特急「やくも」の殺意   作:新庄雄太郎

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そして、宍道湖で女性の死体が発見された


第2章 岡山発特急「やくも5号」

かすみと友人が乗った、伯備線・山陰本線経由の特急「やくも3号」は岡山を10時20分に発車する。特急「やくも」は岡山と島根県の出雲へ結ぶL特急である、昭和57年11月のダイヤ改正で東海道・山陽新幹線の連絡特急

として運転開始されました。車両は381系の振り子式の直流電車である。ヘッドマークには雲の絵柄が描かれている。

 

岡山を発車した「やくも3号」の途中停車駅は、倉敷、備中高梁、新見、米子、松江、終着出雲市は13時05分に到着する。

 

「出雲大社っていいわよね。」

 

「そうそう。」

 

「後、出雲と言えば出雲そばでしょ。」

 

と、最近山陰では女子旅で人気の観光スポットである。

 

「かすみさんは、友人と一緒に出雲へ行ったんだな。」

 

「ああ、その後探してほしいと俺と高山に行って来た。」

 

「うん。」

 

「という事は、松江でいなくなったって事も。」

 

「考えられるな。」

 

「ええ。」

 

そして、事件が起きた。

 

宍道湖で、中野かすみの死体が発見された。

 

「あっ、うわわわぁーっ。」

 

「この女、死んでるよ。」

 

と、小学生たちが走って行った。

 

そこへ、居合わせたところ南と高山が宍道湖へやって来た。

 

「どうしたの。」

 

「そこで、女が死んでるんだ。」

 

「えっ。」

 

「何だって。」

 

何と、宍道湖で起きた女性の死体は捜索願が出ていた中野かすみだった。

 

数分後、島根県警のパトカーが到着し、捜査は開始された。

 

「被害者は、東京在住の中野かすみさん、23歳です。」

 

と、広瀬刑事は言った。

 

「うん、それで死因は。」

 

「おそらく、溺死でしょう。」

 

そこへ、南がやって来た。

 

「かすみさんは誰かに突き落として殺害したんじゃないかな。」

 

「何、何なんだ君は。」

 

「鉄道公安隊の南です。」

 

「この方を知ってるのかね。」

 

「はい、女友達が山陰へ旅行していたら行方不明になり、岡山公安から捜索願を出されました。」

 

「なるほど、旅行中に行方不明なったと。」

 

「はい。」

 

そこへ、かすみの友人、綾子とめぐみが現場にやって来た。

 

「かすみー、かすみーっ。」

 

と、綾子が遺体の前で泣きついた。

 

「どうして、どうしてかすみが殺されなくちゃならないのよ。」

 

「あのー、この被害者をご存じなんですか?。」

 

「はい、彼女は中野かすみ、中学と高校時代の東急製なんです。」

 

「なるほど。」

 

宍道湖の殺人は、すぐに東京公安に連絡した。

 

「何、宍道湖で中野が死体で発見された。」

 

「はい、今、宍道湖に来ています。」

 

「宍道湖って言うことは、島根県警か。」

 

「はい。」

 

「じゃあ、島根県警にも協力しておくんだぞ。」

 

「わかりました。」

 

と、南は電話を切った。

 

 




そして、彼には鉄壁のアリバイがあった。

真犯人は?
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