ゼロワン 01hers 仮面ライダーゼロ   作:pater-col

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カレの意志と夢

「仮面ライダー…」

「マリス…」

「知ったことか!俺がぶっ潰す!」

 バルカンが先手を取り、銃撃で意識をそちらに向けその瞬間に接近する。しかしマリスは、それを読みバルカンを複眼に捉えたまま銃弾を避け、迎え撃つように左から腹部に対して回し蹴りを入れる。

「はあっ!」

「ふ!」

 近接戦に挑むバルカンだが正拳、回し裏拳、ゼロ距離射撃全てが流されてしまう。マリスが華麗に技をさばきつつ、バルカンに3連打の攻撃を加える。

「グハッ!」

「他愛もない…これが仮面ライダーか?」

「不破!」

 バルキリーの呼びかけにバルカンは、すぐさま合わせるように低い姿勢に入り、射撃体勢をとる。直後バルキリーがバルカンの上を銃撃しなら飛び越える。しかしマリスはそれを読んでいたかのように躱す。

「その結論は予測済みだ」

「ならこれはどうだ」

 滅の声が聞こえた瞬間、マリスの上空から無数の矢が降ってくる。高速移動で回避するがその移動予測地点にも横から矢が飛んでくる。

カバンシュート!

(回避はできないか…)

 回避をあきらめたマリスは、極力装甲が厚い部分で攻撃を受け止める。いくら装甲が厚いとはいえ強化技、マリスは後方に3mほど飛ばされる。

「そこだ!」

「はあっ!」

 後ろからバルカンとバルキリーの同時射撃がマリスを襲う。迷うこともなく片手でその弾丸を受け止め、回し蹴りをバルキリーに向ける。ギリギリのところでバルキリーは蹴りで相殺し、連撃に入る。同時にバルカンも隙間を縫うように射撃をし、バルキリーと交互に格闘戦に入る。

「お前たちの連携はこの一年間余すところなくラーニングした。私の勝利は揺るがない」

「ならば今ここでそのラーニングを越えてやろう」

 後ろから滅もアタッシュアローで参戦する。3対1という不利な状態であってもマリスは余裕をなくすことなく、回避からの連撃と変わらない立ち回りを繰り出す。バルカンもバルキリーも滅も劣勢になってしまう。

「これで終わりだ」

 そうマリスは言い、胸部のリアクターからアタッシュアローを生成する。レバーを引き手負いの3人に向ける。漆黒の矢が放たれようとしたその瞬間だった。

 

バーニングレイン!

 

「滅!バルキリー!ゴリラ!」

 突如として煉獄の刃がマリスを襲う。マリスはそれをアタッシュアローの矢で相殺し、バックステップで距離をとる。そこに現れたのは、仮面ライダー迅 バーニングファルコンだった。

「遅かったな迅」

「ごめんね、ZAIAのほうにも連絡したから少し遅れちゃった」

 そう言いながら迅は、2丁のアタッシュショットガンをバルカンとバルキリーに手渡す。

「あとこれも」

 ついでと言わんばかりにバルカンにスカウティングパンダ、バルキリーにエキサイティングスタッグのプログライズキーも渡す。

「誰がゴリラだ!」

 そう文句を言いながらバルカンは、アタッシュショットガンとプログライズキーを受け取る。

「ZAIAに連絡したということは…」

「戯れている場合か」

 その瞬間を突いてマリスが切り込んでくる。しかし…

 

The golden soldier THOUSER is born.

 

「仲間はずれなんてひどいじゃないか」

 仮面ライダーサウザー、天津垓がサウザンドジャッカーでマリスの攻撃を伏せる。

「ZAIAの社長…天津垓」

「今はサウザー課の課長だ…フンッ!」

 サウザンドジャッカーで連撃を切り込むも、アタッシュアローで防がれ隙間を狙撃されてしまう。

「おい1000パー、奴は相当手強い。出し惜しみはするな」

「そんなこと君に言われなくともわかっている。私の実力はいつでも…1000%だ」

 一瞬凍えるような風が吹いた気がしたが、サウザーは気にせず両手を広げるポーズをする。

「…」

 

カバンシュート!

 

 マリスが空気を切り、先手を取る。五人のライダーは、それをすんでのところで躱す。

「もういい…お前たちの相手をする必要はない。だろ?飛電或人」

 そうマリスが踵を返すとその先に飛電或人がたっていた。

「あんた誰なんだ」

「私は地球の救世主、メシア。仮面ライダーマリスだよ。今日この日人類絶滅という救済のためゼロツープログライズキーをいただきに来た」

 マリスは、手を前に向け或人に近づく。

「渡すわけにはいかない…あんたみたいなやつに!」

 

Everybody ジャンプ!

 

オーソライズ!

 

 或人は、メタルクラスタホッパープログライズキーを起動し、ベルトに差し込む。

「変身!」

 

プログライズ!〕〔メタルライズ!

 

 金属体の飛蝗が或人の体を包み込んでいき、装甲を生成する。

 

Secret material 飛電メタル! メタルクラスタホッパー!

 

It's High Quality.

 

「メタルクラスタ…そうか」

「うおぉぁぁ!」

 ゼロワンがプログライズホッパーブレードで切りかかる。マリスはそれを避けながら両腕部から触手のようなものを付近500mにいるヒューマギアに向けて放つ。

「な!?」

「君たちの相手はこれがちょうどいい」

 そう言いながらヒューマギアをマギア化さしてバルカン、バルキリー、サウザー達の前に放り投げる。

 

ベローサ!

 

クエネオ!

 

ドードー!

 

アルシノ!

 

ガエル!

 

マンモス!

 

ビカリア!

 

 7体のマギアが目の前に立ちはだかり、遅れて20体のトリロバイトマギアが短機関銃を構えて終結する。

「やれ」

 マリスの声と共にマギアが一斉に襲ってくる。

「たかがマギアがなんだ!」

バルカンがプログライズキーのライズスターターを押し、アタッシュショットガンに装てんする。

 

サーチ!

 

スカウティング!〕〔カバンショット!

 

ショットガンをマギアに向け、必殺技を発動する。

 

「ハアァァ…ハアッ!」

 

スカウティング カ

         

         

     ショット

 

「これでどうだ…何!?」

 しかし煙の中からマギアの必殺技が放たれ、変身が解かれてしまう。

「不破!」

 バルキリーが助けようとするもトリロバイトマギアに邪魔されてしまう。

「こいつら…尋常じゃないほど性能が上がっている」

 サウザーがZAIAスペックで測定した数値は、アサルトウルフほどまでに高かった。

「こいつらは私がハッキングしたのではなく、その場で上書きする様に生成したもの。そこら辺のマギアとはわけが違う」

 マリスが説明すると何体かのトリロバイトマギアが避難中の飛電インテリジェンス社員を襲撃しに行く。

「しまった!」

「滅!迅!」

 後ろから雷の声がする。

「私たちも戦います」

 亡もゼツメライズキ―を構える。

 

ドードー!

ジャパニーズウルフ!

 

 二人はゼツメライズキ―をフォースライザーにセットする。

「「変身!」」

 

〔〔フォースライズ!〕〕

 

ジャパニーズウルフ!

 

二人にエフェクトがかかり、それぞれ仮面ライダー雷・亡に変身する。

 

〔〔Break Down.〕〕

 

 亡と雷が加勢するがまた新たにマギアが生成されてしまい、社員の安全を確保しに行けない。

「こいつら!何体出れば気が済むんだ!」

「むやみやたらに戦っても近づけません!」

 トリロバイトマギアが飛電の社員に向かって短機関銃を構える。

「まずい!私が…君!離れてなさい!…なっ!」

 急にサウザーが声を荒げ、誰かを制止しようとしていた。

 

―――夢咲正紘―――

 

 外に出てみるともうすでに仮面ライダーたちが戦っていた。相当苦戦している様子だ。

「アイツなのか…いやまだ決まったわけじゃない」

 脳裏にはかつて夢を琢磨しあった旧友が浮かぶ。

「もしアイツなら…俺がこの手で」

 その瞬間、聞き覚えのある声が響く。

「こいつらは私がハッキングしたのではなく…」

 それは間違いなくかつての友人、叶荏の声だった。

「叶荏…やっぱりお前なのか…!どうして!」

 思いを叫ぶが届くことはない。その前にマギアがやってきた。

「…飛電の、みんなには手を出させない!」

 握りしめていたレイドライザーを腰に装着する。

 

レイドライザー!

 

ハード!

 

 起動したインベイディングホースシュークラブプログライズキーをレイドライザーにセットする。

「変身」

 

レイドライズ!

 

インベイディングホースシュークラブ!

 

 夢咲は、バトルレイダーに変身(じっそう)した。

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