無限の成層圏へのジャンプはライダーキックへと変わる   作:スカイハーツ・D・キングダム

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ぎ、ぎりぎり間に合った

これが今年最後の投稿になります。

そういえばこの小説が連載して今日で一年経ちましたね。まさか一年前に連載したこの小説が今日まで続けられているなんて驚きです。

また来年もよろしくおねがいします。


第35話 演劇の狂人

《楯無視点》

 

楯無「はあー…」

 

IS学園舞台裏

 

私はため息を吐きながらこれからの事を考えていた

 

楯無「まさか…私が動かされることになるなんてねぇ…」

 

一夏君に負けて以降、私は一夏の提案で物事を進めざるを得なくなった

 

カズマ『むかーしむかし。あるところに、シンデレラと呼ばれる少女がいました』

 

今IS学園の舞台では観客参加型演劇が行われている

 

元々ウチの生徒会がやるはずだったそれを、一夏君に乗っ取られちゃったわ

 

今ナレーター役をしているカズマ君は一夏君の意思で導入して、彼もそれに応じてくれたみたい

 

カズマ『いや、それはもはや名前ではない。数多の舞踏会を潜り抜け、群がる敵兵をなぎ倒し、灰燼を纏うことさえいとわぬ地上最強の兵士達。彼女らを呼ぶに相応しい称号……それこそが灰被り姫(シンデレラ)!』

 

そうそう、ここまでは良いのよここまでは

 

カズマ『今宵もまた、血に飢えたシンデレラ達の夜が始まる。次期国王となる王子の王冠を得た少女……シンデレラが妃となり、全てのシンデレラ達の頂点に君臨するのだ!』

 

そのナレーションが終わると舞台の観客席に座っていた1〜3学年までの生徒達が舞台に立つ王子の服装をした一夏君に襲い掛かった

 

……ここから色々とおかしくなっちゃったのよ

元々はこの劇の参加条件は『生徒会に投票すること』だったけど、それを一夏君が『学園祭で1000円以上使った生徒』に変えちゃった事で今年の学園祭の収益がすごい事になってたわ

 

元々の参加条件に関しては、ウチが1位になって一夏君を生徒会にさせる為の策略だったのに一夏君に負けて大幅に書き換えられちゃったし…

 

それと観客席に座っていた生徒達が一夏君の王冠を奪うことに積極的なのは、私が一夏君に負けた翌日の放送で流した『生徒会の出し物でやる織斑一夏君からあるモノを手に入れた生徒は、彼と同室にさせます』って放送したためである

 

ちなみにこれも一夏君の考えだった

 

一位の部活動である集団の優勝賞品から、個人の優勝賞品へと変えた

これにより生徒同士の潰し合いが当初よりも苛烈になった

 

けどそれでも中には他には目もくれずに一夏君から王冠を奪おうとする生徒達が大勢いた

 

20名以上が一斉に一夏君に襲い掛かった

 

これにはさすがの一夏君も苦戦

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一夏「どうした?それで全力なのか?かかってくるがいい!」

 

なんてするわけなく、向かってきた大勢の生徒達を叩き潰した

 

一応手加減しているのか、気絶にとどめてはいるけど……舞台上が気絶した生徒で一杯になっちゃっているわ

 

よく見ると一夏君のクラスメイト達は参加してないわね

同じクラスだから、無理だって分かっちゃってるのね

 

カズマ『この国の王子…織斑一夏王子はとんでもない戦闘狂であり、暴君だった』

 

一夏「ふはははははは!!この程度で我から王冠を奪えれると思っていたのか?我の妃になれるのは強い女だ!さあ!富が欲しいか?名声が欲しいか?権力が欲しいか?ならばこの我に挑み、奪ってみせるがいい!!」

 

なんか魔王みたいなこと言っちゃってる!?

 

カズマ『えー、王子が何故か魔王みたいな事を言ってますが、ただの厨二病です。思春期を迎えた男は皆が通る道です。はい』

 

なんかカズマ君のナレーションが棒読みになっちゃってない!?

 

鈴「はあ!」

 

と、突然舞台上にシンデレラドレスを着た一夏君の親友、凰鈴音ちゃんが一夏君に蹴りを入れたけど、それを一夏君が片腕で防いだ

 

カズマ『なんと!一夏王子に蹴りを入れて来たのは!隣の国の姫君であり許嫁、そして一夏王子の幼馴染、凰鈴音姫ではありませんか!?』

 

さっきとはテンションが違うカズマ君に違和感を感じつつも、ふたりの乱闘は続く

 

一夏「鈴!貴様まで挑みに来るとはな」

 

鈴「いいえ、あた…私が奪いに来たのは王冠じゃない……貴方の命です!」

 

そう言うとドレスの下をひきちぎり短くするとさっきよりも速く鋭い蹴りを飛ばしてきた

 

……今気づいたけど…あの娘普通に強いわね…いえ…もしかしたら私よりも……

 

一夏「なぜだ!許嫁である貴様が我の命を狙うとは…」

 

鈴「仕方ないのです……私は…幸せになりたいです!!」

 

カズマ『彼女と一夏王子は許嫁です……ですがそれは、双方の親が勝手に決めた戦略結婚なのです……それに幼い頃から苦しんでいた彼女だったが…遂に限界を迎えたのでした……一夏王子を殺し、親が決めた戦略結婚を潰す為に……』

 

一夏「……そうか…お前がそこまで苦しんでいたとは気づかなかった…」

 

そう言うと構えを解いた一夏王子

 

一夏「許してくれ……お前の気持ちに気づかなかったこの我を…」

 

いや何あれ!?私が考えたシンデレラが全く違うものに変わって来てるじゃないの!

 

一夏「しかし…これまで親に従順だったお前がそこまで意思をあらわにするとは……」

 

カズマ『と、ここで一夏王子…何かに気づいた様子』

 

一夏「お前、好きな男が出来たのか」

 

鈴「ふぇ///なななな何言っちゃんてんの!?///」

 

カズマ『図星をつかれた鈴音姫、普段の口調が乱れるほどの動揺を見せました』

 

ねえ?これシンデレラなのよね?

 

一夏「その者は誰だ?どこの国の貴族か?それとも王族か?」

 

鈴「わ///私が好きになった男は///こ///この国の平民です///」

 

一夏「そうか……その者は」

 

一夏王子は会場席に座っている観客達の方を向くと

 

一夏「あの男か?」

 

観客達の中にいるバンダナを付けた男に指を指した

そしてそこへスポットライトが当たる

 

弾「え?なっ!?」

 

それに彼は驚きを隠せていなかった

 

ん?今ここでやってるものすべて演技…なのよね?

 

鈴「ええ…そのとおりです……王族でありながら…私は…平民に恋しました……この世界では、身分の差の恋は禁じられていることは知っています。それでも…愛してしまったのです…」

 

カズマ『……王族と平民の身分差のある禁じられた恋……それを暴露してしまった鈴音姫』

 

鈴「覚悟は出来ております……どうか貴方の手で、私を殺めて下さい……貴方を殺そうとした報いは受けます」

 

カズマ『そう言うと鈴音姫は片膝を曲げ、首を差し出します』

 

一夏「……そうか…」

 

カズマ『そう言いますと一夏王子は鈴音姫に近づき

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女を抱え』

 

一夏「ふん!」

 

カズマ『なんと彼女が愛した平民の男へ投げ飛ばした』

 

弾「わ!?」

 

それをバンダナ君が受け止めた

 

一夏「……行け…」

 

鈴「え?」

 

一夏「その者と共に行け……貴様の親には、我から伝えておこう……」

 

鈴「そ…そんな!わ、私は貴方を殺そうとしたのですよ!?なぜ…」

 

一夏「なぜって…そんなもの、決まっているではないか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幼馴染の幸せを願わない奴がどこにいる」

 

鈴「!」

 

カズマ『そう…一夏王子……彼は戦闘狂で暴君……だが、誰よりも許嫁の…幼馴染の幸せを願う、優しい暴君だった』

 

いや暴君なのに優しいってどういうこと?

 

一夏「貴様はこの先、王族という身分を捨てて生きていく……これから過酷な運命が貴様を襲うであろう……その者と、駆け落ちする覚悟は……あるのか?」

 

カズマ『一夏王子は鈴音姫に問う。それに最初は困惑した鈴音姫でしたが』

 

鈴「ええ…覚悟はできています!彼と生きて行く!その為なら、どんな過酷な運命でも、蹴り潰します!!」

 

カズマ『覚悟を込めた表情を見せたのだった』

 

一夏「……フッ」

 

カズマ『一夏王子は微笑すると背を向け』

 

一夏「ならば生きて見せろ、そしていつの日か見せてみろ。自分は幸せだということを……幸せになれ」

 

カズマ『そう言うと一夏王子は姿を消した。そして、愛する者に抱かれながら、鈴音姫……いえ、鈴と名を名乗るようになった彼女は、愛する者とこれからの事を思い描きながら、駆け落ちをするのだった』

 

弾「あ///ああ…///このまま出て行くのか///」

 

鈴「///うん…///」

 

カズマ君のナレーションが終わるとバンダナ君が鈴ちゃんをお姫様抱っこで持ち上げて、会場から出て行った

 

それに周りの女子生徒達が羨ましそうな表情やため息を浮かべていた

 

カズマ『そして、残された王子はというと』

 

いつの間にか場面は変わっていて、一夏君とドレスを着た篠ノ之箒ちゃんが対峙していた

 

カズマ『小国の姫君、篠ノ之箒姫と戦い打ち負かしていた』

 

一夏「フム…貴様、見込みあるな……王冠を奪うほどの実力はないが……将来性を感じた」

 

カズマ『そう言うと、一夏王子は王冠に手をかけ』

 

一夏「ぐっ!?」

 

王冠を取ろうとしたら電流が流れた

 

あれは散々乗っ取られたりやりたい方題されたことへの私の反抗よ

 

自分で取らないようにするための防止でもあるわ

さすがの彼もあの電流にはどうすることもできな

 

カズマ『王冠を取ると、箒姫に渡した』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はああああああああー!?

 

嘘でしょ!?

あの電流流れる王冠を外したの!?

 

なんてこと…これならもっと強めに設定すればよかったわ

 

箒「ど、どういうつもりだ貴様!」

 

一夏「見込みがあると言ったはずだ。貴様を妃にしてやる。最近許嫁に逃げられてな、多少強引にいかせてもらおう」

 

カズマ『こうして、許嫁と別れ、新たな女性と出会った暴君一夏王子は、箒姫の戦いの成長を身近で感じながら、充実した日々を過ごしていくのだった』

 

そう言うと弾幕が降り、物語が終わるのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楯無「なんなの……これ…」

 

 

ちなみに、後で聞いたら…この舞台上のセリフや振る舞いは全て即興だったみたい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

△△△△

 

《一夏視点》

 

一夏「ん、疲れた〜」

 

演劇が終わり、更衣室で着替えを終えた俺は学園内を彷徨く

 

即興にしてはよくやれたほうだと内心満足しながら歩いていていると

 

???「あ、あの、織斑一夏さんですよね?」

 

ふと声をかけられ、振り返ると、スーツを着た女性が立っていた

 

???「失礼しました。私、こういうものです」

 

名刺を渡してきたので見てみるとそこには

(IS装備開発企業【みつるぎ】渉外担当・巻紙礼子(まきがみれいこ))と書いていた

 

巻紙「ぜひ、我社の装備を使っていただけないかなと思いまして」

 

世界初の男性操縦士である俺が装備を使ってもらうというのは、かなりの広告効果があるらしい

 

しょっちゅうこういう話が耳に入ってくるな

 

一夏「そうですか……とりあえず自分の所属先に確認してみますので待っててくれませんか?」

 

そう言い俺は携帯を取り出して少し離れた所でウチの上司に確認の連絡を入れた

 

一夏「とりあえず話を聞いてからにするらしいので、ちょっとついて来て下さい」

 

そう言い、俺は巻紙を更衣室まで連れて行き

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女の腹に不意の蹴りを食らわせた

仮面ライダービヨンドジェネレーションズを見て百瀬親子に感動したので皆さんにアンケートを取ります。内容はこれから出す親子を組ませた仮面ライダーの映画の中で感動/面白いと思ったものを教えて下さい

  • 将軍と21のコアメダル
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