ラブライブ!~女神と英雄の祭典~   作:ヒップノス

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第三話です


なるべく早く書こうとするとネタが出て来ないので凄く辛かった・・・
特に頭の中で描いてもそれを文章に起こすのが極めて難しい・・・文才の無い身で辛い

此処で龍也の詳しい事情と彼が大切にしている妹が出て来ます




第三話「お願い・・・」

あの後直ぐに帰宅する事になったがあの時穂乃果の言ったセリフが今も記憶に貼り付いている

 

「アイツまさかスクールアイドルをやると言うんじゃないだろうな・・・」

 

可能性で考えるのなら穂乃果は絶対にやるという確信がある・・・

アイツは昔から思い立ったが吉日と言わんばかりに直ぐにでも行動に移す所がある、確実に今日の間でスクールアイドルの事を調べて明日にでもことりと海未の幼馴染達を誘うだろう

ことりは多分乗るだろうな、アイツ以外のもミーハーな所あるし何よりも衣装制作があるだろう、小鳥の裁縫の腕は俺達も驚くほど上手い、何もかも自己出費のスクールアイドルなら一人は欲しい能力だ

だが問題なのは・・・

 

「海未だろうな・・・アイツ滅茶苦茶恥ずかしがり屋だからな」

 

そう、三人目の幼馴染の園田海未は古風的な雰囲気の大和撫子だが、その思考も些か時代錯誤に近い感性がある、そして極度のあがり症で恥ずかしがり屋だ

っていうかマジでそれだ、まず第一にアイツはミニスカートを破廉恥と言うタイプだ

実家が武舞の家だからかスカートはロングスカートが多い、だから魅力を見せるアイドルのミニスカートの多い衣装はきっとアイツは拒絶するだろう、何よりアイツは考えも少し古風だ

そもそもアイツ、弓道部だろ

 

「まぁアイツも今時の女子だ、アイドルに対して魅力的な考えは持ってるだろう・・・穂乃果はそこを突くだろうな絶対に・・・」

 

だが問題が有るのはそれだけじゃ無い

スクールアイドルは文字通り全て自己負担でレッスンや機材全てを揃えなければならない、それを10代の女子がやるとなるとかなりの負担がある、何よりもそれをサポートする人間が必要だ

そこを補う為に男子学生はマネージャーをし彼女達のサポート、スケジュール調整などを行うのが今のスクールアイドルの全貌だ

つまり何が言いたいかと言うと・・・

 

「俺に声をかけるだろうな絶対に」

 

実際俺も協力するのは吝かではないと思ってる、学校を廃校から救いたいというのなら尚更だ、だが俺の家自体に問題がある・・・

まず第一に親父が不在がちだ、息子の俺も親父が何の仕事してるのか未だに知らないし話もしねぇ、爺さんは知ってる見たいだが教えやしねぇ・・・コレでも昔に比べたら家に居る方だがそれでも留守にするのは仕方ないと思ってる・・・

第二に・・・

 

「お帰りなさいませお兄様・・・」

 

「あぁ、ただいま雪乃、親父は?」

 

「お父様は今日は遅くにお帰りになるそうです・・・」

 

「そうか、今日はどうだった?」

 

「雪穂さんとご一緒でした・・・」

 

第二の問題が俺の最愛の妹『雪乃』だ

雪乃は所謂アルビノ体質と言う先天性のメラニン欠乏の遺伝子の病気だ、文字通りに雪の様に白い髪と白く長い髪・・・

その見た目と愛嬌で雪乃と名付けられた目に入れても痛くない大切な妹だ

だけどアルビノ体質のせいなのかは分からないが雪乃は家族の中で一番体調が悪く成りやすい、激しい運動も日差しさえも雪乃には凶器でしかない・・・

爺さんと婆さんが居てくれるが二人も歳だ、何時までも頼る事は出来ねぇ

こんな時になのに『アイツ』は未だに帰って来やしねぇ!

今も何処で何してるのかさえ、生きてるのか死んでるのかそれさえ分からない!!

 

「お兄様?どうかしましたか・・・?」

 

「いや、何でもねぇよ・・・」

 

「そうですか、もう直ぐ夕餉が出来ます、それまでにお着物をお着換え下さい」

 

「あぁ、分かった・・・」

 

俺は部屋に戻って携帯を確認したがまだ何も着信はない状態だ

流石の我等が穂乃果も直ぐに行動はせず先ずは調べる所からしてるらしい・・・

だがそう近くないうちに必ず俺の所に来るだろうな、アイツは

こう言っちゃなんだが俺は穂乃果の中では俺は一番相談しやすいポジションにいる様だ、まぁ俺達の中で一番付き合いが長いからな俺と穂乃果は

 

「お兄様、夕餉が出来上がりました・・・」

「あぁ、直ぐに行く」

 

考え事をしていたら雪乃が夕飯が出来た事を伝えにやって来た・・・

家の中で一番料理が上手い婆さんと雪乃だからな直ぐに出来るだろうよ

それから夕飯を終えて部屋で明日の予習をするか・・・

 

「ん?」

 

ピリリリリリリッ

携帯が鳴ったので着信画面を見るとそこには見知った名前が書いて有った

『高坂穂乃果』

思ったより早く声をかけて来たなと思い電話に出るとした

 

『もしもし龍也君?』

 

「あぁ、どうした?何か用か?」

 

『うん!あのね私ね』

 

「スクールアイドルやるって言うんだろ?」

 

『嘘!?何で分っちゃたの!?』

 

「あの時お前の顔にそう書いて有ったからだ・・・」

 

『うぐっ・・・』

 

この幼馴染は本当に分かりやすいからな

ある意味でカワイイんだがな

さて話題がズレたが我等が幼馴染の頼みは大方理解してる

 

「俺にマネージャーをして欲しいんだろ?」

 

『うん!やっぱり分かっちゃた?』

 

「お前が頼み事をする時は俺か賢人の何方かだからな・・・」

 

『正直迷っちゃったんだ・・・龍也君に頼むの』

 

俺は正直に言うと驚きが初めに出て来た・・・

あの穂乃果が俺にコレを聞くのを躊躇い迷う事を考える何て思ってもみなかったからだ

あぁ、だから今の時間まで電話を掛けなかったのか

 

『分ってるよ雪乃ちゃんの事は何時も雪穂から聞いてるから』

 

「そうだな、お互いの妹が親友同士だから常に情報が入るからな」

 

穂乃果からすれば雪乃はもう一人の妹の様な存在だ

いや穂乃果だけじゃない海未もことりも常に雪乃の事を実の妹の様に可愛がって尚且つ体調のことを常に心配してくれている

 

『オジサンも不在がちで長男の龍也君が面倒を見ないといけないの知ってる・・・だからマネージャーを頼むのはどうしてもって思って・・・』

 

「そうだな、爺さんも婆さんも元気だが何時お迎えが来るか分かんねぇからな・・・」

 

『えっ?竜太郎さんってお迎え来るの?』

 

「失礼だぞお前、幾らあの化け物妖怪爺でも人間だぞ?何時か死ぬ・・・何時かは分からんが」

 

『龍也君も失礼じゃん・・・』

 

「良いんだよ俺は孫だし・・・」

 

『理不尽』

 

他愛のない話をしながら俺はマネージャーの件を考えた

出来るなら協力したい、だが雪乃の事を考えるとどうしても動きが鈍ってしまう、母さんの様にもう大切な人を失いたくないからだ・・・

あの日、母さんが死んでからの俺は・・・

 

『うん、ごめんね。返事は明日で良いから』

 

「あぁ悪いな穂乃果・・・直ぐに返事出せなくて」

 

『気にしないで良いよ穂乃果も急に言って悪いって思ってるし』

 

「また明日な・・・」

 

正直に言ってすまないと思っている・・・

だが雪乃まで居なくなると俺は『あの時』の俺に戻りそうで・・・

それで俺は穂乃果達に迷惑を掛けた負い目もある・・・

 

「お兄様」

 

「雪乃か?どうかしたのか?」

 

「すいませんお兄様、聞き耳するのははしたない行為ですが・・・」

 

「聞いてたのか?」

 

「はい・・・」

 

こりゃ参ったな、話に夢中になり過ぎて妹が近くに居た事に気付かないとは

つまり雪乃は穂乃果がスクールアイドルを始める事も俺にマネージャーをして欲しいと頼んだことも全部聞いて尚且つ自分の事で兄である俺が躊躇してる事も聞いちまったのか

 

「お兄様、正直に言います、私は穂乃果さんをお助けして欲しいと思っております」

 

「雪乃、そう言うが俺は・・・」

 

「私を出汁にして、お母様の思い出が無くなっても良いのですか?」

 

「ッ!!」

 

「それだけではありません、私はお母様と同じ母校に通うという夢も叶いません」

 

「夢・・・」

 

「私はどうしてかお母様との思い出が思い出せません・・・アレだけ私を大切にしてくれたお母様なのに」

 

「雪乃」

 

「それに私は問題ありません、学校の御友達も雪穂さんもいらっしゃいます、それにお爺様もお婆様も」

 

そうだった・・・音ノ木坂学園は母さんの母校

幼少期に亡くした母さんとの数少ない思い出、そして・・・母さんとの思い出を忘れてしまった雪乃にとって母さんとの共感できる唯一の場所

それを俺は雪乃の夢も母さんの思い出も棄てようとしてたのか・・・

 

「雪乃、俺が馬鹿だったよ」

 

「お兄様・・・」

 

「俺は明日、穂乃果に言うぜマネージャーの件を受けるってな!!」

 

コレが始まりだ、俺達とアイツらで奏でるスクールアイドルのフェスティバルをな!!




呼んで頂きありがとうございました。

此処で言いますと龍也は酷く荒れていた時があります
後雪乃ちゃんはロン毛の片目メカクレです

スクスタの超高難易度がSクリアできない
ハイメモリーが欲しい・・・
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