無限の成層圏へのジャンプはライダーキックへと変わる 作:スカイハーツ・D・キングダム
ちょっと投稿したくても入れ切れなかった物のショートストーリーです。
結構短めです。
《一夏視点》
一夏「〜〜しゃあー!!」
弾達から逃げた俺と箒は祭りの会場から少し離れた林に居る
一夏「よっしゃあー!!ついにだ!ついにあのヘタレ共がようやくくっついた!!これで3年間のモヤモヤとおさらば出来るぜー!!超スッキリするぜー!!今!俺の気分はー!最っ高にハイってヤツだー!!」
そう言いながら嬉しさのあまり林の木々を手を使わず足で蹴って飛んで回っている
箒「いや嬉しさでそんな人間離れした動きをするな!!」
一夏「何いってんだ箒ー!!あのふたりはな?お互いに好きなのにへたれて全く気持ちを伝えてこなかったんだぞ?どっちかが告白すれば晴れて付き合えると言うのにー!!んであのふたりをよく知る俺や数に蘭にカズマ達も内心ずっとモヤモヤしてたんだぜー!!さながら良い所でドラマが終わって次回が気になる主婦や好物を目の前にお預けをくらった犬に匹敵する位のもどかしさだなー!!」
箒「言いたい事はわかるがとりあえず落ち着け…」
木の上から降りて箒の隣に立った
一夏「それにしても……良い写真が取れたなあー」
俺はそう言うと携帯を取り出してさっき撮った鈴と弾のキスシーンを眺めた
箒「あまり撮るべき物ではないと思うのだが?」
一夏「まあそう言うな、ちょっとした記念だ……まさか今日だけで2枚も良いのが撮れるなんてな」
箒「2枚だと?」
一夏「これ」
箒「!?」
俺は携帯を箒に見せた
そこに写っていたのは、さっき神社で舞いを踊っていた箒の姿だった
箒「な///!?お///お前なんてもの撮っているのだ!?///」
一夏「俺が良いと思った物だから撮っただけだ」
箒「え?」
一夏「この舞っている時のお前、幻想的で中々美しく感じたぞ……正直見惚れてた」
箒「!///」
それを聞いて箒が顔を赤くしてうつむいた
一夏「なんだ?俺がそんなにはっきり言うことがおかしいか?俺は綺麗なものには綺麗っていうし、美味いものには美味いってはっきり言う性格だ」
箒「も///もういい///」
更に顔を赤くする箒
箒「と、所で一夏…」
だが落ち着いたのか俺に話しかけてきた
箒「お、お前は私の好意にも気づく位敏感な奴だな?」
一夏「だから?」
箒「そ、それはつまり…今日会ったあの蘭は」
一夏「俺に好意を抱いている事も知っている」
箒「!」
一夏「……中学二年の、時…あいつに告白された事がある……けど…俺は年上と年下は守備範囲外って言って振った…」
箒「そ…そうなのか…」
それに安心した様子を見せる
ああそうだ、俺と付き合う前に言っておかないといけなかったことがあったな
一夏「なあ箒…」
箒「な、なんだ…?」
一夏「自分で言うのもなんだが、俺ってかなり面倒な奴だ…それに、一緒に居るやつ誰これ巻き込む事なんてしょっちゅうしてる……俺と付き合うっていうのは、そういうことが特にのしかかって来るって事だ……だからさ」
俺は箒の方を向き
一夏「俺と付き合うことが疲れる、大変と感じたら…いつでも別れろよ」
箒「!」
それに箒は驚いた表情になったがやがて
箒「……そうか……だが……お前と付き合うことが大変なのは分かった上で付き合いたいと私は思った……それに、お前がどんなに面倒な奴だろうと、色々な事に巻き込まれようと
私が一夏を嫌いになる事は決してない!」
そう強く言ってきた
一夏「!」
はっきり言ってきたこいつに俺は驚いたが
一夏「……言うねぇ…」
ニヤッと笑みを浮かべた
ド───ン!!
一夏「また花火か」
箒「ああ…さっきまでの花火はわずかな時間だったがこれは本命か」
さっきの弾と鈴の時の花火はわずか10発程度で終わったが、この花火はさっきまでのと違い何十発、いや何百発も打ち上がっている
一夏「所で知ってるか箒、自分の好きな奴と花火を一緒に見ると恋の運気が高まるらしいぞ」
箒「///!?」
俺がボソッとそう言うと箒が頬を赤くしながら俺の方を見てきた
それがおかしくてまた俺が笑うと『一夏!』と赤くしながら怒鳴ってきた
そして…この終わらない…鳴り止まない花火をふたりで見続けたのだった
《カズマ視点》
カズマ「んー…いい眺めだな」
アクア「そうね……高い所から見る花火は良いわね」
神社から少し離れた鉄塔の上から俺とアクアは祭りの花火を眺めていた
アクア「それにしても……まさかあのふたりがねえ…」
カズマ「ああ…一夏達と離れた所で鈴と弾の告白プラスラブシーンを見れるとは、今日はいい日だ」
そう、実は俺とアクアは鈴と弾がふたりで祭りを回っていたのを遠くから見て、その後の告白の場面まで隠れて見ていた
カズマ「………今年も…こうしてふたりで花火を見れたな…」
アクア「……そうね……」
俺が感慨深く言うとアクアがうなずいた
アクア「カズマも命がけで戦っているから…もしかしたら…って思っていたから毎年こうして何かを一緒に見れたり過ごす事ができるのが…とても有り難くて大事なのよね…」
少し不安そうにアクアが言う
カズマ「アクア、俺は死なねえよ……だから変に心配するな、また来年もこうして花火を見るぞ……次はめぐみんやダクネス達ともな」
そんなアクアに来年の事を言うと
アクア「カズマ………そうね、…うん、来年もまた一緒に見ようね!!」
笑顔で答えてくれた
おまけ
△△△△
《一夏視点》
鈴「いちかあああああああー!!」
翌日、俺は学園で突然走り込みからのドロップキックをしてきた鈴を避けた
一夏「びっくりしたなあ…どうした突然」
鈴「どうしたじゃないでしょうがー!!アンタバラしたわねー!!あたしと弾の事をー!!」
そう、学園に戻った俺は鈴の告白が上手く行ったことを鈴の所属クラスの2組の生徒に言い、更に食堂のおばさんに無理言って今日のメニューに赤飯を入れるようにお願いした
食堂のおばさん達はノリノリで作ってくれた
鈴「おかげであたしのクラスメイト達から祝福の声が掛かるしなんか他の先生たちからもおめでとうっていわれたじゃないのよー!!」
一夏「いい事じゃないか」
そう言いながら赤飯を食べる俺
鈴「良くないわよー!!それより昨日あたしと弾のキスシーン撮ったでしょ!消しなさいー!!」
一夏「ええ嫌だな、せっかく3年かけてようやく実ったお前達の愛のシーンを撮れたってのに簡単に消すわけにいくかよ」
鈴「ねえ、もしかしてあたしや弾がヘタれて全く関係が進展しなかった事を根に持ってない?」
一夏「ハハハ、おかしなことを言いますね
鈴「その慣れない紳士みたいな言い方してる時点で根に持ってる事がわかるわよー!」
そう言い鈴が俺を捕まえようとしてきたので俺は窓から飛び降りて逃げるとそれを鈴も窓から飛び降りて追いかけだした
カズマ「うーん、平和だなあ…」←赤飯パクパク
アクア「そうねー…」←赤飯パクパク
箒「このふたり感性が麻痺してるな…」←赤飯パクパク