無限の成層圏へのジャンプはライダーキックへと変わる   作:スカイハーツ・D・キングダム

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また投稿が遅くなって申し訳ございませんでした!!


第32話 紫蠍と紅紫隼の帰還/集う白銀の絶滅狼と朱の絶滅鳥

《一夏視点》

 

楯無「そ、即答ね」

 

一夏「当然だ、てかなんで俺を誘う。男性生徒が目的ならカズマでもいいはずだろ」

 

楯無「うーん、本当は佐藤和真君も誘いたかったんだけど見ての通り会社で忙しいからね」

 

一夏「俺だってA.I.M.S.の仕事で忙しいんだよ!で?どうせ他に何かわけがあるんだろ?」

 

俺が睨めつけながらいうと観念したかのように話しだした

 

楯無「最初から説明するとね、佐藤君はともかく君が部活動に入らないことで色々苦情が寄せられていてね」

 

一夏「それで……俺を生徒会に入れるのはそういう苦情の声を沈静させる為と男性初のIS操縦士の肩書のある俺を入れることで生徒会が今より大きな力を得る為なんだな?」

 

俺の問いに楯無は扇子を開く

扇子には『御名答』と文字が載っていた

 

それどうなってんだ?

 

楯無「まあ生徒会としては君をどこかに入部させないとまずいことになっちゃうのよね」

 

一夏「知るかそっちの都合なんざ、こっちはいい迷惑だ」

 

俺はそういうと席を立ち生徒会室から出ていこうとした

 

楯無「あ、待って、話はまだ終わってな」

 

一夏「アンタは終わって無くとも俺は終わった。お茶とケーキご馳走さま」

 

そう言い生徒会室から出ていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一夏の去った生徒会室では

 

本音「うーん、やっぱりこうなると思った」

 

虚「本音から話は聞いてましたが、最初から最後まで自我が強い人でしたね」

 

楯無「そうね、話に聞いていた通りの男ね彼は……ただ、ますます欲しくなってきたわ彼の事」

 

虚「どうしますか?本人はあんなに嫌がってますよ…?」

 

楯無「大丈夫。彼の性格を利用すれば、ウチに入ってくれるわ」

 

本音「うーん、そううまくいくかなぁー?」

 

楯無「ええ、心配しなくても彼は必ずここへ来るわ」

 

扇子には『確実』と文字が載っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本音「心配なのはおりむーじゃなくて、おりむーに何かしようとしてるかいちょ〜のほうなんだけどね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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《カズマ視点》

 

アクア「迅も滅も久しぶりね!海外どうだったかしら?」

 

迅「うん!いっぱい色んな物見てきたしいっぱい友達ができたよ!」

 

滅「それ以上に……悪意が多かった」

 

カズマ「ああ、亡や雷から話は聞いている…またやったらしいなお前ら」

 

飛電インテリジェンスの地下の一室では、俺とアクアは滅亡迅雷.netの滅と迅と対面している

 

滅亡迅雷.net

それはかつて、人類を滅ぼそうとしたある悪の人工衛星が生み出した、人類を滅亡させる者達の組織だったもの

 

が、現在では滅亡迅雷.netはこの世の悪意と戦う組織であり、彼らは世界中のあらゆる研究所や軍…組織を潰してきたテロ組織と世間ではそう認識されている

しかし、実際は世間で公にできないほどの事件を解決したり、非人道的な実験やISを使った人体実験を行っている軍や研究所の破壊

世界を支配しようとする組織を潰す

そして紛争地域で起きている紛争を死傷者0で止めるなど彼らの正義を執行している

 

彼らに救われ、彼らを英雄と称える国や彼らのせいで国の利益を失い、国力が弱くなり彼らを恨み指名手配する国のまで存在している

 

ただ素顔は隠している為素性は明らかになっていない

 

滅亡迅雷.netの構成員は

司令塔である滅

滅の息子である迅

 

それと

 

???「なんだもう集まってたのかよ、速えな」

 

???「私達が遅かっただけですよ、(イカヅチ)

 

雷「仕方ねえだろ(ナキ)、こっちは仕事で忙しい中抜けて来たんだからな」

 

ドアが開いたので目を向けると言い合いをする男性のヒューマギアと、中性的な見た目のヒューマギアが部屋に入って来た

 

アクア「ふたりともお疲れ様」

 

カズマ「今から始めようとしてたとこだ」

 

A.I.M.S.で刃さんの補佐をしている亡

 

そして、宇宙飛行士型ヒューマギアであり、飛電インテリジェンスでは一夏達に厳しい訓練をさせている雷電(ライデン)こと雷

 

これが滅亡迅雷.netの全構成員だ

 

世間でテロ組織と言われているこいつらと俺達が関わっていることを知っているのは極少数のみだ

 

カズマ「それで…海外で活躍してたお前らが帰ってきたって事は…」

 

俺は滅と迅に向けて言うと、ふたりは無言で頷き

 

滅「そうだ、近々奴ら……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

亡国企業(ファントム・タスク)に動きがある」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

△△△△

 

《箒視点》

 

翌日

私達全校生徒は体育館に集められ、全校集会が行われた

 

内容はもちろん今月中にある学園祭についてである

 

「それでは、生徒会長から説明をさせていただきます」

 

そう告げたのは生徒会役員の一人だろう

その声でざわつきがさーっと引き潮のように消えていく

 

楯無「やあみんな、おはよう」

 

壇上で2年のリボンをした女子が挨拶をする

 

楯無「さてさて、今年は色々と立て込んでいてちゃんとした挨拶がまだだったね。私の名前は更識楯無。君たち生徒の長よ。以後、よろしく」

 

にっこりと微笑みを浮かべて言う生徒会長は、異性同棲を問わず魅了するらしく、列のあちこちから熱っぽいため息が漏れた

 

ふと一夏の方を見ると一夏も他の生徒のようになっている………のではなくなぜか会長を睨む様な目つきになっていた

それに更識?簪も同じ姓だったが姉妹なのか?

 

楯無「では、今月の一大イベント学園祭だけど、今回に特別ルールを導入するわ。その内容というのは」

 

閉じた扇子を慣れた手付きで取りだし、横へスライドさせる

それに応じるように空間投影ディスプレイが浮かび上がった

 

楯無「名付けて、『学部対抗織斑一夏争奪戦』!」

 

ぱんっ!と小気味のいい音を立てて、扇子が開く。それに合わせて、ディスプレイには一夏の写真がデカデカと映し出された

 

箒「へ?」

 

大勢の生徒たち「「「えええええええ〜!?」」」

 

割れんばかりの叫び声にホールが冗談ではなく揺れた

 

楯無「静かに。学園祭では毎年各部活動ごとの催し物を出し、それに対して投票を行って、上位組は部費に特別助成金が出る仕組みでした。しかし、それではつまらないと思い─」

 

びしっ、と扇子で一夏を指す生徒会長

 

楯無「織斑一夏を、1位の部活動に強制入部させましょう!」

 

再度雄叫びが上がる

 

「素晴らしい!素晴らしいわ会長!!」

 

「こうなったら、やるわ!……やぁぁぁってやるわ!!」

 

まわりのテンションが上昇していく

 

「キャアアアアアア!!」

 

と、突然歓喜の声に紛れて悲鳴が聞こえたので悲鳴の方を見ると悲鳴を上げた生徒のそばにいる生徒……一夏から凄まじい殺気が流れていた

 

それに驚いて他の生徒達も一夏から距離を取った

 

以前ラウラが鈴とセシリアを痛めつけた時にカズマが放った殺気に負けず劣らずのものだった

 

って!よく見たらショットライザーを取り出そうとしてないか!?

 

シャルロット「おおお落ち着いて一夏!!」

 

セシリア「そそそそうですわよ!!一旦冷静になって!」

 

ラウラ「びっくりしたぞ…敵が来たかと思ってついISを展開するところだった」

 

カズマ「何がしたいのかあの会長は」

 

アクア「危うく集会の場が殺人の場に変わるところだったわ…」

 

たった一人の人間が発した殺気で会場が騒ぎになった……大丈夫なのか…?

 

そんな不安をいだきながら、一夏の争奪戦は始まったのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

△△△△

 

《カズマ視点》

 

カズマ「全く、面倒なことになったな…」

 

あの混乱の全校集会があったその日の放課後、俺とアクアは畳道場に来ていた

 

俺の目線の先には、白胴着に紺袴を着て、竹刀を持った一夏と更識会長が向かい合っていた

 

俺がふたりを見ていると道場の扉が開き

 

シャルロット「も、もう始まってる?」

 

鈴「あ、まだみたいね」

 

セシリア「間に合ったようですわね」

 

シャルと鈴、セシリアにラウラ、箒が道場に入って来た

 

ラウラ「まさか、兄さんがあの生徒会長と戦うことになるとは…」

 

そう…今から一夏と会長が戦うことになる

 

なぜこうなったのか、アレは集会後のことだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【過去回想】

《一夏視点》

 

一夏「やってくれたな……俺が生徒会に入らなかった嫌がらせのつもりか?」

 

集会後、俺の所にこのクソ会長が会いに来た

思わずショットライザーを出そうしたが我慢した

 

楯無「フフッ、この学園での生徒会長ってね、普通の学校の生徒会長以上に権限を有しているの。だからこういう事もできるわけ」

 

そう言うと扇子を開き、扇子には『絶対的』と文字がふられていた

 

一夏「で…俺の所にわざわざ出向いたって事は、俺に何かを言うためか?それか…俺に何かやらす気か?」

 

楯無「フフッ、察しがいいわね……あんな事を私が言って、君は当然納得いかないでしょう?」

 

一夏「当たり前だ…ってか、当然と言っている時点で確信してんだろ」

 

俺は睨みつけながら言った

 

会話しながらも俺は目の前にいるこの害悪女をどう始末しようかシュミレーションしていた

 

楯無「それでね、お互いが納得行く方法があるんだけどね……君、戦いは好きでしょ?」

 

一夏「あ?」←既に青筋が立っている

 

楯無「君がよく学園内で戦いをしているのをよく耳にしてるからね、私と戦いをしよう?……私が勝ったらこのまま続行するけど、君が勝ったらあの話は無かったことにするわ……悪くないでしょ?」

 

この女は……

 

一夏「はぁ……分かった……その話乗ろう…」

 

こうして俺はこの女と戦うこととなった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【回想終了】

 

さて、あのふたりは一体どんな戦いを見せてくれるのか…ってか万が一夏が部活入ったらA.I.M.S.の仕事に支障をきたすんだが…

 

カズマ「どうなるかな…」

 

楯無「さて、ルールの内容だけど、私を床に倒せたら君の勝ち、逆に君が続行不能になったら私の勝ちね、それでいいかな?」

 

一夏「ああ…」

 

カズマ「更識会長、そんなルールでいいんですか?言っちゃあなんですが、一夏に有利なルールなんですが?」

 

あなたにはひたすら不利なのでは?と言おうとしたらそこに言葉をかぶらせられた

 

楯無「大丈夫よ、どうせ勝つのは私だから」

 

バキッ

 

何かが折れる音がしたので音の方を向くと

 

一夏「悪い、つい折ってしまった」

 

そうちっとも申し訳無いと思ってない一夏が俺達に言った

 

音の発信源は一夏が持っていた竹刀が折れた音だった

いや、アレ片手の握力だけで折ったのかよ…

 

それにあいつそろそろ限界だな

青筋どころかわかりやすいくらい苛立ってるな

 

セシリア「い、一夏さんの表情がこれまで見たことないほど怒りがこもってますわ」

 

アクア「まあ…そりゃあそうなるわね…」

 

箒「そ、それはどういうことだ?」

 

鈴「一夏って、自分が認めた相手以外に勝手に決められる事が大嫌いなのよ……あの会長は一夏の苛立ちを募らせて募らせてもう限界まで来てるのよ」

 

カズマ「ああ……それに、あの会長は一夏の事を何も分かってない。そして何より……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウチの部下を舐め過ぎだな」

 

 

△△△△

 

《一夏視点》

 

俺はもう限界まで来ている

 

この初めて会った時から気に食わない女に対して、苛立ちを感じる

 

ずっとこの女をブチのめすと我慢してきたのだが、

 

だがもういいんだよなあ…?堪えなくて

 

もう我慢しなくていいんだよなぁ?この戦いを

 

楯無「じゃ、いつでもどうぞ」

 

余裕そうな態度でいる楯無

 

だが、苛立ちで忘れちゃいけないが、この女の纏う雰囲気はこの学園の女子生徒の中でも別格だ

 

そりゃあ当然か、この女は更識家の当主にして………なのだから

 

一夏「なあ更識会長……戦う前に3つ言うことがある」

 

楯無「何かしら?」

 

一夏「1つ、自分の策に俺が乗っかって嬉しいか?」

 

楯無「あら、なんの事かしら?」

 

一夏「とぼけるな……昨日のあの会話で俺の性格を見抜いたアンタは、俺がこの戦いに乗っかる事を見越してあんな企画を考えたな?この戦いに乗っかった俺を打ち負かして、2度と俺がアンタに逆らわなくする為にな…」

 

俺がそう言うと楯無は扇子を取り出して扇子を開いた

 

扇子には『御名答』と文字がふられていた

 

余計腹が立ってきた

 

一夏「2つ、俺が好きなのはこういう賭け事の戦いじゃねえ……俺が好きなのは、何も考えず、相手と力と力、技術と技術のぶつかり合いをする勝負だ」

 

勘違いされることが多いが、俺は戦闘狂ではなく、自分が認めた相手とぶつかり合うことが好きなだけだ

 

一夏「そして3つ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は姉という生き物が好きじゃねえ

 

楯無「!」

 

そう言った瞬間、俺は下半身に力を込め楯無に飛び掛かり、力を込めた蹴りを入れた

 

楯無はそれを持っていた竹刀でガードしたが俺の蹴りの力には敵わず竹刀は折れ、道場の壁まで吹っ飛んだ

 

 

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