ポケモントレーナー ハチマン 完   作:八橋夏目

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128話

 警ら隊及びそれに付随するように避難誘導の再確認等を行い、それでもセレビィによる迎えが来なかったため、三人に捕縛されてベッドで搾り取られた翌日。

 目が覚めると既にベッドには誰もおらず、脱いだ服が綺麗に畳まれていた。

 ユキノ辺りが畳んでくれたのかしらん?

 いつもすまないねぇ、と思いながら着替えると部屋を出て下に降りた。

 

「あ、よかった。翌日起きたらいなくなってたから、先に起きてたのかと思ったのに、どこにもいなくて焦ったんだからね!」

 

 ん?

 ちょっとユイちゃん?

 言葉がどことなく変よ?

 翌日は今のことでしょう?

 そこは今朝起きたらって言うところじゃないのかな?

 それに先に起きてたいなくなってたのはユイたちの方だろうに。

 

「起きたら誰もいなかったって言うのは俺の方じゃね?」

「ん? あ、あー………そういうことか」

「え、何だよ。何がそういうことなんだよ」

 

 一人だけ理解するのやめろよ。怖いだろうが。

 

「確認なんだけどさ、今日っていつだか分かる?」

「大会の前日に来たんだから、今日が大会初日目だろ?」

 

 寝て起きただけなんだから、大会前日だった昨日に対して今日は大会当日、初日目だろ?

 

「やっぱり………。必要なのは最終日だけだから、寝ている間にいなくなったのはセレビィに最終日へと連れて行かれたんじゃないかって、ゆきのんが言ってたけど、本当だったんだ」

 

 おっと?

 中々に興味深いことを言っているではないか。

 最終日だって?

 えっ、てかセレビィさん?

 マジでそういうことしちゃった系なの?

 

「な、なあ、まさかとは思うけど、今日が最終日だとか言わないよな?」

「そのまさかだよ。というわけで、ヒッキー。衣装取ってきて。スタジアムに行くよ?」

「マジかよ………」

 

 おい、セレビィ………。

 流石に寝ている間に時渡させられるなんて聞いちゃいないんだが?

 本人が移動したことを分かってなかったら、何かあっても対処出来ないでしょうが。

 それに、だ。

 

「ユキノとイロハのバトルを生で見たかった………」

 

 ちょっと楽しみにしてたんだぞ、あの二人のバトルを。

 ガラルのヒヒダルマがフォルムチェンジした時の観客の反応とか、ヒードランが出てきた時のユキノの顔とか、ボルケニオンが出た時の伝説のポケモン二体目に対する反応とか、既にバトルの展開を知っている側からの視点で楽しめそうだったのに…………。

 くっ、こうなったらネットで記事になってるはずだから、そこの反応を見てみるしかないか。

 

「見たかったんだ」

「そりゃそうだろ。イロハの四天王としての初陣だぞ? ボルケニオンのみならずヒードランまで手持ちに入れて、雪だるまが火だるまにフォルムチェンジしたり、バクーダの背中が噴火したり、ガブリアスをにほんばれ要因にするという贅沢な使い方をしているバカのバトルを見た観客の反応とか、超面白そうじゃねぇか」

「そこっ!? というかもうほぼ知ってるじゃん! 一回見てるでしょ、それ!」

「当たり前だ。三年くらい前にアローラでアーカイブを見たわ。当時は状況が全く分からないままだったから、クレセリアがいることに驚いたし、イロハがヒードランまで捕まえてて何があったってなったわ」

 

 しかもヒードランはユキノにも知らされていなかったんだから、用意周到と言えよう。

 今からそりゃ言えるわけねぇよな、と思うが。

 

「あたしらも知らなかったもん。イロハちゃん、いつの間にヒードランを仲間にしてたの?」

「聞いてないのか?」

「はぐらかされた」

「…………コマチを助けた時にシャドウ化されてたのをイロハが連れてったんだよ」

「シャドウ化ってなに?」

 

 ……………………あれ?

 

「……………………説明してなかったっけ?」

「多分聞いてないと思う」

 

 あれま。

 てっきり説明したもんだと思ってたわ。

 えー、どう説明しようか。

 これがユキノ相手だったら、シャドーについても知っているからダークポケモンについても知識があるんだが、ユイだからな…………。

 というか、それが分かってたからイロハはヒードランについてはぐらかしたんじゃね?

 説明するのが面倒なのは確かだし。

 

「あー、ダークポケモンについては覚えてるか?」

「ヘルガーとかエンテイがなってたやつだっけ? オーロラ地方とかいうところで作られたヤバいやつ」

 

 あ、そこはちゃんと覚えてるのか。

 なら、話は早いな。

 

「オーレ地方な。そのヤバいのを作ってた組織の奴が脱獄したかでガラルに潜伏していて、コマチが襲われたってわけだ。その時にダークポケモンも改良されてシャドウポケモンってのになり、ヒードランもその餌食になっていたってわけだ」

 

 ダークポケモンとシャドウポケモンの違いを聞かれたらどうしようか。

 

「……………伝説のポケモンなんだよね?」

「地を這うマグマって言ってもいいくらいヤバい奴だな」

「何でそんなポケモンが………」

 

 …………洞窟の中をウロウロしてたら捕まったとかじゃねぇの?

 あいつらの手持ちにフーディンとかいたし、何かしら弱体化されたところを捕獲されたとかそんなんだろう。

 伝説のポケモンと言ってもポケモンはポケモンだからな。捕まることもあるだろうさ。

 

「それを言ったらエンテイとかスイクンもダーク化されてたし、去年にはルギアもダーク化してたからな。あー、そうそう。そのダークルギアも奴らが原因だったらしい。実験に失敗して暴走した挙句、飛び去ってカロスに来たらしいぞ。去年あっちでダーク化したルギアと戦ったし、最後にカロスの方に飛んでいったから間違いないと思う」

「えっ!? マジで?! まさかそんなところで話が繋がるの?!」

「そうなんだよ。そういうのもあって、これを機に俺は表社会から消えた方が安全かなーって思ったわけだ」

 

 驚きだよな。

 まさか去年のハヤマとバトってる時に現れた黒いルギアが、実はあいつらの実験の失敗によるものだったなんて。

 

「…………なんかまだどこかと話が繋がってそうで怖いね」

「それな。ほんとそれ」

 

 特にハヤマが嫉妬心に駆られてフレア団に利用された件とか、そもそもフレア団が闇落ちしてしまった件とか、カロスで起きた事件は何かしら裏がありそうで怖い。

 

「つか、早く行かなきゃなんだよな。着替え取ってくるわ」

 

 こんなところで長々と話してると遅刻しそうな気がする。

 何となく手の空いていたユイが俺が起きてくるまでの留守番だったのだろうし、あっちもあっちで俺がちゃんと来るのか不安だろうから、さっさと行って他の業務に集中させてやらないと。

 踵を返して部屋まで戻ろうと歩き出したら、ユイが頭にハテナを浮かべながら着いてきた。

 

「う、うん…………ん? イロハちゃんのヒードラン、普通だったような?」

「リトレーンに成功したんだろうよ」

 

 そうなのだ。

 イロハはこの半年でヒードランをリトレーンしたことになるのだ。

 俺がアローラでアーカイブを見ていた時には映像のヒードランはまともだった。

 冠雪原でシャドウ化したヒードランも見ているため、その姿の差は歴然である。

 だから、イロハがこの半年でヒードランをリトレーンしたのだと思われるのだ。

 

「リトレーン?」

「シャドウ化の解消………ダークポケモンの黒いオーラが消えた感じって言えば分かるか?」

「んー………あっ! ヘルガーみたいになったってことか」

「あー、そうそう。そんな感じ」

 

 ダークポケモンについては目にしているからか、ちゃんと記憶に残っているようだ。

 

「えーと、リュックはどこだー………」

 

 部屋に着くなり、必要なものが全て揃っているであろういつものリュックを探す。

 あそこに仮面のハチの衣装も入っているからな。

 

「リュックなら椅子の上にあるよ」

「あ、ほんとだ。俺、ここに置いたっけ?」

「確かヒッキーが消えた翌日にゆきのんがそこに置いてたよ」

「そういうとこ、律儀だよなー、あいつ」

 

 というか荷物は置いていかれたってことか?

 俺の身体だけ時渡?

 まあ、同じ部屋の同じ位置だし? 時間だけが進められただけなんだけども。それでいいのだろうか、セレビィさん。

 

「取り敢えず、これ持っていけば何とかなるはず」

「………荷物そんだけだっけ?」

「基本的に増えちゃいないな。割とコンパクトになるように作られてるし」

「それもそっか」

 

 というわけでリュックを背負って、いざ部屋を出てスタジアムへ向かおうとすると、何故かユイに引っ張られた。

 

「………なんだよ」

「………折角二人きり、なんだしさ」

 

 もじもじと顔を赤くして見上げてくるユイ。

 くそっ、急に女の顔になるなよ。思わず襲っちゃいそうになるじゃねぇか。

 

「ん……むっ……」

 

 うん、我慢は無理だった。

 俺の方からユイの顎を持ち上げて唇を塞ぎ、舌を捩じ込んでいく。

 

「んっ……ふぅ…………!」

 

 俺の舌にユイのを絡ませてくる。

 くるくると舌を回しながらお互いの舌の位置を動かし絡ませ合う。

 口の端から涎が垂れようとも気にしない。

 それどころかユイに頭を掴まれて、より一層激しく絡め取られていく。

 

「んんっ、ふっ………んっ、んんんっ!」

 

 そしてお互いに気が済むまでディープなキスを続け、満足したところでようやくユイと一緒にスタジアムへと向かった。

 

『皆さん、早いもので第二回カロスポケモンリーグ大会の最終日がやって参りました! 知恵と経験を振り絞った戦いも昨日で終わり、見事エックス選手が優勝を果たしました! そして、今日はそのエックス選手と未だ明かされていないシークレットゲストがエキシビションマッチを行うことになっております! 果たして、誰がゲストとして現れるのでしょうか!』

 

 途中、そんなコマーシャルが流れていたが、やはり優勝したのはエックスらしい。

 未来が変わっていなくて、そこはホッとする。

 元々は俺がバトルするはずだったんだ。それがこんなことになってしまい、代役を立てざるを得ず、ユキノがその代役として優勝者とバトルする予定に変わっていた。だが、未来ではシークレットゲストとして仮面のハチが登場していたため、誰だろうなと思ってはいたが、何のことはない。俺だったわ。

 結局巡り巡って俺がバトルする運命なのだろう。

 

「………やっと着いた」

「そんなに距離ないと思ってたのにね………」

「路地裏が入り組んでたりするからな」

「ミアレの街は下手すると迷路だよ………。ヒッキー、こっち」

 

 スタジアムに着くなり、ユイに連れられて裏口から入り、更衣室へと押し込まれた。

 流石に中にまで着いてくることはなかったが、ちょっと強引過ぎない?

 とは言っても時間的には猶予がなかったはずだから、しょうがないっちゃしょうがないんだけどな。

 着替えを終えて、全身ガオガエンになって更衣室から出る。

 久しぶりだな、このリアルなフサフサな毛。

 

「うっわ、超リアル。実物を目の前にすると………うわぁ………」

 

 そして出た先にはドン引きしている声が。

 うん、ユイはどこへ行った。イロハと交代なのか?

 

「………ユイは?」

「コルニちゃんのところへ行きましたよ。ここからは私が同行しますね」

「あ、そう……」

 

 交代なら先に教えておいてくれよ。

 

「はい、先輩。先輩のポケモンたちを全員集めておきましたよ」

 

 そのイロハはポケモンたちが入ったボールが六つずつ付いたベルトを二つ差し出してきた。

 

「用意がいいな」

「ユキノ先輩が仮面のハチとしての手持ちで行くだろうけど、リザードンたちにも会わせておいた方がいいって判断しまして」

「で、そのユキノは?」

「最終確認中です」

「ご苦労なこって」

 

 何だかんだで忙しそうだな。

 多分、ユイもコルニと最終確認でもしているのだろう。

 今日が最終日というのなら、これから奴らが襲撃してくることになるのだ。俺とエックスのエキシビジョンマッチと閉会式の段取りがある上に奴らの襲撃に対する準備もしないといけないため、人手が必要なのは確かだ。

 恐らく、四天王やジムリーダーたちも準備に当たっていることだろう。

 

「どこか広い部屋ってあったっけ?」

「ライブの際に大道具とかを仮置きしておく大部屋が空いてますよ」

 

 廊下で全員を出すわけにはいかないので、大部屋へと移動。

 

「全員出てこい」

 

 そこで全員をボールから出す。

 リザードン、ジュカイン、ヘルガー、ボスゴドラ、サーナイト、ウツロイド、ダークライ、ガオガエン、ウルガモス、ヤドラン、キングドラ、ドラミドロ、ザルード、エンニュート、ロトム、ギャラドス二体。ゲッコウガだけはコマチのところにいるからいないが、それでも目の前には総勢十七体。気づけばこんなにポケモンたちが仲間になっているとは………。

 というかこの部屋、ギャラドスが二体いても天井にも空間的にも余裕があるとか、広すぎない?

 

「今日は決戦の日だ。今まで俺たちは散々な目に遭って来たが、今日こそは片をつけるつもりでいる。まず、リザードン。カーツやカラマネロによる放送ジャックが行われる。そこで犯行声明があるんだが、その後プラターヌ研究所の方で過去の俺が空に打ち上げられるタイミングがある。すかさず駆けつけて俺を助けてくれ。犯人は地中から現れたドサイドンだったと思うから、デカいの一発喰らわせて処して良し」

「シャア!」

 

 これから起こることをリザードンに伝えてから、ふと思った。

 ドサイドンに打ち上げられた時に、リザードンと目が遭ったような気がしたのも、何の躊躇いもなくすっ飛んできたのも全部俺の指示だったわけだ。

 

「次にジュカイン。お前はミアレを巡回して野生のポケモンたちの動向も含めて監視していて欲しい。必要があれば、警ら隊に伝えて事に当たらせてくれ。ついでに犯人たちの放送ジャック後の動きを監視してくれると有難い。あいつらの真の目的は未だに謎だ。何を目的として今日この日を選んでいるのかも知りたい」

「カイ!」

 

 ジュカインにはミアレシティを巡回していてもらおう。

 野生のポケモンたちを操って襲撃してくるのが陽動であるのは分かりきっていることなのだが、奴らの真の目的が判明しない限りは反撃がやり難い。そのためにもジュカインには奴らの動向を探ってもらいたいのだ。ゲッコウガがいない今、それが出来るのはジュカインくらいだからな。

 

「サーナイト、ガオガエン、ウルガモス、ヤドラン、キングドラ、ドラミドロ。お前たちは仮面のハチとしての手持ちとして連れて行く。エックスとバトルすることになるのはサーナイトだが、事件発生したら全員に動いてもらうことになると思う。その時はよろしく頼む」

「サナ!」

「ガゥ!」

「モース!」

「ラーン!」

「ドラ!」

「ミドー!」

 

 そして、チーム仮面のハチの六体は、俺が仮面のハチであることの証明のためにもいてもらう必要がある。

 エックスとバトルするのはサーナイトのみになるだろうが、襲撃された時に俺がサーナイト以外のポケモンを出す際、チーム仮面のハチ以外のポケモンを出すとヒキガヤハチマンと結びつけられる可能性が高くなるため、その可能性を出来る限り抑えるためにも用心しておくに越したことはない。

 

「ヘルガー、ボスゴドラ、ザルード、エンニュートは警ら隊としてイロハのヤドキングの下、街の人やポケモンたちの避難の助けをしてやってくれ。ボスゴドラの群れは………」

「予めボスゴドラと一緒に協力要請をしてきましたよ。カラマネロたちに操られないように自我を強く持てとも伝えてあります」

「お、おう……そうか。なら、ボスゴドラは必要があれば、群れとも協力して対処してくれ」

「ヘッガ」

「ゴド」

「………」

「ニュー!」

 

 余り者、というわけではないが、警ら隊の方にも戦力を割いておきたいので、ヘルガーたちにはそっちの助力をしてもらおうと思う。ザルードもいることだし、滅多なことにはならないだろう。

 

「ギャラドスたちはユイの方の手助けをしてやってくれ。ユイとコルニの二人には空中戦を戦えるポケモンが少ないからな。よろしく頼む」

「ギャオ」

「ギャオス」

 

 そして、ギャラドス二体にはユイのサポートをしてもらうつもりだ。

 あいつ自身は余り気にしていないだろうが、空中戦が出来るポケモンがほぼいないため、今回かなり手こずる可能性がある。

 そのため顔馴染みであるギャラドス二体を派遣しておこうと思う。

 

「最後にダークライ、ウツロイド。お前たちは俺が戦うのに協力してくれ」

「………ライ」

「しゅるるる」

 

 最後にこの二体には俺自身を守ってもらうことにする。

 何が起こるか分からないからな。

 

「…………先輩のポケモンたちって中々の面子ですよね」

 

 それはそう。

 だが、それをイロハには言われたくないわ。

 

「お前のポケモンも中々の面子だろうが。ほのおタイプの四天王としてマフォクシー、ガブリアス、ボルケニオン、ヒードラン、バクーダ、ガラルのヒヒダルマだっけ? それでユキノとバトルしたんだろ? んで残るはフライゴン、ヤドキング、デンリュウ、ラプラスに………」

「ガチゴラス、キングドラ、ボスゴドラ、ドータクンですね。ちゃんとほのお、みず、はがね、ドラゴンの四タイプでパーティー組めるようになりましたよ? というか何でそんなに詳しいんです?」

「見たって言っただろ。ガラルのヒヒダルマってアレか? 冠雪原の」

「…………えぇ、まあ、はい。そうなんですよ。アレです」

「アレかー………」

 

 アローラでユキノとイロハのフルバトルを見た時は、コマチに会いに行った際にでも仲間にしたのだと思っていたが、冠雪原で変なのがいたからな。

 何となくアレかと思ったが、どうやら当たりだったようだ。

 

「お米に会いに行って、冠雪原にも行ってみたら、駅のところにいまして………」

「あいつ、ずっとあの辺にいたってことか?」

「恐らくは。そして何故か襲い掛かられて顔を舐められ、当然ですけど力で勝てなくて、踠いた挙句に鬱陶しかったので鞄から溢れたボールをぶつけたら入っちゃったんですよ……………」

「お前のポケモンってどうしてそういうのばっかなん?」

「知りませんよ、こっちが聞きたいくらいです」

「………オスだよな?」

「オスですね………」

 

 何でこうイロハの仲間になるオスはほとんどがイロハを押し倒したりするのだろうか。フライゴンもナックラーの時に髪の毛ハムハムしてたり、ガブリアスもフカマル時代にやらかしてたような気がするんだけど。もっと濃いのだとヤドキングか?

 最早あいつはストーカーみたいなもんだからな。

 

「そんなんなのに、マジで一人で四天王をやろうとしてんじゃねぇよ」

「これぐらいしないと誰かさんと比較された時が怖いんですって。前に言ったでしょ」

「いやまあ、聞いたけども」

 

 何だろうな。

 そういうところまで俺に似ててなんか嫌だわ。

 流石にゲッコウガの域に達した奴はいない………テレパシーが使えるヤドキングが一番近くはあるか。

 というかあいつの方が昔からからテレパシーが使えてたみたいだし、ゲッコウガが真似してる可能性もあるな。

 テレパシーで言えば、イロハにはボルケニオンもいるし、本当に変なのが多いな。

 

「さて、時間も無さそうだし、行くか。お前らも頼むぞ」

 

 ここで時間を使ってもいられないので、全員を一度ボールへと戻していく。

 

「んじゃ、イロハ。リザードンたちを警ら隊の方へと頼むぞ」

「了解でーす」

 

 そして、リザードンたちをイロハに預けて一緒に控室の方へと向かった。

 

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