無限の成層圏へのジャンプはライダーキックへと変わる 作:スカイハーツ・D・キングダム
はい!今年もやってきましたアクア誕生祭!!
作者がラノベの女性キャラの中で一番好きですので毎年必ずどこかの執筆してる作品で掲載しています!! 時系列は夏休みが終わる直前です!
《カズマ視点》
会社組&一年専用機持ち達&弾蘭数「「「「「「「「「アクア(さん)誕生日おめでとうー!!」」」」」」」」」
夏休みの終わりが近づいている今日
俺達は一夏の家にお邪魔している
今日はアクアの誕生日
そのため会場代わりに一夏の家を借りることにした
アクア「みんな!今日はありがとう!!一夏も誕生日会の会場にお家を貸してくれてありがとうね!」
一夏「良いってことよ。俺もお前の事を祝ってやりたかったしな……さあ、今日はお前の誕生日の為に、俺や箒達もたくさん料理作ったから、存分に食って楽しめよ!!」
アクア「うん!」
家のテーブルには、たくさんの料理が並べられていて、どれも美味そうなものばかりだ
アクア「うわ〜!どれも美味しそう!!しかも私の好きなものばかりね!!」
蘭「アクアさん!この抹茶味のカップケーキ、凄く美味しいですので食べてみてください!!」
そう言うと蘭はカップケーキを乗せたトレーを持ってきた
アクア「ありがとうね蘭。……ん?このカップケーキ、簪が作ったやつ?」
簪「あ、うん…前に作って持ってきた奴に材料を加えたやつだけど……美味しくない?」
アクア「ううん、前のやつも美味しかったけど、こっちのほうが私好きよ!」
簪は抹茶系のお菓子やスイーツ作りが得意で、たまに抹茶味のカップケーキやクッキーを持ってきてくれる
セシリア「あ、アクアさん…その、わたくしもシチューを作ったので、よければ食べていただいてくれませんか?」
今度はセシリアがシチューを入れた皿を持ってきてくれたが、少し不安げだ
また前みたいに失敗してないか不安になっているようだ
アクア「ん!これ美味しい!!肉は柔らかいし、野菜の優しい味がうまく絡んでてすごく美味しいわセシリア!!」
セシリア「!そ、そうですか…うまくできてたのですね…」
と、セシリアはホッとした様子を浮かべていた
……ここだけの話、実は時々一夏から料理を教えて貰ってるようだが、失敗するとまた連れて行かれるのかと想像してビクビクしてるらしい
そばで見ていた箒も思わずセシリアに同情の念を浮かべていた
一夏は一夏でセシリアが考えている事はお見通しだったが失敗してもそのつもりはなかったようだが、黙っといた方が覚えが早いからという理由であえて何も言わなかったという
……シンプルにど畜生だなアイツ
そう思っていると俺の脳内で一夏が『そんなに褒めないでくれよ』と言ってきたのでついイラッと来てたまたま近くにいた一夏に缶ジュースを投げつけた
一夏「うぉっと!!急に何すんだよカズマ!まるでアンタの脳内の俺が何か苛つくこと言って俺に当たるみたいなことすんなよ!」
カズマ「いやほぼ合ってたんだが!?」
こいつの時々発揮する人の脳内を読む能力はマジで何なんだ
弾「てかお前そんなこと考えてたのかよ」
数「イチの読心術っていうか、勘の良さは中学時代から健在だったよな」
鈴「分かるわ。正直一夏が実は相手の考えてることを見通す力があるって言っても納得してしまいそうね……アンタ実は前世さとり妖怪か何かじゃないの?」
一夏「なわけあるか!俺の前世は人間だ」
弾「いや…どっちかといえばゴキブリだろお前の前世」
鈴「あ、しぶといところとかが一緒だしね」
一夏「今死ねって言ったか?」
鈴「言ってないわよ!!」
数「……ゴキブリって実は追い込まれるとIQが300以上になるって知ってたか?」
一夏/弾/鈴「「「マジ?」」」
なんか俺そっちのけで一夏達中学時代のグループが話し込んでんな…
シャルロット「あ、ラウラ…そんなにあわてて食べると詰まるよ」
ラウラ「む、このハンバーグは美味いな!!…我が故郷ドイツに負けず劣らずの味だ」
カズマ「お、それ俺の力作だ…アイツ昔からハンバーグが好物なんだが、特に俺の作った奴を好んで食べてたから、料理の中で俺が一番腕上げて一番得意なやつだ…あ、食いすぎるなよ?アイツの分残せよなラウラ…」
シャルロット「……うん!これ本当に美味しい!!肉汁ジューシーで中の玉ねぎとの相性バツグン!!……ってラウラ、口にソース付いてるよ」
こっちの独仏コンビも料理を楽しんでいる様子だ
あの事件以降ラウラも精神的に成長してはいるものの、まだ子供っぽい所があるな
今だってシャルにナプキンで口を拭かれているし、まるで妹の世話をする姉だな
まあシャルがラウラに対して姉属性を見せたりするのはそういう幼さを時々出すラウラの妹属性に反応されてなのかもな
シャルはシャルで嫌そうじゃないし、元々面倒見のいい奴なんだろうな
めぐみん「フフッ、こうしてアクアの誕生日を祝うのも、これで4回目ですねダクネス」
ダクネス「そうだな……まさか中学1年から、ここまで続くとは思わなかったな……」
カズマ「確かに……俺もお前たちとここまでの付き合いになるとは、あの頃の俺は想像できなかったな」
箒「な、なあ…ずっと前から気になっていたのだが…なぜお前達とアクアは一緒にいるようになったのだ?カズマとアクアは家族だからわかるのだが…」
近くで話をしていためぐみんとダクネスに俺も混ざって話をしていると、そこへ箒も入ってきた
めぐみん「う〜ん……話してもいいのですが、結構長いですよ?」
ダクネス「それに…こういうのはもう少ししてから話すべきだと思うが…」
カズマ「俺は話してもいいが、少なくとも誕生日の日にする話かなあ…」
箒「そ…そうか…なら…その話はまたいつかに…」
カズマ「ん、そうすることにしようか…それより箒…バースデーケーキを用意したいから手伝ってくれないか?」
箒「あ、分かった。それにしても…あのバースデーケーキ……凄く大きくないか?バースデーケーキどころか、もはやウェデングケーキだと思うくらい大きいのだが…」
カズマ「しかもこれ作ったのが専門の人ではなく一夏って言う……アイツマジでそっちの道で食っていける技術あるだろ」
そう俺達は言いながら台所にあるケーキを取りに行くのだった
△△△△
「……可愛そうに……」
「ええ……まだ子供なのに……親を目の前で…」
「……私達に…あの子に…何か出来ることは…」
「ねえ…ママ…パパ……お願いがあるの…」
「うん?なあに……
アクア?」
「ねえ……一緒に行こう……私のお家に来て……今日から
私とあなたは家族よ……これからは……ずっと一緒よ…カズマ」
アクア「!……夢…」
気づけば……私は一夏の家の居間で眠っていた
一夏の家で誕生日会を楽しんで、みんなからプレゼントを貰って…とっても楽しく過ごしていたけど…時間が来たから今日は寮に帰ろうとしたら…一夏がこのまま今日はみんなでお泊り会するか?って言われてみんなテンション爆上がりでそのままの勢いでお泊り会を楽しんでいた
途中千冬さんが来て外泊は駄目だって言ってたけど、カズマがビールたっぷりのケースを二箱渡したら千冬さんが『……今回だけだ……それと…深夜徘徊はするなよ』って言いながら2階に上がって行った……ビールケースを持って
カズマ…完全にそのつもりだったみたいね
よく見ると周りのみんなはそれぞれ床やソファー、テーブルの下に毛布に包まって寝てるわ
セシリアとシャルとラウラがテーブルの下に布団敷いて寝てるし、鈴と蘭と簪はテレビの前で眠ってるし…弾と数と一夏はソファーで眠ってて、箒とめぐみんとダクネスはそれぞれ違う態勢で寝てるわ……って、めぐみんの寝相が悪いから必然的に近くの箒とダクネスも寝相が悪くなるのね…
……そういえばカズマは…
そう思ってまわりを見てみると
カズマ「……」
私のすぐ近くで横になっているわ……毛布もかけずに
それによく見ると、普段つけているジャージを脱いでる……
アクア「あ…」
そこで私は…自分の下半身に覆いかぶさっている物が、カズマのジャージだと気づいた
アクア「……」
多分……眠ってる私に気を利かせて毛布代わりに被せてくれたのね……
アクア「……フフッ…」
私……カズマのこのジャージに含まれてる…カズマの匂い…昔から好きなのよね……カズマもそれを知ってなのか…時々私にジャージを被せてくるの……カズマのジャージに付いてる匂いは……男の独特の……それでいて心が落ち着く…そんな匂いがするの…
一度それをカズマに言ったら、『お前匂いフェチじゃね?』って返されたことがあったわ………そうかも…しれないわね
アクア「……もうそろそろ……あれから…10年経つのね……あなたと私が家族になって……」
私は、眠ってるカズマの顔に手を置くと、優しく撫でた
あの日……大切な人を亡くして……心が壊れかけていたあなたを見て思った………
あなたを……カズマのことは…私が守る
それが…私の運命
そう…私は思った
そして、あれから月日は流れて……多くの出来事や多くの人と巡り会って…私とカズマは……今こうして一緒に、生きているわ
この先…何があろうと……
私が
アクア「カズマの事……守るからね……それと……誕生日プレゼント……ありがとうね」
そう言い私は眠ってるカズマの顔に近づきそして
チュッ
カズマの頬に口づけした
カズマ「………お前を守るのは……俺の役目じゃねえか………勝手に取るなよ……」
アクアが寝静まり…俺は、身体を起こした
アクアが起きたとき……実はまだ眠ってなかった俺は…なんとなく寝たふりをしていた
そしたら…アクアの言葉を聞く羽目になった
俺は眠ってるアクアの顔を見た
アクアの寝顔は…静かで優しく……そして…何か楽しい夢でも見ているのか……とても楽しそうな寝顔を浮かべていた
カズマ「………」
あの日…俺の大切な人達を亡くして……もう何もかもどうでも良くなっていた俺に手を差し伸べ…俺を…家族に迎え入れてくれたこいつを…今でも大切に思っている
俺に…大切な思い出を……家族を……心を与えてくれた……アクアのことを
もう…二度と……大切な人を亡くさない……
亡くさせない
そのためにも
カズマ「俺は…もっともっと強くなる……会社や学園のみんなも、俺に連なる全ての人を……そして、お前のことも守るために……だから…見ていてくれよ……アクア」
俺はそう言いながらアクアに近づきそして
チュッ
アクアの頬に口づけし、眠りについた
そして…窓から漏れる月の光が…アクアの近くに置いてある……カズマからのプレゼントである…カランコエの花が刻まれたペンダントに反射し光った
カランコエの花言葉
「幸福を告げる」
「たくさんの小さな思い出」
「あなたを守る」