確かに、その門は開いていた。不死教会からアンドレイの火事場の方へ進んですぐ隣、前にオスカーと共に調査した大きな門。
前に来た時はまるでそれが自然であるという様に不動の門と化していたが、今では鐘が鳴ったこともあり綺麗さっぱり阻む物はない。中は暗く、外の光とのコントラストのせいで何も見えないが、きっと今までと同じように一筋縄ではいかないだろう。
そういえばあの玉葱ことカタリナの騎士はどこへ行ったのだろうか。行動すらもせず唸って考え悩んでいたが、門が開いたことで彼もこの古城に挑んでいるのだろうか。私には関係のない事だが。
兎にも角にも、この物々しい雰囲気を放つ古城へと足を踏み入れる。敵の姿は今の所無いが……何やら人ならざる者の呼吸音が響いてくる。それも一つではない。どうやらまた傷だらけになりそうだ。
警戒し、一歩一歩を踏み締め進もうとする。その時だった。踏んだ床に妙な感触があった。まるで森の中で動物の糞を踏んでしまったような感覚……私は身構える。もしかすると罠を踏んでしまったかもしれない。
「っ!」
突如、正面の闇から矢が飛んでくる。胸へと寸分違わず飛んで来た矢をギリギリ転がって避けると、さっきまで踏んでいた床が盛り上がった。どうやら矢の罠だったようだ。避けなければ胸を貫かれていたに違いない。
いきなり手厚い歓迎だ。不死の試練と言われるだけはある……いや、些か直球過ぎはしないか。
そしてある程度の矢が放たれた後、それは姿を現した。
キシャーっという分かりやすい威嚇と共に現れたのは蛇の頭を持つ……蛇人? と言えばいいだろうか。それなりに知性はあるらしく、手にはボロボロの大鉈と粗末な盾を持っている。そんな多少人間よりも大きいであろう化け物が二体も現れた。まるで罠に掛かるのを待っていたかのような登場だ。私は斧槍を両手で構えて対処する。
戦いらしい戦いではない。戦術を持ち合わせているわけでもない。ただ彼らはその膂力と凶暴性を持って襲いかかってくるだけだ。亡者となんら変わりない。
斧槍を脇で抱えて体ごと大きくスイングする。くるくるとコマが回るように、目が回ることも気にせず私は回る。ブンブンと音を発して回るその様は、滑稽であるが平面上の複数人相手の戦いにおいては有効だった。コマの一番外、斧槍の刃が的確に蛇人を巻き込んでいく。
二回転くらいした所で、疲れが溜まる。だが相手からしてみたら私の戦法は予想外だったらしく、盾で防ぐまもないその連撃を避ける事は叶わず多少の傷を負わせることには成功していた。どうやら鱗のせいで普通の亡者共よりは硬いようだ。
二体が怯んだ隙に、私は手近の蛇人の腹に斧槍を突き立てる。流石の鱗も黒騎士の斧槍の前には無力だ。呆気なく人と同じような血を噴き出せば、蛇人はその場にすっ倒れた。
もう一体はその隙に体勢を立て直したようで、牙を晒しながら大鉈を振り上げ迫る。確かに大きな鉈で、いかに刃毀れしていようともまともにその一撃を受ければ私のような鎧も装備していない人間は頭をかち割られるだろう。それに盾で受けるにも膂力の違いで押し切られるに違いない。
だが、それがどうした。
「ふんっ!」
ならば弾けば良い。大振りかつ分かりやすい一撃は、黒騎士の極められた一撃には遠く及ばない。あっさりと草紋の盾で必殺の一撃を弾かれた蛇人は驚いたように口を開けて私を見据えていた。
正確には、斧槍を自らに突き立てようとしている私を。斧槍の鋒が無防備な蛇人の腹を貫く。そのまま強引に足で押しながら斧槍を引き抜けば、蛇人は血を噴き出してぶっ倒れた。
「……案外強くなっているものね」
どうやら今までの苦難は無駄ではなかったらしい。不死院のデーモン相手に殺されまくっていた頃の私ではないのだ。
そう自惚れ、私は意気揚々に暗い古城を進んでいく。そして思い知らされるのだ。どうしてここが試練等と呼ばれているのかを。案の定私はギロチンのようなペンデュラムと待ち受ける魔術師蛇人に数回叩き落とされ死んだのだから。
その魔術師は小さな檻の中で困り果てていた。不死となり魔術の極地をこの目で確かめようとロードランに辿り着き、たまたま古城の門が開いたので誘われるがまま入り込んだのは良いのだが。好奇心は猫をも殺すとはよく言ったものだ。何か有用かつ見たことのないソウルの業を探していれば、いつのまにか檻に閉じ込められていたのだ。
見た目に相応しい経歴の魔術師、ビッグハットのローガンは一人小さな牢の中で思索する。どうにかならぬかと考えるが、この牢の中では杖を振るうスペースすらもない。仮に魔術を行使できたとしても、鉄格子にぶち当たり離散したソウルが彼すらも襲うに違いなかった。
賢者と呼ばれソウルの業に長けているからこそ、どうにもならぬ。手先が器用であるのならば針金やら何やらで開けられたのだろうが、生憎と彼はそういった俗世的な事を嫌う。彼の仕事は思索し、ソウルの真髄を探究すること。コソ泥とは違う。
故に、とりあえずどうにもならない彼はこの場において思索に耽る。目を閉じ、しかし眠る訳ではない。
そんな折。突如この牢獄の奥から轟音が響いた。思索を邪魔され瞳をそちらに動かしてみれば、何やら壁の一部が破壊され蛇人と見知らぬ人間が揉みくちゃになっているではないか。
人間は見れば小娘で、彼女は強引に蛇人からマウントを取り不釣り合いなほど長い斧槍を相手の首元に突き立てている。ここからでもわかるほどの白い肌が、蛇人の血で赤く染まれば決着はついた。動かなくなった蛇人を通路から奈落の底に蹴落とせば、彼女は疲れたように息を切らしていた。
しめた、と思う。もしかすれば……今まで出会った亡者共のように狂っていなければ、彼をこの小さな牢から救ってくれるかもしれない。無論それは無償だが、それだけの価値があるのだとローガンは自負している。
だから彼は、尊大な態度で彼女がやってくるのを待つ。彼から助けてくれなんて叫ばない。そんな事は賢者のする事ではない。彼は偉大なビックハットのローガンなのだから。そんな彼を目すれば、誰だって助けてくれるだろう? ……冗談だ、そこまで耄碌していなければ自惚れてもいない。
「死ね! 死ねッ!」
倒れ込みながら私は小柄で器用な身体を上手く用いて蛇人の上へと座り込む。蛇人はかなり抵抗していたが、それでも私の手を止めるには至らなかった。
凄い形相だったのかもしれない、私はいつになく殺意を向けて手にする斧槍を振り下ろした。最初は喉に、次に口に、最後に脳天に。オーバーキルと言われればそうかもしれないが、私はか弱い女の子だ。ちょっとソウルの業で強化され、黒騎士と呼ばれた神に近い存在が持っていた斧槍を手にしただけの聖職者だ。だから仕方ないじゃないか。
蛇人は悲鳴を上げながらその
相変わらず味は最悪だが、戦いの後のエスト瓶は身体に効く。
この古城は殺意が高過ぎる。狭い一本橋にギロチンペンデュラム。そしてそれを躱しても魔術を扱う蛇人が待ち受けているとなれば、死にもする。死ぬ度に亡者から人間へと復活していたせいで人間性が底を尽きそうだ。せっかくドブネズミを狩って集めたのに。というかなぜドブネズミが人間性を落とすのだ。
今だって、居眠りしていた蛇人を起こさないようにそっと抜けるつもりが自分のクシャミで起きてしまったせいで戦いになってしまった。その最中脆い壁を壊して挙句組付き合いになるとは思わなかったが。
休憩も程々に先へ進もうとしたのだが。どうにも、視線を感じた。殺意ではない。何かと思い何やら人が一人入りそうな檻の数々を眺めていると。
いかにも魔術師みたいな大きな帽子の爺さんがこちらを見ていた。それも何をしている、早く助け給えみたいな目で。
「……」
思わず牢に閉じ込められている老人の前まで来てみれば、彼は態とらしく言う。
「貴公、まともな人間とは、珍しい事もあるものだ」
それには同意する。どこもかしこも亡者だらけだ。
「私はビッグハットローガン。見ての通り囚われの身でな……貴公、解放してくれぬか」
そういえば、私に魔術を教えてくれたグリッグスがそんな名前を言っていた。確か師匠だったか。
「只の老人故に碌な礼など出来ぬが……私の知識、魔術ならば教授できよう」
「ふむ……それはこちらとしても有難いわね」
今の所魔術を使うよりも斧槍で殴った方が速い。グリッグス曰く偉大な魔術師らしいから、強力な魔術も使えるのだろう。
「ここは退屈すぎてな……もう飽き飽きなのだよ」
それもそうだろう。私だってもし不死院の牢がこんな小さな物だったらとっくに亡者と化していたに違いないから。
私は針金と拾った金具を用いて牢の鍵を弄る。どうやら簡易的な錠のようだ、苦労もせずに開けられた。手先が器用なのは良い事だ。色々と。
ビッグハットのローガンは鉄格子に帽子を幾度かぶつけながら牢から出てくると、ふぅっと一息ついて言った。
「ありがとう、助かった。さて、このまま旅を続けるのも良いのだが……」
「まずは魔術を教えて欲しいけれど」
「しかしここはかの古城だ。いつ何時襲われるかも分からぬよ。……そうだな、諸々記する時間も必要だし、一旦祭祀場に帰る事にする。貴公、そこで魔術を教授しようぞ」
悪くはない。確かに魔術を身につけるには適度な時間と場所を要する。問題は、この古城を制覇した後に私が祭祀場まで帰れるか分からない事だ。
それに見た所礼儀を忘れるような輩でもないようだから、急ぎでなくとも彼が居なくなることはないだろう。今はまずこの古城の試練とやらを打ち破らなくては。私は老師に一先ずの別れを告げると先へと急ぐ。一刻も早くこんな場所抜けたい。少なくとも篝火は見つけなければエスト瓶も補充できないし。
転がる大きな鉄球に潰される蛇人を見て、所詮は彼らも神の駒程度なのだと呆れる。蛇は竜の末裔だというが、それにしてはあんまりな扱いだ。
そもそも一体神はどういう心境でこんなビックリハウスみたいな罠と仕掛けをこの古城に施したのだろうか。試練とは名ばかりで、実はかのアノール・ロンドで神々はこの光景を酒の肴にして楽しんでいるのではないだろうか。愚かに試練に挑んだ不死達が無惨に殺されるその姿を。何とも悪趣味だが、元より神と人とでは価値観が異なるのだろう。
嫌らしい罠だ。丁度鉄球が一つ通れるだけの幅の坂の上には、鉄球を打ち出す仕掛けがあるようだ。その途中には横道があり、城内へと繋がっているのを見ると順路なのだろうが……少しばかり厳しいか。
仕方がないので坂の下から調査をすることにする。もしかすれば鉄球に押し潰された不死の亡骸が何か有益な物を持っているかもしれないし。
迫る鉄球を背に坂を全力で駆け降り、運良く見つけた通路に入る。そこで懐かし……くはないが、見知った者達を見つけた。
「う〜む……う〜む……」
「せめてもう少し間隔が短ければなぁ……」
玉葱頭の甲冑に、太陽のシンボルが描かれた鎧。いつだったか出会ったカタリナの騎士ジークマイヤーと太陽の騎士ソラールだ。不思議なコンビだが、珍しい巡り合わせもあったものだ。彼らもやはりこの古城に挑んでいたか。
心の荒んだロードランで見知った者達に出会うというのはある種の癒しだ。それが味方であればだが。
「難儀しているようね、二人とも」
話しかければ思索していた二人はハッとしてこちらを見る。
「おお、貴公はいつぞやの……再び見えるとは、驚いたぞ」
「貴公もやはり旅を続けていたのだな。最下層であの騎士しかいなかった時はどうしたものかと心配したが……杞憂で良かった」
どうやらソラールは最下層でオスカーと出会っているらしい。もしかしたら霊体として彼を支援したのだろうか。
「ソラール殿とも旧知の仲か、それは良い……まぁ、難儀していると言えば、その通りだ」
「うむ。どうもあの鉄球がな……俺はあまりスタミナがある方じゃないし、そもそも意外とこの鎧も重くてな」
「私も、その、なんだ。何となく太っているだろう?早くてな、あの鉄球……」
なるほど、やはり彼らもあの鉄球に困っているようだ。私も同様だが、少なくとも彼らよりは機動力もスタミナもあるだろう。重いのは斧槍だけだし、スタミナだって
私は彼らの横の岩に腰掛けると、坂の上にある塔を指差す。
「どうやらあの塔から鉄球は来ているようだわ」
「うむ。だが、そこまで辿り着けぬのだ。どうしたものか」
私はここぞとばかりに自分を指差す。
「私が止めてきてあげる」
「なんと! しかし……」
どうやら彼らは何か勘違いしているようだ。私が無償でやるわけが無いだろう。
「てことで、人間性くれるかしら。ちょっと残りが心許なくてね。安いもんでしょ?」
そう提案すれば、二人はしばらくキョトンと私を見つめたのちに笑った。
「はっはっは! これは良い、聖職者が見返りを求めるとは……実に人間らしい」
「うむ、うむ。不死でなかったらきっと良い女房になったに違いない」
遠回しにバカにされているような気がするがまぁ良い。ちょっとした賭けだが、彼らも私に頼らざるを得ないだろう。見知らぬ輩であれば人間性を持ち逃げする可能性もあるが、生憎私は見知った人間。まともでないロードランにおいては見知った人間に対する信頼も自然と上がるものだ。
私が手を差し出せば、二人はそれぞれ一つずつ人間性を差し出してきた。気前の良い男達だ、世の中の男が皆これほど気前が良ければ良いのだが。
二人が見守る中、私は転がる鉄球の横でタイミングを測る。一つ、二つ、三つ。目の前を鉄球とそれに轢かれた蛇人が転がっていく。こいつらほんと学習しないな。
そして四つ目の鉄球が目の前を通過した時。私は全力で坂を駆け登っていく。背後ではソラールとジークマイヤーが声援を贈るが、ぶっちゃけそれどころではない。
塔から鉄塔が転がってくる。急いで横の通路に入り込めば、先程まで走っていた坂道が鉄球に踏み潰された。そしてまた私は走り出す。
二回目の鉄球が迫り、今度は順路に繋がる通路へと駆け込んだ。本当ならもうこのまま鉄球を放っておいて先へ進みたいが、報酬はもう貰ってしまっている。覚悟を決めて塔へと走り出す。
ガコン、という装填の音。それは息を切らした私が塔へと入り込んだのと同時。
入ってすぐ横へローリングすれば直後に今まで私が立っていた場所に鉄球が放たれた。少しでも躊躇すれば私も蛇人達同様にペシャンコにされていただろう。
「ハァ、ハァ……! よし!」
息を整えて鉄球を乗せた台を調べる。明からさまなレバーが台に取り付けられているのを見るに、恐らく鉄球の方向を操作できるのだろう。
硬いレバーだが、思い切り力を入れれば何とか動いてくれた。有難い事に方向を変えている最中は鉄球が射出されないらしい。レバーを切り替えれば、鉄球はあらぬ方へと向かって射出された。これで良し。
塔から出て二人に合図を送ろうとして、姿が見えない事に気がついた。もしかして礼もなしに進んでしまったのだろうか彼らは。
「……ああ、世界が、ね」
しかしそんな醜い理由では無いらしい。どうやら私の世界と彼らの世界が再び分たれたようだ。よく目を凝らせば白く薄れた霊体が二つ手を振っていた。これで私も先へ進める。
世界蛇から新たな使命を与えられた。オスカーが伝承として聞いていた不死の使命は、本来の使命に対するある種の試練だったと言うことだ。
どこかの聖職者の少女と違って彼はフラムトからの使命を否定することはしなかった。むしろ快諾した。こんな不死にもなし得る事があるのだと、逆に歓喜したくらいだ。疑うこともせず、ただ純粋であり続けた騎士は勇ましくセンの古城へと足を踏み入れる。
確かに王都へ向かうための試練と言われるだけある。張り巡らされたトラップと敵の数々はそれはもう殺意に満ち溢れていたが、やはりオスカーは英雄足り得る素質の持ち主なのだろう。窮地に陥る事はあれど死なずに数々の罠を潜り抜けた彼の才能は天賦のものだ。
城の内部は呆気なく制覇した。階段を登り、彼はようやく篝火の燃える音を耳にした。パチパチと優しく燃える音だ。
ようやく休めると、彼は疲れた足腰を動かして音のほうへと向かう。どうやら崖っぷちを降りた所にあるようだ。
ドスン、と鎧のまま飛び降りれば、彼は直ぐに振り返って篝火を目した。丁度そこには、篝火で休んでいたであろう聖職者の少女が驚いたように目を見開いて彼を眺めているのだ。
殺意マシマシの罠を抜けてようやく見つけた篝火で休む。なんだってこんなレンガの崖を飛び降りた場所に篝火があるのだろうか、誰かが残したメッセージが無ければ見つけられなかったに違いない。
しばらく私は硬いレンガの上に座り込んで篝火の炎を見詰めた。ボウボウと燃える篝火の炎は優しい。祭祀場でこの優しさを守っていた火防女を思い出す。
別に何か親交があったわけじゃない。声も聞いたこともないし、目も合った事もない。
それでも一人の不死として、あの篝火に救われていたのは確かだ。それはあの心折れた騎士もそうだし、きっと裏切り者のロートレクだって同じだったろう。
不死が憩いとする篝火に焚べられるのはただの木片ではない。これは不死のために身を捧げた者達の遺骨なのだ。生きながらにして燃え、そして死して尚も焼かれる。
祭祀場の篝火は一際大きい。それは単に、身を投げた聖人とは異なる火防女がその火を絶やさず守っているからに他ならない。
その身が朽ち、
不意に影が篝火に差し込んだ。上を見上げるまでもなく、その影の主は現れた。
ドシン、と重い甲冑を身につけた上級騎士。それは私をこのロードランに連れてきた張本人。
探していた、アストラのオスカーだった。
目を見開いて、驚いたまま彼を見詰めていた。思う事は色々あったが、どうしてこんな登場の仕方をするのだと問いたかった。新しい罠かと思ってしまった。
「おわ!? 驚いた、まさか君がここにいるとは!」
「私の台詞よ」
あからさまに驚くオスカーに私はいつもの調子を取り戻して言い放つ。
一先ず彼は篝火に触れ、エスト瓶を補充すれば今まであった事を聞いてもいないのに語り出した。最下層の事や、病み村の事など……
「それでフラムト殿から使命を託されてね。まさか君も試練に挑んでいるとは思ってなかったが」
「私はあの蛇の使命を果たしに来たんじゃないわ」
バッサリとあの胡散臭い蛇の使命を切り捨てる。
「だが君もまた、僕と同じ様にここにいる。……それが嬉しくてね」
「優男」
よくもこう臭い言葉を出せるものだ。悪い気はしないが。
拙いながらも表紙を描かせていただきました。よろしければご覧ください。目次に載せてあります。
百合ばかりの番外編を
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見たい。百合こそ人類の宝、ダークソウル
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いやぁそうでもないっすよ