無限の成層圏へのジャンプはライダーキックへと変わる   作:スカイハーツ・D・キングダム

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第16話 俺は男性IS乗りで仮面ライダー/金の真実②

《カズマ視点》

 

一夏があのISと戦い始めて少し経つが、優勢だな

 

バルカン「はあ!」

 

今日初めて使うショットライザーをあそこまで使いこなせてるな

 

片手にショットライザー、もう片方にブレード

 

バランスよく闘えてるな

元々戦闘センスは高いやつだが…

 

アクア「強い…」

 

これで問題ないな……

 

カズマ「不破さん……一夏は無事……あなたの跡を引き継いでますよ」

 

そう俺は目を瞑りながら、今この場にはいない男を思い浮かんだ

 

そうすると『俺死んでねえぞ!!!』

 

って俺の頭の中から聞こえてきたがそれを無視した

 

アクア「でもあのラウラのISの変化って一体なんなのかしら…」

 

めぐみん「おそらく、アレはVTシステムですね…」

 

カズマ「アクア、正式名称言えるか?」

 

アクア「ええ!?、ええっと…ヴ、ヴァルキリー・トレース・システム……だっけ?」

 

カズマ「そうだ…過去のモンド・グロッソのヴァルキリー(部門受賞者)の動きをトレースするシステムだ」

 

ダクネス「だがあれは確か、現在IS条約でどの国家・組織・企業においても研究・開発・使用を禁じられていたはずだぞ……それがなぜボーデヴィッヒのISに…」

 

カズマ「巧妙に隠されてたんだろうな…特定の条件でのみ発動させるプログラムが仕込んでたんだろうな……」

 

ダクネス「……どうやら…決着が付きそうだ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

△△△△

 

《一夏視点》

 

……弱いな……

 

いや…こいつを倒せるIS学園生徒は片手で数え切れる程度しか居ないだろうが…それでも弱く感じてしまう

 

それはこのライダーシステムの力なのか…あるいはこいつよりも強い人達の戦いを見たり直接味わったりしたからなのか……おそらくは両方だな

 

そしてこいつの動きは間違いなく千冬姉の動きだ……おそらくあの変化したISには、過去の千冬姉のデータがあるな…

 

だが…

 

それでも弱い……なんてったって……

 

あの千冬姉(人外)はこれ以上強えからな!!

 

 

 

バルカン「お前を、ぶっ潰す!」

 

バレット!

 

手に持ってるショットライザーに差し込んでいるデバイスのスイッチを押すと音声と一緒に待機音が流れ、俺は

ショットライザーをISに向け撃つと、青いオオカミ型のエネルギー弾が放たれISの四肢を拘束し杭状に変化、更にショットライザーにエネルギーが集中する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルカン「はああああああああ!!!」

 

そしてショットライザーの引き金を引くと、青いエネルギー弾が発射された

 

反動で後方に飛びそうになったがこらえた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シューティングブラスト

 

ショットライザーから放たれた青いエネルギー弾はISの胸部に衝突し爆発した

 

 

バルカン「いい加減、目を覚ませ!!」

 

更に持っていたブレードを投擲し、ISに刺した

 

すると、これまで受けたダメージがエネルギーの限界に達したのかISにヒビが入り、最後には中からラウラが出てきた

 

………全裸で…

 

一夏「……世話の焼ける奴……ッ…!」

 

俺は変身解除したが、ショットライザーを撃った俺の手を抑えた

 

一夏「ッ…流石に反動がでかいな…手が痺れちまってる」

 

箒「一夏!!」

 

シャルル「一夏!」

 

俺に心配したのか箒達が駆け寄って来た

 

その後ろからカズマ達も来た

 

箒「大丈夫か?」

 

一夏「ああ…少し手が痺れただけだ…それより…」

 

俺は地面に倒れているラウラに目を向けた

 

一夏「誰かアイツに何か被せてやれ…いつまでもチチ晒すな」

 

シャルル「あ///」

 

箒「///」

 

それに気づいた箒達が顔を赤くしてどうしようかオロオロしているとカズマが来ていたジャージをラウラに被せた

 

カズマ「さて…一夏?どうだ?ショットライザー使った感想は…」

 

一夏「ああ……一応強力だったが…まだ少し俺の手には余るな…」

 

カズマ「まあ初めて使えばそんなもんだろ」

 

一夏「それより……ラウラのISの変化って…VTシステムだよな?」

 

カズマ「ああ…これは立派なIS条約違反だな………これは近いうちにドイツ軍にA.I.M.Sを派遣させるだろうな」

 

一夏「う…仕事が増えるのか…」

 

カズマ「まあ今回お前は派遣されないだろうが……それより…そろそろ織斑先生のところに戻るか」

 

一夏「……そうだな…」

 

こうして…俺達はアリーナをあとにした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

△△△△

 

《カズマ視点》

 

カズマ「……」

 

シャルル「……」

 

アクア「……」

 

俺は今、自分の部屋にいる

部屋には俺以外にアクアとシャルルがいる

 

あの後簡単な報告を織斑先生に言ったあと、めぐみん、ダクネス…そして一夏と箒が分かれた

 

カズマ「……シャルル……お前を呼んだのは他でもない……お前には……話さなければならない真実がある…」

 

シャルル「……真実?…」

 

カズマ「最初に言っておく……これを聞くのも聞かないのもお前次第だ……どうする?」

 

俺はシャルルの顔にまっすぐ目を向けて言った

 

シャルル「……うん…僕聞きたい……僕に関わる真実を聞きたい!」

 

カズマ「……そうか…なら話すか」

 

そう言うと俺は資料を一つ取り出して見せた

 

シャルル「これは…」

 

カズマ「それはお前の亡くなった母の預金通帳からコピーした資料だ…」

 

シャルル「こんなの一体どこから!?」

 

カズマ「それは今いいだろ?んで、ここを見ろ」

 

俺は資料に書かれた通帳の振込記録に指を指した

 

カズマ「今から15年前のこの日に振り込まれている……この日付に心当たりは?」

 

シャルル「!……これ…僕の誕生日だ…」

 

カズマ「そうだ……その後、毎月この日に決まって振り込まれている……それは、お前の母が亡くなるまで続いていた」

 

シャルル「!」

 

カズマ「さらに…この振込主の名前はA・Dとしか書かれてなかった……そこで、更にこの振込主を辿ってみた結果……振込主はデュノア社の社長であり、お前の実の父親…アルベール・デュノア(・・・・・・・・・・)本人だってことが判明した」

 

シャルル「嘘…」

 

カズマ「そうだ…お前の父親はな……お前の母親と別れた後もずっと気に掛けていたんだ……」

 

シャルル「……」

 

カズマ「実は今日…お前の親父…デュノア社長とテレワークで話してきた……そこで聞いた……お前の母との馴れ初めを」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

△△△△

 

ふたりが出会ったのは……とある小さな喫茶店だった……当時、デュノア社の次期社長となる責務に悩まされ……アルベールは気分が沈んでいた……が…そんな時、そんなアルベールを見かね、声をかけた一人のウェイトレスがいた……それがシャルルの……シャルロットの母だった

 

ふたりはその後何度も会うようになり……そう時間が掛からないうちに…ふたりは恋仲になった……

 

本気で結婚も考えていた……

 

だが…それを良しとしなかったのは…当時のデュノア社の社長……アルベールの父だった

 

やがてアルベールの父は…ふたりに別れるよう迫ってきた……当然アルベールはそれに歯向かったが……シャルロットの母は…これ以上アルベールに迷惑を掛けたくなかった為……黙ってアルベールの前から姿を消した

 

愛した女が消えた事に失意を感じながら……その後、社長になり……父が薦めた女と結婚した……それが現在の本妻だ…

 

それから月日は流れ…アルベールはふと……シャルロットの母のその後が気になった

 

そこで興信所を使い…探した

 

その結果、シャルロットの母を見つけることができたのだが、さらなる事実を知る事となった

 

なんと…彼女の腹の中には、一つの生命が宿っていた

 

彼女と過ごした計算と病院に根回しをして調べた結果……その生命の父親は自分であるとわかった

 

本当は行きたい……そう思ったのだが、今更会わせる顔がなかった……その為…せめて、自身が愛した彼女と…彼女との間に授かった子が生活に困らないよう、毎月振り込んでいた

 

それから更に…十数年という年月が流れた

 

 

 

 

 

 

 

………彼女が……シャルロットの母が…病でこの世を去ったと知った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

△△△△

 

カズマ「……」

 

シャルル「……」

 

アクア「……」

 

カズマ「以上が……お前の母と父の馴れ初めだ」

 

シャルルは終始無言で聞いていた

 

自身の母と実の父の馴れ初めに衝撃を受けたのか…ずっと黙っていた

 

カズマ「それと、デュノア社長は…お前がバレる事もある程度想定していたみたいだ……」

 

シャルル「え?……」

 

カズマ「むしろバレても問題無いみたいだったな」

 

と、シャルルを見ると…身体が震えていた…よく見ると指の爪を食い込ませる位強く握っていた

 

シャルル「なに……それ…じゃあ…僕はなんの為に………なんの為に僕は送られたの!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アクア「それはねシャルル…あなたを守るためよ」

 

シャルル「え?」

 

それまで黙っていたアクアが口を開く

 

アクア「不思議に思わなかった?……貴方のお父さん……デュノア社長には奥さんが居たのに……その間にいるはずの子供を見たことがなかったのを……」

 

シャルル「そ…そういえば…一度も…」

 

アクア「デュノア社長の奥さんはね……子供が生まれない身体だったのよ…」

 

シャルル「!」

 

カズマ「これを…」

 

俺はまた資料を見せた

 

カズマ「こいつはな…デュノアの家系図だ……デュノア社ができたのは今から約百年前だ……そして歴代の社長を見てみろ……皆初代社長の血を受け継いでいる直系ばかりだ……そして、お前の親父は…その5代目デュノア社長だ………デュノア社は代々、デュノアの血を引く者が跡を継ぐ……だが…現デュノア社長夫婦の間に子を授かることはなかった………するとどうなったと思うか?」

 

シャルルは考える素振りを見せたが、答えを出せずにいた

 

カズマ「……跡目争いだ…」

 

そう…それまではデュノアの血を引く者のみしかなれず、誰もチャンスのなかったものが、デュノア社の社長席だ

 

だが…血を引く者がいないとなると、それまでなかった社長になるチャンスが舞い降りた

 

デュノア社内部では、誰がその席につくか争いが起きた

 

カズマ「だが…そんな時……社長になろうとした野心家達に、厄介な問題が発生した」

 

シャルル「厄介な…問題って?…」

 

カズマ「お前の存在だ…」

 

シャルル「へ?」

 

カズマ「さっきも言ったように…デュノア社の社長になれるのは、デュノアの血を引く者のみだ……そして…お前は現デュノア社社長の血を唯一引いている正統後継者だ……どうやってか…母を亡くしたお前が、デュノア社長の血を引く存在だって気づいたのがいた…それはやがて、社内で争っていた野心家達の耳に入った………自分達が社長になれるチャンスがあったと思ってたら、実は正統な後継者が居た……それを知った奴らは…何をしようとすると思うか?」

 

シャルル「……」

 

カズマ「シャルル……お前の抹殺だ」

 

シャルル「!」

 

カズマ「お前を殺そうとしている奴らがいる……それにたまたま気づいたデュノア社長だったが……お前を抹殺しようとする奴らが一体どれだけいるのか、それは誰なのか…把握できないでいた……このままでは、自身が愛した女の忘れ形見の命が危うい…」

 

シャルル「……」

 

カズマ「だからデュノア社長…お前の親父は……お前を殺そうとする連中の手の届かない……最も安全な場所に、お前を送ることにした」

 

シャルル「!それって!?」

 

カズマ「そうだ…このIS学園だ……ここは他国の干渉を受けない……ここならお前が命を狙われる事もない…そう考えたから、お前をIS操縦者に仕立て上げたわけだ………お前に命令したアレコレは、そういう名目で送る為の絵空事に過ぎなかった……後デュノア社長の本妻がお前を引っ叩いて暴言吐いたり冷たく接したのは、お前自身がここを離れたくなる意思を植え付ける為で、最初からデュノア社長とグルだったってことだ…」

 

……さて…これで話したいことは全て話した……

 

シャルルの反応は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャルルの頬から、涙がつたっていた

 

シャルル「……゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛」

 

それから大量の涙を流し…泣いていた…

 

アクア「シャルル…」

 

シャルル「゛ぼ゛僕゛は゛愛゛さ゛れ゛て゛た゛ん゛だ゛……゛愛゛さ゛れ゛て゛な゛い゛っ゛て゛お゛も゛っ゛て゛た゛け゛ど…゛ち゛ゃ゛ん゛と゛ぼ゛く゛を゛…゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ」

 

カズマ「ふう…これで…俺から娘さんに伝えるべきことは伝えましたよ……後は…、あなた自身が話してあげて下さい……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デュノア社長」

 

シャルル「゛ふ゛ぇ゛?」

 

俺はそう言うとポケットから自分の携帯を取り出した

 

それは、フランスのデュノア社にいる……シャルロットの父親…アルベール・デュノアに通話中だった

 

そう…これまでの会話は全て聞かれていた

 

アルベール「…シャルロット……」

 

シャルル「゛お゛…お゛と゛う゛さ゛ん゛」

 

俺はアクアに目を向けると、アクアは俺の考えを察して、部屋から出ようとする

 

カズマ「俺達はしばらく部屋の外にいるから…親子でたくさん話してな」

 

そう言って俺は携帯を置き、部屋から出て行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

△△△△

 

カズマ「どうだったか?親父さんと話して」

 

シャルル「うん。色々抱えてたものが無くなって、スッキリしたよ…」

 

アルベール「飛電社長…この度はなんと礼を申し上げればよいか…」

 

カズマ「いいんですよ……これは、個人的にやろうと思ってたことですから」

 

シャルル「でも……まだデュノア社には、僕を殺そうとしている奴らが…」

 

アルベール「そうだ…誰が…そしてどれほどいるか…把握しきれてない今、フランスに来るのは危険だ」

 

そう、携帯越しでうつむくデュノア社長だったが

 

カズマ「あ、その事ならご心配なく……貴方の娘さんを殺そうとしていた連中は、こうしてリストアップしておいたので」

 

シャルル/アルベール「「はい!?」」

 

俺の言葉に驚いてこの親子、同じ反応をした

 

カズマ「ウチにはハッキングが得意な奴がいて、デュノア社のサーバーに入って、色々情報を抜き取っておきましたので…」

 

シャルル「ねえ…さらっと言ってるけど…これって犯罪だよね?」

 

アルベール「……あえて追求はしないでおこう」

 

カズマ「そこにあったメールやデータには、シャルルを殺そうとした連中の名前や計画、更にその会話記録まで見つけました……後はこれを警察に提出すれば、娘さんを殺そうとした連中を一網打尽にできますよ」

 

シャルル「……なんか…すごいね…」

 

アルベール「う…うぅ………彼とは決して敵にまわしたくはないな」

 

カズマ「それとデュノア社長……あなたの会社はたしか…現在経営難なんですよね?」

 

アルベール「そ…そうですね……お恥ずかしいながら…ISのデータ不足で」

 

カズマ「それなら、ウチと提携を結びませんか?」

 

アルベール「え?飛電インテリジェンスとうちが、提携を?」

 

カズマ「はい……ウチはこれまで入手したISのデータの提供と信用ある技術者の派遣を…その代わり、あなたの会社からは、技術提供とISの開発のノウハウを…お恥ずかしながら、ウチはデータはあっても…開発に必要な知識がまだまだ足りない新参者ですので」

 

アルベール「な!?そ…その話…本当ですか!?」

 

カズマ「はい」

 

シャルル「お父さん!提携結ぼうよ。これなら会社を立て直せるよ!」

 

カズマ「どうしますか?デュノア社長」

 

アルベール「は、はい!是非、我社と提携を結んでいただきたい!」

 

カズマ「電話越しではなく、できれば直接提携を結びたかったですが……では今後とも、よろしくお願いします」

 

こうして…俺の会社とデュノア社は提携を結び、協力関係となった

 

 

 

 

 

 

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