぁ~……いい反応をするなっと……川内達はどうして俺を追った……んだ? あれ?? 川内、神通!?」
2人はあまりの事に地面には水溜りが広がっていた。
完全にやりすぎたわ、と深く反省していた。それに反応を返さない辺り、気絶していそうな気さえしていた。
そして肩を叩いても反応がないのでそのまま担いで冷葉の部屋まで移動する。
芙二「わりぃ、冷葉。遅くなった」
冷葉「お前、遅いぞって……なんでそんなに臭いんだ? そして川内達はどうしてお前に担がれてんの? ……もしかして」
芙二「そのもしかして、だ。なんと俺をつけていたのは2人でしたっと……いややりすぎたわ」
冷葉「なにしたんだよ……」
芙二「いないいない……ばあっ! ってあるじゃん」
冷葉「あるな。それをやってもこうはならんだろ。あー脱がすのか? これを? 明石さんの所行こうか。話しは後だ」
芙二「すまんな」
そして芙二と冷葉は川内達を担いで明石の元へ行く。
―工廠
明石「あれ、提督に冷葉補佐ではないですか。何をしに……ってなんで2人は気絶してるんですか?」
芙二「いないいないばぁってやったら絶叫してこうなった」
明石「(いや私見てたんですけど。あんな殺意飛ばされて、目の前に現れたら誰だってこうなりますよ)……あ、もしかして下着を脱がせようとしました?」
冷葉「うん。いつまでも臭いのは嫌だし。風呂に入れておこうかと思ってた」
明石「2人はドッグにでも入れておけば大丈夫ですよ……後で那珂さん呼んでおきますね」
芙二「うん、ありがとう明石。で、このまま運べばいい?」
明石「えぇ、そうしてください」
芙二「おけ。じゃあ冷葉、運んでいこうぜ」
冷葉「ったく……仕方ねぇな」
明石「……(提督、昨晩何かしましたね?)」
冷葉「明石さん、ありがとう」
そして芙二たちは工廠から
川内「……」チーン
神通「……」チーン
芙二「よし、冷葉の部屋向かおうか」
冷葉「いやお前も俺も臭いからシャワー浴びてからだな。だけど、話す前に一度米をセットしておかないとだな……」
芙二「おーらい。俺がやっておく。じゃぁ、また後で集合だな」
冷葉「分かった。もう面倒だから食堂で話をしよう」
芙二「分かった」
川内達をドッグに放り込んでから2人は染みついた臭いを落とすためにいったん解散し、食堂へ再集合することになったのであった。
―芙二の私室
サラ「ん……んん……あ、れ? 提督は?」ゴシゴシ
芙二が部屋を出て行って35分が経過した時、サラトガも目を覚まし姿が見えないので探すもテーブルに置手紙を発見して手に取り読む。
その内容を理解すると同時に大方、昨日の事だろうと安易な想像をして朝の支度に入る。
一通りを終え、電気ポットでお湯を沸かす間棚からインスタントコーヒーの瓶を取り出すと自身がいつも使っているコップに入れる。
そして昨晩の事を思い出していると、改めて自分の提督が人智を超えた化け物と言う事を思い知らされる。
それと同時にあの崩壊した施設で見た少女も似た何かを秘めているのでは、と思ってしまう。
しかし
もしそれが本当なら、出会ってしまったらどう対抗すればいいのでしょう?とただただ不安に思っていた。
芙二「ついた……よし、シャワーに直行!」
そう思っていたら丁度芙二が帰ってきてそのまま脱衣場で雑に服を脱ぎ捨て、風呂場へ直行する。
サラ「え、提督?」
首を傾げてサラトガは脱衣場まで行き芙二に話しかけようとする。
だが、雑に脱ぎ捨てられた衣服は何故かひどく臭いがした為すぐに手放す。
サラ「!! (え? なんで提督の衣服から小水の臭いが?)」サッ
芙二「あ、やべ。服を下洗いしとかないと……あ、サラ。おはよう」
サラ「え、あ、はい。おはようございます」
衣服を回収しに来た芙二は脱衣場にいるサラトガに混乱するも冷静を保ったまま朝の挨拶をする。 そして素早く回収する。なぜなら芙二は全裸だからだ。
サラ「提督、どうして……その臭いのですか?」
芙二「あーまぁーそうねぇ。いないいないばぁっを極限まで悪意に特化させたら被害者が出てそれの始末に追われたってだけかな」
サラ「はぁ……?」
いないいないばぁ?つまり驚かしてその始末に追われた……ってなんですか?それ。
サラ「相手の方はびっくりしたあまり驚いておもらししてしまったのですね。ご愁傷様です」
誰かがおもらしをしてしまったという事実に少しだけ同情していたのも束の間、今さっき、
―続く
すげぇ。久しぶりに5000字切った。
よし、このくらいのテンションで書いて行こう。
という事で誤字脱字を見つけた場合は報告お願いします。
では次回もよろしくお願いします