無限の成層圏へのジャンプはライダーキックへと変わる   作:スカイハーツ・D・キングダム

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第51話 現るゴールデンソルジャー

 

ZAIAエンタープライスジャパンのとある一室で、両目に隈ができた全身白一色の格好をした男が、ドライバーを両手に持ち天を仰いだ

 

???「ついに…ついに完成した!!私が求めていた

ドライバーが!……長かった…このドライバーを完成させるためにデータ収集から開発に何度も何度も調整とテスト運用し、とうとう完成させた!!はははははははははー!!」

 

めぐみん「うわ…五徹の反動で普段見せないキャラ崩壊してますよ…」

 

???「はあ…はあ…さて…後は実戦で使えるかどうか、直接確かめ」

 

めぐみん「いや流石に疲労困憊状態で実戦投入しようとしないでください!!このドライバーが本当に実践で使えるかは、他の人に確認させますから……」

 

男と同じく疲れた様子のめぐみんは、携帯を取り出してどこかへ連絡した

 

めぐみん「もしもし、はい私です…今手は空いてますか?実は今朝、とうとうドライバーが完成したんですが…肝心の製作者が五徹でもう疲労困憊なので……申し訳ありませんが…代わりに実戦で使えるかどうか、確認しては貰えませんでしょうか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《カズマ視点》

 

一夏「ガツガツガツガツー!!」

 

シャルロット「す、すごい!!カツ丼を5杯も食べてるのにまだペースダウンしてない!!」

 

アクア「これ本当に30分以内にカツ丼10杯行けるんじゃないの!?」

 

午前中の演習授業を終え、食堂で昼食を取っていた俺達だったが、一夏のやつが30分でカツ丼10杯食べられるかのチャレンジを始めた

 

周りは最初、不可能かと思ったが、わずか10分でカツ丼を5杯食ったが勢いは止まらず更に食っている姿に、皆驚きながらも食い入るように見ている

っておいそこ、一夏があと何分で食べ切る方に賭けるな

 

セシリア「凄い事になっていますね、カズマさん」

 

カズマ「できればもう少し静かに食事したいところなんだけどな」

 

ラウラ「それにしても、兄さんの胃袋はどうなっているんだ…」

 

鈴「明らかに中学生の時より食べれるようになってるわね……中学生の頃一夏達とラーメン屋に行ったことがあったんだけどね、そこで超大盛りラーメンを三十分以内に食べきれば料金無料に賞金が出るっていう『チャレンジラーメン』企画がやってたからあたしと一夏食べたんだけど、あたしは食べきったけど一夏は食べきったあとも続けざまにチャレンジラーメンをまたやって勝ってまたやっての繰り返ししてたわ。最終的に店側が勘弁してって頭下げてきたのは笑えたわ」

 

簪「……たまに一夏の過去を聞くのが怖くなってくるよ」

 

鈴「こんなの序の口よ……一番ぶっ飛んだのなんて、ヤクザと喧嘩したことぐらいよ」

 

セシリア「え?」

 

確かに、一夏はぶっ飛んでるな…

思えばあいつは出会う前から頭のネジぶっ飛んでたな

 

そう思いながらも、俺は食事をする手を止めなかった

 

箒「……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《箒視点》

 

箒「はあ…」

 

午後の授業が終わり、部活の為剣道室へ向かう道中

私は思わずため息を漏らす

 

午前中の演習の時間

 

いつものように、私は赤椿に乗ってセシリア達に戦いを挑んだのだが…結果は惨敗……いや、専用機を手に入れてからもずっと負けが続いている

それは私自身の実力不足だとか思い、これまで以上に鍛えたが、それでもみんなとの差は開く一方だ

 

一度このことをカズマに話すとカズマは

 

カズマ「……なんていうか……これは実力云々だとか、才能云々っていうよりも、お前自身に問題があるな」

 

箒「え?」

 

カズマ「これ以上は言うつもりはない……これはお前自身でどうにかするしかないとしか言えない……多分、一夏も同じことを言うな」

 

と、カズマはそれだけしか言わなかった

 

そして今日の演習時

私がラウラと戦っているときに一夏が

 

一夏「やめだやめだ!」

 

そう言い私とラウラの演習を止めさせ私に

 

一夏「今のお前は、何百回やっても一緒だ。今のお前に足りないものを、頭冷やしてよく考えろ!」

 

箒「!」

 

それから私は、昼食の時間も午後の授業でも考えていた

今の私に足りないものを…

だが、どれだけ考えても、その答えは見つからない

 

周りは…鈴達専用機持ちは段々と強くなっていっている

鈴達だけじゃない、カズマや一夏もだ

それに引き換え、私はなんだ…第四世代型のISを得ていながら、確実に足を引っ張っている

どれだけ鍛えても、どれだけ周りと戦っても……強くなっている実感が湧かない

いや、そもそも私は……強くなってなんかいないのか…?

 

 

はぁ…

 

箒「何をやっているのだ…私は…」

 

私は自分への葛藤と苛立ちを胸に、更衣室の扉を開いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

箒「!」

 

が、次の瞬間

私の視界に謎の人物がうつり、反射的に紅椿を展開し武器を構えた

 

そして改めて見るとその相手は、見た目は金と黒、アーマー部分は銀色で、よく見ると腰にはドライバーとキーが二本も差し込まれていた

 

箒「貴様…仮面ライダーか?何者だ!」

 

私は空裂からエネルギー波を放ちながら詰め寄ったが、この仮面ライダーは、それを避けると私の懐に入り込もうとした

 

箒「ッ!」

 

それを防ぐために雨月でガードしようとしたが、この仮面ライダーは私に攻撃をするどころか、そのまま私を通り抜け窓の方まで行き、最後に私の方を向くとそのまま外へ逃げていった

 

箒「…なんだったんだ…あれは?」

 

思えばあのライダーは最初からこちらに攻撃をする素振りはなかった

 

だが、至近距離の私の攻撃をあっさりと避け、素早く私の前から立ち去った

 

アレはいったい……亡国企業のエージェントなのか?

いや、それよりもまずは一夏に話すべきだな

 

私はそう判断すると、一夏を探しに引き返した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《???視点》

 

???「……」

 

私は校舎裏にたどり着き、そこでキーを抜き変身解除した

 

そこへ私の携帯が着信音を鳴らしたので携帯を取り出し

 

???「私だ…」

 

???「よう、さっきは俺のわがまま聞いてくれてありがとな」

 

???「それはいいが…あれで良かったのか?あんな不審人物みたいに現れた挙げ句、何もせず立ち去って」

 

???「ちょっとした余興と箒を試す為にな…それにお前も割と成果はあったんじゃないか?……あいつがどう対応したか、詳しく話してくれないか?」

 

???「そうだな……箒は瞬時にISを展開して常に私から目を離さずそれでいて……見事なまでの迷いのない至近距離での攻撃をしてきたが、私はそれを容易く避けられた……箒の実力とこのドライバーの性能をよく知ることができた…それに変身してわかったが、ある程度の攻撃なら物ともしない防御力も備わっている……戦闘をしたわけでもないのにこれだけドライバーの有用性を確かめることができたのだから……これなら実戦でも使えることが確かめられた」

 

???「そうか……ところで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その仮面ライダーは、なんて名前だダクネス(・・・・)?」

 

ダクネス「サウザー…『仮面ライダーサウザー』だ一夏」

 

一夏「仮面ライダーサウザー…ねぇ…さて、箒がそろそろ来そうだから切るわ。あいつには適当に誤魔化しておくよ……まあ、どうせ明日には知ることになるだろうけどな」

 

そう言うと一夏は携帯を切ったのだった

 

《一夏視点》

 

一夏「……」

 

箒のやつ……突然現れた相手に対し瞬時にISを展開、更に攻撃に迷いもなくした

 

ダクネスが仮面ライダーに変身していたことで簡単に避けられたが、これがそこらの相手なら初手の攻撃が決め手になっていただろうな

はっきり言って、箒は才能がないわけではない

むしろ今のあいつの実力自体はそこらの代表候補生と比べても遜色がない

まあ本人はその自覚がないんだろうけどな

正直俺は、あいつが短期間でここまで実力を付けたことに驚いているだが

ただあいつが普段相手にしているのは、そのそこらの代表候補生より強くなった代表候補生達(鈴、セシリア、シャルロット、ラウラ、簪)、更に俺が相手だから自分が強くなったことに気づいていない

 

まあ

 

一夏「それ以前にあいつは………本気を出していない(・・・・・・・・・)からな」

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