ありふれないGOD EATER達は世界最強   作:沖田玉藻

2 / 6
2話

俺達の・・・違う。

俺と雫、優花の3人の日常が変わった瞬間は突然だった。

 

突然、光輝の足元を中心に教室全体が光り腕で顔を庇いしばらくして目を開けるとそこには何も無い荒野が広がっていた。

 

周りには建物は愚か草の1本も生えていない。

 

当たりを見渡しても荒れ果てた荒野が広がり俺たち3人はどうしようも無いことを知る。

 

3人で少し歩いて進むと日本刀の様な刀が鞘に入った状態で1本落ちていた。

何かの助けになればと俺は拾ってさらに俺たち3人は歩みを進めた。

 

 

暫くすると建物の様な建造物が食べられたかのような跡を残して建っていた。

 

近くには人の腕のような物が落ちていたり、血が溜まっていたりした。

 

そしてそのすぐ近くには昔は博物館で見たような恐竜の足跡のようなものがいくつもあった。

 

近づくとまだ柔らかくここを通ってからそれ程時間が経っていないのがわかった。

 

ガァー

 

少し離れた所から危険な動物の鳴き声のようなものが聞こえる。

 

怯えた優花と雫を俺は何とか2人を落ち着ける為に3人で物陰に隠れた。

 

少しずつ近づく足音・・・明らかに大きな生物の足音。

 

俺は姿を確認する為に雫から手鏡を借りて、手鏡にその生物達を映す。

 

 

姿は恐竜。

 

やばい

 

 

逃げなきゃ!

 

 

2人を・・・彼女と妹を俺が守らなきゃ!

 

俺があの恐竜に勝てるのか?

 

勝てるわけが無い。

 

勝たなきゃいけない。

 

どうする。

 

俺は息を・・・唾を飲む。

 

意を決して俺は鞘から日本刀を抜く。

 

「雫。優花。さっきの姿を見たか?」

 

俺が小声で声をかけると2人は頷き先に雫が

 

「見たわ。」

 

「なんなの。アレ。」

 

「分からない。でもわかることは・・・やらなきゃ行けないことはあいつが近付いてきたら2人は逃げろ。俺が時間を稼ぐ。」

 

「ダメよ。そんな事をしたらお兄ちゃんが死んでしまうわ。」

 

「私も彼氏を失うつもりは無いから。」

 

「死ぬ気は無い。誰か戦えそうな人を呼んできてくれ。出来るだけ早く。早く誰かを連れて来てくれれば俺は生き残れる。」

 

この俺の言葉に対して雫が

 

「でも」

 

「妹と彼女を死なせるつもりは無い。カッコつけさせてくれ。

な〜に。そう簡単に死ぬ気はない。だから2人も頼むぞ。」

 

と言うと優花が

 

「わかった。だから珠樹も約束して。絶対に生きるって。」

 

そして雫が

 

「優花・・・・・・お兄ちゃん。絶対に生き残ってよ。まだお兄ちゃんには甘え足りないんだから。」

 

「わかっている。約束は守る。」

 

今思うと、オウガテイルとの初戦闘は日本刀。

 

そしてこの戦闘が俺の・・・GOD EATERとしての始まりだったんだ。

 

 

 

 

あれから20年

 

俺と優花の間には娘の優希が生まれ、今は5歳。

 

雫は未だに独身で

 

俺たち3人は36歳になった。

 

終末捕食や赤乱雲、灰嵐と多くの危機を極東支部の皆と・・・クレイドルの皆と乗り越えた。

 

俺は・・・俺達はまだ平穏とはいかないが

 

いつも通り、アラガミを討伐してから優花と優希と一緒に過ごしたり

クレイドルの団員としてそしてクレイドルの隊長兼創設者の1人としてサテライト作りに動き回っていた。

 

そんな中出来た。休みの2日間。

 

 

俺は今、

ソーマとリンドウ、コウタに俺の合わせて4人でクレイドルの灰域踏破船の屋上でタバコを吸って話をしていた。

 

 

「あれから20年か。」

 

と俺がふと呟くとソーマが

 

「あの時は役立たずだったのに今では最強のGOD EATER兼AGEだもんな。世の中、わからないもんだな。」

 

そしてリンドウが

 

「でもあの時のお前さんの言葉「生きる事から逃げるな。」俺は今でも覚えてるぜ。」

 

そしてコウタが

 

「でもさ、珠樹はいいのか?」

 

と聞かれた。

 

「何が?」

 

と聞くとコウタが

 

「昔は「雫と優花を連れて絶対に生きて帰りたい。」ってよく言っていたけどよ。もう7年はそんな事を一言も言ってねえよな。」

 

俺はその事を聞き、少し笑いながらこう答えた。

 

「帰りたいって思わなくなったんだよ。ここにはもうそれだけの思い出も思い入れもある。親父やお袋に言うべき言葉はあるんだろうが今は俺達クレイドルでここを平和に平穏に過ごせるようにしたいんだよ。

 

そうだ。ソーマ。あれは出来たか?」

 

「出来てるぜ。お前の注文はいつも、オーバーテクノロジーだ。」

 

そう言って小さな模型の様な灰域踏破船をソーマは取り出した。

 

その小さな灰域踏破船にはボタンが着いている。

それを押すと少し離れた所に俺の灰域踏破船が巨大化して出てきた。

 

「サンキューな。ソーマ。」

 

「なんだよこれはソーマ。」

 

「そうだぜ珠樹もソーマも俺達に秘密にしてこんな物を作るなんてひでえな。

そう思わないか?コウタ。」

 

「そうっすね!リンドウさん。」

 

「お前達に言っても何も出来ないだろう。」

 

「そうそう、コウタは特に何も出来ないだろう?」

 

と言うとコウタは

「まぁな〜」

と笑いながら言うのであった。

 

 

翌日

 

俺はリッカと神機の整備を

優花は優希に雫、アリサの4人で女子会。

(優希はおやつを食べに来ている。)

 

「リッカ。どうだ?調子は。」

 

「珠樹の神機は優秀だからね。でもやっぱり中の意識があの子で赤ん坊のまま成長しないのもあって泣き出したら大変かな。」

(泣き出したら=不調になったら)

 

「そうか。でも俺は、あの時に無事に産まれなかった子がどんな形であれ近くにいてくれて嬉しいよ。」

 

そう。実は優花と俺の間には優希の前に子供が出来かけたのだが色々とあって流産しているのだ。

 

優希の産まれる10年前の事だ。

 

あの時期は雫とコウタやブラッドの合流がありすごく忙しかったり赤乱雲の問題解決直後で俺も色々と動き回ら無かったけど優花の近くで書類仕事等をひたすらやっていた。その時期は優花の偏食因子が不安定であったため妊娠初期の身体では順応することができなかったためお腹の子が流れてしまったのである。

 

 

思い出に浸っていると俺とリッカの足元が光出した。直ぐに俺は神機を手に持ち当たりを警戒する。

 

その頃優香、雫、アリサは任務完了し迎えに来た優希とともに拠点へとヘリで戻っている途中であった。優希は優花の膝の上で持ってきていたおやつをもぐもぐ食べ優香たちは恋バナに花を咲かしていた。すると突然4人の足元が光だし優香は優希と神機を抱え、雫、アリサは神機を構え警戒をする。

 

そしてこの6人は別世界へと転移するのだった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。