GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! 平安大魔境   作:混沌の魔法使い

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その25

GS芦蛍外伝平安大魔境 その25

 

 

~美神視点~

 

帝の所から戻った時に、足元を凍らされている蛍ちゃんと横島君。そして横島君の唇を奪おうとしている色惚け竜神には肝を冷やしたけど、今はそれとは全く違う要因で肝を冷やしていた。膨大な魔力が込められた雷で私は目を覚まし、部屋を出ると高島も神妙な顔でメフィストと共に夜空を睨んでいた。丁度その時、夜よりもなお暗い黒い稲妻に眉を顰めた。どう見ても自然現象では無い……これはアスモデウスの攻撃と考えて間違いないだろう。

 

「……これ大丈夫なの?」

 

雷が落ちる度に、平安京の結界が緩んでいるのが判る。ピンポイントで結界の基点だけを破壊して、悪霊や鬼を平安京に引きいれようとしている。巨大な力を持っているくせに、油断もおごりも無い。こちらの戦力を減らし、分散させる嫌な一手を打ってくる。

 

「……かなり厳しいな、美神。お前は屋敷にいてくれ、俺はシズクと清姫、それとメフィストを連れて出る」

 

「判ったわ。ここは預かるわ」

 

「ああ。すまないが頼む、メフィスト。行くぞ」

 

「OK、行きましょう」

 

メフィストが高島の手を掴んで空を飛んで行く、姿が見えないからもうシズクと清姫も屋敷にいないだろう。

 

「……結界を張っておいて正解だったな」

 

「そうね。横島君と蛍ちゃんは寝かせておいた方がいいわ……」

 

私でも魂に響いてくる何かを感じているのだ。先祖がえりの蛍ちゃんと狂神石の影響を受けている横島君は起こさない方が良い……どんな悪影響があるかも判らないからだ。

 

「慎重に行くべきですね。どうも、本格的に動き出したみたいですしね」

 

「……凄く真面目なことを言ってるけど、横島君と蛍ちゃんが疲労しているの2人のせいだからね?」

 

思いっきり目を逸らしているけど、その程度で誤魔化されたりはしない。横島君の様子を見るという建前で横島君を襲ったのは事実なのだから、暫くは目を光らせておく必要があるだろう。

 

(……それにしても、本当に堅実で困るわね)

 

神魔にとって人間は弱く、歯牙にもかけない存在だ。だがアスモデウスやガープは違う、対等……じゃないわね。自分達の足もとを掬いかねない存在として酷く警戒している。確かに、様子見をしていたり私達の成長具合を見極めると言う名目で攻め手を緩める事はある。

 

(全部の鍵は結局の所……全部横島君なのよね)

 

私達をあえて泳がしているのも、私達を何時でも殺せるのにそれをしないのも……全て横島君が鍵となっているのだろう。

 

私達をあえて生かさず、殺さずで痛めつけて横島君の激情を駆り立てる。

 

霊力と言うのは強い感情に左右される……横島君の霊力を負に傾けて、そこから何かをするつもりなのだろう。

 

「なんにせよ、気を緩めることは出来ないって事は確かね」

 

こうして派手に動き出したのは横島君が狂神石を取り込んだことも関係しているだろう。

 

いや、もしかすると今回で横島君を連れ去りに動く可能性も十分にある……。

 

それは子供でも判る簡単な理屈だ。超レアな稀少技能をいくつも持ち、そして狂神石の影響を受け始めている……。

 

それは普通に攫って洗脳するよりも簡単なことだろう、狂神石は向こうの持ち物、私達の防衛策なんて簡単に突破する事が出来るだろう。

 

「ここからが正念場って事ね」

 

今までの事件を考えれば、宣戦布告を除いてアスモデウスやガープが表立って動く事はなかった。部下や操った英霊を使い、自分達が動く事はなかったのに、今回はアスモデウスが出張ってきている……間違いなく、大きく動くつもりだと見て間違いないだろう。

 

「……こんな時に皆がいてくれれば良いのにね……」

 

小竜姫様達や、琉璃やくえす、唐巣先生に冥華おば様……皆がいれば、何か妙案も浮かぶかも知れない。だけど、今は過去、そして平安時代で孤立無援とまでは行かないけど、この時代の人間に死なれると現代で何が代わるか判らない。そうなると、表立って頼むのは本当に難しい、1度歴史改変を目の当たりにしているのだ。

 

「……1人で何もかも背負う必要は無い」

 

「横島様を守りたいのは私も同じですからね」

 

「ありがとう、でも、横島君を襲ったのとこれは別だからね」

 

舌打ちするシズクと清姫、良い感じの話をしていてもそれとこれとは話は違う。だけど、この緊張感があるのに、不思議と緩い空気があるこの状況はいつも通りの私達と言う感じで、肩の重みが少し取れたような気になるのだった……。

 

 

 

 

 

 

~蛍視点~

 

美神さんからアスモデウスの本格的な攻撃が始まったと聞く前に、私は今の状況を把握していた。お父さんからの使い魔でアスモデウスと行動を共にすることになったと言う事を知り、そして今まで通り、何もかも普段通りではないと言う事を知らされた。

 

(……良く持った方なのよね)

 

正直過激派に属して、あれだけの情報と、そして私達の為にお父さんが行動出来ただけでも凄い事なのだ。平安時代を脱出し、元の時代に戻れればまだ少しは以前のように暮らせる可能性はあるが……恐らくアスモデウスの監視がつくことになるだろうから、完全に昔通りとは言えない。こちらの情報を流しつつ、向こうの情報をこちらへ流す……Wスパイと言う命懸けの仕事をすることになるお父さんの身の安全を私は祈りたい……だけど、祈っている時間さえも私達には許されなかった。

 

「蛍ちゃん! 新しい矢!」

 

「はいッ! どうぞッ!!!」

 

霊体ボウガンの矢を美神さんに投げ渡し、破魔札を手の平に乗せたまま飛び掛ってきた鬼の顔面に叩きつける。

 

「ぎゃあッ!!」

 

「これでトドメッ!!」

 

怯んだ鬼からバックステップで後ずさり、神通棍を鬼の頭部に叩きつけて砕いて美神さんと背中合わせで立つ。

 

「これ、本当に不味いですね!」

 

「数が多すぎるわッ!でも撤退も出来ない……ッ!」

 

今私達がいるのは帝の屋敷へと通じる大通り、それは今や悪霊や鬼によって完全に埋め尽くされ、唯一結界が残っている帝の屋敷に平安京の民全員が集まっていると言う状況だ。

 

「狙え!撃てッ!!!」

 

西郷さんの合図で陰陽札を貼り付けた矢の雨が降り注ぐ、それによって悪霊達の動きが止まった隙に後退する。

 

「……水神の力甘く見ないでもらおうか」

 

「……薙ぎ払わせて貰う」

 

「ふふふ、こういうのも面白いですわね」

 

「そうですね、では行くとしましょうか」

 

「「転身火生三昧ッ!!!」」

 

2人のシズクの手の当てた部分から地面が凍りつき、鬼達の動きを封じ込めそこに清姫達が変身した竜の業火が襲い掛かる。

 

(……なるほど、これね)

 

平安京を焼き尽くした業火と言うのはまずこれだろう。では、その後怒りに任せて虐殺を行った清姫が幽閉されたという事件もその通りに起きるのだろうか?

 

「せいッ!!おりゃあッ!!美神さん!蛍!大丈夫かッ!?」

 

鬼に肩口から体当たりし、少し下がって連続パンチ、よろめいた所に回し蹴りと格闘技の凄いコンボをしている横島の言葉に大丈夫と返事を返す。

 

【いっくぜえッ!!黄金衝撃(ゴールデンスパークッ!!!)】

 

金時が斧を振り翳し地面に叩きつける、斧を基点に走った電撃が鬼達を感電させ動きを止める。

 

「よっし今のうち、急急如意令ッ!我に従えッ!!!」

 

高島のばら撒いた陰陽札が鬼の額に張り付くと、鬼達の体に鎧が展開され高島の指揮下に下る。

 

「この場を食い止めろッ!!行くぞッ!」

 

「ええ、判ってるわ!」

 

高島に言われて私達は帝の屋敷へと向かう大通りが解放され、そこを一気に駆け抜ける。

 

「ここは私達と陰陽寮で守る、高島!後は頼むぞ!」

 

「おうッ!!お前もしくじるんじゃないぞッ!!!」

 

西郷さんの声に頷いて、私達はひたすらひらいた包囲網を駆ける。急がなければならない、何もかもが手遅れになる前にッ!

 

「みぎーーーーッ!!!」

 

「「「「がアアアアーーーッ!?」」」」

 

鬼や悪霊の攻撃は横島の頭の上のチビの雷によって薙ぎ払われ、遠くで弓矢を構えている鬼はうりぼーの上に乗っているチビノブの狙撃で打ち落とされる。

 

「これで間違ってたら〆るわよ!」

 

「ま、間違ってないのねえ!!」

 

帝の屋敷へと通じる霊脈だけが残されている。だけど、そこに桁違いの魔力が2つあると言う事で私達は今その場所に急行しているのだが、これではずれだったら許さないわよと怒鳴る美神さん。だけど、霊脈の近くに来ればそれが本当だと言うのは嫌でも判った。

 

「中々早かったな……ようこそ諸君」

 

逆立った赤髪の男……アスモデウスが私達を笑いながら出迎えた。そこに驚きも、予想外と言う色もない。辿り着くのが当然とわかっているような様子だった。その直後、鋭い金属音が私の背後で響いた。驚いて振り返ると、霊波刀が鋭い爪を防いでいた。

 

「ほう……あれを防ぐか、前よりも早くなっているな?横島忠夫?」

 

【……しくじったわ……】

 

私達の頭上を飛び越えてアスモデウスの隣に立つ道真公……横島が気付かなければ、私はあの爪で動脈を切り裂かれていた。ぞっとしながら首筋に手を当てる。

 

「あ、ありがとう」

 

「いや、蛍が無事で良かった」

 

私を見ないでそう言う横島……その姿も口調もいつもと同じなのに、何故か私は今の横島が怖いと思ってしまうのだった……。

 

 

 

 

~アスモデウス視点~

 

ガープが横島を気に掛ける意味を我は今初めて理解した。なるほど、確かにこの人間は面白い……。

 

「では改めて名乗ろう。ソロモン72柱アスモデウスだ」

 

横島達を見下しながら再び己の名を名乗る。ヒャクメががくがく震えているが、我の魔力に当てられたと言う所だろう。

 

「なんで、蛍を殺そうとした」

 

「何、人は大事な物を失えば力を発揮するだろう?それを手伝ってやろうと思ってな」

 

我はガープのように美神令子や芦蛍をそこまで重要だとは思っていない。大事なのは文珠、必要なのは特異点である横島忠夫だけ……そしてその魂を魔に傾ける為に必要な犠牲と言うのならば、ガープの計画だったとしても簡単に美神達を殺すだろう。

 

「てめえッ!「横島君ッ!!!」っ!!」

 

横島の目が真紅に染まりかけた時、美神の一喝でその瞳に知性が戻る。

 

「なるほど、良い判断だ。美神令子」

 

「お褒めに預かり光栄だわ。アスモデウス」

 

軽い挑発のつもりだったが、まさかその名前を呼ぶだけで横島を正気に戻すとは……思った以上に強い信頼関係があったと今悟った。そしてそれと同時に横島を狂わせるには、美神や蛍を殺せば、それで事足りるとも理解した。

 

「道真、美神達を抑えろ。我は、横島の今の実力を見極めるとしよう」

 

【判りました。存分にお楽しみください】

 

雷が鳴り響き、横島だけを分断する。

 

「美神さん!ほた……ッ!」

 

「ほう?悪くない反応だ。特異な能力だけでは無いと言うことだな」

 

我の斧の一閃を回避する人間と言うのは初めて見たかもしれん。これは期待が持てるな……少なくとも一蹴で終わるわけでは無いと判っただけでも楽しみが生まれたという物だ。

 

「……お前を倒さないと美神さん達には合流出来ないって事か」

 

「お前に出来るかな?横島忠夫?」

 

「出来る、出来ないじゃない……やると決めたら迷いはねえ」

 

【アーイ!ガッチリミナー!ガッチリミナー!!】

 

ガープを一時的に退けた眼魂か……なるほど、あちらも本気と言うことだな。

 

「良いだろう、我が膝をついたのならこの場は大人しく引き下がる事を約束しよう」

 

「……本当だろうな?」

 

「当たり前だ、神魔である以上……ある程度の誇りはある。約束した以上はそれを護ろう」

 

「ほえ面かくなよ!変身ッ!」

 

【カイガン!グレイトッ!15の英雄!結集!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!!】

 

ガープの報告では使いこなせていないと聞いていたが……さてさて、どれほど楽しませてくれるか楽しみだ。

 

「ぬんッ!!」

 

「おらッ!!」

 

上段からの一撃を受け止めるのではなく、側面を叩いて軌道を逸らす。

 

「なるほどなるほど、前よりは使いこなしていると言うことか」

 

「くっ!これならどうだ!?」

 

「甘い甘い。その程度では掠り傷にもならんぞ」

 

顔を狙った一撃を受け止められると即座に飛んで飛び膝蹴りを叩き込んでくるが、避ける事も防御する事も無く腹筋に力を入れるだけで防ぐ。

 

「そら、蹴りとはこうやってやるのだ」

 

「がぼはあッ!?」

 

思いっきり踏み込み、横島の胴体を蹴り飛ばす。足先に何かを砕いた感触と無様な声を上げて吹き飛ぶ横島に道真公と戦っている美神達からの悲鳴が聞こえる。

 

「どうも少しやりすぎ……【ダイカイガン!グレイトッ!オメガシューティングッ!!!】……ふははははッ!!!良いぞッ!!!」

 

横島を吹き飛ばした方向から飛んできた霊波砲を斧で両断する。

 

「くそ……化け物かよ」

 

ふらつきながらもまだ闘志を燃やしている横島を見て笑みを浮かべる、先ほどの蹴りは確かに横島の肋骨を砕いただろう。だがまだ、その闘志は消えていない。人間と侮っていたが……なるほど、ガープが注目するのも納得だ。

 

「さぁ、続きだ……アスモデウス」

 

「良いだろう。我に膝をつかせて見るが良い。さすれば、約束通り我は退くぞ?」

 

我の言葉に返事を返さず飛び掛ってくる横島をみて、これは思った以上に楽しめそうだ……我は久方に感じていなかった戦いへの高揚を隠し切れず、高笑いを上げるのだった……。

 

 

 

 

~アシュタロス視点~

 

この霊脈のコントロールと言う名目で私は姿を隠していたが、状況はかなり不味い。

 

「そら、剣とはこのように振るうのだッ!!」

 

「がはあッ!!!」

 

グレイト魂……今横島君が持っている眼魂の中では1番強力なそれでも、アスモデウスには届かない。根本的にアスモデウスとグレイト魂ではマイト数に数百倍の差があるのだ。どう戦っても勝ち目などある訳がない……だがそれは蛍達も同じだ。

 

【貴様らの貧弱な霊力など、私には届かない】

 

「くそったれ!流石は道真公かッ!!」

 

高島は確かに人間としては破格の霊力を持っている。だが、狂神石によってパワーアップしている道真公には届かない……。

 

(ここまででは無かったんだがな……)

 

私ではなくアスモデウスが出てきたことで状況は前回よりも遥かに悪い……このままでは禄に抵抗も出来ず蛍達は死ぬ。

 

「……行けッ!」

 

「シャアアッ!!」

 

【今……何かしたか?】

 

シズクと清姫の氷柱も火球も道真公を覆っている魔力に弾かれる……やはり平安時代の英霊だからこそ、その力の上昇幅が文字通り桁違いなのだ。

 

「これならどうッ!!!」

【いいや、それも無意味だ】

 

メフィストの雷の矢も届かないのではどう考えても、今の蛍達に道真公を突破する手段は無い。だがこのままでは、横島君がアスモデウスに押し潰されるのは時間の問題……。

 

(しかたない、届けッ!)

 

この時代の私が横島君達を信じてくれた証……魂の結晶をメフィストに向かって投げる。

 

「いたっ!?ってこれ……」

 

辺りをきょときょととと見回しているメフィストと目が合う、慌てて口元に手を当てる。するとメフィストは悪戯っぽく笑い、魂の結晶を飲み込んだ。

 

(……やはりこうなってしまうか……)

 

メフィストが魂の結晶を取り込んでしまえば、転生した後である美神君にも魂の結晶は渡ってしまう。流れは変わっていても、魂の結晶をメフィストが取り込むという自体は回避出来ないようだ。

 

「高島ぁ!横島に合流してやってッ!!!」

 

力強く霊力の矢を引き絞ったメフィストがそう叫び、道真公の作った雷の壁を破壊する。

 

「わかった後は頼むぜッ!!」

 

【ヤッテミーナ、ヤッチマイナー!】

 

高島の腰に現れていたゴーストドライバー。その上に巨大な眼魂の形状をした追加パーツが装着される……。

 

(あれは!?)

 

平安時代に来て何時の間にか無くしていた巨大な眼魂……何故高島が持っているのか、何故高島がゴーストドライバーを使えるのかと言う謎に私が混乱している間に一瞬だけ開いた雷の壁の隙間に身体を滑り込ませながら高島が叫んだ。

 

「変身ッ!」

 

【ゼンカイガン!ジュウニシンショオーッ!!ネズミウシトラウサギリュウヘビニウマヒツジサルトリイヌニイノシシッ!ダイヘンゲーッ!!!】

 

あれは六道家の12神将の眼魂!?あんな物があったのかと困惑するのと同時に、私は少しだけ安心していた。

 

「おらッ!!」

 

「ぐっ!?ふははははッ!!良いぞ良いぞ、高島か、我を楽しませろッ!!」

 

「冗談が過ぎるぜ!」

 

アスモデウスの斧を弾き、高島が巨大な眼魂の形をしたベルトのボタンを押し込んだ。

 

【ショウトラッ!ヒーリングライトッ!!】

 

眼魂から召喚された霊力状のショウトラが横島君に覆い被さる。私の予想が正しければ、あれは12神将全ての力を使える眼魂のはず……ショウトラの力は治癒能力。あれで横島君は最初のアスモデウスの蹴りで負傷していた肋骨を回復させる事が出来る。そうすれば互角とまでは言わないが、アスモデウスが自らに課した敗北条件……「膝をつかせる」と言うのを達成できるかもしれない……そして魂の結晶を取り込んだメフィストを主軸にすれば道真公を退ける事も出来るかもしれない……。

 

(危うい……余りにも危うい綱渡りだ)

 

あくまで可能性が生まれただけであり、状況が劇的に変わった訳では無い……それでも可能性が生まれた。ほんの僅かな可能性を引っくり返せるのは、人間だけだ。

 

(頑張ってくれ……諦めないでくれ)

 

諦めてしまえばそこですべての道は閉ざされる……絶望的な状況でも諦めず、どれほど苦しくてもくじけないでくれ……私はそれを祈ることしか出来ないのだった……。

 

 

 

GS芦蛍外伝平安大魔境 その26へ続く

 

 




次回はやっとちゃんとしたバトル回になります、アスモデウスVS横島(グレイト魂)&高島(12神将魂)と道真公VS美神達ですね。
これはそれぞれの視点で1つずつ話を書いて行こうと思います。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします。
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