GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! 平安大魔境   作:混沌の魔法使い

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その22

GS芦蛍外伝平安大魔境 その22

 

~横島視点~

 

目の前に迫る霊力刃を見て、俺が咄嗟に掴み変身したのは金時魂だった。直感と言うのか……霊感が囁いたというのか、これを使うべきだと本能的に感じたのだ。

 

【カイガンッ!金時!雷光!正義!ゴールデン・スパークッ!】

 

「しゃあッ!!」

 

全身に走った雷電を右腕を振るうと同時に飛ばし、迫ってきた霊力刃を弾き飛ばし黄金喰いを装備し肩に担いだ。霊力刃と雷のぶつかりで生まれた煙を弾き飛ばし、背中に庇っている茨木ちゃんに声を掛ける。

 

「茨木ちゃん、シズク達の所へ行くんだ」

 

「……いや、我が朋友……酒呑、どうしたんだ酒呑」

 

信じられ無いと言う様子の茨木ちゃん。その様子は自分の友人が自分に刃を向けたことに動揺し、茫然自失になっているようにしか見えなかった。

 

「大丈夫、俺が元に戻すから」

 

「だ、だが」

 

「大丈夫、大丈夫だから」

 

今の精神状態で茨木ちゃんがこの戦いに巻き込まれたら、間違いなく彼女は死ぬ。それでも渋る茨木ちゃんを突き飛ばすようにして美神さん達の方に押す。

 

「ぐがあッ!?」

 

黄金喰いで巨大な刀を受け止めたのだが、その凄まじい力に耐え切れず思わず呻き声を上げた。

 

【にぃぃッ!!!】

 

歯を剥き出しにして楽しくて楽しくてしょうがないという表情の幼い少女の鬼。その姿は可愛いや愛くるしささえかんじさせるが、その膂力はその可憐な容姿とは比べ物にならないほどに強かった。

 

【てめ、酒呑!!あんな糞みたいな陰陽師に操られてるんじゃねえッ!!】

 

金時の声が響くとその鬼は更にその笑みを深めて、身を乗り出すように俺の顔にその顔を近づけた。

 

【ナァコゾウ……オマエハ……コンドハクビ……キッテクレンノ?】

 

ガラスをすり合わせたような不快な音……だがそれは紛れも無く少女鬼の声だった。

 

(なっ!?なんだ!?急に……ッ!?)

 

だが俺はその言葉の意味を理解する事が出来なかった。今まで片手で振るっていた黄金喰いがとたんに重くなった、両手でも支えきれなかった。

 

【金時!何を呆けている!】

 

【っ!くうっ!】

 

心眼の一喝で再び黄金喰いは軽くなったが、押し込まれていた身体は酒呑童子の膝蹴りが跳ね上げられ、即座に叩き込まれた回し蹴りでボールのように弾き飛ばされる。

 

「がはっ!?」

 

屋敷の僅かに残った壁に叩きつけられ、そのまま跳ね返り4つ這いになって呼吸を整える。肺……をピンポイントで蹴り抜かれた……い、息が出来ない……。

 

【なァコゾウ……アントキノツヅキ……シヨウナア?チャーントセエヘント……】

 

「うおッ!?」

 

目の前に迫っていた鋭い爪を咄嗟に顔を仰け反らせ交わす。だがマスクが砕かれ、ほんの少し素肌が露出したのが判った。

 

(マジかよ……)

 

今まで色んな戦いをしてきた、だけど……仮面を砕かれた事なんて1度も無かった。

 

【……ヘエ……オイシイチヤナァ?】

 

爪先の血を舐めた鬼がその視線を向ける。札で顔が隠されているのに、その下の悪意に満ちた目に睨まれた気がして足が竦んだ。

 

【アンタノチィ……モットノマセテナァッ!】

 

地面を蹴り凄まじい勢いで突っ込んでくる酒呑童子。連続で振るわれる爪を紙一重で交わし、反撃に拳を突き出した。

 

「え!?」

 

だが俺の拳が捉えたのは酒呑童子が羽織るように着ていた着物だった。

 

【ナンヤアコゾウ……スケベエヤネエ?】

 

からかう様な声が頭上から聞こえて顔を上げる。そこには下着と言ってもいいほどに布面積の少ない布で体を覆った酒呑童子の姿があり、その姿に一瞬視界を奪われた直後、俺の頭に宙返りしながら放たれた踵落としがめり込んだ。

 

「がはあっ!?」

 

その小さな体からは信じられない力と威力、俺は地面に叩きつけられ、そのままの勢いで僅かに弾んで宙に浮いた。

 

【タァントクライヤ?】

 

「うおおおッ!?」

 

何時の間にか小脇に抱えられていた瓢箪から吹き出された風に吹き飛ばされ、地面の上を転がる。

 

「ぐっうあ!?」

 

【アーアーオトコナノニナサケナイネエ……】

 

砕けた瓦礫などで全身を打ち据えられ苦悶の声を上げる俺を見て笑う酒呑童子。俺は咳き込みながら立ち上がり、震える手で黄金喰いを手に立ち上がる。

 

【エーコヤネエ……ジャア、モット……アソボウカァッ!!】

 

弾丸のような勢いで突っ込んでくる酒呑童子に俺は武者震いではない、純粋な恐怖で手が震えるのを感じながらも黄金喰いを手に自分を鼓舞する為に叫び駆け出すのだった……。

 

 

 

 

~美神視点~

 

少しでもいい、西郷さんにもでも高島でもいい、陰陽術で強化して貰って横島君の支援をしようと思っていた。だがそれは余りにも難しい事であると言う現実を私達は思い知らされていた。

 

「あれに割り込めると思ってるなら、お前は現実を知らない。大人しく結界の中にいろッ!」

 

その怒声と共に躑躅院、六道、帝と共に結界の中に引きずり込まれた。

 

「でも私の弟子が戦って」

 

「現実を見るのだ。確かに横島は美神の弟子だろう。だが……その強さは既に自分を越えていると良い加減に認めるべきだ」

 

西郷さんの言葉に私は息を呑んだ。それは判っていた事、そしてそれと同時に認めたくないことでもあった。眼魂とか、陰陽術とか、霊力の固形化とか……そう言うのを差し引いても、横島君は今の私よりも……ううん。きっと、日本にいるGSの誰よりも強いだろう。

 

「……悔しく悲しいだろう。だが、お前の気持ちだけで横島を危機に追いやってはいけない」

 

「厳しい事だけどよ……大人しくしてろ。下手に割り込んだら、死ぬぞ」

 

子供に言い聞かせるような口調……だがそれが現実だと言うのは私にも判っていた。横島君は私の事を師匠として尊敬してくれているし、敬ってくれてもいる。だけど、私が師匠として出来る事なんて横島君に足りない知識を伝授する事と、権力などの政治闘争から守る事しか出来ない。こんな有様で師匠なんて名乗るはおこがましいって事は判っている。

 

「美神さん。私達には私達に出来る事をしましょう」

 

「……ええ、判ってるわ。このまま黙ってみているなんて事は出来ないしね」

 

西郷さんと高島に言われても、頭で理解できても感情で理解出来ない物はある。確かに横島君と肩を並べて戦う事はもう出来ないだろう。

それでもそれならで、自分達にも出来る事はあるのだ。

 

「ヒャクメ、あんたを頼りにしてるわよ」

 

「な、何をさせる気なのね!?」

 

「あんたの目を使うわよ」

 

私達の目と動体視力では、どう足掻いても酒呑童子の動きについていけない。それならばヒャクメに先読みさせて、そこを狙い打つしかない。タイミングを計る為に横島君達と酒呑童子の戦いに視線を向ける。やはり、3対1でも横島君達が徐々に押され始めていた。

 

【ソレソレ、ヨケナシンデマウヨォ?】

 

「くっ!負けるかあッ!」

 

【ヨシヨシ、イイコヤネェ……ジャアコンナノハドウヤァ?】

 

高速で手にしていた刀を横島君に投げつける酒呑童子、それは前に突っ込んでいた横島君には回避出来るタイミングではなかった。

 

「舐めんなあッ!!!」

 

だがそう思ったのは私達だけで、横島君はパーカーを1度脱ぎパーカーを振るい投げ付けられた刀を弾き飛ばした。

 

【ヘエ、ズイブントキヨウヤネぇ。コンナノハドウヤア】

 

虚空から現れた瓢箪を手に取ろうとする酒呑童子を見て、横島君が地面を蹴って一気に間合いを詰める。

 

「……させるかッ!」

 

瓢箪が何かの武器だと思ったのだろう、だがそれは罠だった。手にした瓢箪は霊力に変換され空中へ霧散する。

 

【ナンヤア、ツマランナア?】

 

「う、嘘だろ?」

 

黄金喰いの一撃は酒呑童子の2本の指で完全に防がれていた。そのありえない光景に横島君だけではない、私も蛍ちゃんも言葉を失った。完全に横島君が誘いこまれた、狂神石で狂いながらも、酒呑童子は完全に戦況をコントロールする知性を残していた。

 

【マダマダ、ソンナンジャア……ツマランヨォ?】

 

無造作に振るわれた右足が横島君の胴を捉え、横島君が呻き声を上げて凄まじい勢いで吹っ飛んでいく。

 

「横島様!?」

 

【リュウジンガニンゲンニサマヅケヤナンテェ、オモロイナア】

 

「しゃああッ!」

 

【アハハハハハッ!オモシロイナァ!】

 

耳障りな笑い声と共に跳ねるように駆け回る酒呑童子には清姫のも、シズクの攻撃も届かない。全て紙一重で……いや、おちょくるように業と紙一重で避けているのが2人の表情を見れば判る。

 

「まさかあれほどの鬼とは……高島、調伏出来るか!?」

 

「馬鹿言え!あんな化け物を何の装備もなしで戦えるか!それよりも、結界に意識を向けろ!帝達を殺させる訳にはいかないんだからな!」

 

西郷さんの言葉を高島の怒声が遮る。横島君、シズク、清姫を相手に遊ぶ様に戦う……神話、伝説に名を刻まれた鬼……その中でもダントツの知名度を持つ、酒呑童子の強さは目と肌で感じている。それでも、このままじっとしているなんて事は出来ない。

 

「茨木、あんた精霊石大丈夫?」

 

「……ちょっとびりっとするが大丈夫だ」

 

「じゃあ、あんたの腕に術式を刻んでもいい?あの酒呑童子を止める為に」

 

「殺すのではなく止めるのだな?」

 

「ええ、正直私達は劣勢に追い込まれてる。正気に戻したら可能性が低くても協力してくれるかもしれないのなら……殺しはしないわ」

 

「……判った。横島の師と言うお前を信じよう」

 

茨木が頷いてくれたので、私と蛍ちゃんは茨木の右腕に精霊石のブレスレットやペンダントを握らせ、狂神石の波動を精霊石で中和する作戦に出た。あれほどの鬼だ、一時的にでも正気に戻れば、狂神石の力を押し返すかもしれない……もしかりに正気に戻らなくても、一時的に動きを弱めさせる事も出来るかもしれない……私達はその可能性に賭ける事にするのだった。

 

 

 

 

 

~シズク視点~

 

酒呑童子は茨木童子の言った通り、私に縁のある鬼と言える。いや、私だけではなく、龍である以上……「八岐大蛇」に類する私達にとって酒呑童子は非常に厄介な相手と言える。

 

【ンン?ンンー?アレマアネエサンヤナイノ。ドッカデミタコトアルナァオモウタンヤ】

 

「……嘘を言え、お前は私を知らない、そして私もお前も知らない」

 

【ンフフフー、ツレナイナア……オンナジチヒイテルノニ】

 

邪龍である八岐大蛇の息子とされる酒呑童子は確かに私に取っては妹とも言えるし、弟とも言える。

 

「……横島に牙を剥くのならお前は私の敵だ」

 

【アーヤッパリィ?】

 

氷柱の雨を舞うように避け、挑発するように氷柱の一部を砕き、その上に座り杯を煽る。その姿は確かに絵になっているが、私達の神経を逆撫でするだけだ。

 

【エエ、オトコミタイヤネェ、マ、カオハフツウヤケド】

 

「ほっとけ馬鹿ーーーッ!!」

 

顔が悪いと言われて怒鳴る横島、これはもう殆ど反射的なものだろう。

 

【落ち着け、安い挑発だ。それにお前の顔は愛嬌がある】

 

「え、あ、うん。ありがとう」

 

心眼のフォローで落ち着いた様子だが、愛嬌があるで落ち着くのは正直どうかと思う。

 

【イバラキモナツイテルミタイヤシ?オモロイケド……ソンナノガミタインジャナインヤ】

 

手にしていた盃をゆっくと傾け、その中身を地面に垂らす。何をしているのかと困惑したのは一瞬の事だった……

 

「うっぎいっ……こ、これはあ……」

 

「……毒酒……ッ!!!」

 

【ンフフ、ヴァーカ。タダウチガハナシテルオモタ?】

 

神魔は普通の酒ならば酔う事は無い。よった真似事はするが、本当の意味で酔うことは無い。しかし神便鬼毒……これだけは別だ。酒呑童子を酔わせ、死因となった酒……その逸話によって神便鬼毒は神魔さえも酔わせる酒と化している。その魔性の酒精はこの場にいる全員を蝕み、そしてその気力を根こそぎ奪っていた。

 

「うっ……」

 

「頭が……」

 

「き、気持ち悪い……うっぷ……」

 

【オヤスミー】

 

そして神魔でも酔う酒の香りに何時までも人間が耐えれる訳が無い。美神達も結界の中で倒れて動かなくなる、横島は暫く抗っていたが、頭を押さえて倒れ、変身も強制解除に追い込まれてしまっていた。自分以外の全員が酔いが回れ倒れているその光景を見て酒呑童子は楽しそうに笑う。

 

【コノママサケニトカシテノンデミンナコロシテマオカ?】

 

「ッ!!!」

 

酒呑童子の言葉に倒れていた横島が砂利を握り締め、その目を真紅に染めながら立ち上がる。

 

「……止めろ……横島……」

 

【そんなに心配せんでもええよ】

 

今までの不愉快な声ではない、鈴を鳴らすような酒呑童子の声が響き、横島の額を弾いてその場に引っくり返す。

 

「……お前まさか!」

 

狂神石に飲まれて単純な事しか出来ないと思いこんでいた。だがそれが根底から間違っていた事に私は今初めて気付いた。

 

【んふふふ、操られた振り美味いやろぉ?】

 

にまにまと笑いながら酒呑童子は額の札を剥がし再び盃を煽る。そして横島を見て、面白いことを思いついたと言わんばかりに邪悪な笑みを浮かべた。

 

【小僧は面白なぁ、でもあんたには殺気が足りへん……だーかーらー】

 

酒呑童子は結界を蹴り砕き、倒れている蛍を肩に担ぎ上げた。

 

【この娘、貰ってくわぁ】

 

「ふ……ざ……けん……なぁ」

 

両目を真紅に輝かせた横島が立ち上がりかけるが、その手足に力が入らないのか立ち上がることが出来ず再び崩れ落ちる。

 

【今度はもっと楽しませてなぁ?じゃないと……】

 

この娘殺すで?と酒呑童子はその鋭い爪を蛍の喉元に向け笑うと、地面を蹴って帝の屋敷の屋根の上まで飛び上がる。

 

【茨木に案内されといで、楽しみに待ってるでぇ?】

 

そう言い残し酒呑童子は屋根の上から屋根の上へと飛び移り、あっという間に見えなくなった。

 

「ほ……たるう……」

 

蛍を攫われ、戦いでは終始振り回された。狂神石の脅威を知るからこそ、酒呑童子もそれに飲み込まれていると言う先入観。それに私達は完全に騙された……

 

(ああ、そうか、そう言うことだな)

 

あいつにとっては操られた振りをして遊べる内はそれで遊ぼうと思っていた。所が想像以上に横島の周りが面白かったから操られている振りを止めて、自分で考えて遊ぶ為に蛍を連れ去った。

 

【眠れ、横島】

 

「……な、ん……で」

 

まだ立ち上がろうとしている横島の額から心眼の声が響き、横島の身体が糸が切れた人形のように崩れ落ちた。普段なら怒る所だが、これで横島が怒りのままシェイドに再び変身する事は回避出来た。

 

「……屈辱だな」

 

「ええ、全くその通りですわね」

 

酒呑童子が消え神便鬼毒の酒精が薄れて来たところで立ち上がるが、まだ美神達は倒れたままだ。とりあえず、動けるようになって来たから倒壊しているが、1度横島達を室内に運ぶ事にする。

 

「ヒャクメ、手伝いなさい」

 

「……駄女神なんだから手伝える時に手伝え」

 

酷いのねと喚くヒャクメを無視して、横島を抱き上げようとすると清姫に手をつかまれた。

 

「私が運びます」

 

「……黙れ無能」

 

「ひんにゅー」

 

「「あ?やんのか?」」

 

酒呑童子に言いようにやられた事の苛立ちを清姫で発散しようとするが、呻いている横島を見てそれ所ではないと我に帰り。私と清姫は嫌でしょうがなかったが、2人で横島を担いで屋敷の中へと運びこんだ。

 

「いやいや、何で横島さんを運んだらそれで終わりなのね~!?」

 

いつまでも手伝いに来ない2人にヒャクメは半泣きになりながら美神達を背中に担いで屋敷の中へと運び込んでいくのだった……。

 

 

 

一方そのころ、アスモデウスから酒呑童子が狂神石の支配を振り切り、自我を取り戻したと聞いて笑みを浮かべていた。

 

「非常に面白い個体だな」

 

『笑い話ではないぞ?あの鬼の酒は我と言えど猛毒だ』

 

「神便鬼毒か……確かにあれは神魔にも効果を発揮する毒だと言わざるを得ないが、それならば近づかなければ良い。どうも酒呑童子は横

島に随分と興味を持っているようだ、ならばどうなるか見届け、酒呑童子が弱った所で再び狂神石を投与して、連れて帰ってくれ」

 

『連れて帰るのか?あの鬼を?』

 

「ああ、狂神石を克服した鬼に興味がある。それにだ、狂神石は未知数の部分が大きい。サンプルは多いほうが良い」

 

アスラが幽閉された理由である狂気の波長。それを固形化した狂神石はガープにとっても未知数であり、そしてそれを克服する神魔など今までいなかった。酒呑童子を分析すれば、より強力な狂神石を作れると言うガープにアスモデウスはしょうがない奴だと言わんばかりに肩を竦め、通信を切った。

 

「さてと、すまないな。話を戻そう、アスラ。お前に向かってもらう所だが、ここと、こことを潰してきて欲しい」

 

「なんだ、また僻地か……」

 

「そう不服そうな顔をするな。ここは神魔混成軍の武器を開発している場所だ。それなりに歯応えのある敵だっているだろう」

 

ガープの言葉にアスラは獰猛な笑みを浮かべ、ガープの頼みを引き受ける。

 

「蘆屋。レイとアスラと共に向かえ、回収出来そうな物は回収して来い」

 

「畏まりました、ではアスラ殿、レイ。参りましょうか?」

 

「……了解」

 

「楽しみだ。今度こそ血沸き肉踊る闘いである事を望むぞ」

 

横島達が平安時代で戦っている頃。ガープ達は新たな策略、そして謀略の為に動き始めているのだった……。

 

 

 

GS芦蛍外伝平安大魔境 その23へ続く

 

 




次回は作戦会議を少しだけやって、酒呑童子とのリベンジ戦に入って行こうと思います。もうすぐ平安編も完結……ではありません、
まだ道真公とアスモデウスが残っているので中ボスな酒呑童子です。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします。


PS
酒呑童子狙いで60連しました

金鯖
☆5礼装

0のグロ映像で手持ち石が150になり絶望しております。
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