・無知が書く小説
・物語に矛盾が生じる可能性大
・誤字脱字がある可能性大
・話が短い
それを踏まえて読んでいただきたい
提督「榛名の...心の掃除だ」
心の掃除...ちょっとかっこよく言ったけど、つまり説得
あんなにアホの子振舞ってた榛名がたった一瞬の出来事でこうなるとは...
...と言いたいが、大嫌いな前任が急に現れてしかも足の骨を砕かれたんだ。無理もない
榛名「...」スゥ- ハァ-
心を落ち着かせるため、呼吸を整えている
「嫌」とか「近寄らないで」とか言っていたが、本心から言っているわけでは無さそうだ
長門が思うほど深刻ではない
榛名「心の掃除...ですか」
提督「そうだ。榛名の精神状態を鑑みてな」
榛名「いえ...大丈夫です。前みたいに暴れたりはしません。ただ...自分が嫌になってしまったからこうしているんです」
提督「自分が嫌に?」
意外な理由...でもないか
どこにも感情をぶつけることができない榛名は佇む事しか出来ないのだろう
自分から行動する事が出来なくなり、傍観者になる...独りの俺がよくすることだ
だが...榛名は“独り”じゃない
他の艦娘がいる。ついでに俺も
榛名「...自分が、情けないんです。提督に治してもらったはずの心は、直ぐに砕けてしまいました...榛名の所為です」
提督「榛名は何も悪くない...と言っても、お前は自分を責め続けるだろうな」
榛名「弱い榛名が悪いのです。榛名がもっと強ければ...こんなことにはならなかった」
提督「...榛名は勘違いしていることがある」
榛名「何を...ですか?」
提督「榛名は『悩みは自分1人で解決するもの』と思ってないか?」
榛名「...悩みと言うのは、自分の不甲斐なさから生まれるものです...1人で解決するのが、責任の取り方だと思っています」
提督「悩みを共有して、共に乗り越えて行くのが“仲間”だ。仲間ってのは、一緒にいるだけの存在じゃない」
榛名「榛名は...仲間に相応しくありません。提督を襲ったのも、表面上は皆の為と思っていましたが、心のどこかでは自分が安心する為と思っていました...仲間を利用した最低な考えです」
提督「それでいいじゃないか」
榛名「...え?」
意外な返答だったのだろう
今まで下を向いていた目を丸くして向けてきた
提督「互いに利用するのも仲間だ。それを許すのも仲間だ」
榛名「...皆は榛名の我儘な行動を許してくれるでしょうか」
提督「それを叱るのも、許すのも、仲間だ。皆榛名を大事に思っているからそうしてくれる」
提督「誰かが悩みを抱えていれば、勿論榛名も聞いてあげて、そいつを導いてやるべきだ」
榛名「...提督は、悩みは無いのですか?」
提督「こりゃまた唐突だな...俺の顔を見て、無いとでも?」
榛名「...ごめんなさい」
提督「それでも今はもう気にならない。榛名達のお陰でな」
榛名「...榛名達の...?」
提督「榛名達は...多少いざこざはあったが、それでも俺を受け入れてくれた」
“受け入れられる”という事は俺にとって大きな意味を持つ
他の人はどうだか知らんが、人に受け入れられるという事は即ち
“自分”という存在が他人に認められるという意味
自己顕示欲とか、承認欲求とかそういうのではない
提督「俺にはそれが嬉しかった...人間ってのは、誰かに必要とされる時が一番嬉しいもんだ」
榛名「榛名は...提督にそんな事しか出来ません...」
提督「榛名にとっては“そんな事”でも俺にとっては“ありがたい事”だ」
提督「他人と関わってる時、自分の何気ない言葉が相手を救ったり、貶めたりする。言葉ってのは魔法だ。語り方、話す事、声の高低によって相手を弱くしたり、強くする」
榛名「榛名は...このまま弱いままでいいのでしょうか?」
提督「無論、それでいい。だが努力はしろ。お前が強くなろうとしない限り、助けてくれる奴は出てこない。」
榛名「...ごめんなさい。提督の悩みを聞こうと思ったのに...私の事になってしまって...」
提督「良いんだ。これは...俺の問題だ。俺1人で決着を付けたい」
これまで散々“仲間を頼れ”と榛名に言ったがこの件に関して俺は誰も巻き込みたくない
俺自身でいつか終わらせる
いつか笑顔になれるまで
榛名「...また提督に助けられてしまいました」
提督「何言ってんだ。前線で戦う艦娘を後方で指揮する提督は労う義務がある」
提督「なんなら艦娘の方が提督よりも偉くあるべきだ」
榛名「今度こそ、立ち直ってみせます」
提督「...またなったらどうする?」
榛名「...謝ります」
提督「それじゃ足りない」
榛名「...えっと...その...」
提督「...」
榛名「...いじわる」
提督「冗談だ。ほら、立てるか?」スッ
榛名「ありがとうございます...」ギュ
提督「1人で帰れるか?かわい子ちゃん」
榛名「からかわないでください!」
提督「...悩みがあったら、絶対に誰かに相談するんだぞ」
榛名「...はい。榛名、心がけます」
提督「よし、いい子だ」
〜
長門「...どうだった?」
提督「そこまで挫けてはなかった...ちょっと自信を無くしてたってとこだな」
長門「良かった...またあんな風に閉鎖的になったら、と思うとな...提督が心配で眠れん」
提督「心配するな。流石にもう後ろから刺される心配はしなくていい」グゥゥウ
長門「...そう言えば提督は昼飯を摂ってなかったな。大丈夫か?」グゥゥウ
提督「...長門は夕飯食わなかったのか?」
長門「どうもあの麺は気に食わん。確かにうまいが体に悪そうだ」
提督「栄養が摂れないからな。本当に忙しい時にしか食わん」
長門「手頃で美味いのは認めよう。だが栄養無くして食事と呼べるか」
提督「まぁ、飯は娯楽でもあるからな。...どうだ?一緒に夕飯でも摂らんか」
長門「それはいい。聞きたい事もある」
〜食堂
提督「...お前らそう言えばスプーンは使えるんだよな。何でフォークは知らなかったんだ?」
長門「殆ど箸だったからな。スプーンは使ったが、フォークは使った事が無かった」
提督「前も言ったが、艦時代に積まれてなかったのか?」
長門「艦の時の事など、とっくに忘れたさ」
艦時代の記憶がもしあったなら
どこに目がついてたのか聞いてみたかった
何処でも見れたのだろうか
提督「ほんとかよ...ネタに走った訳じゃないだろうな。どう見たって食器だろ」
長門「だって書庫で読んだ本に描いてあったから...」
提督「それ漫画だろ。なんだよフォークを机に刺す漫画って」
長門「...そんな事より飯だ。早く食おう」
提督「...フォークの件は絶対に忘れないからな。...ほら、季節外れだが...蕎麦だ。実家が戸隠でな。本場の信州蕎麦だぞ」
長門「む...随分と山の方だな、何故海に来た?いただきます」ズルズル
提督「士官学校でも良く言われたよ。ただ単純に...俺が軍艦好きだからだ。いただきます」ズルズル
長門「誰が1番好きなんだ?」ズルズル
提督「誰って...含みのある言い方だな。...まぁ、形で言ったら大和だが、エピソードで言ったら長門だな」
長門「...私か?」
提督「そうだけどそうじゃない。...水爆実験で核を2度耐えたらしいじゃないか。正に『帝国海軍最後の意地』だな」
長門「なんだか照れるな...」
提督「へいへい。勝手に照れてろ」
長門「...提督よ。前任のことなんだが...何か私に隠してることがないか?」
...まじか
流石...勘づくのが早い
長門にはこれを言うべきだろうか
出来れば誰にも気付かれず穏便に済ませたいが、そういう訳にも行かないらしい
“長門なら大丈夫”って...頼りすぎだろうが
だが、長門の前で嘘は付けないか
提督「...再着任の可能性は高い...ほぼ100%だ」
長門「...胃の中の物が全て出てきそうだ」
提督「俺は...それを絶対に阻止する」
長門「...本当に可能か?相手は大佐だぞ」
提督「大国ロシアを相手した日本のように...勝ってみせるさ」
長門「それだと圧勝では無さそうだな...」
提督「...信じて欲しい。頼もしい友人として、俺を支えて欲しい」
長門「...任せろ。私はもう過去と決別した。今更どうということは無い」
提督「頼もしい限りだ...」
長門「...さ、早いとこ食ってしまおう。話の続きは散歩と行こうじゃないか」
提督「趣味がおっさんだなぁ...」
〜
提督「...とは言ったものの、月明かりが頼りの夜道も中々良いな」
光源は月のみ
時期にもよるだろうが、今日はそこそこ明るい
海に反射する月も、中々映える
このままボーッと眺めていたいほど、景色が綺麗だ
長門「...何故提督は私達を助けてくれたんだ?」
随分唐突な質問だ
助けたんじゃない、お前が勝手に助かったんだ...とは言えないか
長門からしたら、疑問しかないだろう
会って2日も経ってないのに
まだ自分達の事を殆ど知らないのに
“助けよう”という気持ちになった俺をまだ疑っているのかもしれない
提督「そりゃあ、困ってi「いる奴を見捨てる訳には行かない...は無しだ」
提督「...考えた事もなかったな」
長門「...あまりにも提督に利益が無さすぎる。考え無しにすることでは無いと思うが?」
...確かに
何も考えずに動いてる訳では無い
だか見返りを求める気も更々無い
しっかりとした理由を言わないと、長門は納得しないだろう
提督「確かに、利益無しでするにしてはちと面倒だな」
長門「なら今からでも遅くない筈だ。懇願すれば別の鎮守府に行けるだろう」
提督「俺がここに配属...左遷された理由を知ってるか?」
長門「...大体察する」
提督「...
俺の人生の邪魔をするのはいつも顔だ
“態度が悪い”“気味が悪い”
関わる人間からはそれしか言われない
提督「別の鎮守府へは行けないだろうな」
長門「なんだか...その、すまん」
提督「いや、“行きたくない”...だな」
長門「...え?」
提督「お前ら放っておけないだろ。ここで見捨てたら自分が許せなくなる...そうだな、理由が見つかったぞ」
長門「...なんだ?」
提督「“自分のため”だ。お前らと一緒にいる事が自分の為だ...表情筋がちょっと緩くなった気がする。それに、俺はお前らを助けたなんて大層な事はしていない...」
提督「ただ、人間として当然の事をしたまでだ。褒められる事じゃない...やって当たり前のことだ」
長門「...私達は提督に負荷を掛け続けてしまうかもしれない。それでも良いのか?」
提督「既に重荷を背負ってるんだ。いくら背負っても変わらんよ」
長門「...全く、提督には頭が上がらないな。...すまん。少し鎌を掛けてみたんだ。今、どの位の覚悟で私達の更生に臨んでいるのか...気になってな」
提督「...まぁ、実の所俺も自分がどうしてここまで注力出来るのか気になってたし、良い機会だった」
長門「...しかし、『表情筋が緩くなった』だと?...鏡見たか?」クスクス
提督「うるせぇ。こんな事を行ってる間も俺の表情筋は動かん」
提督「お前だって『鎌を掛けた』って下手すぎるだろ。中途半端な鎌の掛け方だな」
半信半疑...だが、もう殆ど信じていたのかもしれない
だから俺の言った事を真に受ける
良いのか悪いのか...どっちなんだ...
長門「なっ!?なんだと!私だってこんな事をするのには少し抵抗があったんだ!」
提督「へいへい。分かった分かった」
...
少しの間沈黙が続いた
俺も長門も、月を見つめ続けている
長門「...ここに来るとな、昔を思い出すんだ」
先に口を開いたのは長門
どうやら話に一段落着いた所で、別の話を持ち込んできたようだ
提督「昔か...察するに、まだこの鎮守府が活気に溢れていた時期だな?」
長門「あぁ。今日みたいな月夜にこうして月を眺めていたんだ。一連の騒動が起きてから、夜外に出歩く事が出来なくなったから...こうして月を眺めるのはもう何年振りだろうな...」
提督「いつも1人で見ていたのか?」
長門「時々、艦娘が来てな、世間話をしていた。最近の調子はどうかとか、好きな食堂のメニューとか...」
長門「...この戦争はいつになったら終わるのか...とか」
そいつの言う通りだな
戦局が今の所優勢だから良いが、今も艦娘は戦っている
被害も少なく無い
提督「そういえば、戦時中だったな。いつの間にか...平和ボケしていた」
長門「...いつまでもダラダラしてるのでは艦娘の意味が無い。明後日にでも出撃するぞ。」
提督「馬鹿野郎。もう何年も海に浮いてないんだ...まずは訓練だ。」
長門「そうだったな。酷く体が訛ってしまった...」
提督「腹の肉が少し摘めるな。柔らかい」プニプニ
何故か長門には“セクハラをしている”という認識がない
なんの認識もなく犯罪行為を行うって...狂気すぎないか?
友人の様な感覚だ
友人...か
長門「な、何をする!?私だって女だぞ!?」
提督「悪かったって。ちょっと調子に乗っただけだ」
長門「全く...ふざけてる場合か。折角真剣な話をしていたのに...」
こうやって冗談で済ませられるのも、友人ならでは...って感じだな
友人というのは、全く良いものだ
提督「もう帰ろう。明日は明石と間宮が着任する。早起きしないとな」
長門「そうだな...前任の事だが、私に出来ることがあったら何でも言ってくれ。必ず力になる事を約束する」
提督「...あぁ」
長門「こんな時間に付き合わせてすまなかったな」
提督「とんでもない。充実した会話ができた」
長門「...その、今日もありがとう...おやすみ」
提督「こちらこそ、ありがとう。おやすみ」
〜提督室
提督「やっべ...0030...寝るかぁ」
コンコン
提督「...誰だ?こんな夜中に」ガチャ
榛名「あっ...あの、その...」
...また榛名だ
提督「どうした?」
榛名「じ、実は...眠ろうとしたのですが、...こ、怖くて...」モジモジ
.........か、
提督「可愛い」
榛名「!?」
提督「おっといかん...コホン。そういう事なら俺じゃなくても一緒に寝てくれる奴はいるだろ?」
榛名「......やです」
提督「?」
榛名「...提督じゃないとやです...」
.........か
提督「可愛ぃぃぃぃ↑↔”!」
榛名「ふぇっ!?」
提督「...仕方が無い。ほら、入りなさい...別に、寝るだけなら別の布団でいいよな?」
榛名「は、はい。ありがとうございます」
提督「...そう言えば榛名は飯食ったか?」
榛名「はい。あの後加賀さんが...」
〜さっき
榛名「本当に、二度も皆に迷惑をかけて、申し訳ございませんでした!」
加賀「良いのよ。その代わり私達も榛名さんに迷惑かけまくるわ」
電「流石に冗談ですよね...?」
不知火「まぁ、雑用を押し付けるだけで許してあげます」
由良「2人とも冗談よね?......ね?」
加賀「冗談です。それより榛名さん、お腹空いてませんか?」
榛名「は、はい」
加賀「...」スッ
榛名「これは?」
加賀「まぁ、食べてみなさい。即席麺...と言うらしいです」
榛名「即席麺...あ、ありがとうございます。では、いただきます」チュルチュル
榛名「...お、美味しいです!」
加賀「...没収です」
榛名「えっ」
加賀「これは私が食べます。まだありますから、それを食べなさい」
不知火「これです」スッ
榛名「じゃ、じゃあ早速...」
不知火「...3分」
榛名「え?」
不知火「3分待って下さい」
榛名「そ...そんなぁ...」
電「これなら...」
由良「程よい罰ね」
〜
榛名「...という事があったんです」
提督「中々鬼畜な事するな...じゃ、腹が膨れて丁度眠い時間か。布団敷くから待ってて」
〜
提督「...で、大体察しはつくが...“怖い”って何が?」
何故俺じゃないといけないのか
駆逐艦抱えて寝たほうが安眠出来る気がする
榛名「...声が、聞こえるんです」
提督「聞こえる?...どんな?」
おっと予想外
なんか『夢にお化けが出てきそう』とか『物音が怖い』とかそんなんだと思ってた
普通に怖いの来たな
榛名「『裏切り者』『逃げるな』って...」
提督「...随分と心の狭いお化けだな」
榛名「その声が...“艦娘”の声のような気がするんです。...誰のかは分かりません」
提督「...ここにいた奴のか?」
榛名「いえ...わからないです...」
こういう時、俺は厳しい判断を迫ったり怒鳴ったりしてしまうから余り喋りたく無い
今まで何とか言いくるめてたが、別に得意なわけじゃない
“心を鬼にしろ”って士官学校にいた時に誰かに言われたなぁ...誰だっけ
何か大事な事を忘れてる気がする...取り敢えずこの話は置いておこう
心を鬼にしろ...ねぇ
提督「仮にその声がここにいた艦娘のものとして、榛名に迷惑をかけると思うか?お前は皆のことを知ってるんだろ?してきそうな性格の奴がいたか?」
榛名「...無いと思います」
提督「そう...榛名は悪くない。決めたのは前任だ。それを皆分かってる」
提督「なら...考えられるのはひとつ...それは...」
榛名「それは...」ゴクッ
提督「...俺にかまって欲しい」
榛名「...へ?」
提督「俺にかまって欲しいからってお化けまで使いやがって。可愛いやつめ」ワシャワシャ
榛名「そ、そんなっ...榛名は本気で...」
提督「怖がりさんめ...それは気持ちの問題だ...お前は未だに自分が残った事に責任を感じているんじゃないか?」
榛名「そっ、それは...」
提督「な?図星だろ?...いい加減その考えをやめたらどうだ?」
榛名「...」シュン
提督「...もし俺がその艦娘だったら、『自分のせいで榛名に責任を感じさせている』って思っちまうな。そう思われるのは嫌だろう?」
榛名「...嫌です」
提督「...だったら、その考えはやめろ。それとも...」ギロッ
榛名「っ!?」ビクッ
提督「お化けよりも怖い俺がお前に言い聞かせてやろうか...」ガシッ
榛名「ぁ...ぁぅ...」ガタガタ
提督「...分かったか?その考え方は誰も幸せにしない。お化けに会いたくないなら、早い所捨てるんだな」
榛名「提督...お化けよりも怖い...」
提督「ジョークってやつだ。結構ウケるだろ?」
榛名「...もしかして、それ他の人にもやりました?」
提督「加賀にやったな」
榛名「...ぜんっぜん面白くないです!怖いです!泣きます!もうやめてください!」ポカポカ
絶対余計なのは自分でも理解している
だけど何故かやめれない
まぁ、結果オーライだな...今後は控えよう
提督「分かったって。...その“声”から抜け出したいなら、俺が言ったことを良く考えて自分で“決断”する事だな」
榛名「...はい。でも、少し時間が掛かりそうです...。また、来てもいいですか?」
提督「...勿論だ...早くしてくれな...ほら、寝るぞ」
榛名「はい!」
提督「ところで...なんで“俺”なんだ?さっき理由は言ってなかったよな?」
こんな顔した男よりも駆逐艦を抱きながら寝た方が絶対安眠できる
した事ないけど確信してる
榛名「.........さい」ボソッ
提督「ん?」
榛名「...女の子にそんな事言わせないでください...」カァァ
駄目だ...堪えきれん
提督「なんでお前はそんなに可愛いんだよ!」ギュ
榛名「ぅあっ!?て、提督っ!何をっ...」
提督「いや、やっぱり春とは言えどまだ寒いだろ?必要なんだよ。温もりが」
榛名「〜///恥ずかしいです...」
提督「やっぱり人の温もりはいいな...ほとんど感じたことの無い感覚だ...」
榛名「あ...」
提督「...あ。いや、何でもない...」
女の子にいきなり飛びついて温もりを感じるのも悪くは無い
決して変態ではない。俺の人生がそうさせたのだ
だがその弾みで...少し口を滑らした
榛名「...」ギュ
提督「!何を...」
榛名「恩を返したいんです...だから、私に...その...」
榛名「いっぱい甘えてください...」
提督「えっ...いや...」
なんだろう
猛烈に恥ずかしい
榛名に自分の事情を見せてしまった
榛名「提督だって...私達みたいに困ってるんですよね」
榛名「私のできる範囲ですが...私だって人助けはできます」
提督「迷惑をかける訳には...」
榛名「いいえ、榛名が提督に迷惑を掛けているんです」
榛名「だから提督は何も悪くありません...だから、安心して...迷惑を掛けられてくださいね」ギュ
俺の中で何かが起きた
目が熱くなり、涙が零れる
目の前にいる女神は、そんな俺を優しく見守る
提督「...」ポロポロ
榛名「...榛名みたいに、いっぱい泣いていいんですよ」
提督「...ありがとう...ありがとう...」ポロポロ
榛名「ふふ...相変わらず、死んだ顔ですね」
提督「うるせぇ...」ポロポロ
こんな女の子に同情される惨めさと榛名の優しさにやられた
優しい声で『死んだ顔』とか言われた
...母の温もりを感じる...泣いていた俺をいつも慰めてくれた...母...
...人の胸の中で泣くのは...
榛名って可愛いよな。駆露洲です
イベントは進みましたか?僕は潜水艦を育ててなかったので5-2でサービス停止レベリング(?)してからe2-3を攻略しました
資材は減る一方ですが、何故かバケツは増える一方で気持ちくなってます
実はシュトゥーカのサイレンを聴いていたら中々にいいアイデアが浮かびまして、今後(いつになるかは不明)何かしらの形でそれを出そうと思います
今後とも、小説の方よろしくお願いします。