レストラン「怪獣」へようこそ   作:青色好き

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最近すっかり少なくなった四足歩行怪獣の話です。

次回は2021年1月22日12時00分に投稿予定です。


レストラン「怪獣」へようこそ 3 四足歩行

 レストラン「怪獣」のある一室で、ある「団体」が集まっていた。畳の床・座布団・木製のテーブル・砂壁と、地球の日本の伝統的な建築様式を彷彿とさせる部屋にその「団体」が座っている。料理は既に届いており、何体かは既に料理をちょくちょく食べている。

 

 

 

 だが、この部屋を見て違和感を感じる事が一つある。

 

 

 

 それは……

 

 

 

 

 テーブルの背が低い(・・)ことだ。

 

 

 

「さて、全員集まったようだな……」

 

「ああ。これで全員だ」

 

 この部屋に入ってまず最初に声を出したのはアンギラス、それに続いて返事をしたのはリドサウルスだ。元々この集まりを企画したのがこの2体なのだ。彼らがどんな理由で集まりを催したのか。それは、

 

 

 

 

 

「俺達、四足歩行の怪獣がどうやったら目立つのか話し合いたい!」

 

 

 

 

 

 そう、ここの部屋に集まっている怪獣は皆"四足歩行"出来る怪獣なのだ。四足歩行する怪獣は二足歩行できる怪獣と比べて全高がやや低い傾向にある。そのため、彼らが集まっている部屋にあるテーブルは背が低いのだ。つまり、彼らの全高に合わせて低いテーブルが置いてあるのだ。

 

「近年、多くの怪獣達が活躍する時代となったが、我々四足歩行の怪獣は二足歩行などの怪獣と比べて目立つ怪獣が少ない。そこで、今回は我々四足歩行怪獣がどうやったら目立つようになるのか話し合いたい!」

 

 片手(前脚とも言うべきか)をテーブルに乗せてもう片方の片手(前脚?)を上向きに挙げたアンギラスは、自信満々に今回の会議内容を語る。彼の両目はやる気で満たされており、見る者を圧倒させる。

 

「目立つというと、何をすればいいんですかね? ウルトラマンとかのヒーローを倒すとかですかね?」

 

 この場において、最初に意見を言ったのはバルゴンだった。かつてガメラを氷漬けにしたことがあり、背中からの光線は威力が高い怪獣だ。バルゴンはかつてガメラと戦った経験があり、ウルトラマンとは違うものの“ヒーロー”に相当する相手(ガメラ)と戦った事があるのだ。それ故の先ほどの発言なのだ。

 

「確かに、そうすれば人間達の印象には残るだろう。機転があればともかく実力を鍛える必要があるな。全員がヒーローより強いわけではないから、強くなるのは時間がかかる……」

 

「あ、言われてみれば確かに……」

 

 バルゴンの意見にリドサウルスが反論する。ヒーローを倒すというのはそう簡単にいくわけではない。機転も必要だが、ある程度強い必要がある。強くなるというのは一日二日でそう成せる事ではない。膨大な時間が必要となる。時間をかける事も大事ではあるが、短時間で済む方法があればそちらを取る方が良いだろう。

 

「でも機転次第では勝てる可能性もあるんですよね?」

 

「まぁあるけどさ…… 簡単に浮かぶことではないよなぁ……」

 

 だが機転によりヒーローに勝てる可能性は十分にある。モグネスがそう指摘するがカメーバが現実的な答えを出す。漫画やアニメなどのキャラがピンチに陥った際、よく機転を使って切り抜ける事が多いが必ず起こるわけではない。所謂ご都合主義のように、ストーリーの展開上必ず起こさなければならないためキャラクターは機転を起こすのだ。ご都合主義という理由で起きるわけなので、必ずしも機転が思い浮かぶわけではない。

 やはりこれはあまり良い案とは言えない。そう思いかけたその時だった。

 

「じゃあ、技や能力を上手く使いましょうよ! そうすればヒーローの一人や二人相手にどうにか勝てるかもしれませんよ!」

 

 何処か希望が満ちてるように言ったのはボルカドンだ。かつてグリッドマンと戦った事のある怪獣で、背中に火山を持つ怪獣だ。背中の火山から出す火山弾やマグマでグリッドマンを苦戦させたことのある怪獣だ。

 

「技や能力か…… 使いようによってはヒーローに勝てるかもしれないな…… 皆はどんな能力を持ってる?」

 

 ボルカドンの提案にリドサウルスは興味を持つ。怪獣というのは実在する生物が持たないような技や能力を持っている。それを上手く活かせばヒーローに勝てる可能性がある。そこで、ここに集まってもらった皆は、どんな能力を持っているか尋ねることにした。

 

「俺は角からいろんな物を凍らせる冷気を出せるし、口から雪を出せるぜ!」

 

 まず、いの一番に言ったのはアイスラーだった。かつてBF団に操られてジャイアントロボと戦った怪獣だ。

 

「あ、私は別の位相に移動できます!」

 

 次に発言したのはゴルゴレムだ。昔、別の位相に移動するという能力を使ってウルトラマンネクサスを苦戦させた怪獣だ。

 

「オイラは口から炎や光線を出せるし、高速で空を飛べるぞ!」

 

 さらに発言したのはデスギドラだった。かつて火星を滅ぼし、地球に来た際はモスラに封印されたが、後に復活した怪獣だ。復活時には植物のエネルギーを吸収して成長し、モスラと戦った。

 この場の中心となっているリドサウルスとアンギラスは、結構凄い能力を持つ怪獣が多いなぁと感心している。これらの能力を上手く使えばヒーローどころか誰よりも強くなり、"目立つ"を超えて物語の主役級の人気を得られるかもしれない。そう思っていると、

 

「いやいや、少し待ちなさい。別にウルトラマンやスペクトルマンとかのヒーローとかに勝たなくても目立つ方法がありますよ」

 

 突然違和感のある人声が部屋に響いた。皆が音源に振り向くと、そこにいたのはゾグだ。普段は人型の第一形態でいることが多いが、今回は四足歩行の第二形態で来ている。このゾグは体高(身長)がかなり大きく、第一形態時は127m、第二形態においては666mもあるのだ。数ある四足歩行怪獣の中で屈指の大きさだ。

 

「? どんな方法なんだ?」

 

 ゾグの言っていることが気になり、マグマザウルスは彼女にその方法を聞いてみる。リドサウルスやアンギラスだけでなく、バルゴンもアイスラーも皆ゾグの方を向いている。やはり気になるのだろう。

 

「それは“見た目”よ!」

 

「「「「見た目?」」」」

 

 その場にいる皆が一斉に声を上げた。ゾグが提案した方法、それは“見た目”で目立とうとすることだった。

 

「そうよ。人間社会においては、人物の第一印象は大方見た目で決まると言われているわ。つまり私達怪獣も見た目で勝負するってことよ。服を着るなり装飾品を付けるなりしてね」

 

 もちろん強くなったり技や能力を使うのも大事だけどね、とゾグは一言加えて理由を発言した。第一印象として挙げられる“見た目”で目立とうというのだ。怪獣界でも「第一印象は見た目」なんて決まり文句を聞いた事がある。

 

「見た目かぁ…… 見た目で目立つ奴はいるかなぁ……」

 

 ひと先ずアンギラスは何を着て目立つかより、見た目が目立つ怪獣がいないか考えることにした。もしかしたらそれらの怪獣に何か目立つヒントがあるのではと考えたからだ。

 すると、そんな様子を察したのか、前脚を上げた怪獣がいた。その怪獣はかつてウルトラマンと戦ったケムラーだった。

 

「あ、俺なら2枚の羽状の甲羅を持ってるっす! 甲羅が目立つはず!」

 

 やたら自信満々で手を上げている。自信があるのだろうか、手を高く上げている。

 

「私なら背中のヒレ・エリ巻があるので、インパクトは抜群だ!」

 

 次に手を上げたのはザニンガだ。黒星族の兵士が怪獣化して誕生した怪獣で、地球に飛来したあとメガロマンと戦った。あの時は2体登場したせいか、この部屋でも兄弟と言わんばかりに2体いる。ついでに、2体共手を上げている。

 

「私は牙が大きいです!」

 

 次に前脚を上げたのはマグマだ。牙が大きい海象(セイウチ)そっくりの怪獣だ。彼も自信満々なのかやや短い手を垂直に上げている。

 確かに目立つと言えば目立つが、まだ少々弱いか? と思ったのか、アンギラスとリドサウルスは「もっと目立つ奴はいないか?」と言いたいような目配せをする。すると、一体前脚を上げたのがいた。アンドロザウルスだ。

 

「私には赤い大きな角があるの! この大きな角ならさすがに目立つはず!」

 

 彼女、アンドロザウルスの言う通り、アンドロザウルスの大きな特徴は頭から生えている赤くて大きな二本角だ。これは戦う時に大きな武器となる。それに、アンドロザウルスは「怒らせると宇宙一恐ろしい怪獣になる」と言われている。それ程強い怪獣でもあるのだ。ついでに言うと子持ちで、この場にも子供であるアンドロザウルスJr.がいる。食事に夢中のようだ。

 

「俺は背中にあるマグネホーンという器官があるんだ! これは結構便利だし目立つぜ!」

 

 今度はマグネガウスが前脚を上げた。マグネガウスの背中のマグネホーンという器官は大砲のようにマグネガウスの両肩あたりに付いているため大なり小なり目立つ。

 

「オイラはドリルが目立つと思うぞ~。 でかいからな」

 

 今度はバンボスが前脚……、ではなくドリルを上げた。マンモスの怪獣であるバンボスの大きな特徴は鼻の代わりに付いている大きなドリルだ。マンモスなどの象の仲間は鼻が長いことで有名だが、このバンボスは代わりに大きなドリルが付いている。初見の人間はまず驚くだろう。

 

「なら僕ならどう? ヒトデ風の四足怪獣は怪獣はあまりいないと思うんだ」

 

「それならウチにも当てはまるな!」

 

 次に自信有りと言わんばかりにやや声を大きめで言ったのはぺスターとフリーザーキラーの二体組だ。四足歩行の怪獣の中でも比較的特殊な姿をしており、ヒトデを二匹くっつけたような姿だからだ。四足怪獣どころか怪獣界全般でもそういないデザインだ。

 

 そうしていると、次々と前脚や手を上げる怪獣が現れていく。ジャンボキング、ギロン、キングザウルス3世…… 数えていくと切りがない。

 

「探せば意外といるもんなんだな……」

 

 そんな様子をアンギラスは少々感心しながらぼんやり眺めていた。四足歩行怪獣は二足歩行の怪獣と比べればやや地味な印象を持っていたこともあり、これだけ特徴的な怪獣がいるとなると、四足歩行怪獣の知名度が上がっていくんじゃないかと思い始めた頃、こんな声が上がった。

 

「それ以外でも目立つ方法あるんじゃないか?」

 

 そう言ったのはバルグザーダンだ。エルニーニョ現象で発生した雷雲の中に潜むと言われている怪獣だ。皆の視線がバルグザーダンに交差する。

 

「? 他に何かあるの?」

 

「それは、体を大きくすることだ」

 

 皆の頭の中で(クエスチョンマーク)が浮かぶ。そんな様子を察したのか、バルグザーダンは更に説明を続ける。

 

「ゴジラさんは最近の作品で300m級の大きさになったんだ。あれだけ大きければ人間たちは必ずビビる。嫌でも目立つと思うぞ」

 

 口に咥えた野菜を食べてバルグザーダンは穏やかな口調でそう説明した。聞いてみると、なんとなく分かる。人間からすれば体高50mやそこらの生物である“怪獣”を相手にすれば皆驚くのだ。更に大きい相手を見ればどうなるか…… 想像するのは難しくはないだろう。

 

「となるとそれに当てはまるのはゾグさんですかね?」

 

「確か体高は666mですよね? 最近のゴジラさんより大きいですもの」

 

「まぁ、確かにそうね。でも私は元からこの大きさなの。体を大きくするのは簡単ではないと思うのだけれど……」

 

 ドランゴの会話にカイザーギドラとペアモンスキングが会話するものの、すぐにゾグもその会話に参加する。ゾグの言う通り、体を大きくすることは簡単な事ではない。ゴジラでさえ2万年近くの歳月を経て体高50mから300m級の大きさになったのだ。他の怪獣も時間が経てばどんどん大きくなるわけでもない。

 

「う~む、リドサウルス、やっぱり見た目で勝負するべきか……?」

 

「でも服なんて何処に売ってるんだ。怪獣って服を着る奴はあまりいないから殆ど売ってないぞ」

 

「う…… な、なら植物とかを体に飾るか……?」

 

「植物なら水を与えないと枯れてしまうぞ…… そうなったら定期的に代わりを持ってこないと駄目じゃん。それに俺達は怪獣、体が大きいんだ。俺達の大きさに合う植物とか、それ以外の物体となると結構数は限られそうなんだが……」

 

 アンギラスはやはり見た目で目立とうとするが、リドサウルスが反論したこともあり、口を閉ざす。自分達は怪獣故に体が大きい。体高が何十mもあるのだ。それ程大きな植物や人工物などはあまり多くはないだろう。

 結局目立つ方法が思いつかない。アンギラスがそう迷い始めたその時だった。

 

 

 

「思うんですけど、無理に目立たなくても良いと思うんです」

 

 

 

 一瞬であるが、静寂がその場を支配した。それと同時に、皆はその台詞の発言主に顔を向ける。その方向にはシシオーンの親子がいた。発言したのは親の方だった。

 

「確かに目立たなければいけない時はあるかもしれません。ですが、目立つために姿や能力・強さをどんどん変えてしまったら『自分』を見失うかもしれません。姿や能力などは私たちの大事な『個性』なんですから……」

 

「「「「…………」」」」

 

 シシオーンのこの一言で皆は少しばかり考え、沈黙が場を支配した。

 

 自分の特徴

 

 自分の技

 

 自分の能力

 

 これら全ては自分を確立する要素(アイデンティティー)なのだ。それらを大きく変えるというのは「自分」を止める様な行為とも見て取れる。

 

 本当にそれで良いのか?

 

 この場にいる怪獣達は皆、自信を持って答えを出した。

 

「……そうだな、無理に自分を変える必要は無いか……」

 

「まぁ、そうだな。あまりにも変え過ぎるのも考え物だな」

 

 アンギラスとリドサウルスは力が抜けたような表情で微笑むような表情をし、コップに注がれているドリンクを少量飲んだ。何かのしがらみから解放されたかのように安堵した表情となっていた。

 

「俺達は俺達だ! 四足歩行怪獣には四足歩行怪獣の良さがある! そうだろ! 皆」

 

「「「その通り! アンギラスの旦那!」」」

 

 アンギラスの一声により、多くの怪獣が食べる気・飲む気となっている。リドサウルスはやれやれ、と言いたげな感じだが何処か明るい表情となっている。リドサウルスもすぐに食事に参加するだろう。ゴルゴレムも、ザニンガも、ギロンも、皆が完全に食事する気満々になっている。アンドロザウルス親子やシシオーン親子はやれやれと言いたい感じだが、それでも満更ではないようだ。箸が進んでいる。

 

 今夜は大きな宴になるだろう。いつものように。

 

 

 

 

 

「うわ~、盛り上がってるなぁ~。今夜は大変そうだ~」

 

「あらあら、ノンビリゴンちゃん、今夜は結構疲れるかもしれないけど頑張ってね! イチゴジュースを頼んでいいかしら?」

 

「まぁ、宴会とかはよくあるので仕方ないね~。イチゴジュースを直ぐにお持ちしますので待っててくださいね~」

 

 そんな大宴会の中、オオタチはこのレストランの従業員であるノンビリゴンに注文をした。ノンビリゴンはのんびり屋の怪獣であるが故にこの忙しさには少々疲れそうではあるものの、皆の為に終了時間まで頑張ることにした。

 

 怪獣図鑑

 

・暴竜 アンギラス

第1話の怪獣図鑑を参照。

 

・リドサウルス

 映画「原始怪獣現る(原題:The Beast from 20,000 Fathoms)」に登場した怪獣。北極で眠っていた約1億年前の巨大生物。水爆実験によって現代に目を覚ました。機関銃が効かない程皮膚は固く、血液には細菌が含まれているため迂闊に攻撃するのは危険である。

 水爆によって復活した怪獣が街を襲うというあらすじからして、ゴジラはこの怪獣のオマージュを受けてそうです。ちなみに、原題のFathomは水深の単位で、1 fathom = 6 feet = 約1.8 mで、20,000 fathomsは1.8 m × 20000 = 36,000 m。めっちゃ深い!

 

・冷凍怪獣 バルゴン

 映画「大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン」に登場した怪獣。ニューギニアの孤島にある魔の谷と呼ばれる場所で「千年に一度誕生する」と言われている怪獣。鼻先の大きな一本角を持つ四足歩行型怪獣。長く伸びる舌から冷凍液を出し、背中からは「悪魔の虹」と呼ばれる七色の光線を放つ。しかし、水が弱点で、長く浸かると体組織が溶けてしまう。漫画「大怪獣激闘 ガメラ対バルゴン COMIC VERSION」ではガメラやギャオス同様超古代文明の産物として登場し、体中に棘があり、昭和版より能力が強化されており、目を合わせた生物を凶暴化させる。

 個人的に漫画版のバルゴンがかっこいいです。映画で出ないかな……

 

・地底怪獣 モグネス

 ドラマ「マグマ大使」に登場した怪獣。ゴアが地球に送り込んだ怪獣第一号。センザンコウに似た姿をしており、技は尾から出す光線と口から出す液化水爆。体内には電子頭脳の他にと水爆がある。

 劇中では東海道新幹線を襲ったため、「新幹線を襲った怪獣」というイメージが強いです。個人的に、液化した水爆を吐くって地味に恐ろしい技に思えます。

 

・大ガメ怪獣 カメーバ

 映画「ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 南海の大怪獣」に登場した怪獣。宇宙生物がセルジオ島のマタマタガメに憑依する事で誕生した怪獣。首を伸ばすことが出来、それを使って相手を投げることが出来る。宇宙生物同様超音波に弱い。ドラマ「行け!ゴッドマン」ではゴッドマンと対決しており、映画「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」ではゴジラに倒されて九十九里浜に打ち上げられた。小説「GODZILLA 怪獣黙示録」では2002年にフィリピンに出現した怪獣で、2個体目がグアムに現れており、4個体目は他の怪獣に倒された状態で日本の大戸島に打ち上げられた。

 まるっきり見た目が亀の怪獣。ゴッドマンの時は着ぐるみの下顎が外れた状態というめっちゃ痛々しい姿で出てます。なぜ出したんだ……(初見時は口を閉じてるように見えましたが)ゴジラアイランドの主題歌「ゴジラのテーマ」では名前が呼ばれないという不遇っぷり……

 

・火山怪獣 ボルカドン

 ドラマ「電光超人 グリッドマン」に登場した怪獣。背中には沢山の噴火口があり、そこから火山弾やマグマを出す。突進攻撃も得意。四足歩行の時もあるが、二足で直立する時もある。電話局のコンピューターワールドに侵入して電話回線を壊した。

 背中が火山というなかなか凄いデザインの怪獣です。背中から噴煙を出して相手を攪乱させるという技があっても良いかもしれません。

 

・冷却怪獣 アイスラー

 ドラマ「ジャイアントロボ」に登場した怪獣。15話に登場したBF団の操る怪獣で、立山連峰にあるBF団の要塞を守る役目を持っている。頭から生えている二本の角から強力な冷気を出し、口からは非常に冷たい雪を出す。24話と26話では別個体が出現している。

 ジャイアントロボ自体あまり視聴した事が無いのですが、「出してみたい!」と思い今話で出しました。頭部の角は角というより出っ張った器官というか……

 

・インビジブルタイプビースト ゴルゴレム

 ドラマ「ウルトラマンネクサス」に登場した怪獣。背中に大きな結晶体を持っており、長く伸びる口を持つ。結晶を光らせる事で別の位相に移動出来、口からは火炎弾を吐く。結晶を壊せば位相移動が出来なくなるが、結晶は短時間で再生し、壊せば壊す程再生時間が短くなる。防御力自体割と高い。

 四足歩行らしい姿勢の怪獣です。映画「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」では百体怪獣ベリュドラを構成する唯一のスペースビーストでもあります。 スペースビースト(というより平成怪獣)をもっと出そうよ……

 

・宇宙怪獣 デスギドラ

 映画「モスラ(1996年)」に登場した怪獣。約6500万年前に火星を滅ぼした後に地球に飛来した怪獣。恐竜絶滅の原因を作っており、古代のエリアスとモスラが北海道の山奥に封印したが、森林伐採によるエリアスの盾の除去により復活した。植物のエネルギーを吸収する。技は火砕流を光線化した火砕流撃弾や地割れを起こしてマグマを噴出させる剛烈駆雷震など。

 キングギドラそっくりの怪獣です。裏設定として「不定形のマグマ状生命体がキングギドラ恐竜の見た目をコピーした」・「宇宙のエントロピー増大で生まれた『生命』を持たない負の存在であるため死の概念が存在しない」という凄い設定があります。

 

・巨蛾 モスラ

 映画「モスラ(1961年)」に登場した怪獣。蛾のような見た目の怪獣。幼虫時は茶色い芋虫のような見た目で、口から糸を吐く。成虫時は綺麗な羽を持ち、空を飛ぶ。映画「モスラ対ゴジラ」に出て以降度々ゴジラシリーズに登場するようになり、技も増えていく。1996年にも主役の映画「モスラ」も作られ、続編も作られた。

 結構人気の怪獣ですが、個人的に好きでも嫌いでもない怪獣です。そういえば幼虫は今のところゴジラに負けたことが無いみたいですね。一度負ける展開を用意してみたらどうでしょう?

 

・根源破滅天使 ゾグ

 ドラマ「ウルトラマンガイア」に登場した怪獣。第一形態は体高127mの人型であるが、第二形態は体高666mの超巨大ケンタウロスのような姿となる。第一形態では手から波動弾を放ち、第二形態では口と手から放つ波動弾と巨体を活かした踏み潰しと体当たり。一応翼を持っている。ドラマ「ウルトラマンジード」ではカプセルとして登場し、ファイブキングのカプセルと一緒に使う事でベリアル融合獣キメラベロスにフュージョンライズ出来る。

 とにかくデカい怪獣です。翼を持っているということは空を飛べるのだろうか……?

 

・溶岩怪獣 マグマザウルス

 ドラマ「スペクトルマン」に登場した怪獣。ラーが作り出した怪獣で、口から火山弾を吐く。火山活動を活発化させることで火山を噴火させることが出来る。

 四足歩行で、火山と縁のある怪獣となるとボルカドンやグランゴンを思い出します。

 

・毒ガス怪獣 ケムラー

 ドラマ「ウルトラマン」に登場した怪獣。死火山と思われていた大武山から出現した怪獣で、背中にある2枚の甲羅は非常に頑強。尾の先端から光線を放ち、口からは猛毒のガスを吐く。甲羅の下には光る心臓がある。ウルトラマンのスペシウム光線を受けても無傷であることから防御力も高い。ドラマ「ウルトラマンパワード」でもケムラー(別名パワードケムラー)が登場する。

 個人的にあまり印象に残ってませんけど、スペシウム光線を受けても無傷なあたり割と強い怪獣かもしれません。

 

・黒星怪獣 ザニンガ

 ドラマ「メガロマン」に登場した怪獣。黒星族の兵士を怪獣化して誕生した怪獣。首に襟巻が付いており、口には大きな牙が生えている。武器は口からミサイルと牙で、地中を潜ることが出来る。

 首の襟巻のせいでエリマキトカゲやトリケラトプスのフリルに見える怪獣です。地面に潜る時襟巻きが邪魔にならないのだろうか?

 

・南極怪獣 マグマ

 映画「妖星ゴラス」に登場した怪獣。セイウチそっくりの姿だが爬虫類。南極の地底で眠っていたところ、地球を動かすためのジェットパイプの熱により復活した。基地の一部を破壊した後、VTOL機のレーザー攻撃によって倒された。小説「GODZILLA 怪獣黙示録」では2024年に出現した怪獣として登場。

 映画のテーマから全く出る意味が無いのですけど、「せっかくの円谷特撮だから怪獣を出そう」という事で出ることになったそうです。準備稿では「恐龍」と表記されたせいか爬虫類になったのかもしれない。

 

・土星怪獣 アンドロザウルス

 ドラマ「ミラーマン」に登場した怪獣。23話に登場。土星に住んでいる怪獣。普段は大人しい怪獣なのだが、怒ると宇宙で一番恐ろしい怪獣と言われている。顔に大きな赤い角が生えている。武器は角と目から発射する光線・口からの火炎弾。インベーダーに卵を奪われ、それを追いかけて地球に飛来した。36話と37話でも再登場した

 個人的にミラーマン怪獣の中では一番好きです。大きな赤い角がカッコイイ…… 卵があるという事は雌なのだろうか?

 

・土星怪獣 アンドロザウルスJr.

 ドラマ「ミラーマン」に登場した怪獣。前述のアンドロザウルスの子供で、頭部の角が親よりも長い。角から電気光線を発射する。

 アンドロザウルスの子供です。劇中で「あのような事」があったことを考えると同情してしまう……

 

・磁力怪獣 マグネガウス

 ドラマ「グリッドマン」に登場した怪獣。武器は背中にあるマグネホーンから発射する磁力光線・バリア・頭頂部の角によるエネルギー吸収。セキュリティコンピューターに侵入し、システムを組み替えたことで、セキュリティシステムを暴走させた。

 背中のマグネホーンも目立ちますが、首の下部にある縦棒が詰まったような構造です。あれはいったい何なのか……?

 

・古代魔獣 バンボス

 ドラマ「サンダーマスク」で登場予定だった怪獣。氷河に眠るマンモスの化石をデカンダが発掘した後、強力な武器を与えて魔獣に改造したことで誕生した怪獣。鼻に付いたドリルでいろんな物を掘り起こして破壊する。

 マンモスの鼻にドリルという凄いデザインの怪獣です。サンダーマスクの怪獣は奇抜なデザインの怪獣が多いので好きです! 強力な武器ってやっぱりドリル? しかし、没になった理由を知りたい……

 

・油獣 ぺスター

 ドラマ「ウルトラマン」に登場した怪獣。ヒトデが突然変異して誕生した怪獣で、石油を常食とする。石油の産出が多い中近東で活動していたが、科学警備隊の警備が厳しくなったことで日本にやって来た。口から炎を吐く。体内には石油が溜まっているため、下手に攻撃するのは危険。ドラマ「ウルトラマンパワード」でもぺスター(別名パワードぺスター)が登場した。ドラマ「ウルトラマンX」では第一話にニュース映像の中で登場した。

 デザインがかなり奇抜な怪獣です。顔をよく見ると何となく可愛い気がする……

 

・冷凍怪獣 フリーザーキラー

 ドラマ「ジャンボーグA」に登場した怪獣。ヒトデを2匹くっ付けたような姿をしており、中央にある顔には大きな二本の角がある。グロース星人が製造したロボット怪獣で、口からミサイルを放ち、目から相手を凍らせる光線を出す。映画「ジャンボーグA&ジャイアント」でも登場した。

 ぺスターそっくり…… というよりぺスターを踏襲されているらしいです。ぺスターと兄弟と言われても違和感は多分無い…… と思う。

 

・最強超獣 ジャンボキング

 ドラマ「ウルトラマンA」に登場した怪獣(正確には超獣)。カウラの頭部・ユニタングの胴体・マザリュースの胴体・マザロン人の肩の突起が合体して誕生した。武器は目からの光線・口から出す炎とミサイル・バリア。

 最強の超獣と言われていますが、正直そういうイメージが無い……

 

・大悪獣 ギロン

 映画「ガメラ対大悪獣ギロン」に登場した怪獣。頭が包丁のような姿の怪獣で、惑星テラにおいて宇宙人バーバラと宇宙人フローベラの用心棒でありペット。頭の包丁状の器官は非常に切れ味が良い。武器は頭の包丁と頭から出る手裏剣。映画「ガメラ2 レギオン襲来」では当初敵怪獣としてギロンが出る予定だったが没となり、小説「ともだち 小さき勇者たち~ガメラ~」ではギャオスの細胞を取り込んだ巻貝が変異したGギロンが登場する。

 頭が包丁というトンデモナイデザインの怪獣です。手裏剣は脳細胞で構成されているという物凄い設定らしい……

 

・古代怪獣 キングザウルス3世

 ドラマ「帰ってきたウルトラマン」に登場した怪獣。大きな頭の二本角と背中の背びれが特徴の怪獣。武器は角からの光線・口からの熱線・角から出すバリア。特にバリアは非常に硬く、ウルトラマンジャックの技を簡単に防げる。漫画「ウルトラマンSTORY 0」では「キングザウルス」が首長竜のような姿で登場し、ムルチの原種などのを生物を捕食していた。ドラマ「ウルトラマンオーブ」のエピソード構成(オーブクロニクル)では、かつて「キングザウルス2世」がウルトラマンオーブと戦った。

 「1世や2世はいないの?」とよく言われていますが、元々は「怪獣キングザウルスの3世」という設定で出る予定だったが、その話が没になって名前だけ使用されたためです。4世や5世はいずれ出るのだろうか……

 

・雷怪獣 バルグザーダン

 ゲーム「ゴジラ トレーディングバトル」に登場した怪獣。エル・ニーニョ現象で発生した雷雲の中に潜んでいると言われている怪獣。雷などの電撃を使った攻撃を得意としている。高速で空を飛ぶことも可能で、古代人はバルグザーダンを見て、麒麟や雷神を想像したと言われている。

 ゴジラのゲームに出てくる怪獣です。凄くかっこいい怪獣です! 映画に出て欲しいですけど、デザインや知名度からして難しいかも……

 

・超ドラゴン怪獣 カイザーギドラ

 映画「ゴジラ FINAL WARS」に登場した怪獣。モンスターXの本来の姿であり、ギドラ族の皇帝。金色の体色で、巨大な翼を持っている。武器は口から放つ「反重力光線 デストロイド・カイザー」とエネルギー吸収能力。10万トンの体重を使った踏みつけも強力。

 デスギドラとカイザーギドラの合体したような怪獣です。空を飛びませんでしたけど、翼を持っているから空を飛べるのだろうか?

 

・巨大双頭怪獣 ペアモンスキング

 ドラマ「ミラーマン」に登場した怪獣。第33話で二人のインベーダーが合体して誕生した怪獣。肩書きの「双頭」と言うように、頭が二つあり、頭には黄色い角が生えている。口から炎を吐き、二つの首の間から電気を流す。第36話では、33話の個体の兄弟である「ペアモンスキングβ」が登場した。

 腕がありそうな所に顔があるという、珍しい怪獣です。何となく印象に残っています。

 

・巨獣 シシオーン

 ドラマ「巨獣特捜ジャスピオン」に登場した怪獣。元々は山奥に暮らしていたが、山に住む人間の家族に育てられた。口から炎を吐くことが出来る。親のシシオーンは劇中では既に亡くなっている。

 見た目がまさしく「獅子」と言った感じの怪獣。劇中では芸をやっていましたが、大きな輪っかとかはどうやって作ったのか……? しかし、劇中ではあんなことになるなんて……

 

・凶悪翼獣 オオタチ

 映画「パシフィック・リム(原題:Pacific Rim)」に登場した怪獣。巨大生物「KAIJU」の内の一体で、2025年にレザーバックと共に香港に現れた。長い舌・両腕の翼を使って飛行・長い尾など攻撃技が多彩。口からはKAIJUが持つ青色の血液「KAIJU BLUE」を元に作られた溶解液を発射する。劇中では子供を身ごもっていた。

 KAIJUの中では印象的な一体。結構万能なKAIJUです。

 

・ノンビリ怪獣 ノンビリゴン

 ドラマ「ジャンボーグA」に登場した怪獣。グロース星人のマッドゴーネが地球人を怠けさせてその隙に地球を征服する「グロース第2号作戦」のために地球に送り込まれた怪獣。目からノンビリ光線を出して、相手を怠けさせる。しかし、子供には効かない。

 相手を怠けさせるというところが、「帰ってきたウルトラマン」のヤメタランスに似ていますね。ヤメタランスのオマージュ?




 四足歩行怪獣、もっと流行れ……
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