無限の成層圏へのジャンプはライダーキックへと変わる 作:スカイハーツ・D・キングダム
はい……しばらくはこんな感じの投稿ペースになります…
今年最後の投稿になります。来年はもう少し投稿頻度を上げていきたいです。
《一夏視点》
セシリア「はあ!」
箒「フッ!ホッ!」
鈴「もう三連戦目なのにフィジカルが落ちてないわね」
一夏「勢いに乗ってるんだろ」
サウザーと戦ったその翌日
学園のアリーナでは専用機持ち達の勝ち抜き戦形式の対決が行われており、現在箒が2連続で勝って3戦目
ラウラ「まさか…あの箒に負けるとはな…」
シャルロット「ラウラって今まで箒に負けたこと無かったもんね……まあ僕の方も箒相手に負けたこと殆どなかったのに連戦で負けちゃったけどね」
そう…
俺達の中でISを使った戦闘では俺に次ぐ実力だったラウラ……攻守に優れたバランス型のISを使うシャル
このふたりは先程箒と戦い敗れた
色々吹っ切れた箒はこれまで押さえつけていた自身の本来の実力を改めて披露した
その実力は俺に次ぐIS操縦者のラウラや安定した実力を持つシャルとの連戦で勝っても勢いが止まらなかった
今戦っているセシリアは俺達の中でも最も遠距離戦に強く、ティアーズによる手数を武器に戦う一対一に強いISを使っているが
セシリア「ぐっ…はぁ……はぁ…」
箒「はぁ…はぁ…私の……勝ち……だな…」
と、気が付くとエネルギーを使い切りISを解除し地にふしているセシリアに武器を抜ける箒の姿が見える
流石に連戦で箒も息を切らしているが、表情からしてまだまだやれそうだ
一夏「次、鈴だな」
鈴「はいはいっと、目に見えて強くなっている……いや、本来の力を存分に振る舞っているのが分かるわね……さてと……どうあたしに喰らいついてくるのかしらね箒?」
そう言うと今度は鈴がISを装着し飛び出した
一夏「おつかれさん……んで、どうだった?実際に今のアイツと戦った感想は」
セシリア「は、はい……かなり強くなってましたわ……いえ、強くなったというより……あれが箒さん本来の力と言ったところですわ…」
一夏「んー、元々箒のポテンシャルは一般の人より上なんだが、例の性格のせいで今まで積み重ねた力を発揮できないでいたからな……もったいなかったなあ…」
ラウラ「言えているな……使っているISが第四世代型というのも関係はしているだろうが……それを扱う箒自身の実力が大きく反映している……ほんの数ヶ月前までISをほとんど扱ったことのない素人だったとは思えない実力だ」
シャルロット「それもこれも一夏の厳しい指導と箒の努力の成果だね」
一夏「いや、確かに俺の指導もあっただろうが……指導を受けた上で技術を物にするかはアイツ次第だからな…………本当に凄いのはアイツの方だよ……俺の指導を受けて自信こそ持たなくとも弱音は1度たりとも吐いたことはなかったな……意外と負けん気強かったからな昔から」
セシリア「そうでしたの…」
シャルロット「フフッ、それにしても…一夏嬉しそうだね」
一夏「そう見えるか?」
シャルロット「うん!だって今の一夏…とても良い笑み浮かべてるから…いつも箒をいじってからかう時や、ドS指導やってるときの邪悪な笑みとは全く違うからね……普段からこんな笑顔なら僕達も警戒しなくて済むのに」
ラウラ「確かに…兄さんが笑みを浮かべるときは大体ろくなこと無いからな」
一夏「おい、俺の笑みってそんなに警戒されるほどか?」
セシリア/シャルロット/ラウラ「「「………」」」
一夏「…解せぬ」
そんなつもりはねえんだけどな……今度笑顔の練習でもしようかねえ…
けど良い笑みねぇ…
まあ…確かにそうだな
小さい頃…俺とあいつは互角の勝負ができていた
それがあの頃の俺はとても楽しかった
同世代で自分と近しい力を持つ奴とやりあう事が
けど月日が経ち、いつの間にかあいつは俺より弱くなった
いや、弱くなったんじゃねえな…むしろ強くはなっていたな……俺がそれ以上に強くなりすぎただけだった
正直…もう箒とは二度とあんな楽しくやりあえないのかと内心がっかりしていた
けどあの学年別トーナメントでのあいつとの勝負…圧倒的なまでの力の差を見せたって言うのに、あいつは諦めず立ち向かい、そして一瞬とはいえ俺が一撃を入れられかけた
あのときは少し冷汗をかいたな
それと同時にあの頃の俺と箒に戻った気分だったな
それから俺は箒に対してある種の期待の意識を向けるようになった
いつかまた、あの頃のような勝負をもう一度したい
そう思うようになり…気づけば俺は箒と付き合うようになった
箒の成長を身近で感じながら…俺は箒と共にいるようになった
そして箒の成長を楽しみつつ、箒と過ごす日々に充実感を感じるようになった
……アハッ♪
やっべ…
あんな事箒に言っておいて…箒の気持ちに近づき始めてるな俺
俺ってそこまで単純じゃねえはずなんだけどなあ…
シャルロット「あ、箒が鈴に負けちゃった」
ラウラ「流石のあいつも四人抜きは厳しかったか」
セシリア「ですが善戦はしてましたわ…」
箒「はあ…はあ…流石に…四人抜きは…きついな」
鈴「よ…よく言うわ……あたしのことを喰らう勢いで攻めて来て……こっちもかなりヒヤヒヤしたわよ……」
惚れた女はいない
箒「あ、一夏…その、どうだったか?……私の戦い方は…」
一夏「そうだな……少々荒削りな所はあるが…
今後が楽しみだな」
だが、これから惚れるかもしれない女ならいる