そんな宇宙に住む怪獣達の話です。
次回は2021年1月29日12時00分に投稿予定です。
レストラン「怪獣」の入り口を入ってすぐ側にあるカウンター席で、ある怪獣が肩の力を抜いて水を飲んでいた。木製のテーブル・床・天井・装飾品からは木の匂いが僅かに漂っているため、雄大な大自然の中で休んでいるように思える空間故に、その怪獣はゆっくりと休むことが出来るのだ。
「フゥ…… やはり此処はゆっくり休めますねぇ……」
その怪獣は青色にも緑色とも見て取れる体色で、細長い触手を何本も持っており、地球のクラゲを彷彿とさせる姿をしている。この怪獣は「ドゴラ」と呼ばれており、かつて地球の各地を好物である炭素を狙って襲った怪獣だ。その後はセールスマンの仕事をしており、今日は数少ない休みなので疲れを取ろうと
ドゴラが料理を待っていると、ある怪獣に声をかけられた。
「おお、ドゴラじゃないか。久しぶりだな」
「その声は…… あなたですか。キャブレオンさん」
ドゴラが振り返ると、そこには宇宙怪獣のキャブレオンがいた。キャブレオンの大きな体には度々会っているとはいえ少しばかり驚く。何せ彼の腹に付いている大きな赤い球体が大きな目玉に見えるのだ。ビッグアイやガンQのように大きい目玉にそっくりなのだ。かつてドゴラはキャブレオンと初対面時には大層驚いた。もっとも、キャブレオン自身も気にしてる事なのだが。彼の後ろには黄金の鱗を持つ三本首の龍とカミキリムシを彷彿とさせる怪獣がいた。
「おや、キングギドラさんとゼットンさんもいらっしゃるのですか」
「ああ、炎の谷の上空でバッタリ会ってな。誘ったんだよ」
キャブレオンの後ろにいた怪獣、それはかつて地球に襲来しゴジラと何度も戦ったキングギドラと、ウルトラマンを倒したことがあるゼットンだった。この2体は宇宙怪獣としては知名度が高い方で、地球人にも知れ渡っている。
「あ、ドゴラさん!」「久しぶりです!」「何時以来~?」
「おーい、ギドラ。3頭同時に喋ったらどう返答すれば分からんだろ……」
「あ、そうでした! 失礼しました!」「あ、そうでした! 失礼しました!」「あ、そうでした! 失礼しました!」
「ハハハ…… ギドラさんもゼットンさんも変わってないですねぇ……」
キングギドラのゼットンのやり取りを見てドゴラは苦笑いをする。この2体はよく付き合うコンビなので、他の怪獣にも知られている。キングギドラの奇妙な話し方にゼットンが突っ込むというのが定番となっている。
「あ、お隣良いか? 久々に話したいこともあるしな」
「ええ、どうぞ構いませんよ」
「じゃあ俺も」
「僕も」「隣に」「座ります~」
店に入ったばかりの3体はドゴラの近くの席に座った。やはり木の香りが香ばしい。
「おや、キャブレオンさんにキングギドラ・ゼットンさん。何時以来ですかね…… 貴方達3体が揃うのは……」
「お、エビゾールのマスター。久しいなぁ。以前も頼んだ料理、覚えてますか?」
「ええ、勿論覚えてますよ。トマトカレーですよね。それを注文ですか?」
「ええ、それで」
キャブレオンが久々に会ったエビゾールに注文をすると、続けるかのようにゼットンとキングギドラも注文をする。キングギドラは同時に3頭分の注文を言ったのだが、エビゾールは正確に注文品を理解した。他の怪獣から聞いたら3頭が何を言ったのか聞き取れないのだが、それを聞き取れるあたりさすがはマスターと言ったところだ。
「おお、皆さん。お揃いじゃないか」
「おや、貴方はレギオンさんですね。ゴールドサタンさんにギララさんまでいますね」
座ってしばらく経つとレストランに新しい客が入ってきた。それはレギオンとゴールドサタン、そしてギララだ。3体共ドゴラとは面識のある怪獣だ。レギオン、正確に言うとマザーレギオンであるが、彼はソルジャーレギオンと草体といったように仲間が多いためか、他の怪獣と一緒にいる事が多い。皆の輪に入るのが好きなのである。
「あれ、ドゴラさん。今日は休みなんですか? いつもはあっち行ったりこっち行ったりと忙しいのに。休みなんですか?」
「ええ、今日は貴重な休みなので此処でゆっくりしています」
「まぁ確かに休みの日はじっくり休みたいギラ。なんせあのガダル星人やマーキンド星人も休みの日はぐっすり眠る様に休むし……」
「よりによって私のライバルを挙げましたか、ギララさん…… まぁ、あながち間違いではないですね」
ゴールドサタンとギララと会話して、ドゴラは商売人としてのライバルであるあの二人を思い出す。自分よりも商人としての経歴が長く、宇宙でもトップクラスに商売上手なビジネスマンである2人の宇宙人がガダル星人とマーキンド星人である。ドゴラと彼ら2人はライバル同士として知られており、多くの怪獣達は彼ら3人(正確には2人と1体だが)の勝負の行方を気にしているのだ。まぁ、ライバルと言ってもお互い結構仲が良いのだが。
「彼らに負けないよう、商売やビジネスのためにいろんな宇宙に行くのですが、色々な星や銀河を見るのですよ。そうしていく内に行ってみたい星や銀河が増えていくんですよね~」
「分かるなぁ。宇宙は綺麗だからな。どんな生き物がいるんだろう? とか考えるよな」
ドゴラとキャブレオンなどの言うように、宇宙怪獣の中には宇宙空間を飛行出来る怪獣も多い。もっとも、怪獣墓場にいる彼らは「概念」として存在している。そのためなのか、飛ぼうとすれば全員飛べるのだが。
「例えばどんな星に行きたいんだ?」
「俺ならデネブに行きたいギラ。はくちょう座の星だギラ」
「私なら…… デネボラかなぁ。確かしし座の星だったはず……」
「シリウス!」「プロキオン!」「ベテルギウス!」
「見事に冬の大三角形が形成されましたね。ギドラさん……」
キャブレオンが行きたい星を尋ねると、皆が行きたい星を直ぐに答えた。ギララ・ゴールドサタン・キングギドラもそれぞれ異なる星を挙げた。キングギドラの答えた星は地球で言う冬の大三角形を構成する星である。偶然かもしれない出来事にドゴラはやや驚いている。
「俺なら天の川に行ってみたいぜ。地球から見た天の川の写真を見た時は驚いたぜ」
「ゼットンもそう思うか。確かにあれは綺麗だよな。心打たれるよ。俺も地球に来た時に見たし……」
と言ってもガメラと戦ってたから見てる暇なかったけどな、とレギオンは一言加えた。天の川は恒星の集まりである。太陽系は天の川銀河の中にあり、地球から天の川銀河の内側を見ることによって天の川が川のように見えるのである。
「そうそう、天の川がミルクに見えるから地球では
「ん? その声は……?」
近くから聞こえる新たな声の発生主に目を向けた。そこには、フローラとエイリアンがいた。先ほどの声の主はフローラだった。フローラは「フローラ」と呼ばれる遊星に生息しているスライム状の生物だが、電気エネルギーを吸収することで一つ目の生物に成長する。エイリアンはハチやアリのような生態を持つ宇宙生物で、細長い頭や槍のような尾、そして口から出る第二の顎を持つことで有名な小型の怪獣である。
「また涎を出すんじゃねぇぞ~、強酸なんだからな~」
「いやいや、それくらい分かってるよ!」
「この前うたた寝して涎を落とした際は店のテーブルを溶かしましたからね……」
「ギクッ……」
フローラとエイリアンの会話に、エビゾールが一言加えた。以前、エイリアンがプレデターやザムシャー・ベムラー・ダークマンダーにトロイドンといったメンバーで(ジュースを)飲みに行った際に、夜ということもありエイリアンはぐっすり寝てしまったのだ。その時に、エイリアンは口から強酸の涎を垂らしたことで、テーブルの板を溶かして穴を空けてしまったのだ。トロイドンがすぐに起こしたためあまり板の損傷は小さく済んだものの、エイリアンはエビゾールにこってり怒られたのだ。
「あの時のことはトラウマなんだよ……」
「まぁ、無理も無いギラね……」
「お……おう、そうだな……」
エイリアンがあの時の一軒を思い出したことで、やや暗い表情になる。そんな様子を見たギララとゼットンは同情の声を上げた。エビゾールは常に紳士然としているが、怒ると怖いと言われている。一瞬エビゾールがゼットン達を見たような気がしたが恐らく気のせいだろう。
「あ、皆さん揃ってますね。パーティのようにも見えますぞ~」
「おや、今度はあなた達ですか……」
「「「「?」」」」
また新たに現れた怪獣達に目を向けるドゴラ達。そこには、マリゴスとハネダーがいたのだ。彼ら二人はよく一緒になって行動する仲なのだ。かつてビージー星でジャスピオンと戦った時も二体組んで戦ったのだ。そんな彼らの背後には更にエレキングとパッキー・エックス、そしてキングザイガーがいたのだ。
「え~と…… どちら様で……?」
「あ、大半の方は初めてですね。こちらにいるのはビージー星に住んでいるマリゴスさんにハネダーさん。後ろにいる方々はピット星人と親しいエレキングさん、モノロン星人と親しいパッキーさん、旅を愛するエックスさんとキングザイガーさんです。かつて私の商売のお客様だった方々です」
ゴールドサタンが初対面故に誰なのか戸惑っていると、面識のあるドゴラは丁寧に彼らの自己紹介をする。ドゴラは商売人というわけなので、説明もなかなか丁寧だ。商売人ということもあり、これくらいの説明位はさほど難しくはないだろう。
「そういえばお前達は行きたい星を言ってなかったか?」
「そうそう、私達の耳にはそう聞こえましたぞ~」
「あ、聞いてたのか……」
ハネダーとマリゴスの言っている事からすると、どうやら先程の会話を聞かれていたらしい。キャブレオンは、あらま、といった感じの表情をする。
「俺なら地球だろうなぁ。なんたって緑が美しいからな」
「私もそう思いますぞ~」
「あー…… 確かにそうだな」
「綺麗だよね!」「綺麗だよね!」「綺麗だよね!」
ハネダーとマリゴスは地球に行ってみたいと言った。緑が美しいと言ったように、地球は他の星と比べると緑と青さで美しい惑星である。自然環境や生物多様性も他の星よりも非常に恵まれている。これは地球が「ハビタブルゾーン」と言う、宇宙において生物が誕生するのに適した環境領域に属しているためである。宇宙全体で見てもかなり豊かな星なのだ。キャブレオンもキングギドラもその意見に同意している。
「私も地球の湖で育ちましたけど、湖が美しかったわ」
「あの星に来たおかげでオイラは体が大きくなれたんだ!」
「あの星の自然は他の星には無いでしょう!」
「私も久々にもう一回行ってみたいですね」
マリゴスとハネダーと一緒にいた怪獣達も地球へ行きたい願望を露にする。地球人が宇宙へ行きたがるように、彼らも地球へ行きたいのだ。
「そういえばキャブレオンさんは妙に引き攣った顔をしていますが、どうかしたんですか?」
「そういえばそうだな…… どうしてなんですか?」
「何で~?」
地球の話題になってから、キャブレオンがやや顔を引き攣ったような表情になっていることをドゴラが指摘すると、ゴールドサタンとフローラも同様に問いただそうとしている。キャブレオンはやや困った表情をするものの、皆の表情、レギオンやキングザイガーなどの怪獣達もがキャブレオンに視線が集中する。よく見ると、周りにいるキノクラゲスやベムスターなどの怪獣達も見ている。エビゾールは…… 見ていない。しかし、ちらっと見ているようにも見える。
「そりゃ…… 地球でグランセイザーの奴らに負けたから……」
「「「「あー…………」」」」
キャブレオンの一言に皆は納得したように静まり返る。そもそも彼はウオフ・マナフのベルゼウスによって地球に送られた際、地球を守る戦士達であるグランセイザーと戦ったのだが、最終的に彼らに倒されたのだ。つまり彼にとって地球は「敗北の地」でもあるのだ。
だがそれは、此処にいる彼らにも言える。何せ大半の宇宙怪獣達、それどころか地球出身の怪獣も地球での闘いで敗北しているのだ。
「あー…… 言われてみれば…… 俺もウルトラマンを倒した後に科学特捜隊にやられたっけ…… 他にもウルトラマンジャックやウルトラマンマックスとかに……」
「地球人とタケ魔人に負けたことあるギラ……」
「ゴジラに負けた……」「モスラとかに負けた……」「ゾーンファイターに負けた……」
「ガメラに負けたなぁ……」
「ミツルギの奴らに負けたっけなぁ……」
「ミラーマンに負けてしまったよ……」
皆が地球での敗北を思い出したかのように次々と闘いの勝者を口に出していく怪獣達。ゼットンから始まり、ギララ・キングギドラ・レギオン・ゴールドサタン・キングザイガーと、次々と地球での敗北の記憶を口から出していく。
「あれ、これって重い雰囲気に……?」
「ですな~」
「どうやったら元に戻るの~?」
この重くなった雰囲気に少々困っているマリゴスとハネダー・フローラは誰かに救いを求めるように周りをキョロキョロと探し始める。この3体は地球で負けたわけではないためあまりショックを受けていないのだ。どうやら周りにいる怪獣達も敗北の記憶を掘り返しているらしい。
「これはまいりましたね……」
こればっかりは口が達者なドゴラも頭を抱える。一応ドゴラも地球で負けた経験があるのだが、なんとかこらえてるところだ。商売人である以上、相手に商品の利点を如何にして伝えるかを身に着けているつもりなのだが、今回ばかりはお手上げの様だ。
何を言えば分からず時間が10秒程経過した。しかし、その静寂は突然破られた。
「だったら次は勝てば良いじゃねぇか」
皆がその発言の主がすぐ分かった。それは宇宙怪獣の中でもそれなりに有名な怪獣で、度々レストランに来ているスペースゴジラであった。宇宙怪獣の中でも比較的強い部類に入る。何せ元はあの「ゴジラ」なので無理は無いのだが。
「俺は地球に来てゴジラとMOGERAと戦った。そして俺は激闘の末倒された。だが、その後はX星人の元でゴジラアイランドでゴジラ達と戦ったが再び負けた。だが、今度戦う時が来るとしたら、その時は負けねぇ。なぜなら、俺達は"勝ちたい"からだ。複雑な理由なんて無いさ……」
「「「「…………」」」」
スペースゴジラの言葉により、レストランに静寂が訪れる。どれくらい経ったか。その静寂は唐突に去った。
「そうギラ…… 言われてみればそうギラね……」
「今度は負けないように頑張らないとな!」
「そうだな! いつまでも悔やんでもしょうが無いしな!」
ギララが、エックスが、ゼットンが次々と希望に満ちた言葉を述べていく。それに連鎖反応するかのように他の怪獣達も希望を述べていく。
「俺もいずれはガメラに勝つか。ハハハ…… やる気が出て来たぞ」
「よ~し! 今度は必ず勝つぞ~! 修行しないとね!」
「なんだか、落ち込む気分が無くなったな…… よし、しばらくここで飲むか……」
「食べるぞ~!」「飲むぞ~」「わ~い!」
レギオンもエイリアンもキャブレオンもキングギドラも皆元気になった。見たところもう落ち込むことはないだろう。活気が戻った。
「どうやら大丈夫みたいだね~」
「そうだな、フローラ。皆元気になったな」
「良かった良かった~」
フローラ・ハネダー・マリゴスはそんな状況に安心しており、再び食事に注文しようとしている。ドゴラはスペースゴジラに感心するかのように彼と話している。
「凄いですねぇ、私もあなたの凄さを見習いたいですよ」
「よせよせ、俺は言いたいことを言っただけさ。お前も商売を頑張れよ」
「はい~、勿論です~」
二体が話しているとある怪獣が近づいてくる。それはこの店で働いているナマゲラスだ。彼はデザートをスペースゴジラに持ってきたのだ。
「お待たせしました! 宇宙のように綺麗なパフェです!」
「おお、来たか」
「あ、美味そうですね。少し食べてもいいですか?」
「……少しだけだぞ」
今夜も何時ものように活気に満ちているレストランとなった。皆が集まり楽しく飲み食いするレストランに。
「今日はこの後天体観測に行かない?」
「お、良いですね!」
「「行きたい!」」
バルガラスの提案にエレキングなどの怪獣が賛成する。こんな風に些細な会話で満ち溢れるのがレストラン「怪獣」なのだ。これがいつも通りの風景なのだ。
「ふふ、今夜も楽しくなりそうですね……」
エビゾールがひっそりと、誰にも聞こえないような小声で言った。
今夜も賑やかになりそうだ。
怪獣図鑑
・宇宙大怪獣 ドゴラ
映画「宇宙大怪獣ドゴラ」に登場した怪獣。宇宙細胞が突然変異して誕生した怪獣。炭素をエネルギーとしている。複数の細胞が合体するとクラゲ状の怪獣となる。ジバチの毒で結晶化してしまう。ドラマ「ゴジラアイランド」では死霊界の死神という設定で、小説「GODZILLA 怪獣黙示録」では2002年9月にロンドンに現れたという設定で登場。
クラゲみたいなデザインで不気味さがある怪獣です。今作のドゴラは「ゴジラアイランド」の個体を元にイメージして書きました。映画「ドゴラ」では宝石強盗団対宝石Gメンと刑事というアクションシーンがありました(当時人気だった007の影響らしいです)が、怪獣見たさの自分にとってその場面はひどくつまらなかったです。怪獣が見たいのに何で人間アクションを見なきゃいけないのさ……
・宇宙怪獣 キャブレオン
ドラマ「超星神グランセイザー」に登場した怪獣。ベルゼウスが地球に呼び寄せた強力な宇宙怪獣。骸骨のような姿で、口状の手、腹には赤い球体がある。口と両手からの光弾と胸からの光線が武器。
骸骨(ぽいよね?)のようなデザイン・腹のどでかい球体など、グランセイザーの怪獣では結構好きな怪獣です。デザインも好きです。
・植物怪獣 ビッグアイ
ドラマ「ミラーマン」に登場した怪獣。インベーダーがミラーマンの変身阻止とSGMの基地に「オズマー」というミサイルを当てるために観葉植物を改造して怪獣にした。名前の通り大きな一つ目が特徴で、そこから光線を放つ。腕からは煙を出す。
大きな目が目立つ怪獣です。後のガンQの先駆けとも言えるかも。
・奇獣 ガンQ
ドラマ「ウルトラマンガイア」に登場した怪獣。大きな目玉に胴体と手足が生えたような姿の怪獣。正体は戦国時代の魔頭鬼十朗という呪術師の化身である。目からいろんな物を吸収したり光線や光弾を出したりできる。また、体中にある小さい目玉を飛ばして光線を出したりできる。インパクトが大きいせいか、後の作品でも再登場する機会が多いが、魔頭の化身という設定は使われないことが多い。
とにかく目立つ怪獣です。平成ウルトラ怪獣の中でも再登場する機会が多いですが、大抵この怪獣ばっかりなので、その傾向にやや飽き気味です(最近は出てませんが)。
・宇宙超怪獣 キングギドラ
映画「三大怪獣 地球最大の決戦」に登場した怪獣。龍のような3つの頭・金色の鱗・一対の大きな翼・二本の尾・電子音のような鳴き声が特徴の怪獣。口から引力光線を吐き、空を飛んで衝撃波を出す。かつて金星の文明を滅ぼしたと言われている。後の作品でも登場し、「VSキングギドラ」では未来のペットであるドラットが合体して誕生し、映画「大怪獣総攻撃」では日本を守る神映画「魏怒羅」として登場し、映画「GODZILLA 星を喰う者」ではエクシフの文明を滅ぼした超次元怪獣ギドラとして登場した。
ゴジラ怪獣の中では好きな怪獣です。龍のような顔と金色が凄く似合っています。ハリウッド版の映画「king Of The Monster」ではどうなる事か楽しみです!
・宇宙恐竜 ゼットン
第2話を参照。
・巨獣 エビゾール
第1話を参照。
・宇宙大群獣 レギオン
映画「ガメラ2 レギオン襲来」に登場した怪獣。隕石に乗って地球にやって来た宇宙怪獣。珪素化合物で構成されている珪素生物でもある。大きな「マザーレギオン」と後述の小さい「ソルジャーレギオン」と「草体」と共生している。特定の波長を出す物を敵と見なして攻撃する。名前の由来は「新約聖書」の一節から命名された。マザーレギオンの技はマイクロ波を収束して打ち出すマイクロ波シェルなど。
デザインが凄い怪獣です。元々ガメラ2の敵はギロンやバルゴンだったらしいですが、没になってレギオンが考案されたとか。2体は没になって正解なのか……?
・宇宙怪獣 ゴールドサタン
ドラマ「魔人ハンターミツルギ」に登場した怪獣。昆虫のような頭を持つ四足歩行の怪獣。口から可燃性のガスを吐く。名前に「ゴールド」とあるが、別に体色は金色ではない。余談だが、ドラマ「ミラーマン」にも同名の怪獣がいる。
「ゴールド」とあるのに「ゴールド」じゃないとはこれ如何に。ミラーマンの方は金色なのに……
・宇宙大怪獣 ギララ
映画「宇宙大怪獣ギララ」に登場した怪獣。謎の発光体が宇宙船「アストロボート」に付着させた発光物質が地球に持ち帰られた後に怪獣として誕生した。円盤のような頭と大きな赤い目・細長い2本の触覚が特徴。電気や電子エネルギーを吸収して成長する。赤い球に変身して空を飛ぶことが出来る。口から光弾を出して攻撃する。映画「ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一髪」でも登場。
映画会社「松竹」が制作した数少ない怪獣映画に出てくる怪獣。グボォ~っという鳴き声が好きです。赤い球に変身して空を飛ぶところがウルトラマンみたいに見えます。
・宇宙大群獣 ソルジャーレギオン
映画「ガメラ2 レギオン襲来」に登場した怪獣。マザーレギオンが生み出す小型の怪獣。鋭利な爪で敵を攻撃する。ガラスを吸収出来る。主に集団で行動し、相手に群がって攻撃する。マザーレギオン同様、特定の波長を出す物を敵と見なす。
ガメラ2を見た事があるのですが、地下鉄を襲う場面はトラウマです。
・草体
映画「ガメラ2 レギオン襲来」に登場した植物。かなり大きく、レギオンと共生してる。レギオンが出す酸素ガスを吸収して成長し、後に自爆して自分の種子とレギオンの卵を打ち上げる。爆発の威力は凄まじく、都市一つが完全に吹き飛ぶほどの威力を持つ。
怪獣……? 一応紹介しておきます。草体の爆発の場面は圧巻です。
・ガダル星人
ドラマ「超星神グランセイザー」に登場した宇宙人。宇宙連邦「ウオフ・マナフ」の依頼により、地球人の標本を集めるため地球に来た武器商人。デッド・スピアという槍を使って戦うことが出来る。ドラマ「セイザーX」では家族思いの同族が登場した。
グランセイザーの個体はなかなか悪い奴でしたが、セイザーXの個体は良い人でした。家族は大切ですよね……
・宇宙商人 マーキンド星人
ドラマ「ULTRA SEVENX」に登場した宇宙人。宇宙で兵器などを売る商人。光弾を放ったり空を飛べたりとある程度の戦闘能力を持っている。ドラマ「ウルトラマンX」でも登場した。
着ぐるみは今でも残ってるんでしょうかね? シャプレー星人みたいに地味な宇宙人も出てるんだし、彼も出してあげようよ……
・宇宙怪物 フローラ
映画「ガンマー第3号 宇宙大作戦」に登場した怪獣。遊星フローラに生息している宇宙生命体。最初は緑色の粘液状でしたが、電気エネルギーを吸収する事で成長する。成長すると等身大程の大きさとなり、単眼で日本の触手を持つ。触手から放電して敵を攻撃する。微量の体液からでも無性生殖で増えるため繁殖率が非常に高い。
単眼で植物にも見えるデザイン…… 何だかミラーマンのビッグアイに見えます。
・エイリアン
映画「エイリアン(原題:Alien)」に登場する怪獣。「ゼノモーフ(Xenomorph)」とも呼ばれている。細長い頭・口から出る第二の顎(インナーマウス)・強酸の体液・槍のような尾が特徴で、非常に攻撃的。アリやハチのように社会性を持っており、女王であるクイーンが産卵する。
とても有名な怪獣です。あのデザインはなかなか秀逸です。ゴジラ並みに大きくなって暴れる所を見てみたいです。
・プレデター
映画「プレデター(原題:Predator)」に登場した宇宙人。様々な宇宙を渡り歩いて強い動物を狩る種族。狩猟を重視している。仮面を被っており、顔には4本の牙がある正方形状に配置された口を持つ。武器は光学迷彩服やプラズマキャノンなど。映画「エイリアンVSプレデター(原題:Alien vs. Predator)」ではエイリアンと戦っている。
戦闘のプロフェッショナルです。武装といい、誇り高き戦士といい、かっこいいです!
・宇宙剣豪 ザムシャー
ドラマ「ウルトラマンメビウス」で登場した宇宙人。宇宙でも有名な剣豪。強者と戦って剣の腕を磨いている。ウルトラマンヒカリことハンターナイトツルギを倒すために地球にやって来た。武器は彼の愛刀である星斬丸で、剣技は言うまでもなく非常に高い。名前の「THE 武者」に由来している。
プレデター同様誇り高い戦士です。プレデターの体高がでかければ彼と喜んで戦いそう……
・宇宙怪獣 ベムラー
ドラマ「ウルトラマン」に登場した怪獣。宇宙の平和を乱す悪魔のような存在と言われている宇宙怪獣。青い球体に変身して飛行し、口から青い熱線を吐く。ウルトラマンに護送されていた際、逃走して地球に飛来した。後の作品でも度々登場し、2003年のステージショーでは複数本の脚を持つケンタウロスのようなベムラーが登場した。
ウルトラマンと最初に戦った怪獣です。2003年のステージショーで出たベムラーが凄く強そう。情報が少ないのが残念……
・宇宙怪獣 ダークマンダー
ドラマ「ファイヤーマン」に登場した怪獣。地球に送り込まれた物体Xから登場した宇宙怪獣。赤い体が特徴で、頭のトサカにはエネルギーが蓄えられており、そのエネルギーで口から強力な火炎を吐く。連続キックも得意としている。
真っ赤な怪獣で、燃える炎のように見えます。トサカが何かと目立ちます。ドラマ「宇宙刑事ギャバン」の36話では何故か「ミラーマン」のアロザと共に出ています。
・宇宙巨獣 トロイドン
ドラマ「幻星神ジャスティライザー」に登場した怪獣。銀色の鎧のようなものを着ている怪獣。手には棘のようなものが生えている。ドクター・ゾラが地球に送り込んだ怪獣。口から炎を吐き、両手から電撃を流す。
名前に「トロイ」とありますが、トロくは無いと思います。尾の棘は武器になりそうなんだが劇中では使われなかったなぁ……
・巨獣 マリゴス
ドラマ「巨獣特捜ジャスピオン」に登場した怪獣。ビージー星に住んでる怪獣。口からは炎や光弾を出し、体を丸めて体当たりすることが出来る。
ジャスピオン怪獣の初対戦相手その1です。フィギュア化された数少ないジャスピオン怪獣でもあります。見た目が亀っぽいですけど、亀の怪獣なんですかね?
・巨獣 ハネダー
ドラマ「巨獣特捜ジャスピオン」に登場した怪獣。マリゴスと同じくビージー星に住む怪獣。羽を使って空を飛び、強風を引き起こせる。
ジャスピオン怪獣の初対戦相手その2です。マリゴス同様フィギュア化された数少ないジャスピオン怪獣です。なんか空ばっかり飛んでたイメージがあります。
・変身怪人 ピット星人
ドラマ「ウルトラセブン」に登場した宇宙人。ピット星から来た宇宙人。エレキングを連れて地球侵略しようとした。走る速度は瞬間的にマッハ5を出せる。ウルトラセブンの変身道具であるウルトラアイを盗むことに成功したが後に奪い返された。後のシリーズでも度々登場する。
「変身」怪人とあるだけあって変身が得意ですけど、男性にも変身できるんでしょうかね?今まで殆ど女性だったはず……
・宇宙怪獣 エレキング
ドラマ「ウルトラセブン」に登場した怪獣。ピット星人が連れて来た宇宙怪獣。黄色い肌に黒模様の点々がある怪獣で、頭には回転するレーダーが付いている。武器は口から出す三日月状の光線と尾から出す電撃。幼体時はウナギのような姿をしている。後のシリーズでも度々登場している。亜種としてドラマ「ウルトラマンメビウス」のリムエレキングや、パチンコ「ウルトラバトル烈伝 戦えゼロ! 若き最強戦士」のハイパーエレキングがいる。
なんとなく牛に見える怪獣です。ハイパーエレキングがかっこいいです。
・宇宙人 モノロン星人
ドラマ「戦え! マイティジャック」に登場した宇宙人。宇宙船が故障したため地球に不時着した宇宙人。友好的な性格で、地球侵略をするつもりは一切無い。ペットとしてパッキーという猿を連れている。着ぐるみはドラマ「ウルトラセブン」のゴース星人の改造。
ゴース星人そっくりだなぁ、と初見時に思いましたが、後にゴース星人の改造だと知りました。ああ、道理で……
・宇宙猿 パッキー
ドラマ「戦え! マイティジャック」に登場した怪獣。モノロン星人がペットとして連れて来た小さい猿。地球の環境に適応出来ず、ホルモンバランスを崩して巨大化した。元々大人しい猿だが、巨大化すると凶暴化した。大きく開いた口から炎を吐く。
大きな口が特徴の怪獣です。この回は色々と考えさせてくれる話です。
・宇宙鳥獣 エックス
ゲーム「ウルトラ作戦科特隊出動せよ!」に登場した怪獣。隕石状の卵で地球に接近し、兵器「シルバーアロー」の攻撃のエネルギーを吸収して孵化し、地球に降りた。非常に凶暴な性格で、技は色んな物を切断する翼、頭の二本角から出す破壊光線。弱点らしい弱点は無い。
ゲーム中の怪獣です。見た目がゼットンとよく似ています。後にウルトラマン「エックス」が登場したため、彼と戦う展開が来ないかなと思っています。
・宇宙怪獣 キングザイガー
ドラマ「ミラーマン」に登場した怪獣。各地の火山を噴火させようとした。口から光線や毒を出す。ミラーマンとの戦いでは死んだふりをしたり、相手の作戦を看破して対抗策を実行するなど高い知能を誇る。
髪が特徴の宇宙怪獣です。個人的に強さより髪の方が目立つような……
・宇宙菌獣 キノクラゲス
ドラマ「ファイヤーマン」に登場した怪獣。ジャコビニ流星群の調査に向かった人工衛星G2に付着した菌糸状の生物で、キノコとクラゲを合わせたような見た目で、石油を養分としている。笠の部分から出すエレキビームが武器。
キノコにもクラゲにも見える怪獣です。現実でも宇宙にも菌はいるのだろうか?
・宇宙大怪獣 ベムスター
ドラマ「帰ってきたウルトラマン」に登場した怪獣。鳥のような見た目の宇宙怪獣で、五角形状の腹にある吸引口であらゆるエネルギーを吸収してしまう。「大怪獣」という肩書きがあるだけあって戦闘能力も高い。後のシリーズにも度々登場する。漫画「ウルトラマン STORY 0」では惑星程の大きさのベムスターが登場し、四肢にも顔が生えている。漫画「COMIC’S★ウルトラ大全集」では突然変異を起こして凶暴な姿・身長100m以上・衛星や重力を餌にするようになったベムスターγが登場した。
可愛い見た目で有名な怪獣です。暴君怪獣タイラントの腹にも使われてますが、なぜか冷凍噴射出来ます(ハンザギランの能力だとか?)。
・水爆大怪獣 ゴジラ
第1話を参照
・モスラ
第3話を参照。
・タケ魔人
映画「ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一髪!」に登場した魔人。北海道の村で祀られている千手観音像のような像。何故か手には傘や消火器がある。主な技は格闘と刃が付いた円形のカッター。
顔や仕草からモデルは…… 言わずもがな。
・戦闘生命 スペースゴジラ
映画「ゴジラVSスペースゴジラ」に登場した怪獣。宇宙に飛び散ったゴジラ細胞が結晶生物を吸収して進化したと言われている宇宙怪獣。肩から結晶が生えている。ゴジラ細胞から生まれただけあって戦闘能力は非常に高く、エネルギー不足の状態でもゴジラやモゲラを圧倒出来る。更には知能も高い。結晶体からエネルギーを受け取る事で、エネルギー切れを起こさない。番組「ゴジラアイランド」ではX星人の手下として登場し、ゲーム「GODZILLA UNLEASHED」ではスペースゴジラの結晶からKrystalakとObsidiusが誕生した。
宇宙のゴジラだけあって、強いです。ゲームで結晶から怪獣が生まれたことから、結晶の凄さにも驚かされます。
・MOGERA
映画「ゴジラVSスペースゴジラ」に登場したロボット怪獣。対ゴジラ兵器として作られた。メカゴジラのデータを元に作られた兵器で、機動性が高く、ドリルが付いている。更に地底戦車ランドモゲラーと高速戦闘機スターファルコンに分離出来る。漫画「ゴジラVSデストロイア」では後継機のMOGERAⅡとMOGERAⅢ、ゲーム「ゴジラ・ジェネレーションズ・マキシマム・インパクト」ではMGR-Ⅱndが登場した。
映画「地球防衛軍」のモゲラをモチーフとしています。ゲームのMGR-Ⅱndが完全に戦車か何かだよ…… ジャスティライザーのメガリオンみたいな感じにしようや……(メガリオンはモゲラをモチーフにしてるし)
・X星人
映画「怪獣大戦争」に登場した宇宙人。地球侵略を目論んでおり、キングギドラ・ゴジラ・ラドンを操って地球を攻撃した。映画「ゴジラ FINAL WARS」では灰色の姿をしており、普段は地球人の姿をしている。地球人のミトコンドリアを求めて地球侵略を目論んだ。番組「ゴジラアイランド」ではX星人としてザグレスとランデスが登場した。
度々登場している宇宙人です。アニメ版ゴジラのエクシフのモチーフでもあります。
・巨獣 ナマゲラス
ドラマ「巨獣特捜ジャスピオン」に登場した怪獣。3話で登場。惑星ドドに住む怪獣。少年ココに食べ物を与えるなど優しい性格をしている。サタンゴースの光線で凶暴化した際は目が赤くなり、頭に角が生えた。25話でも再登場した。
再登場した数少ないジャスピオン怪獣です。優しいよねぇ、ナマゲラス。
・変身恐獣 バルガラス
ドラマ「流星人間ゾーン」に登場した怪獣。バルガー遊星に落下した恐獣ミサイルから出て来た怪獣。トカゲのような風貌で、背中に赤い棘が生えている。技は口から吐くガスと体を丸めて体当たり。
変身とありますが、一応体を丸めて球体上になる事を指してるのだろうか。それを変身と言うのかと言うと、う~ん……
この話は2018年10月に書いた話です。「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」を見てない時期です。
今後の宇宙開発はどうなることか……