理由?行けばわかるさ。
バンドリ ガールズバンドチャレンジ。
その名が示す通りガールズバンドを対象とした
有志イベントだそうだ。
各地のライブハウスで予選ライブを行い
観客から投票を募り、その投票率の多かった上位
二バンドが決勝の武道館の地へと進める…
といったシステムである。
我らがRASには頑張ってほしいところではあるが、間違いなくRoseliaが立ち塞がるであろう。
チュチュ様はブッ潰すだのとイキってるが
ギター不在のこの状況では逆に
けちょんけちょんにされるのは
火を見るよりも明らかである。
早急にギタリストを確保しなければRoseliaどころか、上位にくい込むのも現状厳しいだろう。
打ち込みのギターでもRASのレベルであれば
いけないこともないだろうが、やはり求められるモノは『生きた音』だろう。
彼女達もそうだが、個人的にはPoppin'Partyにも頑張ってほしい。
…何にせよ激戦は必至だろう。
もちろん、俺自身ライブは可能な限り行くつもりだ。
「…と思ったんですけどねー。」
「…バイトで行けないんだ?」
「そうなんすよ、戸山さん。」
あーあ…まさかライブとバイトが
バッティングしちまうとはな。
「しょうがないんじゃない?」
「だよなー…てなわけで、俺の分まで楽しんできてくれよ。」
「お疲れーっす。」
はー…終わった、終わった。
今日も今日とて労働したぜ。
「おっと?」
チュチュから電話がきてた。
すぐに折り返す。
「チュチュ様ー?どしたん?アレか?寂しくなっちゃった?」
「…ロッカ・アサヒが来たわ。」
「しょーがねーなぁ…俺が付き合っちゃるから…
ってロッカ・アサヒ?あいつ来たのか!?
それで?どうだった!?どうだったんだよ!?」
「ちょっ…落ち着きなさいってば!」
「…すまんすまん。で、来たってことは演奏したんだろ?どうだったよ?」
「以前よりはマシになっていたわ。及第点…といったところね。」
及第点…ね。
「じゃあ…合格?」
「一応ね…言うなれば、RASのギター(仮)といったところかしら。」
「(仮)か…いいんじゃねぇの?そっから始めてもさ。」
…ていうか俺…ポピパさんの予選ライブも朝日のRAS加入イベントも見逃したのか…なんて勿体無いことを。
「でも、まぁ良かったじゃんよ…これでピースが揃ったな。」
「YES!ポピパもRoseliaもブッ潰してやるから
見ていなさい!」
よーし、今度激辛ジャーキー持ってってやっからな?覚悟しとけな。
「そうか、ロックのやつRASに入れたのか。」
「みたいですよ。ギター(仮)らしいですけど。」
「(仮)?なんだそりゃ?」
「さぁ…それにしてもすみませんね先輩…ライブに行けなくっ「良かったぁー!ロック、RASに入れたんだね!」て…」
いきなり大音量の音声が割り込んできた。
心臓に悪いなぁ…もう。
「ちょっ香澄!いきなり抱きつくんじゃねーよ!」
あれ、香澄さんって…皆さんいっしょだったのかな?…ていうか抱きつくって?
「あー…えっと…?先輩?皆さんいっしょなんですか?」
「あ、あぁ!まぁな。」
「何かすんません…お邪魔して。」
「じゃ、じゃあまたな!だーっ!だから離れろって!」
…切れた。
「…楽しそうやなぁ。」
何はともあれ、ようやく…か。
スタートラインには立てたわけだな。
朝日 六花のギター
「おはようさん、昨日は良かったな…朝日。」
「うん!ポピパさんのライブ…途中までやったけど…」
「そっちじゃなくて。」
「え?」
「RASのギター(仮)になったんだろ?」
「う、うん…チュチュさんにはまだまだって言われちゃったけど…」
「いいじゃんか…(仮)から始めてみろよ。
そんで、いずれチュチュのやつに認めさせりゃいいんだよ。」
「そ、そうやね…頑張らんと!」
これで役者は揃ったわけだ。
さて、これからどうなるか見物だな。