明日は明日の風が吹く。   作:ぺんと

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題名カッコつけました。


最初の風。

 

 「佐藤和真さん、ようこそ死後の世界へ。あなたはつい先ほど不幸にも亡くなりました。あなたの生は終わってしまったのです」

 

 このセリフ二回目じゃ無いか?

 

 そんな考えが浮かんだが、でもやはり別に気になることがある。

 

 「俺はやっぱ死んだんですね。どうでした? 俺の仲間たちは」

 

 気になる。俺は三人置いてきて此処に来てしまったのだから。

 

 「……三人とも泣いています。カズマさんの横で……」

 

 いつもいつもうるさい奴らがこうもなると、少し悲しい様な、悲しんでくれて嬉しい様な。

 

 「復活は出来ないんですか?」

 

 最後の希望。だけど自分でも分かる答えが返ってくるだろう。

 

 「…あなたは寿命で亡くなりました。なのでいつもの様にはいきません…」

 

 エリス様は少し哀しそうな顔をしながら告げた。

 

 「そんな顔をしないで下さい。自分でもわかってましたから」

 

 椅子に腰を深く掛け、上に浮かぶ天体の様な球を眺める。

 

 少しの間が空き、エリス様から口を開く。

 

 「あなたはさまざまな偉業を成し遂げました。魔王幹部から、移動要塞(デストロイヤー)、そして魔王を倒し世界に平和を取り戻しました。悪用された神器の回収も……。そんなあなたの、願いを叶える…なんてどうでしょう」

 

 願いを叶える? それは、

 

 「もう一度生きるのも?」

 

 「はい、よろしいですよ」

 

 なら、答えは決まっているし、これ以外選択はないだろう。

 

 「あの世界に」

 

 言葉を紡いだ瞬間、

 

 「ですが」

 

 エリス様に止められた。

 

 「ですが、今の世界、あなたが死んでしまった世界には生けません」

 

 その答えが示すものは。

 

 「つまり、俺の行ける場所は無いのか?」

 

 そうなのならば、俺はどうすれば良いのだろう。

 

 「いえ、最初からなら可能です」

 

 「最初からって、転生した時か!?」

 

 そこからとなると本当に最初じゃないか。

 

 「その通りです、それで、どうしますか?」

 

 ……聞く必要があるのか?

 

 答えはまるっきり分かるだろうに。

 

 「あの、俺の大嫌いな世界に、お願いします」

 

 「はい! 先輩、隠れてないで出てきては?」

 

 先輩? もしや……

 

 エリス様が座っている椅子の背後から『ヒウッ』と声がした。

 

 「お前まさかの盗み聞きか? 趣味悪いな」

 

 「んな訳ないじゃない!」

 

 「先輩も心配だったんですよ。どんな願いにするか」

 

 全く変な女神だな。そんな事は俺がしないだろうに。

 

 「所でエリス様、コイツもついて来れるなら他の二人も……」

 

 「それは…出来ませんね。先輩が神であるから出来るだけで、そしてあなたは死者ですから」

 

 そうか。残念だ、でも次の世界で会えるだろう。

 

 悲しいが、顔も見れない別れになってしまった。

 

 「それでは。行ってらっしゃい!」

 

 「え?! ちょっと! まだ、ほら! 別れ話も何もして無いんだケド!」

 

 転生時と同じような魔法陣が足元に浮かび上がり、アクアと共に体が浮き上がる。

 

 「ちょっとエリス!? 普通こう言うのって覚悟とかお話とか必要な気がするの! ちょっとーー!」

 

 浮かぶ俺たちにエリス様が顔を向け、

 

 「あなたたちの旅路に、幸福を!」

 

 その声と共に、視界が真っ白になった。

 

 

 

 




マジ駄文だよね〜

マジ卍(泣き)
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