あと、過去話を読み直していてちょっと自分が考えていた設定とは矛盾している所があったので色々書き直しました。申し訳ありません。思いつきで書き始めた物なのでちょくちょくこういう事があるかもしれませんが、それでも読んでくれると幸いです
それでは、どうぞ
結局、僕は悪魔に転生できなかった。リアス部長はすごく申し訳なさそうに謝っていたけど、まぁなれないものは仕方ない。あの後、とりあえず僕はオカルト研究部に入部する形でお開きとなった。あの後、僕は先に帰ったがイッセーは悪魔の初仕事をしたらしい。そして、翌日の朝に僕はいつものようにイッセーと共に学校へ登校している。
「ぇえ!? 昨日また堕天使に襲われたぁ!?」
「ああ、その後死にたくないって思って俺に神器があるなら来てくれって願ったらこれが出できたんだよ」
と言ってイッセーは左手に神器を出す。真っ赤でトゲトゲした籠手だ。そして、とてつもない力を感じる。
「凄い力を感じる。ただの籠手じゃないみたいだね。」
「ああ! それはもう凄い神器に違いねぇ!なんせ、俺の神器だからな!」
と、得意げに左手を掲げてドヤ顔をしてくるイッセー。一応、周りに人は居ないからいいけどあんまり見せびらかさない方がいいと思うな。
「だけど、堕天使に俺が生きてることを知られてしまって部長がちょっと機嫌が悪くなっちまったんだよなぁ。」
「それは、これから気をつければいいさ。とにかく、無事で良かったよ。」
「おう!」
特に怪我も無いようで良かった。そこから何気ない会話をしながら歩いていると、「いたっ」と声が聞こえた。声のした方を見てみると
シスターさんが転んでいた。特に段差もないところで
ていうか、パンツ丸見えなんだけど!?
「は!?」
気づいて隣を見てみると、シスターさんのパンツをガン見してだらしない顔をしたクズが1人
「うへへ」
「ふんっ!」
「グボァ!?」
とりあえず隣の奴には脇腹に一発入れてシスターさんの方へ向かう。
『いたた、なんで何も無いところで転んでしまうのでしょうか...』
おっと、外国人の方か。これはイタリア語かな? しまったなぁ、イタリア語は挨拶しか知らないぞ。とりあえず英語で話しかけてみよう。
『災難でしたね。怪我はありませんか?』
『! はい! 大丈夫です!』
と、英語で返してくれて僕が差し出した手を取って立ち上がるシスターさん。すると突然、強い風が吹いてシスターさんが被っていたフードが飛んでいってしまう。
「可愛い...」
思わず声に出てしまうくらいの金髪美少女シスターだ。
『あの...』
「あ!」
しまった、思わず見惚れてしまっていた。慌てて手を離して飛んでいったフードを取ろうとしたが、その前に復活したイッセーが拾ってしまう。
『はい、どうぞ』
『ありがとうございます!』
『あぁいえいえ、いいモノ見せてくれたお礼です』
『いい物?』
「何言ってるの」
「いて」
いらないことを言うイッセーを軽く小突く。確かに素敵なホワイトパンティだったけども
「というか、イッセーって英語話せたんだね」
「え?何ってんだ。俺はずっと日本語で話してるぜ?」
「え?」
「え?」
『あの、すみません。』
『あぁ、すみません。なんでしょうか?』
『道に...道に迷って困ってるです...えへ』
両手を合わせて上目遣いに照れ笑い。う〜ん
((天使か))
どうやら、彼女はこの町の教会に赴任してきたシスターのアーシア・アルジェントさんというらしい。しかし、この町の教会は長いこと使われているところを見ていないけど、新しく復興でもしたのかな?
「うわぁぁん」
世間話をしながら教会に案内していると、近くで膝を擦りむいて泣いている男の子がいた。それを見かけたアーシアさん(名前呼びで良いと言われた)は荷物を置いて男の子に近寄ると腰を下ろして男の子に話しかける。
『男の子ならこれくらいの怪我で泣いてはダメですよ。』
「え?」
英語なので男の子には伝わらなかったようだが、アーシアさんは男の子の怪我に手を翳すと緑色の光が男の子怪我を包み込んだ。そして、見る見るうちに男の子の怪我は治ってしまった。
「凄い...」
とても、暖かくてそして優しいオーラを感じた。すると突然、隣のイッセーが左手を抱えて苦しそうな顔を浮かべた。
「どうしたの、イッセー? 左手が疼くのか?」
「いや、その言い方やめろ...確かに疼いたけど...もう治まったよ。」
「そう...ねぇ、アーシアさんのアレ」
「あぁ、多分...神器だな」
そんな会話をしているとアーシアさんが男の子から離れて戻ってきた。
『すみません、つい』
『凄い力を持っているんだね。』
『はい、神様から頂いた素敵な力なんです。...そう、素敵な...』
『そうなんだ。』
『?』
素敵な力とアーシアさんが言った時、一瞬悲しい顔をしたような気がする。気のせいかな?
『あ!あれが教会ですね!』
『ああ、うんそうだよ。』
街を抜けた先に教会らしき屋根が見えた。
「うっ...」
突然イッセーが教会を見た途端、慌てて目を逸らした。
「どうしたの、イッセー?」
「いや、なんか...悪寒がした気が」
「...?ああ、」
そういえば、イッセーは悪魔になったから教会が天敵になったのかな?だったら 不味いな、早く離れないと
『アーシアさん、もう道は分かるかな?』
『はい! ここまでありがとうございます! もし、よろしければお礼がしたいので御一緒頂けませんか?』
『ごめん、僕達はこれから学校なんだ。せっかくだけど遠慮させてもらうよ。』
『まぁ!学生さんなんですね!』
『うん、そうなんだ。そろそろ行かないと』
『ごめんな、アーシア』
『日本に来て茂夫さんや一誠さんみたいな親切で優しい方達に出逢えて、私は幸せ者です』
『あ、ありがとう...』
「ああ、いや...あははは」
真っ直ぐな目で嬉しそうに微笑んでくれるアーシアの褒め言葉に思わず照れてしまう僕達。
『是非ともお時間がある時に教会へおいでください。約束ですよ?』
『え、ああうん』
『...うん、分かった』
僕はおそらく大丈夫だとは思うけど、恐らくイッセーは...
その後、僕達はアーシアさんと別れて学校へ向かった。
「二度と教会へは近づいてはダメよ」
リアス部長にアーシアさんとの出来事を話したら、このような返しが帰ってきた。僕の予想通り、イッセーは悪魔となった事で教会は敵地となったそうだ。踏み込んだだけでいつ天使の光の槍が飛んでくるかも分からないそうだ。しかも、場所によっては
そして、どうやら僕も一応悪魔の関係者となってしまったから一応近づかない方が良いだそうだ。ごめん、アーシアさん。約束果たせそうにないや。
放課後になり少し暗い気持ちになりながら、部室に向かっていると携帯から音が鳴る。どうやら、メールのようだ。
「なになに?.....」
どうやら、部室には行けなさそうだ。僕はリアス部長に"バイト"があるから部活を休みますと連絡して学校をでて急いで家に戻る。
僕は小学生の頃からとある仕事をしている。色々あって霊媒師協会という方達から直々にスカウトされて以降、自分の事務所を立ち上げてしまったのだ。その名も【霊とか祓います】だ。
今回の依頼は悪霊の討伐だ。しかも、この駒王町の中にいるらしい。町外れの無人の廃墟に肝試しに行ってきたとある若者達が一部行方不明になったそうだ。一部と言っても若者達の生き残りは4人中1人だそうだ。
「ここかな」
サイコキネシスで飛んで例の廃墟に着いた。廃墟と言うには結構綺麗だけど、中から異様な気配がする。禍々しくて悲しい気配だ。あと、それとは別に邪悪な気配を感じる。
恐る恐る、廃墟の中に入ってみる。暗いけど、超能力で視力を強化して見えるようにする。
「中も思ったより綺麗みたいだ...さて、」
僕が気配のする方へ向かおうとした時、廃墟に僕以外の人の気配がした。あれ、この気配は...と思っていると廃墟の扉が開いた
「リアス部長?」
「え?茂夫?」
「モブ!?」
「モブ先輩?」
なんと、廃墟に入ってきたのはリアス部長達だった。リアス部長達も僕がここにいるのに驚いて口々に僕の名前を呼んでいる。
「なんで、茂夫がこんなところに?」
「ああ、それは」
僕がここにいる訳を話そうとした時、僕がここに入る前に感じた邪悪な気配が動き出した。
「来た」
小猫ちゃんがそう言って僕の前に出てくる。おそらく、彼女も気配を察知したのだろう。柱の影から気配の正体が姿を現す。
「不味そうな匂いがするわ...でも、美味しそうな匂いもするわぁ...甘いのかしら?苦いのかしら?」
出てきたのは上半身は裸の美女で下半身が異形の化け物だ。悪霊...では無い、生者の気配だ。
「あれは...」
「はぐれ悪魔バイザー。主の元から逃げて己の欲求を満たすために暴れる不貞の輩よ。」
「はぐれ悪魔...」
よく悪霊の依頼に混じってこんな感じの化け物が紛れ混んでいることがある。それがはぐれ悪魔だった。悪霊と同じように人を脅かす脅威となるので霊媒師協会でも討伐対象となっている。しかし、はぐれ悪魔はどれもこれも人の身では対処できないほど強いので並の霊媒師じゃ敵わないのだ。なので、並の霊媒師じゃない僕のところによく流れてくるのだ。
「とりあえず、茂夫は下がってなさい。今日はイッセーに悪魔の戦い方を教える為にも来ているの。」
「分かりました」
リアス部長達なら大丈夫だろう。と思ってイッセーの隣まで下がって見学することにした。
いや、強...リアス部長達強すぎでしょ。木場君凄く早かったし小猫めっちゃ力強いし姫島先輩がS姫だし。凄いなぁ...。
さて、僕も仕事をするとしますか。
「これで、片付いたわね。それで、茂夫はなんでここにいるのかしら?」
「それは...」
僕は気配のする方へ向く。先程のリアス部長の戦闘からずっとこちらを覗いていたようだ。ぬるりと青い、ブルーベリー色の肌をした巨人が4体現れる。
「なっ!?あれは!?」
「部長!? あれも、はぐれ悪魔すか!?」
「いや、違うよ。あれは、悪霊...しかも上級の悪霊だ。」
詳しくは4体中一体が上位の悪霊で残りは下級と中級の間くらいの悪霊だ。
「悪霊って...まさか、茂夫は霊媒師なの?」
「そうです。霊媒師事務所【霊とか祓います】のオーナーをやっています。」
「えええ!?」
リアス部長に名刺を渡していると、上級以外の三体が大口を空けて突っ込んでくる。
「やべぇ!? モブ!?」
「任せて」
身構える部長達を制して超能力を発動する。僕のエネルギーを4体の悪霊に向かて放つと、三体の悪霊は消滅して上級悪霊は自分のエネルギーで防いだようだ。
強いな。一応、倒すつもりで放ったんだけど...
「す、すげぇ...」
「...助太刀はいるかしら茂夫?」
「大丈夫です。これは僕の仕事ですから」
リアス部長にそう言って僕は超能力で身体能力を強化して上級悪霊に向かって飛んだ。
リアスside
「強い...」
目の前で上位悪霊と茂夫が繰り広げている戦いをみてそう呟く。まさか彼、影山茂夫がここまで強いなんて想像していなかったわ。
最初、あの堕天使を追い払った夜に見た時はパッとしない普通の人間だと思った。だけれど、違った。彼の超能力や私が転生させる事ができないほどの潜在能力。そして、霊媒師としての彼。
霊媒師とは、人間が超常現象に立ち向かうために生まれた職業で後に霊媒師協会として組織された。教会とは似ているが悪霊や人間を襲うはぐれ悪魔を退治するが、教会とは対照的に悪魔を敵視はしていない。むしろ、協会のトップとお兄様が友人関係となるくらい友好的なのだ。
私達はもしもの時の為に身構えていたが、その心配もなく
「はぁぁぁあッ!!」
力強い声とともに放たれたエネルギーが上級悪霊を消し飛ばしてしまった。
「凄い...」
あの上級悪霊はAランクのはぐれ悪魔と同等の力を感じたのに、倒してしまった。最後のあの力からは並の上級悪魔より強い力を感じたわ。私が転生させる事ができないわけね...。
戦いが終わって一息着いている茂夫の元へ私のイッセーが走っていくのを見てそう思った。
登場した悪霊はとあるフリーホラーゲームに登場するあいつがモデルです。
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