ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン 常怠常勝の智将と戦場の幽霊(ゴースト)   作:naosi

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第1話 旭日連隊(グラ・メストエリ)

イクタの案内で彼の父が司令官を務める旭日連隊(グラ・メストエリ)の駐屯地に向かっていた。

 

「そう言えば、君の名前をまだ、聞いてなかったね?」

「レイだ」

「年齢は?」

「15歳」

 

 そう短く答えた。

 

「何であんな所に寝ていたの?」

「分からない。胸を打たれて死ぬ間際に自爆した筈なのに気が付いたらあの場所に寝ていた」

「ちょっと待って!貴方今話が本当なら何で今生きているの!?」

「分からない、本当に分からないんだ」

 

 そう言うしか無かった。

 自分でも何故無傷のままここに居るのか分からなかったから。

 

「ヤトリも落ち着いて、取り敢えず軍医に見てもらってからにしよう」

 

「ごめんなさいイクタ。少し驚いてしまって」

「気にすることは無いよ。僕も内心は驚いているから」

 

 あの森で寝ていた訳を話しながら歩いてあると旭日連隊(グラ・メストエリ)の駐屯地に着いていた。そのまま、医務室に案内してもらい簡単な診察を受けたが怪我をした場所は見当たらなかった。

 持っていた装備は、警備兵の人に預けてきたのでこの場には無い。無くても徒手格闘が出来るから問題はない。

 医務室を出ると目の前にイクタとヤトリが立っていた。

 

 

「レイ君には父さんに合ってもらうよ」

 

 イクタの案内で兵舎の一番奥にある部屋に案内された。中に入るとイクタと同じ黒髪の男性が机に座り、机の上に山積みになった書類と格闘していた。

 

「連れてきたよ父さん」

「おお、イクタかちょっと待ってくれもう少しで切りがつく」

 

 そう言って書類後に山を終わらせた。

 

「初めましてだな、イクタの父親で旭日連隊(グラ・メストエリ)司令官のバタ・サンクレイ大将だ」

「レイです。名字は無いです」

「そうか、早速で悪いんだが君の持っていた装備について聞きたい。あれは何だ?」 

 

 やっぱり聞いてくるか。

 

「あれは銃です」

「銃?あれがかい?見たところ精霊を入れる場所が無いように見えるけど」

「その精霊と言うのが分かりませんが間違いなく銃ですよ。証明しましょうか?」

「そこまで言うなら訓練所で確かめ見るか」

 

 そのまま大将の案内で訓練所に歩き出した。

 

「そこの台に君の装備を置いてある。使って見せてくれ」

「分かりました」

 

 台に置かれたP90を手に取り、マガジンを外し残弾を確認してから装填しコッキングレバーを引いて始弾を装填した。

 

「バタ何してんだ?」

「大将何事です?」

「坊主何の騒ぎだ?」

 

 白衣を着た老人と将校2人が近づいて来た。

 

「息子が連れてきた少年の装備の確認を・・・」

 

 ダンッ!ダンッ!ダンッ!

 ダダダダダダダダ!!

 

「「「「っ!?」」」」

 

 何か話しているようだけど撃っていいよね?

 などと思いながらセレクターをセミオートにして、およそ15の的に3発的に打込んだ。

 次にフルオートにして並んでいた5つの的を全て撃ち抜いた。足元には空薬莢が散乱し、空になったマガジンを変えて、台に置いた。

 次にファイブセブンを取り、スライドを引いて装填して1つの的に20発撃ち込んで素早くマガジンを変えた。

 

 後ろを振り向くとそこにいた全員が固まっていた。

 

「どうかしました?」

「な、なな、な何だその武器は!?」

「こんな物が戦場に出たら戦場そのものが変わってしまうぞ」

「騎兵隊の未来はな無くなるだろう。イグセムの様に突っ込むのも同じだ」

「これは下手に世に出す訳にはいかないね?」

 

 ファイブセブンを置いて、次にM67手榴弾を手に取り、投げる前に離れる様に言った。破片が当たる事は無いと思うが万が一が行けないので。

 

「もう少し、離れて貰うか遮蔽物の後ろに隠れて貰っていいですか?」

「何をするんだい?」

「爆発物を投げるので、もしかしたら破片が飛んできて怪我をする可能性があるので」

 

 そう伝えると向かい側の射撃レーンの土嚢の裏側に移動していた。

 全員が移動したの確認して、安全ピンを抜いて安全レバーを外して投擲した。真中の的に当たり、地面に落ちた2秒後に爆発し、爆発音と共に5つの的を粉々に吹き飛ばした。

 

「もう出て来て大丈夫ですよ!」

 

 土嚢の裏から白衣を着た老人が勢いよくこちらに向かって来て、

 

「何なのだあの銃達は!?それにさっきの爆発物は!?」

 

 両肩を掴まれ、興奮した様子で聞かれた。

 

「博士!落ち着いてまずは、自己紹介して」

「おおと、すまんすまん、イクタ。わしはアナライ・カーンと言う。科学の研究をしとる者だ」

「ハザーフ・リカンだ。よろしくレイ君」

「クバルハ・シバじゃ!よろしくな坊主」

 

 はじめに白衣を着た老人がその次に中年の将校が名乗り、その隣にいた初老の将校が名乗った。

 

「レイです。よろしくお願いしています」

「レイか、さっきの武器達は一体どのような仕組みで動いているのだ?」

「博士、取り敢えずここから移動してから話そうよ?」

 

 アナライ博士が質問してきたがイクタがここで話すよりも何処かの部屋に行ってからの方が良いといい、バタの執務室に向かった。

 

「さて、話してもらえるかな?君が使っていた武器について」

「おおまかにで良いのなら説明出来ますが」

「それで構わない」

「でしたらこれを見ながら聞いていた方が分かりやすいと思います」

 

 机の上に種子島、フリントロック式、パーカッション式、ドライゼ銃、Kar 98、M1ガーランド、M1A2、STG44、AK47と黒色火薬、雷管、紙薬莢、薬莢を置いた。

 

「これは?」

「初期の銃から僕の時代の銃を出しました。これから説明しています」

 

 まず、火薬について説明して、その火薬の爆発のエネルギーで鉛の弾を飛ばすと言うことを説明したら

「なら何故連射できるのか?」

と言われたので、爆発のエネルギーでピストンと言われる部品を動かし、次の弾を装填する仕組みだというと驚かれた。

 

「この火薬と言うのは我々でも作れるのか?」

「作れるのか作れないかで言えば、作れます。材料さえあれは」

「それは追々アナライ博士にやってもらうとして、今は君をどうするかだ。そこで提案何だが俺の息子にならないか?」

「・・・え、それって・・」

「まぁー、イクタの兄にあるってことだ」

「僕としては大歓迎だけどいいの?」

「それはレイが決めることだ」

 

 家族と聞いて、思い浮かべるのは僕を拾ってくれた隊長や仲間の顔だった。本当の家族とは違ったけれどみんな僕に良くしてくれた。また、会いたいけれど2度と合うことは無い。そう思うと悲しくなってくる。でもバダさんなら父さんと思える気が心の何処で感じていた。

 その心に従って自然と言葉が出ていた。

 

「よろしくお願いします。お義父さん」

「おう!」

 

 そう言うと頭を雑に撫でられたが自然と心地良かった。

 周りの人達はニコニコしながらその様子を見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回から原作に入っていこうと思います。原作を改変していく予定でいますのでよろしくお願いします。
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